冒頭の直接回答
マインクラフトのテレポート(TP)コマンドは、プレイヤーやエンティティを瞬時に別の場所へ移動させる機能です。基本コマンドは「/tp [対象] [座標またはプレイヤー名]」で、Java版・統合版ともに使用可能です。サバイバルモードでもチート許可設定を有効にすれば利用でき、拠点間の移動や建築作業の効率化に役立ちます。
要点
- テレポートコマンドの基本構文は「/tp [対象] [X座標] [Y座標] [Z座標]」で、座標指定やプレイヤー名指定が可能
- Java版・統合版・BE版で微妙に構文が異なるため、各エディションに応じた正確なコマンド入力が必要
- チート許可設定をONにすることで、サバイバルモードでもテレポート機能が使用可能になる
- 相対座標(~)やローカル座標(^)を活用すれば、現在位置を基準とした柔軟な移動が実現できる
- マルチサーバーでは権限設定(OP権限)が必要で、安定した動作には高性能VPSの利用が推奨される

マインクラフトのテレポート機能とは
テレポート機能の概要と用途
マインクラフトのテレポート機能は、ゲーム内で瞬時に別の場所へ移動できるコマンドベースのシステムです。通常の徒歩移動では数十分かかる距離も、コマンド1つで一瞬で到達できるため、拠点間の移動、建築作業の効率化、探検の時間短縮など幅広い用途で活用されています。
Java Edition・Bedrock Edition(統合版)の両方で利用可能ですが、コマンド構文にわずかな違いがあります。サバイバルモードでもチート許可設定を有効にすれば使用でき、クリエイティブモードでは標準で利用可能です。
マルチプレイサーバーでは、管理者権限(OP権限)を持つプレイヤーのみが他のプレイヤーをテレポートさせることができ、サーバールールによって使用制限が設けられている場合もあります。
テレポート機能のメリット
- 時間効率の大幅向上:遠方の拠点への移動時間をゼロに短縮
- 建築作業の効率化:高所や地下深部への移動が瞬時に完了
- 探索範囲の拡大:未探索エリアへの到達が容易になり、バイオーム探しが効率的に
- 緊急脱出手段:溶岩や敵に囲まれた際の緊急回避が可能
- マルチプレイの利便性:フレンドとの合流や集合場所への移動がスムーズに
テレポートコマンドの基本構文と使い方
基本コマンドの構文
マインクラフトのテレポートコマンドは以下の基本構文で実行します。
基本構文(Java Edition)
/tp [対象プレイヤー] [目的地プレイヤー名]
/tp [対象プレイヤー] [X座標] [Y座標] [Z座標]
/teleport [対象プレイヤー] [X座標] [Y座標] [Z座標]
基本構文(Bedrock Edition/統合版)
/tp [対象] [目的地]
/tp [対象] [X] [Y] [Z]
コマンド実行時は、チャット欄を開いて(Java版:Tキー、統合版:十字キー右)コマンドを入力し、Enterキーで確定します。
具体的な使用例
自分を特定座標にテレポート
/tp @s 100 64 -200
このコマンドで、自分自身を座標X=100、Y=64、Z=-200の位置へ移動します。
他のプレイヤーを自分の位置にテレポート
/tp PlayerName @s
指定したプレイヤーを自分の現在位置に呼び寄せます。
自分を他のプレイヤーの位置にテレポート
/tp @s PlayerName
自分を指定したプレイヤーの位置へ移動します。
ターゲットセレクターの活用
ターゲットセレクターを使うことで、より柔軟なテレポート指定が可能です。
- @s:コマンド実行者自身
- @p:最も近いプレイヤー
- @a:全てのプレイヤー
- @e:全てのエンティティ(モブ含む)
- @r:ランダムなプレイヤー
全プレイヤーを特定座標に集合させる例
/tp @a 0 100 0
エディション別テレポートコマンド詳細解説
Java Editionのテレポートコマンド
Java Edition(PC版)では、より詳細なパラメータ指定が可能です。
回転角度を指定したテレポート
/tp @s 100 64 -200 facing 180 0
第4・第5パラメータで向きを指定でき、180は南向き、0は水平を意味します。
特定のエンティティの位置を向いてテレポート
/tp @s 100 64 -200 facing entity @p eyes
最も近いプレイヤーの目線の高さを向いた状態でテレポートします。
コマンド実行の権限
Java Editionでは、シングルプレイでチート許可をONにするか、マルチプレイサーバーでOP権限を取得する必要があります。
Bedrock Edition(統合版)のテレポートコマンド
Bedrock Edition(Windows 10版、スマホ版、Switch版、Xbox版、PS版)では、構文がやや簡略化されています。
基本的なテレポート
/tp [プレイヤー名] [X] [Y] [Z]
向きを指定したテレポート
/tp [プレイヤー名] [X] [Y] [Z] [y軸回転] [x軸回転]
統合版特有の注意点
- コマンドブロックでの実行時、一部の構文が制限される場合がある
- 座標指定時の小数点以下の挙動がJava版と異なる場合がある
- チート許可はワールド作成時またはLANに公開する際に設定可能
各エディションの互換性
Java版と統合版では、基本的なテレポート機能は共通していますが、以下の違いに注意が必要です。
| 項目 | Java Edition | Bedrock Edition |
|---|---|---|
| コマンド名 | /tp または /teleport | /tp |
| ターゲットセレクター | 完全対応 | 一部制限あり |
| 座標の小数点 | 完全対応 | 動作が異なる場合あり |
| 回転角度指定 | facing構文あり | 数値直接指定 |
| NBTタグ指定 | 対応 | 非対応 |
座標の調べ方と指定方法
座標の表示方法
マインクラフトで正確にテレポートするには、目的地の座標を把握する必要があります。
Java Editionでの座標表示
- F3キーを押すとデバッグ画面が表示され、左側に現在座標が表示されます
- 「XYZ: 座標値」の形式で、X(東西)、Y(高さ)、Z(南北)の3軸が表示されます
- F3キーが効かない場合は、Fn+F3またはAlt+Fn+F3を試してください
Bedrock Edition(統合版)での座標表示
- 設定メニュー→ゲーム→座標の表示をONにする
- 画面左上に常時座標が表示されるようになります
- ワールド作成時に「座標を表示」をONにしておくことも可能
座標の読み方と意味
マインクラフトの座標系は3次元のデカルト座標系を採用しています。
- X座標:東西方向(正の値が東、負の値が西)
- Y座標:高さ(0が岩盤層、64付近が海面、320が建築上限)
- Z座標:南北方向(正の値が南、負の値が北)
ワールドの原点
座標(0, 64, 0)がワールドのスポーン地点付近に設定されており、ここを基準に座標が計算されます。
絶対座標と相対座標の違い
絶対座標
ワールドの原点を基準とした固定の座標値です。
/tp @s 100 64 -200
常に同じ場所(X=100、Y=64、Z=-200)へテレポートします。
相対座標(チルダ記法)
現在位置を基準とした相対的な座標値で、「~」記号を使用します。
/tp @s ~10 ~5 ~-20
現在位置から東に10ブロック、上に5ブロック、北に20ブロック移動します。
/tp @s ~ ~100 ~
X座標とZ座標はそのままで、Y座標だけ100ブロック上昇します。
応用テクニック:相対座標・ローカル座標の活用
相対座標を使った便利なテレポート
相対座標は、現在位置を基準に移動できるため、建築作業や探索で非常に便利です。
真上・真下への移動
/tp @s ~ ~50 ~
現在位置から50ブロック上へ移動(高所建築に便利)
/tp @s ~ ~-30 ~
現在位置から30ブロック下へ移動(地下探索に便利)
水平方向への移動
/tp @s ~100 ~ ~
現在位置から東へ100ブロック移動
ローカル座標(キャレット記法)の活用
ローカル座標は、プレイヤーの向いている方向を基準とした座標系で、「^」記号を使用します。
基本構文
/tp @s ^ ^ ^10
プレイヤーの向いている方向に10ブロック前進します。
ローカル座標の軸定義
- ^left ^up ^forward:左、上、前方向
- 正の値で右・上・前、負の値で左・下・後ろへ移動
応用例:常に前方へテレポート
/tp @s ^ ^ ^5
どの方向を向いていても、視線の先5ブロックの位置へ移動します。
コマンドブロックとの組み合わせ
コマンドブロックを使えば、ボタンやレッドストーン信号でテレポートを自動化できます。
テレポートステーションの作り方
- コマンドブロックを設置(クリエイティブモードで
/give @s command_blockで入手) - コマンドブロックに以下を入力
/tp @p 100 64 -200
- ボタンや感圧板をコマンドブロックに接続
- プレイヤーがボタンを押すと自動的にテレポート
複数の拠点を結ぶテレポートネットワーク
各拠点にコマンドブロックを設置し、それぞれに別の目的地座標を設定することで、拠点間を瞬時に移動できるネットワークを構築できます。
よくあるエラーと解決方法
「コマンドを実行できません」エラー
原因
チート許可がOFFになっている、または権限が不足しています。
解決方法
- シングルプレイ:ESCメニュー→「LANに公開」→「チートの許可: ON」→「LANワールドを公開」
- マルチプレイ:サーバー管理者に
/op プレイヤー名でOP権限を付与してもらう
「プレイヤーが見つかりません」エラー
原因
指定したプレイヤー名が間違っているか、そのプレイヤーがオンラインではありません。
解決方法
- プレイヤー名のスペルを正確に確認(大文字小文字は区別されません)
/listコマンドでオンラインプレイヤーを確認- ターゲットセレクター(@p、@aなど)を活用
「座標が無効です」エラー
原因
座標の書式が間違っているか、範囲外の値を指定しています。
解決方法
- X、Y、Zの3つの座標値をすべて指定(省略不可)
- Y座標は-64~320の範囲内で指定(バージョンにより異なる)
- カンマではなくスペースで区切る
- 相対座標の「~」やローカル座標の「^」の記号を確認
テレポート先で窒息ダメージを受ける
原因
テレポート先にブロックが存在し、プレイヤーがブロック内に出現しています。
解決方法
- Y座標を調整して、空間のある場所を指定
- 事前に目的地の座標を確認し、安全な場所を選ぶ
- 地下にテレポートする場合は、洞窟や空間のある座標を選択
マルチサーバーで反応が遅い・ラグが発生
原因
サーバーのスペック不足や回線の問題でコマンド処理が遅延しています。
解決方法
- サーバーのメモリやCPUスペックを増強
- プレイヤー数やエンティティ数を削減
- 高性能なVPSサーバーへの移行を検討(後述のVPS比較を参照)
マルチサーバーでのテレポート設定
OP権限の付与方法
マルチプレイサーバーでテレポートコマンドを使用するには、OP(オペレーター)権限が必要です。
OP権限の付与(サーバー管理者が実行)
/op プレイヤー名
OP権限の剥奪
/deop プレイヤー名
OP権限レベルの設定
server.propertiesファイルで、op-permission-levelを設定できます(1~4、デフォルトは4)。
プラグインを使った高度なテレポート機能
SpigotやPaperサーバーでは、プラグインを導入することでより便利なテレポート機能を追加できます。
EssentialsXプラグイン
/home:自分の家にテレポート/spawn:スポーン地点にテレポート/warp [名前]:設定したワープポイントにテレポート/tpa [プレイヤー名]:相手にテレポート許可をリクエスト
導入方法
- Spigot/Paperサーバーを構築
- EssentialsXプラグインをダウンロード(https://essentialsx.net/)
- サーバーのpluginsフォルダに配置
- サーバーを再起動
おすすめプラグイン
- EssentialsX:基本的なテレポート機能の拡張
- WorldEdit:範囲選択やコピー時のテレポート
- Multiverse-Core:複数ワールド間のテレポート
サーバー設定での注意点
allow-flight設定
server.propertiesで allow-flight=true に設定しないと、高所へのテレポート後に「飛行」として検知され、キックされる場合があります。
spawn-protection設定
スポーン保護範囲内では、OP権限のないプレイヤーがテレポートコマンドを使えない場合があります。
パフォーマンスへの配慮
大量のプレイヤーを頻繁にテレポートさせると、サーバーの負荷が増大します。安定した運営には、高性能なVPSサーバーの利用が推奨されます。
マイクラサーバー運営におすすめのVPS比較
マインクラフトのマルチサーバーを安定して運営し、テレポートコマンドを快適に使用するには、高性能なVPSサーバーの選択が重要です。ここでは、マイクラサーバー運営に適した主要VPSサービスを比較紹介します。
ConoHa for GAME
ConoHa for GAMEは、マインクラフトサーバーに特化したVPSサービスで、初心者でも簡単にサーバー構築ができる点が特徴です。
主な特徴
- Minecraftサーバーのテンプレートが用意され、申込み後すぐにサーバー開設可能
- 管理画面からワンクリックでサーバーの起動・停止・再起動が可能
- 自動バックアップ機能搭載で、データ消失のリスクを軽減
- 最低1GBメモリプランから利用可能で、小規模サーバーにも対応
- 時間課金制と月額課金制を選択でき、柔軟な料金プラン
推奨プラン
- 4GBプラン:10~20人程度のプレイヤーに最適
- 8GBプラン:20~50人規模のサーバーに対応
- MODやプラグインを多数導入する場合は、8GB以上を推奨
公式サイト
ConoHa for GAME
Xserver VPS for Game
Xserver VPS for Gameは、国内最大級のレンタルサーバー会社エックスサーバーが提供するゲーム特化型VPSです。
主な特徴
- Minecraftサーバーの自動構築機能搭載
- 国内最速クラスの高速ネットワーク環境
- 管理画面からMODやプラグインのインストールが簡単
- 24時間365日のサポート体制で初心者も安心
- 月額料金が明確で、追加費用が発生しにくい
推奨プラン
- 4GBプラン:小~中規模サーバー向け(月額1,800円~)
- 8GBプラン:中~大規模サーバー向け(月額3,201円~)
- 初期費用無料、14日間の無料お試し期間あり
公式サイト
Xserver VPS for Game
さくらのVPS
さくらのVPSは、老舗のVPSサービスで、高い安定性と柔軟なカスタマイズ性が特徴です。
主な特徴
- 石狩データセンターの高速・安定したネットワーク環境
- スタートアップスクリプトでMinecraftサーバーを自動構築可能
- ルート権限での自由なカスタマイズが可能
- 長年の運営実績による高い信頼性
- 料金は月額制で、シンプルな料金体系
推奨プラン
- 4GBプラン:月額3,520円
- 8GBプラン:月額7,040円
- 技術的な知識がある中~上級者向け
公式サイト
さくらのVPS
KAGOYA CLOUD VPS
KAGOYA CLOUD VPSは、高いコストパフォーマンスと初心者向けの管理画面が魅力のVPSサービスです。
主な特徴
- 月額料金が業界最安値クラス
- 初期費用無料で、日額課金にも対応
- シンプルな管理画面で操作が簡単
- Minecraftサーバーのテンプレート提供
- 電話・メールサポート対応
推奨プラン
- 3GBプラン:月額1,540円(小規模サーバー向け)
- 6GBプラン:月額7,425円(中規模サーバー向け)
- コストを抑えてサーバー運営したい方におすすめ
公式サイト
KAGOYA CLOUD VPS
ConoHa VPS
ConoHa VPSは、汎用的なVPSサービスですが、Minecraftサーバーにも対応しています。
主な特徴
- 時間課金制で、使った分だけの支払い
- 高速SSD搭載で読み書き速度が速い
- 複数のリージョンから選択可能
- APIによる自動化が可能で、上級者向けの機能も充実
- 長期利用割引プランあり
推奨プラン
- 4GBプラン:時間課金3.6円/時、月額最大2,408円
- 8GBプラン:時間課金7.2円/時、月額最大4,818円
- 短期間のイベント開催やテスト環境構築に最適
公式サイト
ConoHa VPS
VPS選択のポイント
マインクラフトサーバー用VPSを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
| 比較項目 | 重要度 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| メモリ容量 | 高 | プレイヤー数×200MB程度が目安 |
| CPU性能 | 高 | コア数が多いほどMOD処理が快適 |
| ストレージ | 中 | SSD推奨、ワールドデータ容量に余裕を |
| 回線速度 | 高 | 国内データセンター推奨 |
| 管理画面 | 中 | 初心者は簡単操作のサービスを選択 |
| サポート体制 | 中 | 日本語サポートがあると安心 |
| 料金 | 中 | 月額料金と初期費用を確認 |
より詳細な比較や、自分に最適なVPSを診断したい場合は、サーバー比較診断サイトで、利用目的や予算に応じたおすすめサービスを確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. テレポートコマンドが使えない場合の対処法は?
結論:チート許可設定がOFFになっている可能性が高いため、シングルプレイでは「LANに公開」からチートを有効化し、マルチプレイではサーバー管理者にOP権限を付与してもらう必要があります。
詳細な手順
シングルプレイの場合、ゲーム中にESCキー→「LANに公開」→「チートの許可: ON」に変更→「LANワールドを公開」をクリックすることで、一時的にチートが有効化されます。ただし、ワールドを閉じると設定がリセットされるため、再度プレイする際は毎回この手順を実行する必要があります。
マルチプレイサーバーの場合、サーバー管理者がサーバーコンソールまたはゲーム内で /op プレイヤー名 コマンドを実行してOP権限を付与する必要があります。権限レベルは1~4まで設定でき、レベル2以上でテレポートコマンドが使用可能になります。
統合版(Bedrock Edition)でワールド作成時にチートを有効化し忘れた場合、既存ワールドでは設定を変更できないため、外部ツール(NBT Editorなど)を使用するか、新しいワールドを作成する必要があります。
参考:Minecraft公式Wiki – Commands(https://minecraft.fandom.com/wiki/Commands)
Q2. 他のプレイヤーを自分の位置にテレポートさせるコマンドは?
結論:/tp [対象プレイヤー名] @s または /tp [対象プレイヤー名] ~ ~ ~ で、指定したプレイヤーを自分の現在位置に呼び寄せることができます。
詳細な使い方
Java Editionでは、/tp PlayerName @s のように、対象プレイヤー名の後に @s(自分自身を示すターゲットセレクター)を指定することで、そのプレイヤーを自分の位置にテレポートさせられます。複数のプレイヤーを同時に呼び寄せたい場合は、/tp @a @s で全プレイヤーを自分の位置に集合させることも可能です。
Bedrock Edition(統合版)では、/tp PlayerName ~ ~ ~ のように相対座標を使用することで、同様の効果が得られます。ただし、マルチプレイサーバーでは、他のプレイヤーをテレポートさせるにはOP権限が必要です。
マルチサーバーでフレンドとの合流に便利ですが、頻繁に実行するとサーバーに負荷がかかる場合があるため、適度な使用を心がけましょう。EssentialsXなどのプラグインを導入すれば、/tpahere コマンドで相手に承認を求めてからテレポートさせる、より友好的な方法も利用できます。
参考:Minecraft公式ドキュメント – Target Selectors(https://minecraft.fandom.com/wiki/Target_selectors)
Q3. 座標を調べずにテレポートする方法はありますか?
結論:プレイヤー名を指定したテレポート、ターゲットセレクターの活用、またはF3+Cキーで座標をクリップボードにコピーする方法があります。
詳細な方法
座標を直接入力せずにテレポートする最も簡単な方法は、プレイヤー名を指定することです。/tp @s PlayerName で指定したプレイヤーの位置へ、/tp PlayerName @s で指定したプレイヤーを自分の位置へテレポートできます。
Java Editionでは、F3キーでデバッグ画面を表示中にCキーを押すと、現在座標がクリップボードにコピーされます。コピーされた座標は /tp @s の後にCtrl+Vで貼り付けることができ、正確な座標入力が簡単になります。F3+Cキーを10秒間長押しすると、強制的にクラッシュレポートが生成されるため、短く押すだけにしてください。
ターゲットセレクターの @p(最も近いプレイヤー)、@r(ランダムなプレイヤー)なども座標不要でテレポートできます。また、コマンドブロックに事前に目的地の座標を設定しておけば、ボタン一つでテレポートできるため、よく訪れる拠点への移動に便利です。
プラグインやMODを導入すれば、/home、/spawn、/warp などのコマンドで、名前を指定するだけでテレポートできるようになります。
参考:Minecraft Forum – Teleport Commands Guide(https://www.minecraftforum.net/)
Q4. テレポート後に落下ダメージを受けないようにするには?
結論:着地地点の安全を事前に確認するか、クリエイティブモードを活用するか、エンダーパールやエリトラなどのアイテムを併用することで落下ダメージを回避できます。
詳細な対策
テレポート先のY座標を地面より少し高めに設定すると、ブロックに埋まるリスクは減りますが、高所から落下してダメージを受ける可能性があります。安全にテレポートするには、事前に目的地の座標をF3キーで確認し、地面の高さを正確に把握してからテレポートすることが重要です。
クリエイティブモードでは落下ダメージが無効化されるため、建築作業中などは /gamemode creative でモード変更してからテレポートし、到着後に /gamemode survival でサバイバルモードに戻す方法もあります。
サバイバルモードで安全にテレポートしたい場合、以下のアイテムや効果を活用できます。
- エンダーパール:投げた地点にテレポートでき、わずかなダメージのみ
- エリトラ:滑空中にテレポートすれば、着地時の衝撃を軽減可能
- 低速落下のポーション:テレポート前に飲んでおけば、落下速度が遅くなり安全
- フェザーフォーリングのエンチャント:ブーツに付与しておくと落下ダメージ軽減
コマンドで /effect give @s minecraft:slow_falling 30 を実行すると、30秒間の低速落下効果が付与され、テレポート後の落下も安全になります。
参考:Minecraft Wiki – Damage(https://minecraft.fandom.com/wiki/Damage)
Q5. マイクラサーバーでテレポートコマンドが重い場合の対処法は?
結論:サーバーのメモリ不足やCPU負荷が原因の可能性が高く、サーバースペックの増強、エンティティ数の削減、高性能VPSへの移行が効果的です。
詳細な対策
テレポートコマンドが重い、遅延が発生する、サーバーがクラッシュするといった症状は、サーバーのハードウェアスペック不足が主な原因です。特に以下の要因が影響します。
メモリ不足
Minecraftサーバーは、プレイヤー数やワールドサイズに応じて大量のメモリを消費します。プレイヤー1人あたり200MB程度、MODやプラグイン導入時はさらに増加するため、10人規模のサーバーなら最低4GB、20人以上なら8GB以上のメモリが推奨されます。
CPU性能不足
テレポート時には、チャンクの生成・読み込み処理が集中的に発生し、CPU負荷が急増します。コア数が多く、クロック周波数の高いCPUを搭載したVPSを選ぶことが重要です。
エンティティ数の削減
ワールド内のモブやドロップアイテムが多すぎると、サーバー全体のパフォーマンスが低下します。/kill @e[type=!player] コマンドでモブやアイテムを一括削除する、スポーンレートを調整するなどの対策が有効です。
高性能VPSへの移行
現在のサーバーでパフォーマンスが改善しない場合、ConoHa for GAME、Xserver VPS for Game、さくらのVPSなど、マイクラサーバーに最適化された高性能VPSへの移行を検討しましょう。これらのサービスは、高速SSD、大容量メモリ、高性能CPUを標準装備しており、快適なマルチプレイ環境を実現できます。
詳細なサーバー選びについては、サーバー比較診断サイトで、プレイヤー数や利用目的に応じた最適なVPSを診断できます。
参考:Minecraft Server Official Documentation(https://www.minecraft.net/en-us/download/server)
まとめ
マインクラフトのテレポートコマンドは、ゲーム内での移動を劇的に効率化する強力な機能です。基本構文 /tp [対象] [座標またはプレイヤー名] をマスターし、絶対座標・相対座標・ローカル座標を使い分けることで、建築作業、探索、マルチプレイでの合流など、あらゆる場面で活用できます。
Java版と統合版でコマンド構文にわずかな違いがあるため、使用しているエディションに応じた正確なコマンドを入力しましょう。チート許可設定やOP権限の確認も忘れずに行ってください。
マルチサーバーを運営する場合、プレイヤー数が増えるほどテレポート処理の負荷も増大します。快適なサーバー環境を維持するには、ConoHa for GAME、Xserver VPS for Game、さくらのVPSなど、高性能なVPSサービスの利用がおすすめです。自分に最適なサーバーを選ぶために、サーバー比較診断サイトも活用してみてください。
この完全ガイドを参考に、マインクラフトの世界を自由自在に移動し、より充実したゲーム体験を楽しんでください。
出典
- Minecraft公式Wiki – Commands(https://minecraft.fandom.com/wiki/Commands)
- Minecraft公式ドキュメント – Target Selectors(https://minecraft.fandom.com/wiki/Target_selectors)
- Minecraft公式サイト – Server Download(https://www.minecraft.net/en-us/download/server)
- EssentialsX公式サイト(https://essentialsx.net/)
- Spigot公式フォーラム(https://www.spigotmc.org/)
- ConoHa for GAME公式サイト(https://www.quicca-plus.com/svnavi/rdrt.php?ad=5051)
- Xserver VPS for Game公式サイト(https://www.quicca-plus.com/svnavi/rdrt.php?ad=5098)
- さくらのVPS公式サイト(https://www.quicca-plus.com/svnavi/rdrt.php?ad=1236)
- KAGOYA CLOUD VPS公式サイト(https://www.quicca-plus.com/svnavi/rdrt.php?ad=2772)
- ConoHa VPS公式サイト(https://www.quicca-plus.com/svnavi/rdrt.php?ad=5049)
- サーバー比較診断サイト(https://comparison.quicca-plus.com/)

