【2025年11月最新】FastAsyncWorldEdit (FAWE) 完全ガイド:高速編集でマイクラ建築を革命的に効率化

目次

冒頭の直接回答

FastAsyncWorldEdit(FAWE)は、WorldEdit互換の高速ワールド編集プラグインで、大規模建築や地形づくりを数十倍効率化できます。この記事では、対応バージョン、導入手順、基本コマンド、安全な設定、レンタルサーバー選びまでを一気に解説し、すぐにFAWEを使いこなせる状態まで導きます。(intellectualsites.gitbook.io)

要点

  • FAWEはWorldEditの高速・多機能版で、非同期処理により大規模編集でもラグを最小限にできる
  • 2025年11月時点の最新版2.14.1は、Paper 1.20.6〜1.21.10などに対応し、最新環境で安全に利用可能(CurseForge)
  • 導入は「FAWEのJARをダウンロード→pluginsフォルダへ配置→再起動→設定調整」の3ステップで完了
  • ConoHa for GAMEやXServer VPS for Gameなどのゲーム向けレンタルサーバーと組み合わせれば、プラグイン導入済みマルチ環境を短時間で構築できる(ゲームサーバー)

FastAsyncWorldEdit(FAWE)とは?対応バージョンとできること

FAWEの概要とWorldEditとの違い

FAWEは、WorldEditをベースにしたフォーク(派生版)で、速度とメモリ効率、機能面を大幅に強化したワールド編集プラグインです。WorldEdit互換APIを維持しているため、多くのWorldEdit依存プラグインをそのまま高速化できる点が特徴です。(intellectualsites.gitbook.io)

主な特徴は以下のとおりです。

  • 非同期処理(Async)により、巨大な編集でもメインスレッドを極力ブロックしない
  • ブラシ、マスク、パターンなどの機能が拡張され、複雑な地形や装飾を短時間で作成可能(Quicca Plus)
  • 細かい権限設定やリージョン制限(WorldGuard、PlotSquaredなど)と連携し、安全に建築権限を管理できる(新駒奈日誌)

対応バージョンとサーバー環境

2025年11月時点のFAWE最新版「2.14.1」は、以下のバージョンに対応しています。(CurseForge)

  • Minecraft:1.20.6 / 1.21.2 / 1.21.6 / 1.21.7 / 1.21.8 / 1.21.9 / 1.21.10
  • サーバー:Paper / Spigot 1.20+(Bukkit互換環境)

公式としてはBukkit系(Paper/Spigot)を主なターゲットにしており、Paper向けビルドが積極的に更新されています。(intellectualsites.github.io)
この記事では「Java版 Paper/Spigot サーバー+FAWE」という、最も一般的で情報の多い構成に絞って解説します。


FAWEの導入手順(Paper/Spigotサーバー向け)

この章では、よく検索される「FAWE 導入」「FAWE ダウンロード」「FAWE Paper 1.21 対応」などの疑問にまとめて答えます。

ステップ1:FAWEをダウンロードする

  1. ブラウザでFAWEの公式ダウンロードページにアクセスします。
  2. 自分のサーバーがPaperの場合は「Paper」と名前に入ったJARを選ぶと、互換性トラブルを避けやすくなります。

ステップ2:pluginsフォルダに配置して起動する

  1. サーバーを一度停止する(レンタルサーバーの管理パネルから「停止」)。(ゲームサーバー)
  2. サーバーフォルダ内の「plugins」ディレクトリに、ダウンロードしたFAWEのJARファイルをアップロードする。
  3. サーバーを起動し、コンソールログにエラーが出ていないか確認する。

初回起動時に「plugins/FastAsyncWorldEdit」フォルダが生成され、config.ymlや各種設定ファイルが作成されます。(新駒奈日誌)

ステップ3:WorldEditとの共存・置き換え

  • 既にWorldEditを導入している場合:
    • 多くの環境では「WorldEdit+FAWE」の併用ではなく、「FAWEがWorldEdit APIを肩代わりする」形で動作します。(intellectualsites.gitbook.io)
    • WorldEditのJARを残すかどうかは環境によりますが、基本的なコマンドはFAWE側が処理するので、WorldEdit単体に依存した古いプラグインがなければFAWEだけでも問題ありません。

基本コマンドとよく使う機能(FAWE 使い方の最初の一歩)

範囲選択とブロック編集の基本

WorldEditと同様、FAWEの操作は「範囲選択→コマンド実行」という流れが基本です。(fawe-jp.vercel.app)

よく使う基本コマンド例(/はチャット欄で入力):

  • 範囲選択
    • //wand で木の斧を取得し、左クリックで第1点、右クリックで第2点
    • //pos1 / //pos2 で座標指定選択も可能
  • ブロックの一括置換
    • //set stone(範囲をすべて石に)
    • //replace stone dirt(石のみ土に置き換え)

FAWEでは、これらのコマンドに対して複雑な「パターン」「マスク」を指定でき、複数ブロックをランダムに混ぜる地形表現などがしやすくなっています。(fawe-jp.vercel.app)

コピー・ペーストとスキマティックの活用

  • コピー&ペースト
    • //copy で現在位置を基準に選択範囲をコピー
    • //paste でプレイヤー位置を基準に貼り付け
    • //rotate 90 などで回転、//flip で反転も可能
  • スキマティックの保存・読み込み
    • //schem save name でschematicsフォルダに保存
    • //schem load name → //paste で別ワールドや別の場所に読み込み

スキマティック機能を使うと、「作った家を別ワールドに移動したい」「配布ワールド用に建築だけを書き出したい」といったニーズを簡単に満たせます。(YouTube)

ブラシ・マスク・パターンで地形をデザイン

FAWEはブラシ関連が非常に強力で、「FAWE 地形」「FAWE ブラシ 使い方」という検索でよく調べられています。(YouTube)

代表的な例:

  • 球体ブラシ://brush sphere stone,andesite 5
  • 高さ制限マスク:/mask y>60 などで指定高度以上だけ編集
  • ノイズブラシ:自然なでこぼこのある地形を高速で作成

詳細なコマンド一覧は、日本語の有志ドキュメントがまとまっており、FAWEコマンドを体系的に確認したい場合に便利です。(fawe-jp.vercel.app)


公式ドキュメントと日本語動画で学ぶ(Know+Doの行動導線)

公式ドキュメント・ガイド

FAWEの仕様や最新の変更点を確認する場合は、必ず公式ドキュメントと配布ページを参照してください。(intellectualsites.gitbook.io)

2025年10〜11月のアップデートでは、Minecraft 1.21.9 / 1.21.10への対応と、ライティング更新やスキマティック読み込み周りの不具合修正などが行われており、最新環境での安定性が向上しています。(GitHub)

日本語のYouTube解説動画

文字だけではイメージしづらい「範囲選択」「ブラシ」「マスク」などは、日本語の動画を1本見てしまうのが最速です。

参考になる動画の一例:

動画と本記事を併用すれば、「最低限覚えるべきコマンド」と「応用テク」を効率良く身につけられます。


大規模建築を安全かつ高速に行う設定

コンフィグ調整でサーバー負荷を抑える

FAWEは「高速だからこそ危険」という側面もあり、設定を間違えると大量のブロック更新でサーバーが重くなることがあります。(GitHub)

config.ymlで特に確認したいポイント:

  • キャンセル可能な編集サイズの制限(maximum-extent など)
  • 同時キュー数・同時ジョブ数の上限
  • ログ出力やバックアップ機能の有無

大人数が作業するサーバーでは、デフォルトより少し厳しめに制限をかけておくと、誤操作による巨大編集で落ちるリスクを下げられます。(新駒奈日誌)

権限設定と保護プラグインとの連携

FAWEは、多くの保護系プラグインやリージョン管理プラグインと連携して動作します。(新駒奈日誌)

  • WorldGuard / PlotSquared などと組み合わせることで、「特定の区画だけFAWEを許可」する運用が可能
  • region-restrictions を有効にすると、許可されたリージョン外ではFAWEコマンドを受け付けないようにできる

この仕組みを活用すれば、「建築担当のメンバーだけがFAWEを使える安全なクリエイティブサーバー」を運営できます。


エラー・ラグ対策とよくある失敗例

典型的なトラブルと回避策

日本語ブログやWikiでよく相談されている失敗例は、以下のようなものです。(新駒奈日誌)

  • 「Outside allowed region」と出てコマンドが実行できない
    • → /wea コマンドで一時的に制限解除、または config.yml の region-restrictions を見直す
  • 編集範囲が大きすぎてサーバーが重くなる
    • → smaller selection で分割し、複数回に分けて実行
  • //undo が効かないほど巨大な編集をしてしまう
    • → 事前にバックアップやスナップショット機能を用意し、クリティカルな編集前に保存しておく

安全運用のチェックリスト

  • 本番ワールドとは別に「テスト用ワールド」を用意し、危険なコマンドはそちらで検証する
  • 自分を含め、FAWE権限を持つプレイヤー数を最小限に絞る
  • 大規模編集前には、プレイヤーにアナウンスした上で作業し、ピーク時間を避ける

レンタルサーバーでFAWEを使うときのポイント

テンプレート付きゲームサーバーを選ぶメリット

FAWEは、Paper/Spigot サーバーで利用するのが基本なので、「Paperテンプレート付き」のレンタルサーバーを選ぶと導入が非常に楽になります。(ゲームサーバー)

  • XServer VPS for Game:ゲームパネルから「Minecraft(Paper)」テンプレートを選ぶだけで、Paperサーバーが自動セットアップされる
  • ConoHa for GAME:Minecraft Java版/Paper/Forge などのテンプレートを選択して作成すれば、最初からマイクラサーバーが起動する

どちらも「サーバー構築→pluginsフォルダにFAWEをアップロード」という流れだけで、数十分以内にFAWE環境を用意できます。

サーバー診断サイトで自分に合うプランを選ぶ

「メモリ何GBが必要?」「どの会社がFAWE向き?」と迷う場合は、サーバー診断サイト「comparison.quicca-plus.com」を使うと便利です。(Quicca Plus)

簡単な質問に答えるだけで、プレイ人数やMOD/プラグインの有無に応じた最適なレンタルサーバー候補を絞り込めるため、FAWEを安定して動かせるスペックの目安がすぐに分かります。


比較表・料金表(WorldEdit vs FAWE vs 外部ツール)

ここでは「WorldEditとFAWEの違い」「Axiomなど外部ツールとの棲み分け」が把握できる比較表を示します。(Microsoft Learn)

ツール主な用途実行環境処理方式特徴
WorldEdit基本的なワールド編集Bukkit系サーバー同期中心シンプルで情報が多い、他プラグインの前提も多い
FastAsyncWorldEdit大規模建築・高速編集Bukkit系(特にPaper/Spigot)非同期+最適化10〜100倍の高速処理、拡張ブラシ・マスクが豊富
Axiom(外部ツール)シングルワールドの高度編集・整形クライアントMOD(Java版)クライアント側ビルダーモードなどGUI中心、オフライン編集向き

※この記事ではサーバー側でのマルチ建築を前提としているため、中心となるのはFAWE+Paperサーバーの構成です。


FAWE向きのレンタルサーバー比較

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