【2025年11月最新】マイクラのJava版と統合版をクロスプレイで遊ぶ!GeyserMCの完全設定ガイド

目次

冒頭の直接回答

マインクラフトのJava版と統合版は、通常は別々のプラットフォームで動作するため直接クロスプレイできませんが、Geyserプラグイン(GeyserMC)を導入すれば可能になります。これにより、Java版サーバーに統合版プレイヤーが接続でき、友達とプラットフォームの垣根を越えて一緒にプレイできます。VPSサーバーやローカルサーバーにGeyserとFloodgateをセットアップすることで、2025年11月現在も安定した環境でクロスプレイが楽しめます。

要点

  • Java版と統合版のクロスプレイは公式にはサポートされていないが、GeyserMCプラグインを使えば実現可能
  • GeyserとFloodgateの2つのプラグインをJava版サーバーに導入することで、統合版プレイヤーが接続できる
  • 2025年11月現在、Minecraft 1.21.10(Java版)と1.21.110(統合版)に対応
  • 自宅サーバーまたはVPSレンタルサーバーでのセットアップが必要で、初心者でも30分程度で構築可能
  • 統合版プレイヤーは独自のMicrosoftアカウント認証不要で参加できる(Floodgate使用時)
  • 公式Realmsではクロスプレイ不可、自前のサーバー環境が必須

Java版と統合版の違いとクロスプレイが難しい理由

異なるコードベースとプロトコル

マインクラフトJava版と統合版(Bedrock Edition)は、根本的に異なるプログラミング言語とネットワークプロトコルで開発されています。

  • Java版:Java言語で開発、PC(Windows/Mac/Linux)専用、MOD文化が豊富
  • 統合版:C++言語で開発、スマホ・Switch・Xbox・PS・PC(Windows)など多数のデバイスに対応

このため、公式のマルチプレイサーバーでは互換性がなく、通常は同じエディション同士でしかプレイできません。

クロスプレイを可能にする技術「Geyser」

GeyserMCは、統合版のプロトコルをJava版のプロトコルに変換するオープンソースのプロキシ/プラグインです。これにより、Java版サーバーに統合版クライアントが接続できるようになります。

GeyserMC公式サイト


Geyserプラグインとは?仕組みと最新バージョン

Geyserの仕組み

Geyserは、統合版クライアントから送られてくるパケット(データ)を受け取り、それをJava版サーバーが理解できる形式に変換して転送します。逆方向も同様で、Java版サーバーからの情報を統合版クライアント向けに変換します。

最新バージョンと対応状況(2025年11月現在)

  • Geyser最新版:対応中(Minecraft Bedrock 1.21.90-1.21.120、Java 1.21.9-1.21.10対応)
  • Floodgate最新版:継続的にアップデート中
  • 対応サーバーソフト:Spigot、Paper、Purpur、Velocity、BungeeCordなど主要なサーバーソフトウェアに対応
  • 統合版・Java版の最新アップデートに随時対応しており、開発は活発に継続中

公式ダウンロードページ:https://geysermc.org/download


クロスプレイ実現に必要なもの

クロスプレイサーバーを構築するには、以下が必要です。

ハードウェア・環境

  • 自宅サーバーまたはVPSレンタルサーバー(推奨:メモリ4GB以上、CPU 2コア以上)
  • ポート開放が可能なネットワーク環境(自宅の場合はルーター設定が必要)
  • Java版マインクラフトサーバー(PaperまたはSpigot推奨)

必須プラグイン

  1. Geyser-Spigot(Java版サーバー用プラグイン)
  2. Floodgate-Spigot(統合版プレイヤーの認証をバイパスするプラグイン)

推奨環境

  • OS:Ubuntu 22.04/24.04 LTS、Windows Server 2022、またはDebian 11/12
  • Javaバージョン:Java 21(Minecraft 1.21以降対応)
  • サーバーソフト:PaperMC 1.21.x(軽量で高パフォーマンス)

手順解説:Geyserを使ったクロスプレイサーバーの構築方法

実際の構築手順を解説した日本語の動画も参考にしながら進めていきましょう。

【マイクラ】Java版と統合版が一緒に遊べるクロスプレイサーバーのやり方【GeyserMC】

ステップ1:Java版サーバーのセットアップ

まず、Java版のマインクラフトサーバーを構築します。ここではPaperMCを例に説明します。

  1. PaperMCの最新版をダウンロードhttps://papermc.io/downloads
  2. サーバーフォルダを作成し、ダウンロードしたpaper.jarを配置
  3. コマンドで起動:
java -Xms2G -Xmx4G -jar paper.jar --nogui
  1. eula.txtを開き、eula=trueに変更して再起動
  2. サーバーが正常に起動したら、server.propertiesでポート番号(デフォルト25565)を確認

ステップ2:GeyserとFloodgateのダウンロードと配置

  1. GeyserMC公式ダウンロードページから以下をダウンロード:
    • Geyser-Spigot(最新ビルド)
    • Floodgate-Spigot(最新ビルド)
  2. ダウンロードした.jarファイルを、サーバーフォルダ内のpluginsフォルダに配置
  3. サーバーを再起動

ステップ3:Geyserの設定ファイル編集

サーバー起動後、plugins/Geyser-Spigot/config.ymlが自動生成されます。以下の項目を編集します。

bedrock:
  address: 0.0.0.0  # 統合版クライアントが接続するIPアドレス
  port: 19132       # 統合版用ポート番号(デフォルトのまま推奨)

remote:
  address: 127.0.0.1  # Java版サーバーのアドレス
  port: 25565         # Java版サーバーのポート番号

auth-type: floodgate  # Floodgateを使う場合はこれに設定

編集後、サーバーを再起動して設定を反映させます。

ステップ4:ポート開放とファイアウォール設定

統合版プレイヤーが接続するため、UDP 19132番ポートを開放します。

  • 自宅サーバーの場合:ルーターの管理画面でポートフォワーディング設定を追加
  • VPSの場合:ファイアウォール(ufw、iptablesなど)でUDP 19132を許可
# Ubuntuでufwを使う場合
sudo ufw allow 19132/udp
sudo ufw reload

ステップ5:動作確認

  • Java版クライアントで通常通り接続:サーバーIP:25565
  • 統合版クライアント(スマホ・Switch等)で接続:「サーバー」タブから「サーバーを追加」し、サーバーIPポート19132を入力

統合版プレイヤーの名前の先頭に「.」(ドット)が自動で付加されます(Floodgateの仕様)。


統合版プレイヤーの接続方法

スマートフォン(iOS/Android)

  1. マインクラフト統合版を起動
  2. 「遊ぶ」→「サーバー」タブを選択
  3. 画面下部の「サーバーを追加」をタップ
  4. 以下を入力:
    • サーバー名:任意の名前
    • サーバーアドレス:Java版サーバーのIPアドレス
    • ポート:19132
  5. 「サーバーに参加」を選択

Nintendo Switch

  1. マインクラフト統合版を起動
  2. 「遊ぶ」→「サーバー」タブ
  3. 下にスクロールして「サーバーを追加」を選択
  4. サーバーアドレスとポート19132を入力
  5. 保存後、サーバーに接続

Xbox/PlayStation

  • 直接IPアドレス入力ができないため、Xbox Live経由のフレンド参加LANゲーム検出を利用するか、外部ツール(BedrockConnect等)を併用する必要があります。

Windows 10/11版(統合版)

  1. 「遊ぶ」→「サーバー」から追加
  2. Java版と同じIPアドレス、ポート19132を入力して接続

よくあるトラブルと解決策

統合版から接続できない

原因と対処法

  • ポート19132が開いていない:ファイアウォール・ルーター設定を再確認
  • Geyserのバージョンが古い:最新ビルドに更新
  • サーバーが起動していない:Java版サーバーとGeyserが正常に動作しているか確認
  • バージョンの不一致:GeyserがサポートしているMinecraftバージョンを確認

統合版プレイヤーがログイン後すぐに切断される

原因と対処法

  • Floodgateが正しく動作していないconfig.ymlauth-typefloodgateになっているか確認
  • バージョン不一致:GeyserとFloodgateのバージョンが対応しているか確認(同じビルド番号推奨)

スキンやエモートが反映されない

原因

  • 統合版のスキンやマーケットプレイスアイテムは、Java版サーバーでは完全には再現されません。GeyserはできるだけJava版スキンに変換しますが、一部制限があります。

MODが使えない

原因

  • GeyserはバニラJava版サーバーの機能をベースにしており、Forgeなどのクライアント側MODには対応していません。サーバー側プラグイン(Spigot/Paper用)のみ利用可能です。

クロスプレイ対応サーバーの選び方とおすすめVPS

マインクラフトのクロスプレイ環境を安定して運用するには、専用のVPSサーバーを借りるのが最も確実です。自宅サーバーでも可能ですが、24時間稼働や回線速度、ポート開放の手間を考えるとVPSが便利です。

以下では、マイクラサーバー運用に適したVPSサービスを複数ご紹介します。比較検討の際は、各サービスの公式サイトで最新のプラン詳細や料金を確認してください。サーバー選びに迷ったら、比較診断サイト「サーバー診断ツール」も活用できます。


ConoHa for GAME(コノハ for GAME)

ConoHa for GAMEは、GMOインターネットグループが提供するゲームサーバー特化型VPSです。マインクラフト(Java版・統合版)に最適化されたテンプレートが用意されており、Geyserプラグイン導入済みのイメージも選択可能です。

  • 特徴
    • マインクラフトサーバーのワンクリック構築(Geyser対応テンプレートあり)
    • 高速SSD、CPU・メモリの柔軟なスケールアップ対応
    • 初期費用無料、時間課金(最低1時間から)で無駄なく利用可能
    • 初心者向けの詳しいマニュアル・サポートが充実
  • 推奨プラン:4GBプラン以上(10人程度の同時プレイに対応)
  • 料金目安:4GBプラン 月額1,380円~(2025年11月28日まで割引キャンペーン中)
  • 公式サイトConoHa for GAME

XServer VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)

XServer VPS for Gameは、国内シェアNo.1のエックスサーバーが提供するゲーム特化型VPSです。マインクラフト(Java版・統合版対応)をはじめ、ARK、Rustなど人気ゲームのテンプレートが豊富に用意されています。

  • 特徴
    • マインクラフト統合版(Bedrock)サーバーテンプレート標準装備
    • Geyserプラグインを手動で追加すればクロスプレイ環境が簡単に構築可能
    • 国内データセンター利用で低遅延、高速バックボーン回線
    • 初期費用無料、月額課金で長期利用割引あり
  • 推奨プラン:4GBプラン以上(友達数名とのプレイに最適)
  • 料金目安:2GBプラン 月額830円~(長期契約で割引)
  • 公式サイトXServer VPS for Game

さくら VPS(Sakura VPS)

さくらのVPSは、老舗のVPSサービスで信頼性と安定性に定評があります。マインクラフトサーバー向けのスタートアップスクリプトも用意されており、初心者でも安心して利用できます。

  • 特徴
    • 豊富なOSテンプレート(Ubuntu、Debian、CentOSなど)とスタートアップスクリプト
    • マインクラフトサーバー構築ガイドが公式サポートページで公開
    • 長年の運用実績による安定したネットワーク品質
    • 初期費用無料、月額料金固定で分かりやすい
    • 2週間の無料お試し期間あり
  • 推奨プラン:4GBプラン以上
  • 料金目安:2GBプラン 月額1,594円~
  • 公式サイトさくらのVPS

ConoHa VPS(コノハ VPS)

ConoHa VPSは、汎用VPSサービスとしても人気が高く、マインクラフトサーバーの構築にも柔軟に対応できます。時間課金制で短期利用もしやすく、初心者から上級者まで幅広く利用されています。

  • 特徴
    • 豊富なテンプレート(Minecraft Java版・統合版・Modサーバー対応)
    • 時間課金制で必要なときだけ起動、コスト削減が可能
    • 管理画面がシンプルで直感的、初心者でも操作しやすい
    • 高速SSDとIPv6対応で快適なゲームプレイ
  • 推奨プラン:4GBプラン以上
  • 料金目安:2GBプラン 月額1,144円~
  • 公式サイトConoHa VPS

KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤ CLOUD VPS)

KAGOYA CLOUD VPSは、法人向けのホスティングサービスで知られるカゴヤ・ジャパンが提供するVPSです。高い稼働率と充実したサポート体制が魅力で、長期運用を考えている方におすすめです。

  • 特徴
    • 高い稼働率(99.9%保証)と24時間365日のサポート体制
    • スペック変更が柔軟で、プレイヤー数の増減に対応しやすい
    • 国内データセンター利用で安心のセキュリティ対策
    • 初期費用無料、日額課金プランも選択可能
  • 推奨プラン:4GBプラン以上
  • 料金目安:プランにより変動、詳細は公式サイト参照
  • 公式サイトKAGOYA CLOUD VPS

シンVPS(Shin VPS)

シンVPSは、エックスサーバーグループの新サービスで、マインクラフトをはじめとしたゲームサーバー運用に最適化されています。最新のハードウェアと高速ネットワークを活用し、快適なプレイ環境を提供します。

  • 特徴
    • 最新CPU・NVMe SSD採用で高速処理が可能
    • マインクラフトテンプレート搭載でセットアップが簡単
    • 月額料金が比較的安く、コストパフォーマンスが高い
    • 初期費用無料、最短1ヶ月から契約可能
  • 推奨プラン:4GBプラン以上
  • 料金目安:詳細は公式サイト参照
  • 公式サイトシンVPS

これらのVPSサービスは、いずれもマインクラフトサーバーの運用実績が豊富で、Geyserプラグインを使ったクロスプレイ環境の構築にも対応しています。自分のプレイスタイルや予算、サポート体制などを比較検討し、最適なサービスを選びましょう。

各サービスの詳細な比較や、自分に合ったサーバーを診断したい場合は、「サーバー診断ツール」をご利用ください。


参考になる日本語解説動画

クロスプレイサーバーの構築方法を詳しく解説している日本語の動画をいくつかご紹介します。

【超簡単】統合版とJAVA版が一緒に遊べるサーバの建て方【GeyerMC】
統合版とJava版のクロスプレイサーバーの立て方(備忘録)
【Minecraft】Java版と統合版が一緒に遊べる!疑似クロスプレイを可能にするプラグイン『Geyser』の紹介

よくある質問(FAQ)

Q1. Java版と統合版のクロスプレイは公式にサポートされていますか?

回答:公式にはサポートされていません。

マインクラフトの公式サーバー(Realms含む)では、Java版と統合版のクロスプレイはできません。しかし、GeyserMCという非公式のオープンソースプラグインを使えば、自前のJava版サーバーに統合版プレイヤーを接続できます。2025年11月現在、GeyserMCは活発に開発されており、最新バージョンのマインクラフトにも対応しています。

Q2. Geyserを使う場合、統合版プレイヤーはMicrosoftアカウントが必要ですか?

回答:Floodgateプラグインを併用すれば不要です。

通常、Java版サーバーに接続するにはMojangアカウント(Java版のアカウント)が必要ですが、Floodgateプラグインを導入すると、統合版プレイヤーは自分のMicrosoftアカウントのままログイン可能です。Floodgateは、統合版プレイヤーの認証を統合版側で処理し、Java版サーバーには「.」(ドット)で始まる特殊な名前として登録します。

Q3. クロスプレイ環境で使えないJava版の機能はありますか?

回答:一部のJava版専用機能は統合版では再現できません。

GeyserMCは可能な限り両エディションの機能を相互変換しますが、以下のような制限があります。

  • MOD(Forge・Fabric等):統合版クライアントでは使用不可(サーバー側プラグインは利用可能)
  • Java版専用ブロック・アイテム:統合版に存在しないものは代替表示される場合あり
  • エモート・マーケットプレイスアイテム:統合版固有の要素はJava版では再現されない
  • レッドストーン回路の挙動:一部違いがあるため、完全互換ではない

Q4. 自宅サーバーとVPSはどちらがおすすめですか?

回答:初心者・安定運用重視ならVPS、コスト重視・上級者なら自宅サーバー。

VPSのメリット

  • 24時間安定稼働、固定IPアドレス、高速回線
  • セキュリティやバックアップが容易、ポート開放も簡単
  • 初期費用が少なく、月額830円~1,380円程度から利用可能

自宅サーバーのメリット

  • 月額費用がかからない(電気代のみ)
  • 自由なカスタマイズが可能

自宅サーバーはルーター設定や回線品質に依存し、停電やISPの制約で不安定になる可能性があります。友達と長期間遊ぶなら、VPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game等)が推奨されます。

Q5. クロスプレイ中、統合版プレイヤーの名前に「.」が付くのはなぜですか?

回答:Floodgateの仕様で、統合版プレイヤーを識別するためです。

FloodgateプラグインはJava版サーバーに統合版プレイヤーをログインさせる際、名前の先頭に「.」(ドット)を自動で付けます。これは、Java版プレイヤーと統合版プレイヤーを区別し、認証方式の違いを管理するための仕組みです。この「.」は変更不可ですが、ゲームプレイには影響しません。


まとめ

マインクラフトのJava版と統合版のクロスプレイは、公式にはサポートされていませんが、GeyserMCとFloodgateプラグインを使えば簡単に実現できます。2025年11月現在、これらのツールは最新バージョンのマインクラフト(Java版1.21.10、統合版1.21.110)に対応しており、安定した環境でプラットフォームを超えた協力プレイが楽しめます。

自宅サーバーでも構築可能ですが、安定性や手軽さを重視するならVPS(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game、さくらのVPS等)を利用するのがおすすめです。初期費用も低く、マインクラフト専用テンプレートが用意されているサービスなら、初心者でも30分程度でクロスプレイサーバーを立ち上げられます。

今すぐ行動

  • GeyserMCとFloodgateの最新版を公式サイトからダウンロード
  • 手順に従ってJava版サーバーにプラグインを導入
  • 友達に統合版クライアントから接続してもらい、一緒にマイクラを楽しもう

サーバー選びに迷ったら、サーバー診断ツールで最適なVPSを見つけてください。

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