冒頭の直接回答
コマンドブロックは、マインクラフトでコマンドを自動実行できる特殊なブロックです。レッドストーン信号や条件によってコマンドを発動させることで、自動化装置や複雑なギミックを作成できます。3種類(インパルス・チェーン・リピート)があり、それぞれ異なる実行タイミングと動作を持ちます。クリエイティブモードまたはチート有効時にgive @s command_block
で入手可能です。
要点
- コマンドブロックは3種類:インパルス(橙)・チェーン(緑)・リピート(紫)
- クリエイティブモードまたはチート有効で
give @s command_block
コマンドで入手 - レッドストーン信号で起動、自動化装置やテレポート装置などが作成可能
- Java版・統合版両対応、設定項目で動作を細かく調整可能
- 建築効率化、エフェクト付与、環境制御など幅広い用途で活用
コマンドブロックの基本概要
コマンドブロックとは

コマンドブロックは、通常のチャットコマンドを自動化できる特殊なブロックです。プレイヤーが手動で入力する代わりに、レッドストーン信号やゲーム内の条件によって自動的にコマンドを実行します。
主な特徴:
- レッドストーン回路との連携が可能
- 複雑な自動化システムの構築
- 繰り返し処理や条件分岐の実現
- マルチプレイでのゲームマスター機能
入手方法
基本コマンド:
/give @s command_block
必要条件:
- クリエイティブモード、または
- チート有効のサバイバルモード
- オペレーター権限(マルチプレイ時)
3種類のコマンドブロック詳細解説
インパルス(衝撃)コマンドブロック【橙色】

特徴:
- 1回だけ実行 – レッドストーン信号を受けるたびに1回だけコマンドを実行
- 基本的なコマンドブロック – 最も基本的で理解しやすい動作
- 瞬間的な効果 – テレポート、アイテム付与などに最適
実用例:
- テレポート装置
- アイテム配布システム
- 一回限りのイベントトリガー
設定例:
# プレイヤーを特定座標にテレポート
/tp @p 100 64 100
# 全プレイヤーにダイヤモンドを1個配布
/give @a diamond 1
チェーン(連鎖)コマンドブロック【緑色】
特徴:
- 連鎖実行 – 他のコマンドブロックが成功実行された直後に自動実行
- 順序制御 – 複数のコマンドを順番に実行させる
- 条件付き実行 – 前のコマンドが成功した場合のみ実行
実用例:
- 複数段階の処理システム
- 条件分岐のある自動化
- イベントシーケンスの制御
連鎖設定のコツ:
- インパルスまたはリピートブロックを最初に配置
- チェーンブロックを隣接して配置
- チェーンブロックの設定で「常時実行」を選択
リピート(反復)コマンドブロック【紫色】
特徴:
- 連続実行 – レッドストーン信号がある間、毎ティック(1秒20回)実行
- 常時監視 – 条件の継続的なチェックが可能
- 高頻度処理 – リアルタイムな状態管理
実用例:
- 常時エフェクト付与
- 環境の継続的な制御
- プレイヤー状態の監視システム
注意点:
- 処理負荷が高いため使いすぎに注意
- 無限ループに陥らないよう設計が重要
コマンドブロック設定画面の詳細
基本設定項目

ブロックの種類
- インパルス:1回実行
- チェーン:連鎖実行
- リピート:連続実行
条件設定
- 無条件:常に実行
- 条件付き:前のコマンドブロックが成功時のみ実行
レッドストーン設定
- 動力が必要:レッドストーン信号で起動
- 常時実行:設置と同時に起動(チェーンブロック用)
実用的なコマンドブロック装置作例
1. 昼夜切り替え装置
必要ブロック: インパルス × 2
昼にするコマンド:
/time set day
夜にするコマンド:
/time set night
作成手順:
- インパルスコマンドブロックを2個設置
- それぞれに上記コマンドを入力
- ボタンまたはレバーで起動
2. 瞬間移動装置(ワープ装置)
必要ブロック: インパルス × 1
コマンド例:
# 座標指定テレポート
/tp @p 0 100 0
# 他プレイヤーへのテレポート
/tp @p @r
応用版:複数地点ワープ
- インパルスブロックを複数設置
- 各ブロックに異なる座標を設定
- 選択ボタンで目的地を選択
3. 自動エフェクト付与装置
必要ブロック: リピート × 1
コマンド例:
# 近くのプレイヤーに採掘速度上昇を付与
/effect give @a[distance=..10] minecraft:haste 2 1
# 全プレイヤーに夜間透視を付与
/effect give @a minecraft:night_vision 15 0
設定:
- ブロック種類:リピート
- レッドストーン:常時実行
4. 自動建築システム
必要ブロック: インパルス + チェーン
基本構造作成:
# インパルスブロック:基礎を作成
/fill ~1 ~-1 ~1 ~10 ~-1 ~10 minecraft:stone
# チェーンブロック1:壁を作成
/fill ~1 ~ ~1 ~10 ~5 ~1 minecraft:cobblestone
# チェーンブロック2:屋根を作成
/fill ~1 ~6 ~1 ~10 ~6 ~10 minecraft:oak_planks
5. プレイヤー検知システム
必要ブロック: リピート + チェーン
検知コマンド:
# リピートブロック:プレイヤー検知
/testfor @p[distance=..5]
# チェーンブロック:検知時の動作
/say プレイヤーが近づきました!
2025年最新!便利コマンド集
建築効率化コマンド
fillコマンド – 大量ブロック設置
# 基本構文
/fill <座標1> <座標2> <ブロック>
# 実用例:整地
/fill ~-10 ~-5 ~-10 ~10 ~ ~10 minecraft:air
# 実用例:床作成
/fill ~-5 ~-1 ~-5 ~5 ~-1 ~5 minecraft:stone
cloneコマンド – 建築物複製
# 基本構文
/clone <始点> <終点> <貼り付け先>
# 実用例:建物コピー
/clone 0 60 0 10 70 10 20 60 0
プレイヤー管理コマンド
gamemode – ゲームモード変更
/gamemode creative @s # クリエイティブ
/gamemode survival @s # サバイバル
/gamemode spectator @s # スペクテイター
effect – エフェクト付与
# 採掘速度上昇(10分間レベル2)
/effect give @s minecraft:haste 600 1
# 透明化(5分間)
/effect give @s minecraft:invisibility 300 0
環境制御コマンド
weather – 天候変更
/weather clear # 晴れ
/weather rain # 雨
/weather thunder # 雷雨
gamerule – ゲームルール変更
/gamerule doDaylightCycle false # 時間停止
/gamerule doMobSpawning false # モブスポーン無効
/gamerule keepInventory true # アイテム保持
高度なコマンドブロックテクニック
セレクター活用術
距離条件
@p[distance=..10] # 10ブロック以内の最寄りプレイヤー
@a[distance=5..10] # 5-10ブロック範囲内の全プレイヤー
アイテム条件
@p[nbt={Inventory:[{id:"minecraft:diamond_sword"}]}] # ダイヤの剣所持者
スコア条件(Java版)
@p[scores={death=1..}] # 死亡回数1回以上
@a[scores={level=30..}] # レベル30以上
条件分岐システム
構成: リピート + チェーン(条件付き) + チェーン(条件付き)
# リピートブロック:条件チェック
/testfor @p[distance=..3]
# チェーン1(条件付き):プレイヤーが近い場合
/say ようこそ!
# チェーン2(条件付き・反転):プレイヤーが遠い場合
/say また来てください
マルチプレイ対応サーバー環境
コマンドブロックを活用した装置をマルチプレイで楽しむためのサーバー選択肢をご紹介します。
ゲーミング特化サーバー
- コマンドブロック対応
- 複雑な装置も安定稼働
- 月額1,065円〜
- 管理パネルで簡単設定
- 高性能CPUでコマンド処理を高速化
- 大容量メモリで複数装置同時稼働
- 月額830円〜
- 自動バックアップ機能
高性能VPSサーバー
- カスタマイズ性の高いサーバー環境
- 複雑なレッドストーン回路も快適動作
- 月額682円〜
- SSD高速ストレージ
- 安定性重視の老舗サービス
- コマンドブロック装置の長時間稼働に最適
- 月額590円〜
- 24時間サポート
トラブルシューティング
コマンドブロックが出せない場合
原因と対処法:
- チートが無効
- ワールド設定で「チートの使用」を有効化
- 既存ワールドは「LANに公開」→「チートの使用:オン」
- 権限不足(マルチプレイ)
- サーバー管理者にオペレーター権限を付与してもらう
/op プレイヤー名
コマンドで権限付与
- 統合版での表記違い
give @s command_block
give @s minecraft:command_block
(フルネーム)
コマンドが実行されない場合
チェックポイント:
- 構文エラー
- コマンドのスペルミス確認
- セレクターの記述確認(@p, @a, @s など)
- レッドストーン回路
- 信号が正しく届いているか確認
- リピートブロックは「常時実行」設定が必要
- チェーンブロック
- 前のコマンドブロックの成功/失敗を確認
- 向きと接続を確認
パフォーマンス問題
最適化のコツ:
- リピートブロックの使用を最小限に
- 必要な場合のみ使用
- 不要になったら信号を切る
- 範囲指定の最適化
@a
よりも@p[distance=..10]
などで範囲限定- 不要な処理対象を除外
- 条件の効率化
- 複雑な条件は分割して段階的に処理
- キャッシュ可能な結果は再利用
よくある質問(FAQ)
Q1. コマンドブロックはサバイバルモードで使えますか?
A: サバイバルモードでもチートを有効にすれば使用可能です。ワールド作成時またはLAN公開時に「チートの使用」を有効にすることで、サバイバルモードでもコマンドブロックを入手・使用できます。ただし、実績の獲得は無効になります。
Q2. Java版と統合版でコマンドに違いはありますか?
A: 基本的なコマンドは同じですが、一部構文や機能に違いがあります。Java版はより高度なNBTデータやスコアボード機能が使用でき、統合版は一部コマンドが制限される場合があります。2025年8月現在、両版ともコマンドブロックの基本機能は同様に利用できます。
Q3. リピートコマンドブロックの処理頻度はどれくらいですか?
A: リピートコマンドブロックは毎ゲームティック(1秒間に20回)実行されます。つまり0.05秒間隔で継続的にコマンドを実行するため、リアルタイムな処理や監視システムに適していますが、処理負荷が高いので必要最小限の使用が推奨されます。
Q4. チェーンコマンドブロックが連鎖しない場合は?
A: 以下を確認してください:①前のコマンドブロックが正常に実行されているか、②チェーンブロックの向きが正しいか、③チェーンブロックが「常時実行」に設定されているか、④「条件付き」設定の場合、前のコマンドが成功しているか。これらの条件が揃わないと連鎖実行されません。
Q5. コマンドブロック装置でサーバーが重くなる場合は?
A: 以下の最適化を行ってください:①リピートブロックの数を減らす、②セレクターで対象範囲を限定する(@aの代わりに@p[distance=..10]など)、③不要な条件チェックを削除する、④複雑な処理は分散して実行する。特にリピートブロックの多用はサーバー負荷の主要因となります。
まとめ
コマンドブロックは、マインクラフトの自動化とカスタマイズ性を大幅に向上させる強力なツールです。インパルス・チェーン・リピートの3種類を理解し、レッドストーン回路と組み合わせることで、テレポート装置から複雑な自動建築システムまで、幅広い装置を作成できます。2025年8月現在、Java版・統合版両方で安定して利用でき、適切なサーバー環境との組み合わせにより、マルチプレイでも快適に動作させることが可能です。基本的な使い方をマスターし、段階的に高度なテクニックに挑戦して、あなたのマイクラライフをより創造的で効率的なものにしてください。