マインクラフトのローカル通信は、同じWi-Fiネットワークに接続した端末同士で手軽にマルチプレイを楽しめる機能です。Nintendo Switch版なら「ローカルネットワークでプレイ」から、統合版なら「マルチプレイヤーゲーム」と「LANプレイヤーに表示」をオンにするだけで、最大8人まで一緒に遊べます。
要点
- 同じWi-Fiに接続した端末同士で無料でマルチプレイ可能
- Nintendo Switch版は「ローカルネットワークでプレイ」から設定
- 統合版とJava版それぞれ設定方法が異なる
- 最大8人まで同時プレイ(スマホホストは5人まで)
- エディション・バージョンの統一が必須
ローカル通信でマルチプレイを始める方法
ローカル通信は、同じWi-Fiネットワークに接続した端末同士で手軽にマルチプレイを楽しめる方法です。サーバー構築や月額料金は不要で、家族や近くにいる友達とすぐに遊び始められます。

事前準備:必要な条件を確認
ローカル通信でマルチプレイを始める前に、以下の条件を満たしているか確認しましょう。
必須条件チェックリスト
- 全員が同じWi-Fiネットワークに接続している
- マインクラフトのエディション(Java版・統合版)が統一されている
- ゲームバージョンが最新(2025年8月時点:Java版1.21.8、統合版1.21.101)に揃っている
- Nintendo Switch版の場合、事前にフレンド登録が完了している
Nintendo Switch版の設定手順
Nintendo Switch版マインクラフトでは、最も簡単にローカル通信が設定できます。
手順1:ローカルネットワークでプレイを選択
- マインクラフトを起動
- タイトル画面でYボタンを押す
- 「ローカルネットワークでプレイ」を選択
手順2:ホスト側のワールド作成
- 「新しい世界を作成」または既存ワールドを選択
- ワールド設定で「マルチプレイヤーゲーム」をオンにする
- 「フレンドの参加」を許可に設定
- ゲームを開始
手順3:ゲスト側の参加
- 同じく「ローカルネットワークでプレイ」を選択
- ホストが作成したワールドが一覧に表示される
- 参加したいワールドを選択してゲーム開始

統合版(PC・スマホ・Xbox・PS4/PS5)の設定手順
統合版では、各プラットフォーム共通の手順でローカル通信が設定できます。
ホスト側の設定
- 「遊ぶ」→「新しい世界を作成」を選択
- 「マルチプレイヤー」タブで以下を設定:
- 「マルチプレイヤーゲーム」:オン
- 「LANプレイヤーに表示」:オン
- 「Microsoftアカウントフレンドの参加」:オン
- 「作る」をクリックしてワールドを作成
ゲスト側の参加方法
- 「遊ぶ」を選択
- 「フレンド」タブを開く
- ローカルネットワーク上のワールドが表示される
- 参加したいワールドをダブルクリック
Java版の設定手順
Java版では、LANに公開する機能を使用してローカル通信を行います。
ホスト側の設定
- シングルプレイでワールドを開く
- Escキーを押してメニューを開く
- 「LANに公開」をクリック
- ゲームモードやチート設定を確認
- 「LANワールドを公開」をクリック
- 表示されたポート番号をメモする
ゲスト側の参加方法
- タイトル画面で「マルチプレイ」を選択
- 自動検出されたワールドが表示される場合はそれを選択
- 表示されない場合は「ダイレクト接続」を選択
- 「ホストのIPアドレス:ポート番号」を入力
- 「サーバーに接続」をクリック
ローカル通信で遊べる人数と制限
最大同時接続人数
- Nintendo Switch・PC・コンソール機:最大8人
- スマートフォン(ホストの場合):最大5人
- タブレット:最大8人
通信範囲と制限
- 同じWi-Fiネットワーク内でのみ接続可能
- ホストがゲームを終了すると全員が切断される
- インターネット経由での接続は不可
- ホストの端末性能が全体のパフォーマンスに影響
よくあるトラブルと解決方法
ワールドが表示されない場合
原因1:ネットワーク設定の問題
- 解決法:Wi-Fiルーターを再起動し、全員が同じネットワークに接続していることを確認
原因2:ファイアウォール・セキュリティソフトの影響
- 解決法:Windows Defenderファイアウォールでマインクラフトのアクセスを許可
- 設定方法:コントロールパネル→システムとセキュリティ→Windows Defender ファイアウォール→アプリまたは機能を許可
原因3:バージョンの不一致
- 解決法:全員のマインクラフトを最新バージョンにアップデート
- 確認方法:タイトル画面下部(Java版)または右下(統合版)でバージョンを確認
接続が不安定・切断される場合
対処法1:ネットワーク環境の改善
- Wi-Fiルーターとの距離を近づける
- 有線LAN接続を使用(PC の場合)
- 他のデバイスでの動画視聴等を控える
対処法2:ゲーム設定の調整
- 描画距離を短く設定(4~8チャンク程度)
- スムースライティングをオフ
- エンティティの数を制限
対処法3:端末の再起動
- マインクラフトを完全終了
- 端末を再起動
- ネットワーク設定をリセット(必要に応じて)
Nintendo Switch特有の問題
フレンドが表示されない場合
- 事前にNintendo Switch本体でフレンド登録が必要
- 「ローカルネットワーク」設定がオンになっているか確認
- 本体のシステムバージョンが最新か確認

比較表:ローカル通信 vs その他のマルチプレイ方法
項目 | ローカル通信 | Realms | 自宅サーバー | レンタルサーバー |
---|---|---|---|---|
初期費用 | 無料 | 月額480円~ | 無料 | 月額500円~ |
技術レベル | 初心者向け | 初心者向け | 上級者向け | 中級者向け |
最大人数 | 8人 | 10人 | 制限なし | プランによる |
24時間稼働 | ✗ | ✓ | ✓ | ✓ |
MOD対応 | 限定的 | ✗ | ✓ | ✓ |
クロスプレイ | 同エディションのみ | ✓ | 設定次第 | ✓ |
マインクラフト向けVPS・サーバーサービス紹介
ローカル通信を超えて、24時間いつでも友達と遊べるマルチプレイ環境を構築したい場合は、専用のゲームサーバーサービスの利用がおすすめです。以下では、マインクラフトに最適化されたサーバーサービスを詳しく比較・紹介します。
初心者におすすめ:簡単設定のゲーム特化サーバー
ConoHa for GAME(コノハ for GAME)
公式サイトはこちら
- 特徴:マインクラフト専用テンプレートで1クリック構築
- 料金:月額880円~(2GB RAM)
- プレイ人数目安:2GBで4~8人、4GB で10~20人
- メリット:自動バックアップ機能、管理パネルが日本語対応
- MOD対応:Forge、Fabric、Spigot等のサーバーソフトに対応
LOLIPOP! for Gamers(ロリポップ! for ゲーマーズ)
公式サイトはこちら
- 特徴:格安でゲーム専用サーバーを提供
- 料金:月額550円~(1GB RAM)
- プレイ人数目安:1GB で2~4人、2GB で4~8人
- メリット:コストパフォーマンスが高い、簡単セットアップ
- サポート:24時間365日の技術サポート
高性能・安定性重視:上級者向けVPSサービス
XServer VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)
公式サイトはこちら
- 特徴:業界最高水準の高性能サーバー、マイクラテンプレート付き
- 料金:月額830円~(2GB RAM)
- プレイ人数目安:2GB で8~12人、4GB で15~25人
- メリット:国内最速レベルの応答速度、無料SSL、自動バックアップ
- 技術仕様:最新CPU(Xeon)、NVMe SSD標準、10Gbps回線
さくら VPS (Sakura VPS)
公式サイトはこちら
- 特徴:老舗VPSプロバイダー、安定したインフラ
- 料金:月額590円~(1GB RAM)
- プレイ人数目安:1GB で2~4人、2GB で6~10人
- メリット:長年の運用実績、豊富なOS選択肢
- サポート:コミュニティによる情報共有が活発
多機能・カスタマイズ重視
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤ CLOUD VPS)
公式サイトはこちら
- 特徴:時間単位課金対応、スケーラブルな構成
- 料金:月額550円~(1コア1GB)
- プレイ人数目安:1GB で2~4人、柔軟にスペック変更可能
- メリット:必要な時だけ高スペック化、従量課金オプション
- 管理機能:Web管理画面、API連携、監視機能
シンVPS (Shin VPS)
公式サイトはこちら
- 特徴:最新技術を採用した新しいVPSサービス
- 料金:月額820円~(2GB RAM)
- プレイ人数目安:2GB で6~10人、4GB で12~18人
- メリット:NVMe SSD全プラン標準、IPv6対応
- 特徴:マインクラフト向け最適化設定ガイド提供
選び方のポイント
初めてのサーバー運用なら:ConoHa for GAME または LOLIPOP! for Gamers
- 理由:専用テンプレートで簡単構築、日本語サポート完備
コストを抑えたいなら:さくら VPS または LOLIPOP!
- 理由:月額500円台から利用可能、基本機能は十分
高いパフォーマンスが必要なら:XServer VPS for Game
- 理由:最新ハードウェア、高速回線、安定性が業界トップクラス
柔軟性重視なら:KAGOYA CLOUD VPS
- 理由:時間課金対応、必要に応じてスペック変更可能
これらのサーバーサービスを利用することで、ローカル通信の制限を超えて、世界中の友達と24時間いつでもマインクラフトを楽しむことができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ローカル通信に料金はかかりますか?
無料で利用できます。 ローカル通信機能はマインクラフトに標準搭載されており、同じWi-Fiネットワーク内でのマルチプレイに追加料金は発生しません。ただし、Nintendo Switch Onlineなどの有料サービスへの加入は不要ですが、一部のクロスプラットフォーム機能を利用する場合はMicrosoftアカウントが必要です。
Q2. Java版と統合版では一緒に遊べませんか?
異なるエディション間での直接的なマルチプレイはできません。 Java版同士、統合版同士でのみローカル通信が可能です。ただし、「Geyser」などのプラグインを使用することで、Java版サーバーに統合版プレイヤーが参加できる環境を構築することは可能ですが、技術的な知識が必要です。
Q3. インターネットに接続していなくてもローカル通信は使えますか?
Wi-Fiルーターがあれば使用可能です。 インターネット接続は必須ではありませんが、Wi-Fiルーターなどのローカルネットワーク環境は必要です。完全にオフライン環境では、同一端末での分割画面プレイ(対応機種のみ)以外のマルチプレイはできません。
Q4. ローカル通信で遊んでいる時にワールドが保存されるのは誰の端末ですか?
ホスト(ワールドを開いたプレイヤー)の端末にのみ保存されます。 そのため、ホストがゲームを終了すると他のプレイヤーも自動的に切断され、次回は同じホストがワールドを開く必要があります。ワールドデータを他のプレイヤーと共有したい場合は、ワールドのエクスポート・インポート機能を使用してください。統合版ワールド共有方法 – Minecraft公式
Q5. ローカル通信中にラグが発生する場合の対処法は?
以下の順序で対処してください: 1)Wi-Fiルーターの再起動、2)不要なアプリケーションの終了、3)マインクラフトの描画設定を下げる(描画距離を4~6チャンクに設定)、4)参加人数を減らす、5)ワールドのバックアップを取った後、新しいワールドでテストする。それでも改善しない場合は、ホスト端末のスペック不足が原因の可能性があります。
まとめ
マインクラフトのローカル通信は、家族や友達と手軽にマルチプレイを楽しむための最適な方法です。無料で利用でき、複雑な設定も不要なため、マイクラ初心者でも安心して始められます。Nintendo Switch版なら「ローカルネットワークでプレイ」、統合版なら「マルチプレイヤーゲーム」をオンにするだけで、すぐに最大8人での協力プレイが可能になります。
もしローカル通信の制限を超えて、24時間いつでも世界中の友達と遊びたい場合は、紹介したゲーム専用サーバーサービスの利用を検討してみてください。今すぐ設定を始めて、マインクラフトの世界を仲間と一緒に冒険しましょう!