【2025年11月最新】動画や音声配信に向いているストリーミングサーバーを比較

最近、動画や音声を自分で配信する方が増えています。
YouTubeやTwitch、ツイキャスのような動画・音声配信プラットフォームが人気ですが、レンタルサーバーを利用すれば、自分のWebサイトのみで配信することも可能です。

とはいえ、これまでYouTubeでの配信を行ったことしかない方にとっては、どんなストリーミングサーバーを使えばよいのか分からない部分も多いでしょう。

そこで今回は、動画や音声配信に向いているストリーミングサーバーを選ぶポイントと、おすすめのレンタルサーバーを紹介します。

目次

ストリーミングサーバーの基礎知識

ストリーミングとは、ファイルをダウンロードさせると同時にファイルの再生も行う技術のことです。
そして、ストリーミングサーバーはその名の通り、ストリーミングに最適化された専用サーバーとなります。

通常のサーバーでも動画・音声配信は可能ですが、ストリーミングサーバーと異なり、配信時に利用される回線の送信データ量が少なくなっているため、途中で配信が止まってしまうかもしれません。
また、同時アクセス数も限られているため、あまりに多くの観客ユーザーが来るとサーバーがダウンしてしまう可能性もあります。

このことから、配信プラットフォームを用いない場合には、ストリーミングサーバーを利用した方が良いとされます。

ストリーミングサーバーを使うメリット

配信を行う目的として、認知度をアップしたいなどがあると思います。
人気のジャンルであれば、数万回再生されるかもしれません。
また、TwitterなどのSNSとの連携もされているので、高い拡散力も持っています。

しかし、それだけユーザー数も多く、せっかくアップロードした動画も埋もれてしまうことだってあります。
他にも、気づかないうちにプライバシーポリシーに違反して、見られなくなってしまうかもしれません。
これに対し、ストリーミングサーバーを使う利点としては、自分のサイトに来てくれた特に興味の高い人たちに向けて、専用での動画配信を自由に行えるといった点です。

また、ファイルサイズが大きいほど、YouTubeへの動画アップロードには時間がかかります。
時間が長く、また高画質にするほどファイルのサイズは比例して大きくなっていきますが、ストリーミングサーバーを利用している場合には自分で管理しているサーバーにアップするだけです。

こういった利点は個人より法人や自営業に対して強く、専用ストリーミングサーバーを用いて配信する企業も少なくありません。

動画や音声配信サイトに向いているストリーミングサーバーは?

YouTubeを利用せず動画や音声をアップする場合、ストリーミングサーバーに求められるのは転送量とディスク容量です。
その理由を解説していきましょう。

まず、自作した動画や音声をご自分のWebサイトなどで公開して、ユーザーに閲覧させたりする場合には、ある程度の転送量を持ったサーバーを用意する必要があります。
もしデータ容量がサーバーの容量を超えてしまった場合には、サーバー会社からアラートが飛ぶだけでなく、最悪の場合、サーバーがダウンしてサービスが提供できなくなる可能性もあるでしょう。
したがって、動画や音声配信を行うストリーミングサーバーは、転送量に余裕があるものを準備する必要があるのです。

また、動画や音声ファイルはデータサイズが非常に大きくなるため、サーバーのディスク容量にもそれなりのスペックが求められます。
10GB程度では、長い動画10本もアップロードできないので、せめて100GBは欲しいところでしょう。

以上より、レンタルサーバーを借りる際には、この2点を重視して選びましょう。

「転送量無制限」で気を付けるべき点

レンタルサーバーの中には転送量無制限をサービスしている事業者もあります。
動画や音声をストリーミングするサーバーをレンタルするのであれば、非常に魅力的に思えるでしょう。

しかし、転送量無制限と書かれていても、サーバーに過大な負荷がかかる場合には制限が行われる可能性があります。
データ転送量が著しく多い場合にはサーバーが利用できなくなる可能性がありますので注意しなくてはいけません。

こうした表記になっている理由としては、サービス提供者側が想定した制限を超えるデータ転送量になることが少ないという前提で、サービスが提供されているためです。

実際に一定のデータ転送量を超えた場合には、サーバー会社によってサービスを停止されたり、プラン変更を促されたりする可能性があります。
転送量無制限のサーバーを選ぶ場合でも、利用規約や目安をホームページで確認しておきましょう。

動画配信向けおすすめサーバーの特徴やポイント

さて、動画配信用のストリーミングサーバーでチェックしたい点とその理由についてお伝えしてきました。
これまでの内容を踏まえて、実際どんなサーバーがあるのかをピックアップしてみました。特徴やポイントについても記載していますので、参考にしてください。

機能優先で大容量・転送量多めのレンタルサーバー

まずは、動画配信を行う際に何の心配がないスペックを持ったサーバーを紹介していきます。
比較的費用が多少かかってしまうものの、スペック不足による問題が起きることは滅多にないため、初めてストリーミングサーバーを利用するのであれば、スペック重視で選んでおきましょう。


エックスサーバー

エックスサーバー
初期費用月額費用転送量
無料693円〜無制限

※月額費用は36ヶ月契約の場合

どのプランでも十分な転送量が確保できる、安定性の高いサーバー

高速・高機能・高安定性と3拍子揃った、人気のレンタルサーバーです。
転送量が無制限となり、500GB〜700GBの大容量ディスクスペース(NVMe SSD)を備えているため、動画や音声配信にも十分対応することができます。自動バックアップ機能も標準装備で安心です。

料金・プランの詳細(公式サイトへ)


ヘテムル(heteml)

ヘテムル
初期費用月額費用転送量
無料1,210円〜無制限

※月額費用は36ヶ月契約の場合

動画配信にもピッタリ!高性能のレンタルサーバー

ヘテムルは、600GBの大容量SSDストレージと無制限の転送量を誇るレンタルサーバーです。
オールSSD構成で高速なデータ転送が可能で、動画配信に最適な環境を提供します。他のレンタルサーバー業者に比べると多少コストはかかりますが、容量と転送量も十分にあり、安定した内容のサービスになっています。

料金・プランの詳細(公式サイトへ)


コストを抑えて配信をしたい方向けレンタルサーバー

こちらのサーバー類は初期費用や月額費用が安くなっている分、上位プランと比較するとコストパフォーマンスに優れています。
あまり高画質ではなかったり、短時間の動画しか配信しないという場合にはこちらを利用する方がお得です。


ロリポップ!レンタルサーバー

ロリポップ
初期費用月額費用転送量
無料99円〜無制限

※月額費用は36ヶ月契約の場合

月額最安値で十分な転送量を持つコスパ最高のサーバー!

転送量無制限と十分な容量が確保できるロリポップ!のレンタルサーバー。
2025年現在、全プランで転送量無制限となっており、初期費用も無料です。ライトプランなら350GB、ハイスピードプランなら700GBの大容量SSDストレージを利用できます。ただし、エコノミープランは120GBまでとなっていますので、長めの動画もしくは高画質のものを配信する場合には上位プランを検討してください。

料金・プランの詳細(公式サイトへ)


ABLENET(エイブルネット)

ABLENET
初期費用月額費用転送量
無料830円〜無制限

※月額費用は12ヶ月契約の場合

圧倒的な転送量と安定性!

ABLENETの転送量は本当に無制限といっていいほどに大きなものになっています。
どのプランでも転送量無制限ですので、配信するファイルサイズで容量を調整していきましょう。
ライトプランは300GB、スタンダードプランは400GB、プレミアムプランは500GBのディスク容量を提供しています。

料金・プランの詳細(公式サイトへ)


おすすめサーバーの料金・機能比較

最後におすすめしたサーバーの料金体系やディスク容量について、一覧でご紹介します。

もし料金などが気になるようであれば、こちらで比較してみてください。

エックスサーバー(2025年11月最新)

プラン名初期費用月額費用(36ヶ月契約)ディスク容量転送量
スタンダード無料693円500GB(NVMe SSD)無制限
プレミアム無料1,386円600GB(NVMe SSD)無制限
ビジネス無料2,772円700GB(NVMe SSD)無制限

ヘテムル(heteml)(2025年11月最新)

プラン名初期費用月額費用(36ヶ月契約)ディスク容量転送量
プラス無料1,210円600GB(SSD)無制限

ロリポップ!レンタルサーバー(2025年11月最新)

プラン名初期費用月額費用(36ヶ月契約)ディスク容量転送量
エコノミー無料99円120GB(SSD)無制限
ライト無料264円350GB(SSD)無制限
スタンダード無料495円450GB(SSD)無制限
ハイスピード無料550円700GB(SSD)無制限
エンタープライズ無料2,200円1.2TB(SSD)無制限

※エコノミープランではWordPress使用不可

ABLENET(2025年11月最新)

プラン名初期費用月額費用(12ヶ月契約)ディスク容量転送量
ライト無料830円300GB無制限
スタンダード無料1,320円400GB無制限
プレミアム無料3,170円500GB無制限

利用目的に合ったレンタルサーバーを選ぼう

今回は、動画や音声配信に向いているストリーミングサーバーを選ぶポイントと、おすすめのレンタルサーバーを紹介しました。
2025年11月現在、多くのレンタルサーバーで転送量無制限、初期費用無料のサービスが提供されており、以前よりも動画配信のハードルが下がっています。

リーズナブルなだけでなく、スペックも申し分ないレンタルサーバーばかりなので、ご自分の利用目的に合ったものを見つけ、ぜひ使ってみてください。


参考動画

レンタルサーバー選びについて、さらに詳しく知りたい方は以下の動画も参考になります。

レンタルサーバーの選び方と比較

動画配信について


【2025年11月7日更新】

本記事の情報は2025年11月時点のものです。各サービスの料金やスペックは予告なく変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

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