冒頭の直接回答
Pterodactyl Panel v1.12.0は、Minecraft、ARK、Rust、CS:GOなど多様なゲームサーバーを一元管理できるオープンソースの次世代管理パネルです。PHP、React、Goで構築され、Docker技術により各ゲームサーバーを隔離環境で安全に稼働させます。2026年1月6日にリリースされた最新版v1.12.0では、3つの重要なセキュリティ脆弱性(CVE-2025-68954、CVE-2025-69197、CVE-2025-69198)が修正されており、すべてのユーザーに即座のアップデートが推奨されています。
要点
- 完全無料・MITライセンスのオープンソースで商用利用も可能
- Docker基盤による隔離環境でセキュリティと安定性を両立
- 直感的なWebUIで初心者でも簡単にゲームサーバーを管理可能
- 最新版v1.12.0では複数のセキュリティ脆弱性と重要なバグが修正済み(2026年1月6日リリース)
- Ubuntu 22.04/24.04、RHEL/Rocky/Alma 8/9、Debian 11/12に対応

Pterodactyl Panel v1.12.0とは?次世代ゲームサーバー管理の決定版
無料で使える高機能管理パネル
Pterodactyl Panelは、2015年から開発が続けられている実績豊富なゲームサーバー管理ソリューションです。個人での小規模利用から、大規模なホスティング事業まで幅広く対応できる柔軟性を持っています。2026年1月現在も活発に開発が続けられており、コミュニティも非常に活発です。
公式サイトはPterodactyl Panelで、完全無料でダウンロード・利用できます。
v1.12.0の重要なセキュリティアップデート
2026年1月6日にリリースされたv1.12.0は、3つの重要なセキュリティ脆弱性を修正した極めて重要なアップデートです。
- CVE-2025-68954: サーバー削除時や権限変更時にSFTPアクセスが適切に取り消されない脆弱性
- CVE-2025-69197: TOTP(2要素認証コード)が有効期間内に複数回使用可能な脆弱性
- CVE-2025-69198: その他のセキュリティ問題
これらの脆弱性は、旧バージョン(v1.11.11以前)のすべてに影響するため、速やかにアップデートする必要があります。最新のリリース情報はGitHub Releasesで確認できます。
v1.12.0の主な改善点
バグ修正
- スケジュールタスクが設定したcron構文を無視して毎分実行される問題を修正
- ファイル編集時にCtrl+Zで元に戻すと初期内容が削除される問題を修正
- 0バイトファイルのアップロード時にエラーが発生する問題を修正
- WebSocketの接続問題発生時に無限にポーリングする問題を修正
- ノードの説明がAPI経由で設定できない問題を修正
変更点
- 最低Node.jsバージョンを22に更新
- 2要素認証無効化のエンドポイントをDELETEからPOSTに変更(セキュリティ強化)
- IBMフォントをローカルバンドルに変更(GoogleCDNへの依存を削減)
- ノードのアップロードサイズ制限を1024MBから任意の正の整数値に拡張
- 管理者がユーザーリストの先頭に表示されるように変更
主要機能と特徴
セキュリティ重視の設計
- bcryptハッシュによるパスワード保護
- AES-256-CBC暗号化
- HTTPS/SSL対応を標準装備
- Docker隔離環境による攻撃ベクトルの制限
- 2要素認証(2FA)のサポート
対応ゲームタイトル(一部)
- Minecraft(Java版・統合版)
- ARK: Survival Evolved
- Rust
- Counter-Strike: Global Offensive
- Terraria
- Team Fortress 2
- Valheim
- その他多数のゲームタイトル
スケーラビリティ
個人の友人サーバーから、数百台規模の商用ホスティングまで対応可能です。負荷分散のための複数ノード構成にも対応しています。
システム要件と推奨スペック
2026年1月最新の動作環境
対応OS
- Ubuntu: 22.04 LTS / 24.04 LTS(推奨)
- RHEL/Rocky Linux/AlmaLinux: 8 / 9
- Debian: 11 / 12
必須ソフトウェア
- PHP: 8.2以上(v1.11.10以降の要件)
- データベース: MariaDB 10.6以上 または MySQL 8.0以上
- Docker: 最新版推奨
- Webサーバー: Nginx または Apache
- Node.js: 22以上(v1.12.0以降の要件)
最小要件
- CPU: 2コア以上
- メモリ: 2GB以上
- ストレージ: 20GB以上(SSD推奨)
- ネットワーク: 固定IPアドレスまたはドメイン名
推奨要件
- CPU: 4コア以上
- メモリ: 8GB以上
- ストレージ: 50GB以上(NVMe SSD推奨)
- ネットワーク: 1Gbps以上の帯域
注意事項
上記はPanel本体とWingsの動作要件です。実際にゲームサーバーを運用する場合、各ゲームの推奨スペックに応じて追加のメモリとディスク容量が必要になります。例えば、Minecraftサーバー5台を運用する場合は、4コア・8GB以上のメモリが推奨されます。
Pterodactyl Panel v1.12.0のインストール手順
事前準備:必要なソフトウェアのインストール
インストールを開始する前に、サーバーの初期設定を完了させます。
1. システムのアップデート
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
2. 依存関係のインストール
sudo apt install -y software-properties-common curl apt-transport-https ca-certificates gnupg
Dockerのインストール
Pterodactyl PanelはDockerを使用してゲームサーバーを管理します。公式スクリプトで最新版をインストールします。
curl -fsSL https://get.docker.com -o get-docker.sh
sudo sh get-docker.sh
sudo systemctl enable docker
sudo systemctl start docker
データベースのセットアップ
MariaDBをインストールし、Pterodactyl用のデータベースを作成します。
sudo apt install -y mariadb-server
sudo mysql_secure_installation
データベースとユーザーを作成:
sudo mysql -u root -p
CREATE DATABASE panel;
CREATE USER 'pterodactyl'@'127.0.0.1' IDENTIFIED BY '強力なパスワード';
GRANT ALL PRIVILEGES ON panel.* TO 'pterodactyl'@'127.0.0.1' WITH GRANT OPTION;
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT;
PHP 8.2以上とComposerのインストール
Pterodactyl Panel v1.11.10以降では、PHP 8.2以上が必須要件となっています。
sudo add-apt-repository -y ppa:ondrej/php
sudo apt update
sudo apt install -y php8.3 php8.3-{cli,gd,mysql,pdo,mbstring,tokenizer,bcmath,xml,fpm,curl,zip}
Composerのインストール:
curl -sS https://getcomposer.org/installer | sudo php -- --install-dir=/usr/local/bin --filename=composer
Pterodactyl Panelのダウンロードと設定
mkdir -p /var/www/pterodactyl
cd /var/www/pterodactyl
curl -Lo panel.tar.gz https://github.com/pterodactyl/panel/releases/latest/download/panel.tar.gz
tar -xzvf panel.tar.gz
chmod -R 755 storage/* bootstrap/cache/
Composerで依存関係をインストール:
composer install --no-dev --optimize-autoloader
環境設定ファイルの作成:
php artisan p:environment:setup
php artisan p:environment:database
php artisan p:environment:mail
データベースの初期化:
php artisan migrate --seed --force
管理者ユーザーの作成:
php artisan p:user:make
Nginx Webサーバーの設定
NginxをインストールしてPanelにアクセスできるよう設定します。
sudo apt install -y nginx
Nginx設定ファイルを作成:
sudo nano /etc/nginx/sites-available/pterodactyl.conf
以下の内容を記述(ドメイン名は自分の環境に合わせて変更):
server {
listen 80;
server_name panel.example.com;
root /var/www/pterodactyl/public;
index index.html index.htm index.php;
charset utf-8;
location / {
try_files $uri $uri/ /index.php?$query_string;
}
location = /favicon.ico { access_log off; log_not_found off; }
location = /robots.txt { access_log off; log_not_found off; }
access_log off;
error_log /var/log/nginx/pterodactyl.app-error.log error;
location ~ \.php$ {
fastcgi_pass unix:/run/php/php8.3-fpm.sock;
fastcgi_index index.php;
fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name;
include fastcgi_params;
}
location ~ /\.(?!well-known).* {
deny all;
}
}
設定を有効化:
sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/pterodactyl.conf /etc/nginx/sites-enabled/
sudo nginx -t
sudo systemctl restart nginx
SSL証明書の設定(Let’s Encrypt)
本番環境では必ずSSL証明書を設定してください。
sudo apt install -y certbot python3-certbot-nginx
sudo certbot --nginx -d panel.example.com
証明書の自動更新設定:
sudo certbot renew --dry-run
Wings デーモンのインストールと設定
Wingsとは?
WingsはPterodactyl Panelのバックエンドデーモンで、実際のゲームサーバー(Dockerコンテナ)を管理・監視します。Goで開発されており、高いパフォーマンスと安定性を実現しています。
Wingsのインストール
sudo mkdir -p /etc/pterodactyl
curl -L -o /usr/local/bin/wings "https://github.com/pterodactyl/wings/releases/latest/download/wings_linux_amd64"
sudo chmod u+x /usr/local/bin/wings
Panelでノードを作成
- Pterodactyl Panel管理画面にログイン
- 左メニューから「Nodes」を選択
- 「Create New」ボタンをクリック
- ノード情報を入力:
- Name: 任意のノード名(例:Node-01)
- Description: ノードの説明
- Location: 地理的な場所
- FQDN: ノードのドメイン名(例:node1.example.com)
- Communicate Over SSL: 有効化(本番環境推奨)
- Behind Proxy: CloudFlare使用時は有効化
- 「Configuration」タブから設定ファイルをコピー
Wings設定ファイルの作成
Panelで生成された設定をWingsに適用します。
sudo nano /etc/pterodactyl/config.yml
Panelからコピーした設定を貼り付けて保存します。
Wingsサービスの起動
systemdサービスとして登録し、自動起動を設定します。
sudo nano /etc/systemd/system/wings.service
以下の内容を記述:
[Unit]
Description=Pterodactyl Wings Daemon
After=docker.service
Requires=docker.service
PartOf=docker.service
[Service]
User=root
WorkingDirectory=/etc/pterodactyl
LimitNOFILE=4096
PIDFile=/var/run/wings/daemon.pid
ExecStart=/usr/local/bin/wings
Restart=on-failure
StartLimitInterval=180
StartLimitBurst=30
RestartSec=5s
[Install]
WantedBy=multi-user.target
サービスを有効化して起動:
sudo systemctl enable wings
sudo systemctl start wings
sudo systemctl status wings
初めてのゲームサーバー作成:Minecraftサーバーを立ち上げる
サーバー作成の流れ
Pterodactyl Panelを使ったMinecraftサーバーの作成は非常に簡単です。
1. Eggのインポート
Panelの「Nests」メニューから、Minecraftのテンプレート(Egg)をインポートします。Minecraftの公式Eggは既に組み込まれているため、通常は追加作業は不要です。
2. サーバーの作成
- 左メニューから「Servers」を選択
- 「Create New」ボタンをクリック
- 基本情報を入力:
- Server Name: サーバー名(例:MyMinecraftServer)
- Server Owner: 所有者のユーザーアカウント
- Node: 作成済みのノードを選択
- Default Allocation: IPアドレスとポート(25565推奨)
3. リソース割り当て
- Memory: 2048 MB以上(プレイヤー数に応じて調整)
- Disk Space: 5000 MB以上
- CPU Limit: 100%以上
4. Nest Configuration
- Nest: Minecraft
- Egg: Vanilla Minecraft / Paper / Spigotなど選択
- Java Version: Java 21推奨(Minecraft 1.20.5以降に対応)
5. 起動とアクセス
サーバー作成後、Panelのコンソールから起動できます。初回起動時は自動でサーバーファイルがダウンロードされます。サーバーが起動したら、Minecraftクライアントから「サーバーIPアドレス:ポート」で接続できます。
セキュリティ強化とベストプラクティス
必須のセキュリティ設定
1. ファイアウォールの設定
sudo ufw allow 80/tcp
sudo ufw allow 443/tcp
sudo ufw allow 8080/tcp
sudo ufw allow 2022/tcp
sudo ufw enable
2. 定期的なアップデート
セキュリティパッチは速やかに適用してください。特にv1.11.11以前のバージョンは複数の重大な脆弱性が存在するため、即座のアップデートが必要です。
cd /var/www/pterodactyl
php artisan down
curl -Lo panel.tar.gz https://github.com/pterodactyl/panel/releases/latest/download/panel.tar.gz
tar -xzvf panel.tar.gz
chmod -R 755 storage/* bootstrap/cache/
composer install --no-dev --optimize-autoloader
php artisan migrate --seed --force
php artisan view:clear
php artisan config:clear
php artisan up
3. 2要素認証の有効化
管理者アカウントには必ず2要素認証を設定してください。Pterodactyl PanelはGoogle AuthenticatorやAuthyなどのTOTPアプリに対応しています。v1.12.0では2要素認証のセキュリティが強化されており、TOTPコードの再利用が防止されています。
4. バックアップの自動化
データベースとサーバーファイルの定期バックアップを設定します。
mysqldump -u root -p panel > /backup/panel_$(date +%Y%m%d).sql
トラブルシューティング:よくある問題と解決方法
Wings サービスが起動しない
原因と対処法
- Dockerサービスの状態確認:
sudo systemctl status docker - ネットワーク設定の確認:ファイアウォールでポート8080が開放されているか確認
- 設定ファイルの検証:
/etc/pterodactyl/config.ymlの記述ミスがないか確認
sudo systemctl restart docker
sudo systemctl restart wings
Panelにアクセスできない
原因と対処法
- Nginxの設定確認:
sudo nginx -tでエラーチェック - ポート開放の確認:
sudo ufw statusでファイアウォール設定を確認 - DNS設定の確認:ドメイン名が正しくIPアドレスに解決されているか確認
データベース接続エラー
原因と対処法
.envファイルのデータベース設定を確認- MariaDBサービスの状態確認:
sudo systemctl status mariadb - データベース権限の再設定
sudo mysql -u root -p
GRANT ALL PRIVILEGES ON panel.* TO 'pterodactyl'@'127.0.0.1';
FLUSH PRIVILEGES;
ゲームサーバーが起動しない
原因と対処法
- メモリ不足:割り当てメモリを増やす
- ポート競合:別のサーバーが同じポートを使用していないか確認
- Eggの設定ミス:Startup Commandが正しいか確認
- Dockerイメージの問題:最新のDockerイメージをプル
より高度な活用:プラグイン・カスタマイズ
日本語化対応
Pterodactyl Panelは英語が標準ですが、コミュニティが日本語化ファイルを提供しています。ただし、2026年1月時点では最新版v1.12.0に完全対応した日本語化ファイルは限られているため、英語版のまま使用することも検討してください。
複数ノードでの分散管理
大規模運用では、複数のサーバー(ノード)を使用してゲームサーバーを分散配置できます。
- 各ノードにWingsをインストール
- Panel側で新しいノードを作成
- 各ノードごとに異なる地理的ロケーションを設定可能
- 負荷分散とフェイルオーバーの実装
自動バックアップの設定
Panelの「Schedules」機能を使用して、定期的なバックアップを自動化できます。
- サーバー管理画面から「Schedules」を選択
- 「Create Schedule」をクリック
- バックアップタスクを追加(例:毎日午前3時にバックアップ)
- バックアップの保存先とリテンション期間を設定
Pterodactyl Panel導入に最適なレンタルサーバー・VPS比較
Pterodactyl Panelを快適に運用するには、適切なスペックのVPSやレンタルサーバーが必要です。ここでは、2026年1月時点で特にゲームサーバー運用に強みを持つサービスを紹介します。
ゲームサーバー特化型VPS
ConoHa for GAME
ゲームサーバーに特化した専用テンプレートを提供しており、Pterodactyl Panelの構築も公式ドキュメントでサポートされています。2026年1月時点では、Pterodactyl専用のスタートアップスクリプトが用意されており、わずか数分でインストールが完了します。Minecraftをはじめとした人気ゲームのテンプレートが豊富で、初心者でも簡単にサーバーを立ち上げられます。最大64GBメモリまで選択可能で、大規模サーバー運用にも対応。SSD標準搭載で高速なディスクI/Oを実現しています。
LOLIPOP! for Gamers
ロリポップが提供するゲームサーバー専用プランです。Minecraft、ARK、Rustなどの主要タイトルに最適化された環境を提供しています。コントロールパネルが直感的で、初心者でも迷わず操作できます。サポート体制が充実しており、日本語での問い合わせに対応しています。料金も比較的リーズナブルで、小規模から始めたい方に最適です。
高性能汎用VPS
エックスサーバー VPS
高速性と安定性に定評があるエックスサーバーのVPSプランです。全プランでNVMe SSDを採用しており、ゲームサーバーに求められる高速なディスクアクセスを実現しています。2GB~64GBまで幅広いメモリプランが用意されており、用途に応じて柔軟に選択可能。初期費用無料で、時間課金にも対応しているため、テスト運用から始めやすい点も魅力です。
エックスサーバー VPS for Game
エックスサーバーのゲームサーバー専用VPSです。2025年12月25日にPterodactyl専用のアプリイメージが追加され、ワンクリックでインストールできるようになりました。Minecraftマネージャーなど、ゲームサーバー管理に特化したツールが標準装備されています。通常のVPSプランよりもゲームサーバー運用に最適化されており、初心者でも簡単にサーバーを構築できます。テンプレートイメージが豊富で、Pterodactyl Panelの導入もスムーズに行えます。
シンVPS
wpX Speedの後継として登場した高速VPSサービスです。2025年12月25日にPterodactyl専用のアプリイメージが追加され、簡単にインストールできるようになりました。全プランでNVMe SSD、高速ネットワーク(10Gbps)を採用し、快適なゲームサーバー環境を提供します。Ubuntu、CentOS、Debianなど主要なLinuxディストリビューションに対応しており、Pterodactyl Panelのインストールも問題なく行えます。料金体系がシンプルで、長期契約による割引もあります。
老舗の安定サービス
さくらのVPS
国内VPSサービスの老舗で、20年以上の運用実績があります。豊富なプラン構成と高い安定性が特徴です。Pterodactyl Panelの導入事例も多く、コミュニティでの情報共有も活発です。東京・大阪・石狩の3拠点にデータセンターがあり、地理的な冗長性も確保できます。長期利用による割引率が高く、継続的な運用にもコストメリットがあります。
KAGOYA CLOUD VPS
京都に本社を置くカゴヤ・ジャパンが提供するVPSサービスです。全プランでSSD標準搭載、スナップショット機能が無料で利用できます。初期費用無料、日額20円から利用できる柔軟な料金体系が魅力です。サポート品質が高く、電話・メールでの問い合わせに対応しています。稼働率99.9%を保証するSLAも提供されており、ビジネス用途にも適しています。
サーバー選択のポイント
Pterodactyl Panel導入に最適なサーバーを選ぶ際は、以下のポイントを考慮してください。
- メモリ容量: Panel本体に2GB、各ゲームサーバーに最低2GB以上確保
- ストレージ: NVMe SSD搭載のプランを優先的に選択
- ネットワーク: 1Gbps以上の帯域を持つサービスを推奨
- サポート: 日本語サポートの有無、対応時間を確認
- 拡張性: 将来的なスケールアップが可能か確認
- 専用テンプレート: Pterodactyl専用のインストールスクリプトの有無
最適なサービスを比較検討したい方は、サーバー診断サイトで自分の用途に合ったプランを見つけることができます。
解説動画で理解を深める
Pterodactyl Panelの導入手順を動画で確認したい方は、以下の日本語解説動画が参考になります。
この動画では、シンプルなワンラインインストーラーを使ってPterodactylパネルをサーバーにインストールする方法を日本語で解説しています。実際の画面を見ながら手順を確認できるため、記事と合わせて視聴することでより理解が深まります。
また、Pterodactyl Panelの使い方については以下の動画も参考になります。
この動画では、UbuntuサーバーにPterodactylを使ってMinecraftサーバーを構築する方法を実演しています。Dockerサーバーを使用したゲームサーバー構築の流れを実際の画面で確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. Pterodactyl Panelは完全無料で使えますか?
はい、Pterodactyl Panelは完全無料のオープンソースソフトウェアです。MITライセンスで提供されており、個人利用だけでなく商用利用も可能です。ただし、Panel自体は無料ですが、運用するためのVPSやレンタルサーバーのコストは別途必要になります。また、開発を支援したい場合は任意でスポンサーシップに参加することもできます。
Q2. v1.12.0へのアップデートは必須ですか?
はい、極めて重要です。v1.12.0では、3つの重要なセキュリティ脆弱性が修正されています。特にCVE-2025-68954は、サーバー削除や権限変更時にSFTPアクセスが適切に取り消されない問題で、不正アクセスのリスクがあります。また、CVE-2025-69197は2要素認証コードが複数回使用可能な脆弱性で、セキュリティを大きく損ないます。旧バージョンを使用している場合は、データのバックアップを取得した上で、できるだけ早くアップデートを実施してください。アップデート手順は公式ドキュメントに詳しく記載されています。
Q3. 1台のVPSで何台のゲームサーバーを運用できますか?
VPSのスペックとゲームの種類によって異なります。一般的な目安として、4コア・8GBメモリのVPSであれば、Minecraftサーバー(Vanilla)を3~5台程度運用できます。ただし、プレイヤー数、導入するMODやプラグインの数によって必要リソースは大きく変動します。ARKのような重量級ゲームでは、1台あたり8GB以上のメモリが推奨されます。まずは小規模から始めて、必要に応じてVPSのプランをアップグレードすることをお勧めします。
Q4. Pterodactyl Panelは日本語で利用できますか?
Panel本体は英語が標準言語です。コミュニティによる日本語化プロジェクトも存在しますが、2026年1月時点では最新版v1.12.0に完全対応した日本語化ファイルは限られています。ただし、インターフェースは直感的で分かりやすいため、基本的な英語が読めれば問題なく使用できます。エックスサーバーVPS for GameやシンVPSでは、Pterodactyl専用のアプリイメージが提供されており、日本語のマニュアルも充実しています。
Q5. SSL証明書の設定は必須ですか?
本番環境では必須です。SSL証明書を設定していない場合、通信が暗号化されず、パスワードなどの重要情報が平文で送信されるリスクがあります。Let’s EncryptのCertbotを使用すれば、無料でSSL証明書を取得し、自動更新も設定できます。開発環境やローカルネットワークでのテスト利用の場合は、SSL証明書なしでも動作しますが、セキュリティリスクを理解した上で使用してください。
Q6. PHP 8.2以上が必須なのはなぜですか?
Pterodactyl Panel v1.11.10以降では、Laravel 10へのアップグレードに伴い、PHP 8.2以上が必須要件となりました。これは、セキュリティの強化、パフォーマンスの向上、そして最新のPHP機能を活用するための変更です。古いバージョンのPHPはセキュリティサポートが終了している可能性があるため、最新版を使用することが推奨されます。
まとめ
Pterodactyl Panel v1.12.0は、ゲームサーバー管理を劇的に効率化する強力なツールです。Docker技術による隔離環境、直感的なWebUI、豊富な対応ゲームタイトルにより、個人の小規模運用から大規模なホスティング事業まで幅広く対応できます。
最新版v1.12.0では2026年1月6日にリリースされ、3つの重要なセキュリティ脆弱性と複数の重要なバグが修正されています。既存ユーザーは速やかにアップデートを実施してください。新規導入の場合は、必ず最新版を使用し、SSL証明書の設定、ファイアウォールの適切な構成、定期的なバックアップを忘れずに実施してください。
2025年12月25日には、エックスサーバーVPS for GameとシンVPSでPterodactyl専用のアプリイメージが提供開始され、ワンクリックでインストールできるようになりました。適切なVPSを選択し、本記事の手順に従ってインストールを進めれば、初心者でも数時間でゲームサーバー管理環境を構築できます。
さらに詳しい情報は公式ドキュメントや、サーバー診断サイトで最適な運用環境を見つけてください。

