【2026年1月最新】Azure VPSでマイクラサーバー構築完全ガイド|B1sプラン・NSG・IOPS最適化

Azure VPSを使ったマイクラサーバー構築は、仮想マシン(VM)の作成、ネットワークセキュリティグループ(NSG)の設定、Javaまたはサーバーソフトのインストール、ポート開放という4つのステップで進められます。VMサイズはプレイ人数・描画距離・MOD/プラグイン構成で必要スペックが大きく変わるため、小規模ならStandard B2s(2 vCPU/4GiB)などを起点にしつつ、負荷に合わせて柔軟に調整するのが現実的です。料金はリージョン/OS/ディスク種別/割引(予約・Savings Plan等)で変動するため、運用前にAzure料金計算ツールでの見積もりを推奨します。

要点

  • Azure仮想マシンはB系(バースト)から上位サイズまで幅広く選択でき、プレイ人数や用途に応じてスケールアップ/ダウンしやすい
  • ネットワークセキュリティグループ(NSG)でポート25565(Java版)または19132(統合版)を開放すれば外部接続が可能
  • Managed Disk(永続ディスク)を使えば、VM停止/再起動時もワールドデータを保持しやすい
  • Azure無料アカウントは、初回クレジット(期間限定)+一部サービスの無料枠がある(無料枠の対象/条件は時期により更新されるため公式で確認)
  • 国内のゲーム特化VPS(XServer VPS for Game、ConoHa for GAME等)と比べ、Azureはネットワーク/ストレージ/構成の自由度が高い一方、設定項目が多く学習コストがある

目次

Azure VPSとは?マイクラサーバー構築のメリット

Azure VPSは、Microsoft Azure上で仮想マシン(VM)を構築して利用するクラウド型のサーバー運用形態です。マイクラサーバーのホスティングに使う場合、以下のような特徴があります。

Azure VPSの主な特徴

  • データセンターリージョンを選べるため、プレイヤーの所在地に合わせて遅延を抑えやすい(日本向けなら「日本東部」「日本西部」等が候補)
  • 従量課金(時間課金/秒課金など)や割引(予約・Savings Plan等)の組み合わせで、使い方次第でコスト最適化が可能
  • スケールアップ/スケールダウンがしやすく、プレイヤー数の増減やイベント時の一時増強に対応しやすい
  • バックアップ、監視、アクセス制御などクラウド基盤の機能を組み合わせて運用設計しやすい

なお「何人ならこのサイズで必ず快適」という固定の正解はなく、同時接続人数に加えて、描画距離(view-distance)、ワールド生成負荷、MOD/プラグイン、レッドストーン装置・大量エンティティなどが性能に強く影響します。まずは小さめで始め、TPS低下やメモリ逼迫が見えたら段階的に増強する方が失敗しにくいです。


プレイ人数別:推奨スペックと料金

マイクラサーバーに必要なスペックは、同時接続プレイヤー数、導入するMOD/プラグインの種類、ワールドサイズ、描画距離によって大きく変動します。以下は2026年1月時点の「目安」です(実際の最適値は負荷を見て調整してください)。またAzureの月額料金は、リージョン/OS/ディスク/通信/割引で変動するため、表では「見積推奨」としています。

プレイ人数推奨プラン(目安)CPUメモリ月額料金(目安)適用シーン
2~5人B系の小型(例:B2sなど)2 vCPU目安4GB目安Azure料金計算ツールで見積バニラ、軽量構成
5~10人B系~汎用D系など2~4 vCPU目安8GB以上目安Azure料金計算ツールで見積標準的なプラグイン構成
10~20人汎用/計算最適化など4~8 vCPU目安16GB以上目安Azure料金計算ツールで見積大型MOD、複数ワールド
20人以上用途に応じて個別設計8 vCPU以上32GB以上Azure料金計算ツールで見積本格的なコミュニティ運用

料金の最適化ポイント

  • 使わない時間帯にVMを停止すると、計算リソース課金を抑えられる(ただしディスクやIP等の料金が別途発生する場合がある)
  • 長期運用なら、Azureの予約(Reserved VM Instance)やSavings Planを検討(割引率や対象はプラン/リージョン等で変動)
  • 無料枠は対象VMサイズや条件が更新されることがあるため、必ず公式の無料枠ページで最新条件を確認

Azure VPSでマイクラサーバーを構築する手順

参考動画(日本語)

リソースグループの作成

リソースグループは、Azure上のリソース(仮想マシン、ストレージ、ネットワーク等)を論理的にまとめる単位です。

手順

  1. Azure Portalにサインイン
  2. 左メニューから「リソースグループ」を選択
  3. 「追加」をクリックし、以下を入力
  • リソースグループ名:例「minecraft-server-rg」
  • リージョン:日本東部(Japan East)または日本西部(Japan West)など、プレイヤーに近い地域を推奨
  1. 「確認および作成」→「作成」をクリック

仮想マシンの作成

手順

  1. Azure Portalで「仮想マシン」を検索し「作成」を選択
  2. 基本設定タブで以下を入力
  • サブスクリプション:使用するAzureサブスクリプション
  • リソースグループ:先ほど作成したリソースグループを選択
  • 仮想マシン名:例「minecraft-server-vm」
  • リージョン:日本東部または日本西部
  • イメージ:Ubuntu Server 24.04 LTS(推奨)またはWindows Server 2022
  • サイズ:まずは小規模向け(例:B系)から開始し、負荷に応じて調整
  • 認証の種類:パスワードまたはSSHキー(可能ならSSHキー推奨)
  • ユーザー名とパスワード:管理用アカウント情報を設定
  1. ディスクタブ
  • OS ディスクの種類:Premium SSD(推奨)またはStandard SSD
  • データディスクの追加:「新しいディスクの作成とアタッチ」を選択
    • サイズ:50GB以上(ワールドデータ保存用。運用規模により増減)
    • ディスクの種類:Premium SSD(推奨)
  1. ネットワークタブ
  • 仮想ネットワーク:新規作成(デフォルトで問題ないことが多い)
  • パブリックIPアドレス:新規作成(静的割り当ては運用上便利だが、課金条件は構成により変わるため要確認)
  • NIC ネットワークセキュリティグループ:詳細
  • ネットワークセキュリティグループの構成:次のセクションで詳細解説

永続ディスクの初期化(Linux)

SSH経由でVMに接続後、以下のコマンドを実行します。※デバイス名(/dev/sdc等)は環境で異なるため、必ずlsblkで確認してください。

# ディスクの確認 lsblk # パーティション作成(/dev/sdcがデータディスクの場合) sudo fdisk /dev/sdc # n → p → 1 → Enter → Enter → w # ファイルシステムの作成 sudo mkfs.ext4 /dev/sdc1 # マウントポイントの作成 sudo mkdir /mnt/minecraft-data # ディスクのマウント sudo mount /dev/sdc1 /mnt/minecraft-data # 自動マウントの設定(/etc/fstabに追記) echo '/dev/sdc1 /mnt/minecraft-data ext4 defaults 0 0' | sudo tee -a /etc/fstab

ネットワークセキュリティグループ(NSG)の設定方法

NSGはAzure仮想マシンへの通信を制御するファイアウォールです。マイクラサーバーでは外部接続のために該当ポートの許可が必要です。公開範囲を絞りたい場合は、ソースを「自分の固定IP」や「仲間の固定IP」などに限定するのが効果的です。

Java版の場合(ポート25565/TCP)

受信規則の追加手順

  1. 仮想マシンの作成画面で「ネットワーク」タブを選択
  2. 「ネットワークセキュリティグループの構成」で「詳細」を選択
  3. 「新規作成」をクリック
  4. 「受信規則の追加」で以下を設定
  • ソース:Any(可能なら固定IPに限定推奨)
  • ソースポート範囲:*
  • 宛先:Any
  • 宛先ポート範囲:25565
  • プロトコル:TCP
  • アクション:許可
  • 優先度:100
  • 名前:Minecraft-Java-Port

統合版(Bedrock Edition)の場合(ポート19132/UDP)

同様の手順で以下の設定を追加:

  • 宛先ポート範囲:19132
  • プロトコル:UDP
  • 名前:Minecraft-Bedrock-Port

OSレベルのファイアウォール設定(Ubuntu)

# ファイアウォールの有効化(SSH接続がある場合は 22/tcp を先に許可する運用も検討) sudo ufw allow 22/tcp sudo ufw enable # Java版の場合 sudo ufw allow 25565/tcp # 統合版の場合 sudo ufw allow 19132/udp # 設定確認 sudo ufw status

Minecraftサーバーソフトのインストールと起動

Java版サーバーのインストール(Ubuntu)

Java版Minecraftは、バージョン1.20.5以降でJava 21が必須です。VM側もJava 21を入れて起動してください。

# Java 21のインストール sudo apt update sudo apt install openjdk-21-jre-headless -y # サーバーディレクトリの作成 cd /mnt/minecraft-data sudo mkdir -p minecraft-server cd minecraft-server # サーバーJARの取得(最も確実:公式ページから最新版をダウンロード) # 1) 手元PCで公式ページから minecraft_server.<version>.jar を入手 # 2) scp等でこのディレクトリに転送して server.jar にリネーム # 例: mv minecraft_server.<version>.jar server.jar # EULAへの同意 echo "eula=true" | sudo tee eula.txt # サーバーの起動スクリプト作成(例:メモリ3GB。VMのメモリに合わせて調整) cat << 'EOF' | sudo tee start.sh #!/bin/bash java -Xmx3G -Xms3G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -jar server.jar nogui EOF sudo chmod +x start.sh # サーバー起動 sudo ./start.sh

最新版のサーバーJARはMinecraft公式サイトから取得してください。(公式ページに記載のコマンド例・ファイル名も随時更新されます)

統合版サーバーのインストール(Ubuntu)

# 必要なパッケージのインストール sudo apt update sudo apt install unzip -y # サーバーファイルのダウンロード cd /mnt/minecraft-data sudo mkdir -p bedrock-server cd bedrock-server # 公式から取得した zip をここへ転送して展開するのが確実 # 例: unzip bedrock-server-<version>.zip # 実行権限の付与 sudo chmod +x bedrock_server # サーバー起動 sudo LD_LIBRARY_PATH=. ./bedrock_server

最新版のダウンロードリンクはMinecraft Bedrock公式で確認してください。


メモリ割り当ての最適化

マイクラサーバーのパフォーマンスはメモリ割り当て設定に大きく依存します。-Xmxは「上限」、-Xmsは「初期割り当て」です。VMのメモリと同居プロセス(監視/バックアップ等)も考慮して設定してください。

推奨メモリ割り当て

サーバー規模推奨メモリJVMオプション例
バニラ(5人以下)2~4GB-Xmx3G -Xms2G
プラグイン導入(10人)4~8GB-Xmx6G -Xms4G
大型MODパック8~16GB-Xmx12G -Xms8G

最適化されたJVM起動オプション

以下は、一般に「Aikar’s Flags」として知られるG1GC向けの定番チューニング例です。環境やバージョンで最適値は変わるため、まずはPaper等の推奨設定に寄せ、TPS/GC状況を見ながら調整してください。

java -Xmx6G -Xms6G \ -XX:+UseG1GC \ -XX:+ParallelRefProcEnabled \ -XX:MaxGCPauseMillis=200 \ -XX:+UnlockExperimentalVMOptions \ -XX:+DisableExplicitGC \ -XX:+AlwaysPreTouch \ -XX:G1HeapRegionSize=32M \ -XX:G1NewSizePercent=30 \ -XX:G1MaxNewSizePercent=40 \ -XX:G1HeapWastePercent=5 \ -XX:G1MixedGCCountTarget=4 \ -XX:InitiatingHeapOccupancyPercent=15 \ -XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90 \ -XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5 \ -XX:SurvivorRatio=32 \ -XX:+PerfDisableSharedMem \ -XX:MaxTenuringThreshold=1 \ -jar server.jar nogui

トラブルシューティング:よくある問題と解決策

問題1:サーバーに接続できない

原因と対処法

  1. NSGの設定確認
  • Azure Portalで該当VMの「ネットワーク」→「受信ポートの規則」を確認
  • 25565(Java版)または19132(統合版)が許可されているか確認
  1. OSレベルのファイアウォール
sudo ufw status # 該当ポートが許可されていない場合(Java版) sudo ufw allow 25565/tcp
  1. サーバーが起動しているか確認
# LISTEN確認(Ubuntuでは ss が標準) sudo ss -lntup | grep -E '25565|19132'

問題2:メモリ不足エラー

対処法

  • JVMオプションの-Xmx値を調整(OSや他プロセス分を残し、余裕を持たせる)
  • 不要なプラグイン/MODを削除
  • ワールドの描画距離をserver.propertiesで調整(view-distance=8など)

問題3:ラグが発生する

原因と対処法

  1. エンティティの過剰生成
  • /kill @e[type=!player]はアイテムや額縁等も巻き込み得るため、運用サーバーでは対象を絞って実行する
  • スポーン周辺の湧き潰し、ホッパー/レッドストーン装置の整理も有効
  1. TPS(Ticks Per Second)の低下
  • Paper等では/tpsコマンドで確認できる(バニラでは計測方法が異なる)
  • Paperなど最適化されたサーバーソフトへの切り替え、描画距離やシミュレーション距離の調整を検討

おすすめの国内VPSサービス比較

Azureは構成の自由度が高い一方、設定項目が多く「手軽さ」では国内のゲーム特化VPSに分があります。ここでは、マイクラ運用で候補に上がりやすい国内VPSを紹介します(料金/スペックは改定やキャンペーンで変わるため、申込前に公式で最新表を確認してください)。

XServer VPS for Game

XServer VPS for Gameは、エックスサーバー株式会社が提供するゲーム特化型VPSサービスです。テンプレート/管理機能を活用すれば、マイクラサーバーの初期構築を短時間で進められます。

主な特徴

  • マイクラ向けの構築導線が用意されている:手順を簡略化して始めやすい
  • 問い合わせ窓口:メールは24時間受付、チャットは営業時間内対応など(詳細は公式の案内に従ってください)
  • プランを選んで運用しやすい:人数/用途に合わせてプラン調整しやすい
プランCPUメモリSSD月額料金推奨人数
2GBプラン(公式で確認)2GB(公式で確認)(公式で確認)4人以下
4GBプラン(公式で確認)4GB(公式で確認)(公式で確認)5~10人
8GBプラン(公式で確認)8GB(公式で確認)(公式で確認)10~20人

公式サイトXServer VPS for Game


ConoHa for GAME

ConoHa for GAMEは、GMOインターネットグループが提供するゲーム専用VPSです。料金体系は「時間課金」や「長期割引パス」など複数あり、利用期間に合わせて選びやすいのが特徴です。

主な特徴

  • 料金プランが複数:短期は時間課金、長期は割引パスなどを検討しやすい
  • Minecraft Manager:ブラウザから管理を行える導線が用意されている
  • バックアップ:Minecraft Manager上で自動バックアップ(最大過去14日分の保持など)を設定できる案内がある
プランCPUメモリSSD料金推奨人数
2GBプラン(公式で確認)2GB(公式で確認)(時間課金/パス等で変動。公式で確認)4人以下
4GBプラン(公式で確認)4GB(公式で確認)(時間課金/パス等で変動。公式で確認)5~10人
8GBプラン(公式で確認)8GB(公式で確認)(時間課金/パス等で変動。公式で確認)10~20人

公式サイトConoHa for GAME


さくらのVPS

さくらのVPSは、長期運用で選ばれやすい国内VPSの一つです。マイクラ用途では、メモリやCPUに余裕のあるプランを選び、OSやJavaの運用更新を継続することが重要です。

主な特徴

  • 国内リージョン:東京/大阪など
  • 用途に応じたプラン選択:メモリ/CPU構成を見て選びやすい
プランCPUメモリSSD月額料金推奨人数
1GBプラン(公式で確認)1GB(公式で確認)(公式で確認)2~4人
2GBプラン(公式で確認)2GB(公式で確認)(公式で確認)5~10人
4GBプラン(公式で確認)4GB(公式で確認)(公式で確認)10~15人

公式サイトさくらのVPS


シンVPS

シンVPSは、用途に応じてプランを選びやすい国内VPSの一つです。契約/更新条件や料金は改定されることがあるため、申込時に公式の最新表を確認してください。

主な特徴

  • プランが分かりやすい:メモリ/ストレージなどを見て選びやすい
  • 国内運用:日本向けに使いやすい
プランCPUメモリNVMe SSD月額料金推奨人数
2GBプラン(公式で確認)2GB(公式で確認)(公式で確認)4人以下
4GBプラン(公式で確認)4GB(公式で確認)(公式で確認)5~10人
8GBプラン(公式で確認)8GB(公式で確認)(公式で確認)10~20人

公式サイトシンVPS


KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPSは、カゴヤ・ジャパン株式会社が提供するVPSサービスです。日額課金などの料金体系が用意されているため、運用スタイルに合わせて検討できます。

主な特徴

  • 国内拠点:東京・大阪リージョンなど
  • 料金体系:日額/上限など、公式の案内に従って選択
プランCPUメモリSSD月額料金推奨人数
2コア2GBプラン2コア2GB(公式で確認)(公式で確認)4人以下
4コア4GBプラン4コア4GB(公式で確認)(公式で確認)5~10人
6コア8GBプラン6コア8GB(公式で確認)(公式で確認)10~20人

公式サイトKAGOYA CLOUD VPS


サーバー比較診断ツール

どのサーバーが自分に最適かわからない場合は、サーバー比較診断サイトを活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたのプレイスタイルや予算に合った最適なVPSを提案してくれます。

サーバー比較診断ツールはこちら


よくある質問(FAQ)

Q1. Azure VPSとConoHa VPSの違いは何ですか?

A: Azure VPSはクラウド基盤の自由度が高く、ネットワーク/監視/運用設計を柔軟に組める一方、設定項目が多く学習コストがかかります。ConoHa for GAMEはマイクラ向けの管理導線(Minecraft Manager等)や国内向けの運用しやすさが魅力で、初めてでも始めやすい選択肢です。

詳細な違い

  • Azure VPS:クラウド基盤、構成自由度が高い、割引制度が複数、設計/運用の選択肢が多い
  • ConoHa for GAME:国内向け、管理UIやテンプレートで始めやすい、料金体系が複数

初めてマイクラサーバーを立てる場合はConoHa for GAMEなどのゲーム特化VPS、クラウド運用に慣れていて構成を柔軟に組みたい場合はAzure VPSが選ばれやすいです。

Q2. マイクラサーバーでポート開放は危険ですか?

A: 不特定多数に公開したポートは攻撃対象になり得ますが、適切な対策によりリスクを下げられます。

推奨セキュリティ対策

  1. ホワイトリストの有効化server.propertieswhite-list=trueに設定し、登録プレイヤーのみ接続許可
  2. 強固なパスワード設定:管理者アカウントやSSH鍵の運用を徹底
  3. 定期的なアップデート:MinecraftサーバーとOSを最新に保つ
  4. 最小限の開放:必要なポートのみ許可し、可能ならソースIPを限定
  5. VPNの活用:クローズド運用ならVPN経由接続も検討

自宅回線のポート開放が不安な場合は、VPSを利用することで自宅ネットワークへの直接リスクを減らせます。

Q3. マイクラサーバーの推奨メモリ容量は?

A: プレイ人数と導入するMOD/プラグインの数で変わりますが、目安は以下の通りです。

環境推奨メモリ最低メモリ
バニラ(4人以下)2~4GB2GB
プラグイン導入(10人)4~8GB4GB
軽量MOD(10人)6~10GB6GB
大型MODパック10~16GB8GB

メモリ不足の兆候

  • サーバー起動時のクラッシュ
  • プレイヤー接続時の遅延
  • チャンク生成の遅れ
  • “Out of Memory”エラーメッセージ

中規模サーバーでも、プラグイン/設定次第で必要メモリは上下します。まずは余裕のある設定にし、負荷を見て調整してください。

Q4. Azureの無料枠でマイクラサーバーを運用できますか?

A: 可能ですが、無料枠には対象サービス/サイズ/期限の条件があるため注意が必要です。

Azure無料アカウントの内容(概要)

  • 初回登録で期間限定のクレジットが付与される
  • 12か月間無料の対象サービスが用意されている(対象VMサイズや上限時間など条件あり)
  • 無料枠を超えた利用分は従量課金

無料枠での運用の注意点

  • 無料枠対象のVMサイズは時期により更新されるため、必ず公式の無料枠ページで確認
  • ストレージやバックアップ、固定IPなどは別課金になる場合がある
  • 無料期間/クレジット期限が過ぎると課金が発生するため、課金アラート設定を推奨

長期的な運用では、国内VPS(XServer VPS、ConoHa for GAME等)の方が料金が読みやすいケースも多いので、用途に合わせて比較してください。

Q5. Java版と統合版のサーバーは同時に運用できますか?

A: 1つのVMで両方を同時起動すること自体は可能ですが、リソース分散や運用の複雑化が起きやすいため、基本は分けるか、クロスプレイ目的なら専用手段を検討するのが無難です。

理由

  • CPU/メモリの取り合いでパフォーマンスが落ちやすい
  • 管理(バックアップ、更新、監視)が複雑化しやすい

推奨される運用方法

  1. GeyserMCプラグインの利用:Java版サーバーに統合版プレイヤーを接続可能にする(運用条件は公式ドキュメントを参照)
  2. 複数VMの構築:Java版と統合版で別々のVMを用意
  3. Docker化:コンテナで論理分離(運用難度は上がる)

クロスプレイを実現したい場合は、まずはGeyserMCの対応状況(バージョン・プラグイン構成)を確認してから導入するとスムーズです。


まとめ

Azure VPSでのマイクラサーバー構築は、VM作成、NSG(ファイアウォール)設定、サーバーソフトの導入、ポート開放という流れで進めます。Azureは構成自由度が高く、運用設計の選択肢が豊富な一方、料金は構成と割引条件で変動するため、事前に料金計算ツールで見積もるのが重要です。なお、Java版Minecraftはバージョン1.20.5以降でJava 21が必須のため、VM側のJavaも必ず対応させてください。

一方で、より手軽にマイクラサーバーを運用したい場合は、国内のゲーム特化VPS(XServer VPS for Game、ConoHa for GAME等)が管理導線や日本語サポートで始めやすい選択肢です。

あなたのプレイスタイルや技術レベルに合わせて最適なVPSを選び、マイクラのマルチ環境を整えましょう。

次のステップ

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