【2026年1月最新】カゴヤVPSでARKサーバーを立てる完全ガイド | 設定手順と推奨スペック

目次

冒頭の直接回答

カゴヤVPS(KAGOYA CLOUD VPS)を使ったARKサーバー構築は、最安で月額上限550円(1GBプラン)から利用できます。ARK: Survival Ascended(ASA)の専用サーバーはLinuxにネイティブ対応しておらず、Windows(またはWine/Proton等のWindows互換環境)が前提です。Linux(Ubuntu)で運用する場合は、SteamCMDで取得できるサーバーファイルがWindows版である点を踏まえ、Wine/Proton等を使う構成になります。安定運用の目安はメモリ8GB以上で、人数やMOD量に応じてスケールアップするのが現実的です。料金・プランは2026年1月時点の公式掲載に合わせて更新しています。

要点

  • KAGOYA CLOUD VPSは月額上限550円〜(1GB)で利用可能。8GBは月額上限3,410円が目安(公式掲載)
  • ASA専用サーバーはWindows(またはWindows互換環境)が前提で、Linuxへはネイティブ非対応
  • 構築手順は「Ubuntu+SteamCMD+(Wine/Proton等)」が主流だが、互換層が絡むためトラブル対策とバックアップが運用の要
  • 初期設定後はゲームアップデート対応とバックアップが運用の要
  • ゲーム特化型VPSと比較して自由度が高く、カスタマイズ性に優れる

カゴヤVPSでARKサーバーを構築する理由

ゲーム専用VPSとの違い

カゴヤVPSは汎用型のVPSサービスですが、ARKサーバー構築において十分な性能と柔軟性を提供します。ゲーム専用VPSと異なり、OSレベルからの管理ができるため、細かいパフォーマンスチューニングやMOD導入を自分の方針で進められます。KAGOYA CLOUD VPSはNVMe SSD採用を明記しており、ディスク性能面の強みもあります。

また、定額制で予算管理がしやすい点、スナップショットでインスタンス状態をイメージバックアップできる点も運用面のメリットです。転送量については「制限はない」としつつ、極端な占有がある場合は帯域調整の可能性がある旨がFAQで案内されています。

公式サイト:KAGOYA CLOUD VPS

ARK: Survival Ascended対応状況

ARK: Survival Ascended(ASA)の専用サーバーは、コミュニティおよび公式フォーラム側の案内としてWindows(またはWindows-like環境)が必要で、Linuxにネイティブ対応しない旨が明記されています。そのため、Ubuntu上で運用する場合はWine/Proton等の互換層を前提にした構成になります。

ASAサーバーはSteamCMD経由で配信されますが、SteamDB上でもApp ID 2430930のサーバーはWindows対象として扱われています。定期的なアップデートがあるため、サーバー管理者は更新作業とバックアップを継続的に行う必要があります。

参考動画(日本語・YouTube)

[ARK: Survival Ascended]PC非公式サーバーの立て方
【ASA】MOD導入可能!Nitradoを使わずに無料で個人サーバーを立てる方法を紹介!
[ARK: Survival Ascended]PC非公式MODサーバーの立て方+距離制限解除

カゴヤVPSのスペック選びとプラン比較

ARKに必要なサーバースペック

ARKサーバーはワールド規模・同時接続人数・MOD量で要求が大きく変わります。特にASAはWindows(または互換環境)前提になるため、互換層のオーバーヘッドも見込み、余裕を持った割り当てが現実的です。以下は小規模運用の目安です(公式の固定推奨値として断定できないため「目安」で記載します)。

項目最小(目安)推奨(目安)
CPU2コア4コア以上
メモリ4GB8GB以上
ストレージ50GB以上100GB以上(SSD/NVMe推奨)
回線/帯域安定した上り余裕のある上り(人数に応じて)

カゴヤVPSで選ぶべきプランは、プレイ人数によって異なります。2〜3人程度の小規模ならメモリ4GB以上、5〜10人規模ならメモリ8GB以上を基準にし、MODを増やす・拠点が肥大化するなら12GB以上へ段階的に上げるのが安全です。

カゴヤVPSの料金プラン詳細

プランCPUメモリSSD容量月額上限ARK適合度
1GB1コア1GB100GB550円× 不可
2GB2コア2GB200GB770円△ テスト用
4GB4コア4GB600GB1,760円○ 小規模向け(条件次第)
8GB6コア8GB800GB3,410円◎ 推奨

※2026年1月7日時点の公式掲載(KAGOYA CLOUD VPSの「月額上限」表記に基づく)。

初期費用は無料で、日額・月額上限などの料金体系が用意されています。最低利用期間の縛りや仕様は契約形態で変わるため、申込み時のプラン条件を必ず確認してください。


カゴヤVPSでARKサーバーを構築する手順

STEP1:カゴヤVPSの契約とOS選択

カゴヤVPSの公式サイトから申し込みを行います。OSはUbuntu 22.04 LTS(64bit)を選択してください。

重要:ASA専用サーバーはLinuxネイティブ非対応のため、Ubuntu上で立てる場合はWine/Proton等のWindows互換環境が必要です。互換層を避けたい場合は、Windows Serverでの運用(またはWindows環境が使える別手段)も検討してください。

契約後、コントロールパネルからSSH接続情報(IPアドレス、ポート番号、rootパスワード)を確認します。WindowsならTeraterm、MacならターミナルでSSH接続を行い、初回ログイン後は必ずrootパスワードを変更してください。

STEP2:サーバーの初期設定とセキュリティ対策

SSH接続後、以下のコマンドでシステムを最新状態に更新します:

sudo apt update && sudo apt upgrade -y

次に、ARKサーバー専用のユーザーを作成します(rootでの運用はセキュリティリスクが高いため):

sudo adduser steam sudo usermod -aG sudo steam

ファイアウォール設定については、ASA/ASEやサーバー公開方式で必要ポートが変わることがあります。一般的に案内されることが多いポート例は以下です(最小構成から始め、必要に応じて追加してください):

  • Game Port:7777/UDP(必須として案内されることが多い)
  • Socket/Peer:7778/UDP(必要になるケースあり)
  • Query:27015/UDP(必要になるケースあり)
  • RCON:27020/TCP(使う場合のみ)

UFWでの開放例:

sudo ufw allow 7777/udp sudo ufw allow 7778/udp sudo ufw allow 27015/udp sudo ufw allow 27020/tcp sudo ufw enable

STEP3:SteamCMDのインストール

SteamCMDは、Steam用ゲームサーバーをコマンドラインから管理するツールです。まず、必要なパッケージをインストールします:

sudo apt install software-properties-common sudo add-apt-repository multiverse sudo dpkg --add-architecture i386 sudo apt update sudo apt install lib32gcc-s1 steamcmd -y

steamユーザーに切り替えてSteamCMDを起動します:

su - steam steamcmd

STEP4:ARK: Survival Ascendedサーバーのインストール

SteamCMD内で以下のコマンドを実行し、ASAサーバーファイルをダウンロードします:

login anonymous force_install_dir /home/steam/ark-server app_update 2430930 validate quit

※2430930はARK: Survival Ascended Dedicated Server(SteamDB上のApp ID)です。ダウンロード時間は回線・ディスク性能で大きく変わります。

重要:ASAはLinuxネイティブ非対応のため、Ubuntu上でこのままLinuxバイナリが入る前提では動きません。Linuxで運用する場合はWine/Proton等を使った「Windows互換環境」での起動が必要です。公式フォーラムでも、ASAはWindows(またはWindows-like環境)が必要で、Linuxで動かすならWine等の回避策になる旨が案内されています。

Linuxでの互換環境運用(Docker+Wine等)については、実装例が公開されているため、既存の手順をベースにするのが安全です:

STEP5:サーバー設定ファイルのカスタマイズ

ARKサーバーの詳細設定は、GameUserSettings.iniで行います(ASA/ASE、起動方式で保存先が変わる場合があります)。例:

nano /home/steam/ark-server/ShooterGame/Saved/Config/LinuxServer/GameUserSettings.ini

主要な設定項目:

  • ServerPassword:サーバーパスワード(空欄で公開サーバー)
  • ServerAdminPassword:管理者パスワード(必ず設定)
  • MaxPlayers:最大同時接続人数
  • DifficultyOffset:難易度
  • XPMultiplier:経験値倍率
  • TamingSpeedMultiplier:テイム速度倍率

設定変更後はサーバーを再起動して反映させます。

STEP6:自動起動とバックアップ設定

自動起動はsystemd等で構成できますが、ASAはLinux上だと互換層(Wine/Proton/Docker等)を挟むことが多いため、まずは「手動起動→安定動作→自動化」の順で固めるのが安全です。

バックアップは、カゴヤVPSのスナップショットを使う方法が分かりやすいです。スナップショットはインスタンス停止が必要で、保存容量に応じた課金が案内されています。加えて、セーブデータを定期コピーする二重化も有効です。


ARKサーバー運用時のトラブルシューティング

サーバーに接続できない場合

最も多いトラブルは、ファイアウォールやポート設定の問題です。まずは7777/UDPを優先して確認し、必要に応じて7778/UDP、27015/UDP、27020/TCP(RCON)を追加して切り分けます。

サーバーログを確認するには:

tail -f /home/steam/ark-server/ShooterGame/Saved/Logs/ShooterGame.log

メモリ不足によるクラッシュ

ARKサーバーはメモリを大量に消費するため、スペック不足だとクラッシュします。現在のメモリ使用状況は以下で確認できます:

free -h

メモリ使用率が常に高止まりする場合は、プランのアップグレードを検討してください。カゴヤVPSはプランが細かく用意されており、用途に合わせて選びやすい構成です。

一時的な対処として、スワップ領域を追加する方法もあります:

sudo fallocate -l 4G /swapfile sudo chmod 600 /swapfile sudo mkswap /swapfile sudo swapon /swapfile

アップデート時の注意点

ARKは頻繁にアップデートが配信されます。サーバーをアップデートする際は、必ず事前にバックアップを取得してください。

アップデートコマンド:

cd /home/steam steamcmd +login anonymous +force_install_dir /home/steam/ark-server +app_update 2430930 validate +quit

アップデート後はサーバーを再起動します(systemd運用時の例):

sudo systemctl restart ark-server

クライアント側のバージョンとサーバー側のバージョンが一致していないと接続できないため、アップデート情報は公式Discordやフォーラム等で確認してください。


ARKサーバー構築に適したVPSサービス比較

ARKサーバーを運用する際、カゴヤVPS以外にも選択肢があります。それぞれの特徴を比較して、自分の用途に最適なサービスを選びましょう。

ConoHa for GAME

ConoHa for GAMEは、ゲームサーバー構築に特化したVPSサービスです。ARK: Survival Ascendedのテンプレートが用意されており、クリック操作だけで約10分でサーバーが立ち上がります。Linux知識がない初心者でも簡単に構築できる点が最大の魅力です。

料金プランは2GBメモリで月額1,065円から、ARK推奨の8GBプランは月額7,348円です。時間課金にも対応しており、テストプレイ時は1時間単位で利用できます。管理画面が日本語で直感的に操作でき、サーバー起動・停止・再起動がワンクリックで実行可能です。

デメリットとしては、カゴヤVPSと比較して若干料金が高めである点、カスタマイズ性がテンプレート範囲に限定される点が挙げられます。ただし、技術的なサポートが充実しているため、初めてゲームサーバーを立てる方には最適な選択肢です。

Xserver VPS for Game

Xserver VPS for Gameは、エックスサーバー株式会社が提供するゲーム特化型VPSです。ARK、Minecraft、Rust、Palworldなど主要タイトルのテンプレートが豊富に用意されています。

料金は2GBメモリで月額1,150円から、8GBプランは月額7,800円です。国内最大手のレンタルサーバー企業が運営しているため、回線品質と安定性に定評があります。管理パネルは初心者向けに設計されており、サーバー設定の変更もGUI操作で完結します。

また、ゲームアップデート時の自動更新機能や、MOD管理ツールが標準搭載されている点が特徴です。技術サポートは24時間365日対応で、電話・メール・チャットから問い合わせ可能です。本格的な運用を考えるゲーマーコミュニティに適したサービスと言えます。

さくらのVPS

さくらのVPSは、老舗のVPSサービスで、コストパフォーマンスに優れています。512MBメモリプランが月額643円から利用でき、ARK推奨の8GBプランは月額5,500円とカゴヤVPSより安価です。

さくらのVPSは汎用型のため、ARK専用テンプレートはありませんが、Ubuntu環境での構築実績が豊富で、ネット上に日本語の構築ガイドが多数存在します。スタートアップスクリプト機能を使えば、初期セットアップを自動化できます。

ストレージはSSD標準で、全プランに無料のバックアップ機能(スナップショット)が付属します。ただし、カゴヤVPSと比較するとコントロールパネルのUIがやや古く、サポート対応も基本的にメールのみです。技術に自信があり、コストを抑えたい中〜上級者向けのサービスです。

ConoHa VPS

ConoHa VPSは、GMOインターネット株式会社が提供する汎用型VPSです。ConoHa for GAMEの兄弟サービスで、ゲーム以外の用途にも柔軟に対応できます。

料金は512MBメモリで月額792円から、8GBプランは月額7,348円です。時間課金制を採用しており、使った分だけ支払うシステムのため、短期間のテスト運用に向いています。KUSANAGIやDockerなど、多様なアプリケーションテンプレートが用意されています。

ARKサーバーを構築する場合は、Ubuntu 22.04テンプレートを選択して手動でセットアップする必要があります。初心者には少しハードルが高いですが、ConoHa for GAMEより安価で、将来的に他の用途にも転用できる柔軟性があります。

シンVPS

シンVPSは、エックスサーバーのグループ企業が2022年に開始した新サービスです。最新のハードウェア構成で高速処理が特徴で、NVMe SSDを全プランで採用しています。

料金は512MBメモリで月額620円から、8GBプランは月額4,400円とコストパフォーマンスに優れます。Xserver VPS for Gameと同じ企業グループですが、シンVPSはゲーム特化ではなく汎用型のため、ARKサーバーは手動構築が必要です。

コントロールパネルはシンプルで使いやすく、スナップショット機能も標準搭載されています。サポート体制はメールのみですが、公式マニュアルが充実しており、基本的なLinux操作ができれば問題なく運用できます。新しいサービスのため情報は少ないですが、コスパ重視の選択肢として注目されています。


サーバー診断ツールの活用

ARKサーバー構築前に、どのVPSサービスが自分に最適か迷う場合は、サーバー比較診断サイトを活用することをおすすめします。このサイトでは、利用目的(ゲーム、Web、開発環境など)や予算、技術レベルを入力すると、最適なサーバーサービスを診断してくれます。

ARKサーバーの場合、「ゲームサーバー」カテゴリで「メモリ8GB以上」「プレイ人数5〜10人」などの条件を指定すると、具体的なプラン推奨とコスト試算が表示されます。複数のサービスを横断比較できるため、初めてVPSを契約する方でも判断しやすくなっています。

また、各VPSサービスの最新キャンペーン情報やクーポンコードもまとめられているため、お得に契約したい方は事前にチェックしておくと良いでしょう。


よくある質問(FAQ)

Q1. カゴヤVPSでARKサーバーを立てるのに必要な最低スペックは?

最低でもメモリ4GB、複数コアのプランが現実的ですが、安定運用には8GB以上を強く推奨します。特にASAはLinuxネイティブ非対応で、Ubuntu上では互換層(Wine/Proton等)を挟むことが多く、余裕を持ったリソースが安全です。快適に遊ぶなら8GB以上を基準に、人数・MOD量に応じて上位へ調整してください。

Q2. ゲーム専用VPSとカゴヤVPSの違いは何ですか?

ゲーム専用VPSはテンプレートや管理画面が用意され、クリック中心で立ち上げられる点が強みです。一方、カゴヤVPSは汎用型のためLinux/OS運用の知識が必要ですが、自由度が高く、構成を自分で最適化できます。初心者はゲーム専用VPS、細かい設定を自分で管理したい中級者以上はカゴヤVPSが選びやすいです。

Q3. ARKサーバーの運用に月額費用以外にかかるコストはありますか?

基本的には月額料金中心で運用できます。ただし、スナップショット等のバックアップ機能は保存容量に応じた料金が発生する案内があります。また、転送量は「制限なし」としつつ、極端に占有する場合は帯域調整の可能性がある旨がFAQで案内されています。ドメインを使う場合は別途費用が発生します。

Q4. サーバーのバックアップはどうすればいいですか?

カゴヤVPSのスナップショット機能を使う方法が分かりやすいです(インスタンス停止が必要)。加えて、ARKのセーブデータを定期的に外部へコピーする二重化が有効です。重要なのは、大型アップデート前には必ずバックアップを取ることです。

Q5. カゴヤVPSでMODは導入できますか?

はい、汎用VPSなので導入自体は可能です。ただしASAは運用方式(Windows/互換層/Docker等)で手順が変わり、MOD数や規模によってメモリ消費が増加します。大量のMODを導入する場合は12GB以上への増強を検討してください。


まとめ

カゴヤVPSを使ったARKサーバー構築は、OS運用の自由度が高く、チューニングや運用設計を自分で組める点が魅力です。2026年1月時点の公式掲載では、最安は月額上限550円(1GB)から、8GBは月額上限3,410円が目安です。

ただしASAはLinuxネイティブ非対応のため、Ubuntuで運用する場合はWine/Proton等の互換環境が前提になります。構築後は定期的なアップデートとバックアップを忘れずに実施し、トラブル時は公式フォーラムやコミュニティの情報を活用してください。

まずはカゴヤVPS公式サイトでプランを確認し、自分のプレイスタイルに合ったスペックを選択することから始めましょう。


出典

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