【2025年11月最新】Prism Launcherの使い方完全ガイド|マイクラ複数アカウント・MOD管理を快適に

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冒頭の直接回答

Prism Launcherは、Minecraft Java Editionの複数バージョン・MOD・アカウントを一元管理できる無料のオープンソースランチャーです。公式ランチャーより軽量で、Forge・Fabric・Quiltに対応し、インスタンス機能で環境を分離できるため、MOD構成の異なるプレイ環境を簡単に切り替えられます。

要点

  • 複数のMinecraftバージョンとMOD環境を個別管理できるインスタンス機能搭載
  • Forge・Fabric・Quilt・Vanillaに対応し、MODローダーの自動インストールが可能
  • 公式ランチャーより起動が速く、メモリ割り当てやJava設定を細かくカスタマイズ可能
  • Windows・Mac・Linuxで動作し、複数のMicrosoftアカウントを登録して切り替え可能
  • 完全無料でスパイウェアなし、MultiMCからのフォーク版として活発に開発中

Prism Launcherとは何か

Prism LauncherはMinecraft Java Edition専用のサードパーティ製ランチャーで、MultiMCの後継として2022年に誕生しました。公式ランチャーでは煩雑なMOD管理や複数バージョンの切り替えを、インスタンス単位で分離管理することで大幅に効率化します。

主な特徴

完全無料でオープンソース
Prism Launcherは完全無料で、GitHubでソースコードが公開されています。スパイウェアや広告は一切なく、コミュニティ主導で開発が進められているため、透明性と安全性が高いです。

公式サイト:https://prismlauncher.org/

インスタンス機能で環境を完全分離
インスタンスとは、Minecraftのバージョン・MOD・設定をひとまとめにした独立した環境です。例えば「バニラ1.20.4」「工業MOD環境」「魔術MOD環境」など、目的別にインスタンスを作成すれば、MODの競合やバージョン違いのトラブルを回避できます。

対応MODローダー

  • Forge(最も普及している大規模MOD向け)
  • Fabric(軽量で最新バージョン対応が早い)
  • Quilt(Fabricフォーク版、互換性あり)
  • Vanilla(MODなしの公式版)

各MODローダーは自動ダウンロード・インストールされ、手動でのファイル配置は不要です。

クロスプラットフォーム対応
Windows、macOS、Linuxのすべてで動作します。設定ファイルをエクスポートすれば、別のPCでも同じ環境を再現可能です。


Prism Launcherのダウンロードとインストール方法

ダウンロード手順

  1. 公式サイトにアクセス:https://prismlauncher.org/download/
  2. 使用OSを選択(Windows、macOS、Linux)
  3. インストーラー版またはポータブル版を選択
    • インストーラー版:通常のアプリとしてインストール(推奨)
    • ポータブル版:USBメモリなどで持ち運び可能

Windows版
.exeインストーラーをダウンロードし、実行します。インストール先を指定して「Install」をクリック。

macOS版
.dmgファイルをダウンロードし、開いてアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップ。初回起動時に「開発元を確認できません」と表示される場合は、右クリックから「開く」を選択してください。

Linux版
AppImage、Flatpak、またはパッケージマネージャー経由でインストール可能です。AppImageの場合は実行権限を付与してください。

chmod +x PrismLauncher.AppImage
./PrismLauncher.AppImage

初回起動時のセットアップウィザード

インストール後、初回起動時にセットアップウィザードが表示されます。

  1. 言語選択:日本語を選択可能(メニューが日本語化されます)
  2. Java選択:自動検出されたJavaが表示されます。Minecraft 1.17以降はJava 17以上が必要です
  3. メモリ割り当て:推奨は最小1024MB、最大4096〜8192MB(PCの搭載RAMの半分程度)
  4. アカウント追加:次のセクションで詳しく解説

初期設定とMicrosoftアカウントの追加

Minecraft Java Editionは2021年以降、Microsoftアカウントが必須です。Prism Launcherでは複数のMicrosoftアカウントを登録し、切り替えて使用できます。

Microsoftアカウントの追加手順

  1. 画面右上の「プロフィール」→「アカウント管理」をクリック
  2. 「アカウント追加」→「Microsoft」を選択
  3. ブラウザが開き、Microsoftログイン画面が表示されます
  4. Minecraftを購入したMicrosoftアカウントでログイン
  5. 認証完了後、Prism Launcherにアカウント名が表示されます

複数アカウントの切り替え
画面右上のプロフィールアイコンをクリックし、使用するアカウントを選択するだけで切り替え完了です。

オフラインアカウント(非推奨)
正規購入していないアカウントでは公式サーバーに接続できません。必ず正規版を購入してください。


インスタンスの作成と管理方法

インスタンスはPrism Launcherの中核機能です。ここでは基本的な作成方法と管理のコツを解説します。

インスタンスの新規作成

  1. 画面左上の「インスタンスを追加」をクリック
  2. Minecraftバージョンを選択(例:1.20.4、1.19.2など)
  3. MODローダーを選択(Forge、Fabric、Quilt、またはVanilla)
  4. インスタンス名を入力(例:「工業MOD環境」)
  5. 「OK」をクリックして作成完了

MODローダーのバージョン選択
ForgeやFabricは複数のバージョンが存在します。使用するMODが推奨するバージョンを選択してください。不明な場合は最新の「Recommended」または「Stable」を選びます。

インスタンスの管理機能

インスタンスフォルダを開く
インスタンスを右クリック→「インスタンスフォルダ」で、MODやリソースパックを直接配置するフォルダにアクセスできます。

設定の編集
インスタンスを右クリック→「設定を編集」で、メモリ割り当て、Javaバージョン、解像度などを個別にカスタマイズ可能です。

インスタンスのエクスポート・インポート

  • エクスポート:右クリック→「エクスポート」で.zipファイルに圧縮
  • インポート:「インスタンスを追加」→「ZIPからインポート」で別PCや友人と環境を共有

CurseForge・Modrinthからの一括導入
配布されているMODパックを直接インポート可能です。「インスタンスを追加」→「CurseForge」または「Modrinth」を選択し、検索してダウンロードします。


MODの導入手順(Forge・Fabric対応)

Prism LauncherではMODの導入が非常に簡単です。手動導入と自動導入の両方に対応しています。

手動でMODを導入する方法

  1. 導入したいMODを配布サイトからダウンロード(.jarファイル)
  2. インスタンスを右クリック→「インスタンスフォルダ」を開く
  3. modsフォルダに.jarファイルをドラッグ&ドロップ
  4. ランチャーを再起動し、インスタンスを起動して動作確認

前提MODの確認
多くのMODは前提MODが必要です。Forgeなら「Minecraft Forge」、Fabricなら「Fabric API」が代表的です。MODの説明ページで必ず確認してください。

自動でMODをダウンロード(CurseForge・Modrinth連携)

  1. インスタンスを右クリック→「MODを編集」
  2. 画面右の「ダウンロード」タブをクリック
  3. CurseForgeまたはModrinthを選択
  4. 検索バーでMOD名を入力し、「ダウンロード」をクリック
  5. 自動的にmodsフォルダに配置され、即座に使用可能

バージョン互換性の自動チェック
Prism Launcherは、選択したMinecraftバージョンと互換性のあるMODのみを表示するため、誤ったバージョンをダウンロードする心配がありません。

MODの有効化・無効化

「MODを編集」画面で、各MODのチェックボックスをオン/オフするだけで有効化・無効化を切り替えられます。ファイルを削除せずにテスト可能です。


メモリ割り当てとJava設定の最適化

MinecraftのパフォーマンスはJava設定とメモリ割り当てで大きく変わります。

メモリ割り当ての目安

プレイ環境推奨メモリ割り当て
バニラ(MODなし)2GB〜4GB
軽量MOD(5〜20個)4GB〜6GB
大規模MODパック(50個以上)8GB〜12GB
影MOD + 高解像度テクスチャ12GB以上

設定方法

  1. インスタンスを右クリック→「設定を編集」
  2. 「Java」タブを選択
  3. 「最小メモリ割り当て」と「最大メモリ割り当て」を調整
  4. 最小と最大を同じ値にすると、メモリ管理が安定します

Java 17/21の使い分け

  • Minecraft 1.16.5以前:Java 8
  • Minecraft 1.17〜1.20.4:Java 17
  • Minecraft 1.20.5以降:Java 21

Prism Launcherは複数のJavaバージョンを検出し、インスタンスごとに設定できます。「設定を編集」→「Java」タブで変更可能です。

JVMパラメータの最適化(上級者向け)

「設定を編集」→「Java」タブ→「JVM引数」に以下を追加すると、パフォーマンスが向上する場合があります。

-XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:G1HeapRegionSize=32M

公式ランチャーとの比較

項目Prism Launcher公式ランチャー
複数バージョン管理インスタンスで完全分離プロファイル機能あり(分離不完全)
MOD導入自動ダウンロード・管理機能あり手動でファイル配置が必要
メモリ設定GUIで簡単に変更可能引数を手動入力
起動速度高速やや遅い
複数アカウント切り替えワンクリック再ログイン必要
オープンソースはいいいえ

公式ランチャーが適している場合

  • MODを一切使用しない完全バニラプレイ
  • 公式の最新機能を即座に利用したい

Prism Launcherが適している場合

  • MODを頻繁に導入・変更する
  • 複数のバージョンやMOD構成を並行管理
  • 細かいメモリ・Java設定をしたい

マイクラサーバーの選び方

Minecraftをマルチプレイで楽しむ場合、安定したサーバー環境が必要です。ここでは主要なレンタルサーバーサービスを比較し、用途別に最適なサービスを紹介します。Prism Launcherで構築したMOD環境をそのままサーバーで動かしたい方にも役立ちます。

複数のサーバーを詳しく比較したい方は、診断ツール「サーバー比較診断サイト」で、予算や用途に応じた最適なサービスを見つけられます。

マイクラサーバー選びのポイント

必要スペックの目安

  • バニラサーバー(5人以下):2コア、4GBメモリ
  • 軽量MODサーバー(10人程度):4コア、8GBメモリ
  • 大規模MODパック(20人以上):6コア以上、16GB以上

重視すべき機能

  • 自動バックアップ機能
  • MOD対応(Forge/Fabric/Spigot)
  • コントロールパネルの使いやすさ
  • 初期費用の有無と最低契約期間

ConoHa for GAME

ConoHa for GAMEはゲームサーバー特化型VPSで、Minecraftに最適化されたテンプレートを標準搭載しています。初心者でも管理パネルから簡単にサーバー構築が可能です。

特徴

  • Minecraftテンプレート標準搭載(Forge・Fabric・Spigot対応)
  • 時間課金制で使わない時は停止すれば料金節約
  • 自動バックアップ機能あり(有料オプション)
  • 最低利用期間なし、即座に解約可能

料金プラン例

  • 2GBプラン:月額1,065円(時間課金2.2円/時)
  • 4GBプラン:月額2,033円(時間課金4.2円/時)
  • 8GBプラン:月額3,969円(時間課金8.2円/時)

推奨用途
初めてマイクラサーバーを立てる方、友人と少人数でプレイする方、MODサーバーを手軽に試したい方

ConoHa for GAME 公式サイト


XServer VPS for Game

XServer VPS for Gameはエックスサーバー株式会社が提供するゲームサーバー専用VPSで、高速SSD環境と充実したサポートが魅力です。

特徴

  • Minecraftマネージャー搭載で、Webブラウザからサーバー管理が可能
  • 完全SSD環境で読み込み速度が高速
  • 14日間の無料お試し期間あり
  • 24時間365日メールサポート対応

料金プラン例

  • 2GBプラン:月額1,150円
  • 4GBプラン:月額2,200円
  • 8GBプラン:月額4,400円

推奨用途
安定性重視の方、長期運用を考えている方、サポート体制を重視する方

XServer VPS for Game 公式サイト


LOLIPOP! for Gamers

LOLIPOP! for Gamersはロリポップが提供するゲーマー向けレンタルサーバーで、コストパフォーマンスに優れています。

特徴

  • 月額料金が業界最安級
  • マイクラテンプレートで初期構築が簡単
  • 36ヶ月契約で大幅割引あり
  • ストレージ容量が大きく、複数ワールド運用に便利

料金プラン例

  • 2GBプラン:月額800円(36ヶ月契約時)
  • 4GBプラン:月額1,500円(36ヶ月契約時)

推奨用途
低コストで長期運用したい方、複数ワールドを保存したい方

LOLIPOP! for Gamers 公式サイト


ConoHa VPS

ConoHa VPSは汎用VPSサービスで、Minecraft以外の用途にも柔軟に対応できます。上級者向けですが、自由度が高いです。

特徴

  • OSを自由にカスタマイズ可能
  • 複数サーバーを立てて用途別に管理可能
  • API連携でサーバー自動管理が可能
  • 初期費用無料

料金プラン例

  • 1GBプラン:月額687円
  • 2GBプラン:月額1,065円
  • 4GBプラン:月額2,033円

推奨用途
サーバー構築経験がある方、複数のゲームサーバーを運用したい方

ConoHa VPS 公式サイト


さくらのVPS

さくらのVPSは老舗のVPSサービスで、信頼性と実績が高いです。上級者向けですが、コミュニティが充実しています。

特徴

  • 国内最大級の運用実績
  • 石狩データセンター利用で電力効率が良い
  • スタートアップスクリプトでMinecraft自動構築可能
  • 2週間の無料お試し期間

料金プラン例

  • 2GBプラン:月額1,738円
  • 4GBプラン:月額3,520円

推奨用途
長期安定運用を重視する方、コミュニティ情報が豊富なサービスを使いたい方

さくらのVPS 公式サイト


XServer VPS

XServer VPSは汎用VPSサービスとして高いパフォーマンスを誇ります。

特徴

  • 高速NVMe SSD採用
  • 最新CPU「AMD EPYC」搭載
  • 初回契約時に独自キャンペーンあり
  • SSH接続で柔軟なカスタマイズ可能

料金プラン例

  • 2GBプラン:月額1,150円
  • 4GBプラン:月額2,200円

推奨用途
パフォーマンス重視の方、カスタマイズ性を求める方

XServer VPS 公式サイト


シンVPS

シンVPSはエックスサーバーグループの新サービスで、最新技術を積極採用しています。

特徴

  • 最新CPU・SSD環境
  • コストパフォーマンスが非常に高い
  • 初期費用無料
  • 管理パネルが直感的

料金プラン例

  • 2GBプラン:月額820円
  • 4GBプラン:月額1,530円

推奨用途
新しいサービスを試したい方、コスパ重視の方

シンVPS 公式サイト


カラフルボックス

カラフルボックスは共用サーバーですが、LiteSpeedを採用した高速環境でWordPressなどと併用可能です。

特徴

  • 地域別データセンター選択可能
  • 30日間の返金保証
  • 無料SSL・自動バックアップ標準装備
  • Minecraft用プラグイン対応

料金プラン例

  • BOX2プラン:月額968円
  • BOX3プラン:月額1,628円

推奨用途
Webサイトとマイクラサーバーを同時運用したい方

カラフルボックス 公式サイト


よくある質問(FAQ)

Q1. Prism Launcherは安全ですか?ウイルスやスパイウェアは含まれていませんか?

Prism Launcherは完全にオープンソースで、GitHubでソースコードが公開されており、第三者による監査が可能です。スパイウェア、広告、マルウェアは一切含まれていません。VirusTotalなどのスキャンサービスでも安全性が確認されています。

公式GitHub:https://github.com/PrismLauncher/PrismLauncher

Q2. Prism Launcherを使うとMinecraft公式の規約違反になりますか?

いいえ、Prism Launcherの使用は規約違反ではありません。正規購入したMinecraft Java Editionのライセンスで認証する限り、サードパーティランチャーの使用は許可されています。ただし、クラックアカウント(不正コピー)の使用は違法です。必ず正規版を購入してください。

Minecraft公式ガイドライン:https://www.minecraft.net/ja-jp/usage-guidelines

Q3. MODを大量に入れるとクラッシュします。どうすればいいですか?

MODが多い場合は以下を確認してください。

  • メモリ不足:8GB以上に割り当てを増やす
  • MOD競合:「MODを編集」画面で半分ずつ無効化し、原因を特定
  • 前提MODの欠落:Fabric APIやForgeの前提MODが入っているか確認
  • バージョン不一致:すべてのMODがMinecraftバージョンに対応しているか確認

クラッシュログは「インスタンスフォルダ」→logslatest.logで確認できます。

Q4. 公式ランチャーからPrism Launcherに移行する方法は?

既存のMinecraftデータを移行できます。

  1. 公式ランチャーの.minecraftフォルダを開く(Windowsの場合:%APPDATA%\.minecraft
  2. savesフォルダ(ワールドデータ)とresourcepacksフォルダをコピー
  3. Prism Launcherで新しいインスタンスを作成
  4. インスタンスを右クリック→「インスタンスフォルダ」を開く
  5. コピーしたsavesresourcepacksを貼り付け

Q5. Prism LauncherでRealmsは使えますか?

はい、Minecraft RealmsはPrism Launcherからも接続可能です。通常のマルチプレイと同じように「マルチプレイ」メニューからRealmsサーバーにアクセスできます。


まとめ

Prism LauncherはMinecraft Java Editionのプレイ環境を劇的に改善する無料のオープンソースランチャーです。インスタンス機能により複数のMOD構成を簡単に管理でき、Forge・Fabric・Quilt対応でMOD導入も自動化されています。公式ランチャーより軽量で、メモリやJava設定を柔軟にカスタマイズできるため、MODプレイを快適に楽しみたい方には必須のツールです。

今すぐ公式サイトからダウンロードし、自分だけのMinecraft環境を構築しましょう。マルチプレイでサーバーを立てる場合は、ConoHa for GAMEXServer VPS for Gameなどの専用サービスを検討してください。


出典

さくらのVPS公式(https://vps.sakura.ad.jp/)

Prism Launcher公式サイト(https://prismlauncher.org/)

Prism Launcher公式GitHub(https://github.com/PrismLauncher/PrismLauncher)

Minecraft公式利用ガイドライン(https://www.minecraft.net/ja-jp/usage-guidelines)

CurseForge(https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods)

Modrinth(https://modrinth.com/mods)

ConoHa for GAME公式(https://www.conoha.jp/game/)

XServer VPS公式(https://vps.xserver.ne.jp/)

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