【2025年11月最新版】マインクラフト Realms(レルム)完全ガイド 

目次

冒頭の直接回答

マインクラフト Realms(レルム)は、Mojang公式が提供するマルチプレイ専用の有料サブスクリプションサービスです。サーバー構築の知識不要で、最大11人(Realms Plus)または3人(Realms)が同時にプレイでき、月額470円(Java版)または930円(統合版Realms Plus)で24時間いつでもアクセス可能な専用ワールドを利用できます。

要点

  • Mojang公式の有料マルチプレイサービスで、サーバー設定不要で簡単に友達と遊べる
  • Java版は月額470円で最大11人、統合版Realms Plusは月額930円で150以上のマーケットプレイスコンテンツ付き
  • 24時間稼働・自動バックアップ・クロスプラットフォーム対応(統合版)が特徴
  • 本格的なカスタマイズや大人数プレイにはVPSサーバーの方が適している
  • 30日間の無料トライアル期間で試してから契約可能

Realms(レルム)とは?基本概要

Mojang公式のマルチプレイサービス

Minecraft Realms(マインクラフト レルム)は、ゲーム開発元のMojang Studios(現Microsoft傘下)が公式に提供するマルチプレイヤー専用のホスティングサービスです。通常のマルチプレイでは自分でサーバーを構築する必要がありますが、Realmsを利用すれば技術的な知識がなくても、ボタン一つで友達や家族と一緒にプレイできる専用ワールドを開設できます。

Realmsの最大の特徴は、ホスト(ワールドの所有者)がオフラインでも、招待されたプレイヤーが24時間いつでもアクセスできる点です。通常のマルチプレイではホストがゲームを起動している間しか他のプレイヤーが参加できませんが、Realmsなら常時稼働するため、時間を気にせず自由に遊べます。

公式サイト:https://www.minecraft.net/ja-jp/realms

Java版と統合版の違い

マインクラフトには「Java版」と「統合版(Bedrock Edition)」の2つのエディションがあり、それぞれでRealmsのサービス内容が異なります。

Java版 Realms

  • PC(Windows/Mac/Linux)専用
  • 最大11人まで同時プレイ可能(ホスト含む)
  • MOD非対応(バニラ環境のみ)
  • 月額470円

統合版 Realms Plus

  • Windows 10/11、Xbox、PlayStation、Nintendo Switch、モバイル(iOS/Android)対応
  • 最大11人まで同時プレイ可能(ホスト含む)
  • クロスプラットフォームプレイ対応(異なるデバイス間で一緒にプレイ可能)
  • 150以上のマーケットプレイスコンテンツ(マップ、スキン、アドオンなど)が追加料金なしで利用可能
  • 月額930円

統合版には「Realms」(月額490円/最大3人)という低価格プランもありますが、現在は「Realms Plus」が主流となっています。


Realmsの料金プラン比較

2025年11月現在の料金体系

エディションプラン名月額料金同時接続人数特典
Java版Realms470円最大11人なし
統合版Realms490円最大3人なし
統合版Realms Plus930円最大11人マーケットプレイスコンテンツ150以上

すべてのプランで30日間の無料トライアルが利用可能です。無料期間中にキャンセルすれば料金は一切かかりません。

支払い方法

Realmsの支払いは以下の方法に対応しています:

  • クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express)
  • デビットカード
  • PayPal
  • プリペイドカード(Minecraft プリペイドカード)
  • プラットフォーム別決済(PlayStation Store、Microsoft Store、Nintendo eShopなど)

サブスクリプションは自動更新となるため、解約しない限り毎月自動的に課金されます。いつでもキャンセル可能で、残りの有効期間は引き続き利用できます。


Realmsの始め方・契約手順

Java版での開設方法

  1. Minecraftランチャーを起動
    • 最新バージョンにアップデートされていることを確認
  2. 「Minecraft: Java Edition」メニューから「Realms」を選択
    • メインメニューに表示される「Minecraft Realms」をクリック
  3. 「Realmを作成」ボタンをクリック
    • 初回の場合、30日間無料トライアルの案内が表示される
  4. ワールド名と説明を入力
    • 後から変更可能なので気軽に設定してOK
  5. 利用規約に同意して「購入」をクリック
    • 支払い方法を選択して決済情報を入力
    • 無料トライアル期間中は課金されない
  6. ワールド生成の設定
    • 新規ワールドを作成するか、既存のワールドをアップロードするか選択
    • シード値、ゲームモード、難易度などを設定
  7. 開設完了
    • 数分でRealmsワールドが利用可能になる

公式ガイド:https://help.minecraft.net/hc/ja/articles/360035131371

統合版(Realms Plus)での開設方法

  1. Minecraftを起動してメインメニューへ
    • 各プラットフォームでゲームを起動
  2. 「遊ぶ」→「新しく作る」→「Realmを作成」を選択
    • 画面上部のタブから選択
  3. Realms Plusを選択
    • 30日間無料トライアルを開始
  4. ワールドの設定
    • ワールド名、説明、ゲーム設定を入力
    • テンプレートワールドやアドオンを選択可能
  5. 支払い情報を入力
    • プラットフォームに応じた決済方法を選択
    • Microsoft アカウントと連携
  6. 開設完了
    • すぐにプレイ可能になり、友達を招待できる

Realmsの使い方・招待方法

プレイヤーの招待手順

Realmsに友達を招待する方法は非常に簡単です。

Java版の招待方法

  1. Realms画面を開く
  2. 自分のRealmを選択して「設定」をクリック
  3. 「プレイヤー」タブを選択
  4. 「プレイヤーを招待」をクリック
  5. 招待したいプレイヤーのMinecraftユーザー名(Javaアカウント名)を入力
  6. 招待を送信

招待されたプレイヤーには通知が届き、受け入れればいつでもそのRealmにアクセスできるようになります。

統合版の招待方法

  1. ワールド一覧からRealmを選択
  2. 「編集」→「メンバー」を選択
  3. 「メンバーを追加」をタップ
  4. 招待したいプレイヤーのXboxゲーマータグまたはMicrosoftアカウントを入力
  5. 招待を送信

統合版ではクロスプラットフォーム対応のため、PlayStation、Switch、モバイルなど異なるデバイスのプレイヤーも同じワールドで遊べます。

ワールドのバックアップと復元

Realmsには自動バックアップ機能が標準搭載されています。

  • 自動バックアップ: 最大30日分のバックアップが自動的に保存される
  • 手動バックアップ: 重要な建築前などに手動でバックアップ作成可能
  • 復元: バックアップ一覧から任意の時点に戻せる

バックアップの確認と復元は、Realms設定画面の「バックアップ」タブから実行できます。

ワールドのダウンロード

Realmsのワールドデータはいつでもローカル環境にダウンロードできます。

  1. Realms設定画面を開く
  2. 「ワールドをダウンロード」を選択
  3. 保存先を指定してダウンロード

ダウンロードしたワールドはシングルプレイや自前のサーバーで利用可能です。Realms契約終了後もワールドデータは失われません。


RealmsとVPSサーバーの違い

主な違いを比較表で確認

項目RealmsVPSサーバー
初期設定不要(ボタン一つで開設)サーバー構築・設定が必要
技術知識不要Linux・ネットワークの知識推奨
月額料金470円〜930円500円〜3,000円程度
同時接続人数最大11人プランによって無制限
カスタマイズ性低い(バニラ環境)高い(MOD・プラグイン自由)
パフォーマンス固定(変更不可)スペック選択可能
バックアップ自動(30日分)手動または設定が必要
サポート公式サポートありサーバー会社による

Realmsが向いている人

  • 初心者や技術的知識がない人: サーバー構築・管理の知識不要で始められる
  • 少人数(3〜11人)でプレイする人: 同時接続人数が限られるため、家族や親しい友人グループ向き
  • 手軽さを重視する人: 面倒な設定なしですぐに遊びたい
  • 統合版でクロスプラットフォームプレイしたい人: 異なるデバイス間での接続が簡単

VPSサーバーが向いている人

  • 大人数(12人以上)でプレイしたい人: 人数制限がないため大規模サーバー構築可能
  • MODやプラグインを使いたい人: Forge、Paper、Spigotなど自由にカスタマイズ可能
  • 高パフォーマンスを求める人: CPUやメモリを増強してラグを軽減できる
  • 長期的にコストを抑えたい人: 大人数なら一人当たりのコストが安くなる
  • 技術的な勉強をしたい人: サーバー管理スキルが身につく

Realmsのメリット・デメリット

メリット

1. 圧倒的な手軽さ
サーバー構築の知識がまったく不要で、数クリックで開設できます。ポート開放やファイアウォール設定、IPアドレスの共有など、通常のマルチプレイで必要な複雑な手順が一切ありません。

2. 24時間稼働
ホストがオフラインでもプレイヤーはいつでもアクセス可能。通常のマルチプレイではホストがゲームを起動している間しか参加できませんが、Realmsなら時間を気にせず遊べます。

3. 自動バックアップ
最大30日分のバックアップが自動保存されるため、トラブル時も安心です。誤って建築物を壊してしまった場合や、バグでデータが破損した場合でも復元できます。

4. 公式サポート
Mojang公式のサービスなので、トラブル時には公式サポートが利用できます。コミュニティフォーラムも充実しており、問題解決がスムーズです。

5. クロスプラットフォーム対応(統合版)
統合版Realms Plusでは、PC、Xbox、PlayStation、Switch、モバイルなど異なるデバイスのプレイヤーが同じワールドで遊べます。

6. マーケットプレイスコンテンツ(Realms Plus)
統合版Realms Plusでは、150以上のマップ、スキンパック、テクスチャパック、アドオンが追加料金なしで利用できます。定期的に新しいコンテンツが追加されるため、飽きずに楽しめます。

デメリット

1. 同時接続人数の制限
最大11人までしか同時接続できないため、大規模コミュニティには不向きです。学校のクラスや大きなグループでプレイする場合は物足りません。

2. MOD・プラグイン非対応
Java版RealmsではMODが使えず、統合版でも限定的なアドオンのみ対応です。影MODや工業MOD、便利系プラグイン(ワールドエディットなど)は使用できません。

3. サーバー設定のカスタマイズ制限
ゲームモード、難易度、PvPのオン/オフなど基本設定は変更できますが、より詳細なサーバー設定(tickレート、描画距離の細かい調整など)はできません。

4. パフォーマンスの固定
スペックが固定されているため、重い建築物が増えた際のラグ対策としてメモリを増やすなどの対応ができません。

5. コストパフォーマンス(大人数の場合)
少人数なら手軽ですが、大人数でプレイする場合、VPSサーバーで割り勘する方が一人当たりのコストが安くなることがあります。

6. 移行の手間
将来的にVPSサーバーに移行したい場合、ワールドデータのダウンロードと再設定が必要になります。


マインクラフトサーバーにおすすめのVPS比較

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