冒頭の直接回答
tModLoaderサーバー(Terraria MOD対応マルチ)は、SteamのtModLoader(無料)に同梱される「tModLoaderServer」(専用サーバープログラム)を使って構築できます。自宅PC(Windows)でも、VPS(Linux)でもOKです。運用で重要なのは、参加者全員のtModLoaderブランチ(stable/preview)とMOD構成を完全一致させること、そしてポート(既定は7777)を通すこと、ワールド&設定を定期バックアップすることです。
要点
- 2025年12月時点の「Terraria 1.4.4.9向け(tModLoader 1.4.4系)」を前提に、基本~運用までまとめ
- Windows自宅PC/Linux VPS(SteamCMD)/ゲーム特化レンタルサーバー(テンプレート系)の3パターンを網羅
- serverconfig.txt運用、MOD同期(Workshop運用)、バックアップ、よくあるエラー対応まで
- 日本語化(Japanese Language Pack+External Localizer等)と、日本のYouTube解説動画も掲載
tModLoaderサーバーとは?対応バージョンと必要スペック
tModLoader(TML)は、TerrariaをMOD対応で遊ぶためのコミュニティ主導の仕組みで、Steam上で無料配布されています(Terraria本体は別途必要)。マルチで遊ぶ場合は、クライアント(参加者)とサーバーのtModLoaderのブランチ、および有効化しているMODとそのバージョンを揃えるのが大前提です。
tModLoader(MOD対応Terraria)の基本
- tModLoaderはSteamで配布されているTerraria向けの無料ソフト(AppID:1281930)
- 「Host & Play(手軽)」と「Dedicated Server(本格)」があり、24時間運用やVPS運用はDedicated Serverが向き
- マルチの鉄則:全員が同じMODを同じ状態(有効/無効)で入れる
必要スペックの目安(プレイ人数×MOD数)
MODや人数で大きく変わるため一律は言えませんが、目安としては「少人数(2~4人)+軽めMOD」なら2GB前後でも動きやすく、「多人数(8人以上)+大型MOD(例:Calamity等)」は4GB以上を推奨するケースが増えます。迷ったら最初は小さく始め、ラグやクラッシュが出たら段階的に増強するのが安全です。
tModLoaderサーバーの建て方(Windows自宅PC)
手順1:tModLoader(Steam)をインストール
Steamで「tModLoader」をインストールします(無料)。Terraria本体がインストール済みであることも確認してください。
手順2:Dedicated Server(tModLoaderServer)を確認
tModLoaderのインストール先に、専用サーバープログラム(tModLoaderServer / tModLoaderServer.exe)が同梱されています。これを使うと、サーバー用のウィンドウ(コンソール)で無人運用ができます。
手順3:serverconfig.txtを用意して無人起動(推奨)
対話形式での設定も可能ですが、運用が楽になるため、serverconfig.txt を作って起動時に読み込ませる方法がおすすめです(Terrariaの専用サーバーと同じ考え方)。
例:最小構成の serverconfig.txt(必要に応じて値を変更)
# --- 基本 ---
world=MyTMLWorld.wld
worldpath=C:\\tmod-server\\Worlds
maxplayers=8
port=7777
password=
motd=Welcome to tModLoader Server!
# --- 自動生成(初回だけ使う人向け) ---
# autocreate=2 # 1:Small / 2:Medium / 3:Large
# worldname=MyTMLWorld
# seed=
# --- 追加 ---
# secure=1
# banlist=banlist.txt
ポートは環境によって変更できますが、既定は7777として説明されることが多いです。外部の友達が入る場合は、(1)ルーターのポート転送(自宅ホストの場合)と、(2)Windowsファイアウォールの許可が必要です。
手順4:MOD構成(.tmod / Workshop)を揃える
Dedicated Serverは「サーバー側にもMODが必要」です。もっとも事故が少ないのは、Steam Workshopコレクションで参加者が同じMODを購読し、有効化/無効化まで一致させる運用です。MODのバージョン差分があると接続エラーになりやすいので、ホスト(管理者)が更新タイミングを合わせるのがコツです。
tModLoaderサーバーの建て方(Linux VPS / SteamCMD)
汎用VPS(Ubuntuなど)で建てる場合は、SteamCMDでtModLoader(AppID:1281930)をサーバー用ディレクトリに入れ、tModLoaderServer を -config 付きで起動する流れになります。
手順1:SteamCMDを導入
ディストリに合わせてSteamCMDを導入します(例:Ubuntuならパッケージ導入→初回起動で更新)。
手順2:tModLoader Dedicated Serverをインストール(AppID:1281930)
例(概念):SteamCMDで force_install_dir を指定し、app_update 1281930 validate でインストールします。
# 例:/opt/tmod-server に入れる(概念)
login anonymous
force_install_dir /opt/tmod-server
app_update 1281930 validate
quit
手順3:serverconfig.txtで起動
serverconfig.txt を作成し、screen / tmux などで常駐起動します。
# 例:screenで起動(概念)
screen -S tmod
cd /opt/tmod-server
./tModLoaderServer -config /opt/tmod-server/serverconfig.txt
手順4:ファイアウォール(VPS側)を開ける
VPSは「OSのファイアウォール」だけでなく「クラウド側のセキュリティ設定(セキュリティグループ等)」で遮断されていることもあります。7777番(必要なら変更したポート)を許可してください。
日本語化(vanilla+MOD翻訳)を安定させるコツ
tModLoader環境の日本語化は、(A)バニラ(Terraria本体)の日本語化、(B)MOD側の翻訳(有志翻訳)の2段階に分けて考えると整理しやすいです。よく使われるのがJapanese Language Pack(リソースパック)と、MOD翻訳を読み込むExternal Localizer系の仕組みです。
tModLoaderの日本語化とおすすめ動画
日本の解説動画(YouTube)
安定運用・バックアップ・トラブルシューティング
よくある接続トラブルと確認ポイント
- ポートが開いていない
- 自宅ホスト:ルーターのポートフォワーディング設定(外部→内部)を再確認
- VPS:クラウド側のセキュリティ設定(セキュリティグループ等)と、OS側ファイアウォールの両方を確認
- サーバーが起動していない/落ちている
- サーバーコンソール(ログ)に例外が出ていないか確認
- VPSなら
screen -ls/tmux lsで常駐プロセスを確認
- tModLoaderのブランチ違い(stable/preview)
- 参加者全員が同じブランチで起動しているか確認
- MOD構成やバージョン差分
- MODの「有効/無効」が一致しているか(Workshopコレクション運用が便利)
- 更新が入ったMODは、全員が同じバージョンになってから入室する
バックアップの基本(必須)
- ワールドファイル(.wld)と、そのバックアップ(.bak)を定期的にコピー
- サーバー側の設定ファイル(serverconfig.txt、必要なら起動スクリプト)も一緒に保管
- MODフォルダや有効化リスト(enabled.json相当)も、事故対策として保管しておく
レンサバの宣伝(削除しない)
「自宅PCのポート開放が難しい」「24時間稼働させたい」場合は、ゲーム向けのテンプレートがあるVPSを使うと手順が短くなります。たとえば、ConoHa for GAMEはTerraria向けテンプレートを提供しており、初期設定だけでサーバーを使い始められる旨が案内されています。XServer VPS for Gameも、マルチプレイ用サーバーを簡単に始められるサービスとして案内されています。
Terraria(バニラ)用のテンプレートで建てたVPSに、追加でtModLoaderサーバーを導入する運用も可能です(SteamCMD運用に近いイメージ)。
日本のYouTube解説(レンタルサーバーでTerrariaサーバーを立てる例)
出典
- tModLoader(Steam): https://store.steampowered.com/app/1281930/tModLoader/
- tModLoader AppID(SteamDB): https://steamdb.info/app/1281930/
- tModLoader公式ドキュメント(マルチ要件:MOD一致): https://tmodloader.app/docs/multiplayer-setup.html
- Terraria Wiki(Server / serverconfig.txt, -config など): https://terraria.wiki.gg/wiki/Server
- Terraria Wiki(サーバー設定ガイド:-config): https://terraria.wiki.gg/wiki/Guide:Setting_up_a_Terraria_server
- KAGOYA(Terraria用VPS手順・ポート7777の説明): https://www.kagoya.jp/howto/cloud/vps/terraria/
- Japanese Language Pack(Steam Workshop): https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2864004486
- External Localizer(Steam Workshop): https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2986383249
- External Localizer 日本語化解説(言語キー ja-JP など): https://eva828game.hatenablog.com/entry/tmodloader/external-localizer
- ConoHa for GAME(Terrariaテンプレート案内): https://support.conoha.jp/g/temp-terraria/
- ConoHa for GAME(テンプレート紹介): https://game.conoha.jp/template/terraria/
- XServer VPS for Game(サービス案内): https://vps.xserver.ne.jp/game-server/

