ARK ASA サーバーMOD自動更新とは
MOD自動更新の仕組み
ARK ASA(ARK: Survival Ascended)のMODは、主にCurseForge(ASA向けMOD配布)を通じて提供されます。サーバー側の「自動更新」は、ざっくり言うと「指定したMOD IDをもとに、サーバー起動(または再起動)時にサーバーがMODを自動でダウンロード/更新してくれる」仕組みです。
ポイントは、ASAのMOD更新は“クライアント側だけ”では完結せず、サーバー側のMODファイルも更新 → 反映にはサーバーの再起動が必要になりやすいことです。サーバー運営でいう「MOD自動更新」は、ほとんどの場合「更新を検知して落とす」+「適用のために計画的に再起動する」の2段セットで考えると失敗しにくいです。
手動更新の問題点と自動更新のメリット
手動更新の主な問題:
- MOD更新のたびにサーバー停止・再起動が必要
- プレイヤーがサーバーに接続できない時間(ダウンタイム)が発生
- サーバーとクライアントのMODバージョン不一致で「参加できない/未知のエラー」などが起きやすい
- 管理者が更新タイミングを追いかける負担が大きい
自動更新導入後の効果:
- 深夜帯などに自動メンテ(定期再起動)を寄せてダウンタイムを最小化
- 更新漏れが減り、安定稼働しやすい
- 管理者の「更新チェック→反映→復旧」作業が激減
- MOD側の不具合修正・互換対応を早めに取り込める
なお、MODは便利な反面、ゲーム本体アップデート直後や大型MOD更新直後に不整合が起きることがあります。自動化は「楽」になりますが、事故ったときに戻れる(バックアップ/切り分け手順がある)ことが一番重要です。

2025年12月最新版:MOD管理システムの種類
サーバー標準の「起動時自動ダウンロード」+定期再起動(無料・王道)
結論:自前VPS/自宅鯖で最も確実なのは、MOD IDを指定してサーバー起動時に自動取得させ、定期的に再起動して更新を反映する方法です。
代表的な構成は次の2つです。
- 設定ファイル(GameUserSettings.ini)に ActiveMods を設定
- 起動オプションに -mods=(MOD ID列)を付けて起動
この構成にすると、サーバー起動時にMODが自動ダウンロードされやすくなります(=手動でファイルを転送しなくても運用しやすい)。ただし、MOD更新が来た瞬間に「プレイ中に勝手に差し替わる」わけではなく、基本は再起動を絡めて反映する運用が安定します。
Nitrado統合機能(CurseForge Mods画面で管理・初心者向け)
NitradoでASAサーバーを借りている場合、Web画面の Settings → CurseForge Mods からMODを追加できます。検索して追加する方法と、MOD IDを直接入力して追加する方法の両方が用意されています。
さらに、トラブル時に便利な「次回再起動時にMODフォルダをリセット」のような保守機能も案内されています。MODが壊れた/更新後に挙動がおかしいときの復旧で役立ちます。
サーバーマネージャー/管理ツール(中〜上級向け:自動化しやすい)
自前環境(VPS・専用サーバー)で「更新チェック→バックアップ→再起動→通知」まで自動化したい場合は、ASA向けのサーバーマネージャー(例:ARK Ascended Server Manager系)を使う選択肢があります。管理ツールは便利ですが、導入前に対応OS/更新頻度/バックアップ方式を確認し、まずはテスト環境で動かすのがおすすめです。
自前VPS/専用サーバーで「MOD自動更新(再起動時反映)」を作る手順
前提条件と必要環境(2025年12月目安)
目安(小規模〜中規模向け):
- メモリ:8GB以上(MOD多め・人数多めは16GB以上推奨)
- ストレージ:SSD/NVMeで100GB以上(MOD・ログ・バックアップ分の余裕込み)
- 定期再起動できる仕組み(cron / タスクスケジューラ)
ASAのDedicated Serverは、Steam(ツール)経由で入れる方法やSteamCMDを使う方法があります。どちらでも「定期的なサーバー更新」と「MODの更新反映(再起動)」をセットで回すのが基本です。
ステップ1:MOD ID(CurseForge)を用意する
ASAのMODはCurseForgeにまとまっています。サーバーでMODを指定するには、基本的にMOD ID(数値)が必要です。Nitradoのガイドでも「CurseForge Mod ID」を入力して導入できる旨が案内されています。
注意点として、ASE(ARK: Survival Evolved)用のMODはASAで動かないため、ASA対応のMOD IDを使ってください。IDが違うと、サーバー側でダウンロードできず「MODが動かない」原因になります。
ステップ2:ActiveMods(設定ファイル)と -mods=(起動オプション)を設定する
自前サーバーの代表的なやり方として、次の2か所に同じMOD IDを設定します。
- GameUserSettings.ini(例:ActiveMods=123456,234567)
- 起動オプション(例:-mods=123456,234567)
Steamコミュニティでも「ActiveMods にIDを入れ、起動オプションに -mods= を付けると、起動時にサーバーがMODを自動ダウンロードする」という趣旨の情報が共有されています。
; 例)GameUserSettings.ini(場所は環境により異なります)
[ServerSettings]
ActiveMods=123456,234567,345678
REM 例)Windows 起動バッチ(概念例)
start ShooterGameServer.exe "TheIsland_WP?SessionName=MyASA?listen" -mods=123456,234567,345678
補足:起動文字列やファイル配置はOS(Windows/Linux)や導入方式で変わります。まずは「MODを1つだけ」入れて起動確認 → 問題なければ追加、の順にすると切り分けが簡単です。
ステップ3:定期メンテ(自動再起動)で“更新反映”を回す
MOD更新を確実に反映するには、プレイヤーが少ない時間帯に定期再起動を入れるのが鉄板です。再起動前にアナウンス→ワールド保存→停止→起動、の順にすると事故率が下がります。
Linux(cron)例:
# 毎日 03:30 に再起動(例)
# 実運用では、停止→バックアップ→起動のスクリプトにしておくのが安全
30 3 * * * /usr/local/bin/asa-restart.sh
Windows(タスク スケジューラ)例:
- タスク スケジューラを起動
- 「基本タスクの作成」→ トリガーを深夜帯に設定
- 操作:停止用bat → 待機 → 起動用bat(または一括スクリプト)
「バックアップ世代を残す」「MOD更新直後は手動で様子を見る日を作る」など、運用ルールを決めると長期運営が安定します。
Nitrado統合機能の使い方(2025年12月時点)
WebインターフェースでのMOD追加(CurseForge Mods)
Nitradoでは、ASAサーバーパネルの左メニューから Settings → CurseForge Mods を開き、Active Mods にMODを追加します。ガイドでは「検索して追加」または「ID入力」で追加できると案内されています。
- Nitradoのサーバーパネルを開く
- 左メニュー Settings 配下の CurseForge Mods を選択
- Active Mods で、検索またはMOD ID入力で追加
- Save changes(保存)
- サーバーを再起動して反映
推奨運用(安定性重視)
| 項目 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
| 再起動頻度 | 毎日1回(深夜) | MOD更新の取り込みと、サーバー健全性の維持 |
| MOD追加・更新 | 一度に1〜2個ずつ | 不具合時の原因切り分けが圧倒的に楽 |
| バックアップ | 世代管理(最低5世代) | MOD不整合・クラッシュ時に戻せる |
| 復旧手順 | 「直前のMODを外す→起動→1つずつ戻す」 | Nitradoの一般的な切り分け手順としても定番 |
もしMODが壊れている疑いが強い場合は、Nitradoのガイドにある「次回再起動時にMODフォルダをリセット」系の手順が有効なことがあります(ダウンロードし直しで直るケース)。
ゲーム専用VPS管理画面での運用(国内VPSの実情に合わせて)
XServer VPS for Game の場合(ASAアプリイメージ提供あり)
XServer VPS for Gameは、ARK: Survival Ascendedのアプリイメージ提供開始が案内されています。テンプレ(イメージ)からサーバー本体を用意できるため、まず「サーバーを立てる」までが速いのが強みです。
ただし、MODの導入・自動更新は、最終的にはASAサーバー側の仕組み(ActiveMods / -mods= と再起動運用)に乗ることになります。運用のコツは次の通りです。
- まずはMODを1つだけ入れて起動確認 → 問題なければ追加
- 深夜帯に定期再起動を入れて更新反映を自動化
- バックアップ(ワールド/設定)を世代管理
ConoHa for GAME の場合(注意:ASAテンプレは別扱いになりがち)
ConoHa for GAMEにはARK(主にARK: Survival Evolved)のテンプレ案内があります。一方で、国内VPSの解説では「ASAのテンプレが提供されていない」とする整理もあり、ASAを立てる場合は通常のVPS(またはWindows Server系)で手動構築になるケースがあります。
そのため、ConoHa系でASAを運用する場合は「自前VPS/専用サーバーでの手順(ActiveMods / -mods= +定期再起動)」を前提に考えると、情報のズレが起きにくいです。
トラブルシューティング
よくある問題と解決方法(ASAの実態ベース)
| 症状 | ありがちな原因 | 解決方法 |
|---|---|---|
| MODが反映されない/更新されない | MOD IDの誤り、ASA非対応MOD(ASEのIDを入れている)、保存後に再起動していない | MOD IDを再確認 → Save changes → 再起動。まずMODを1つだけにして起動確認 |
| 更新後にサーバーが起動しない | MOD同士の競合/ゲーム本体更新直後の互換性崩れ | 直前に追加・更新したMODを外す → 起動確認 → 1つずつ戻して原因特定 |
| プレイヤーが「参加できない」「未知のエラー」 | クライアント側のMOD更新漏れ、サーバー側のMOD更新直後 | プレイヤーにMOD再ダウンロード(入れ直し)を案内。必要ならサーバー再起動 |
| MODファイルが壊れたっぽい | ダウンロード失敗・中断でファイル不整合 | Nitradoなら「次回再起動時にMODフォルダをリセット」機能の利用を検討 |
重要な予防策(事故っても復旧できる運用)
定期バックアップの自動化:
- ワールドデータ:毎日(最低でも1日1回)
- 設定ファイル:変更のたび+週次
- MOD構成(MOD ID一覧):テキストで控える(復旧が爆速)
モニタリング体制:
- CPU・メモリ使用率(急増はMOD不具合のサインになりやすい)
- ディスク容量(バックアップ・ログで詰まりやすい)
- 再起動に失敗していないか(起動ログ)
パフォーマンス最適化のポイント
サーバーリソースの推奨スペック(目安)
| 項目 | 最小要件(目安) | 推奨スペック(目安) |
|---|---|---|
| CPU | 4コア以上 | 8コア以上(高クロック) |
| メモリ | 8GB | 16GB以上(MOD多め・人数多めなら上へ) |
| ストレージ | SSD 50GB | NVMe SSD 100GB以上 |
| ネットワーク | 100Mbps | 上りも安定した回線(混雑時間に強い) |
MOD管理のベストプラクティス(事故を減らす)
- MOD数を増やしすぎない:まずは必須の便利系から
- 一度に入れるMODは少数:不具合の原因が追える
- 更新タイミングを固定:深夜に再起動+事前告知
- 切り分け手順をテンプレ化:「外す→起動→1つずつ戻す」
おすすめサーバー比較
ARK ASA サーバー運営に使われやすいレンタル/VPSをまとめます。ここでは「国内サービス中心」「継続運用のしやすさ」を軸に紹介します(宣伝リンクはそのまま残しています)。

XServer VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)
ゲーム特化型の高性能VPS(ASAアプリイメージ提供あり)
メリット:
- ARK: Survival Ascendedのアプリイメージ提供が案内されている
- 国内VPSとして選びやすい(低遅延・日本語環境)
- テンプレ導入後は、ActiveMods / -mods= と定期再起動で自動更新運用を組みやすい
おすすめプラン(目安):
- 4GB:小規模(少人数)向け
- 8GB以上:MOD多め/人数多め向け
ConoHa for GAME(コノハ for GAME)
時間課金制で柔軟運用(ARKテンプレは主にASE向けの案内が多い)
メリット:
- 時間課金・長期割引など料金プランの選択肢が多い
- 短期イベントやテスト運用に向く
注意:ASAテンプレが常に用意されているとは限らないため、ASA目的なら「通常VPS/Windows Server系で手動構築」になるケースがあります。事前に提供状況を確認してください。
さくらVPS(Sakura VPS)
老舗の安定性と信頼性(汎用VPS)
テンプレで全自動、というよりは「自前で構築・運用」寄りです。サーバー運用に慣れている人なら選択肢になります。料金・仕様は公式の一覧を参照して、人数やMOD数に合わせてプランを決めるのがおすすめです。
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤ CLOUD VPS)
国内クラウドVPS(料金表が明確で、日額課金プランもある)
公式の料金表でスペックと月額上限が確認できます。短期・検証用途は日額課金、長期運用は月額上限や年額で検討、といった使い分けがしやすいです。
関係するYouTube動画(日本の動画限定)
実際の画面を見ながら設定したい方向けに、ASAの非公式サーバー/Nitrado設定/サーバーマネージャー関連の日本語動画をまとめました。
よくある質問(FAQ)
Q1. ARK ASAのMOD自動更新は無料で実現できますか?
可能です。自前VPS/専用サーバーなら、MOD IDを指定(ActiveMods と -mods=)しておき、深夜帯に定期再起動すれば「更新を追いかける手間」をかなり減らせます。完全放置に近づけるには、バックアップや通知まで含めたスクリプト化/サーバーマネージャー導入が有効です。
Q2. MOD更新でサーバーがクラッシュした場合の対処法は?
バックアップからの復旧が最も確実です。次に、直前に追加・更新したMODを外して起動 → 1つずつ戻して原因特定、の手順が基本になります。Nitrado運用なら、状況に応じて「次回再起動時にMODフォルダをリセット」も選択肢です。
Q3. MOD自動更新(反映)の頻度はどの程度が最適ですか?
「毎日深夜に1回」の定期再起動を基準に考えると安定しやすいです。リアルタイム性を上げたい場合でも、頻繁な再起動はプレイヤー体験を落とすため、まずは「1日1回」を基準にして、必要に応じて増やすのがおすすめです。
Q4. ASEのMODはASAで使用できますか?
基本的に直接は使用できません。ASA対応として公開されているMOD(CurseForge側のASA MOD)を使ってください。ID違いは「MODが動かない」代表的な原因になります。
Q5. プライベートサーバーでのMOD管理に必要なスペックは?
最低8GB RAM、推奨16GB以上が目安です。建築・生物追加・大型便利MODを増やすほどメモリ消費が増え、再起動やワールドロードが重くなる傾向があります。人数が増えるほどCPUとメモリの両方に余裕が必要です。
まとめ
ARK ASA サーバーでのMOD自動更新は、「MODの自動取得」+「再起動による反映」+「バックアップで保険」の3点セットで考えると、2025年12月時点でも安定運用しやすいです。
技術レベル別の推奨:
- 初心者:Nitrado(CurseForge Mods画面で管理)
- 中級者:自前VPSで ActiveMods / -mods= +深夜の定期再起動
- 上級者:バックアップ・通知まで含めてスクリプト化/サーバーマネージャー導入
最後に、MODは便利ですが「入れすぎ」と「一括更新」が事故の元です。少数から始め、更新反映は深夜に固定し、バックアップ世代を残す——この運用だけでトラブルが激減します。

