Left 4 Dead 2で8人協力プレイを実現するCoopModサーバーの構築は、Sourcemod Extensions、L4DToolz、All 8 Survivorsプラグインを組み合わせることで可能です。VPSサーバーを使用し、適切な設定を行うことで、友人と最大8人での協力プレイが楽しめます。
要点
- Sourcemodベースの8人協力プレイシステム
- VPSサーバー推奨スペック:4GB RAM、2コア以上
- L4DToolzプラグインで人数制限を解除
- Dedicated Serverとローカルサーバーの2つの構築方法
- 専門サーバー診断で最適なVPS環境を選択可能

Left 4 Dead 2 Coop Modサーバーとは
標準4人制限を突破する革新システム
Left 4 Dead 2は通常4人までの協力プレイですが、Sourcemod Extensionsを活用することで最大8人以上での協力プレイが実現できます。これにより、より多くの友人と一緒にゾンビサバイバルを楽しむことが可能になります。
2025年現在の対応状況
2025年10月現在も活発にコミュニティが維持されており、最新のSteamアップデートにも対応しています。「All 8 Survivors Sourcemod 2018-2025 [Stable DHOOKS 1.159]」など、最新バージョンに対応したプラグインが継続的に更新されています。
サーバー構築方法の選択
ローカルサーバー方式
メリット:
- 費用がかからない
- 設定が比較的簡単
- 即座に開始可能
デメリット:
- ホストPCの性能に依存
- ホストが退出すると終了
- 外部からの接続が制限される場合がある
VPS Dedicated Server方式
メリット:
- 24時間稼働可能
- 安定した接続環境
- ホスト不在でも継続
- カスタマイズ性が高い
デメリット:
- 月額費用が発生
- 技術的知識が必要
- 初期設定が複雑
推奨サーバースペック・システム要件
項目 | 最低要件 | 推奨要件 | 8人プレイ時 |
---|---|---|---|
CPU | Intel Core2Duo 2.4GHz | Intel Core i5以上 | Intel Core i7以上 |
メモリ | 2GB | 4GB | 8GB |
ストレージ | 10GB | 20GB | 30GB |
ネットワーク | 10Mbps | 50Mbps | 100Mbps |
OS | Linux/Windows Server | Ubuntu 20.04 LTS推奨 | Ubuntu 22.04 LTS |
Sourcemod & プラグイン導入手順
必要なコンポーネント
- Metamod:Source 1.12以降
- SourceMod 1.11以降
- L4DToolz Extension
- All 8 Survivors Plugin
- Left4DHooks Direct (1.159)
インストール手順
# SteamCMDでL4D2サーバーファイルを取得
./steamcmd.sh +login anonymous +force_install_dir /opt/l4d2server +app_update 222860 validate +quit
# Metamod:Sourceのインストール
wget https://mms.alliedmods.net/mmsdrop/1.12/mmsource-1.12.0-git1148-linux.tar.gz
tar -xzf mmsource-1.12.0-git1148-linux.tar.gz -C /opt/l4d2server/left4dead2/
# SourceModのインストール
wget https://sm.alliedmods.net/smdrop/1.11/sourcemod-1.11.0-git6968-linux.tar.gz
tar -xzf sourcemod-1.11.0-git6968-linux.tar.gz -C /opt/l4d2server/left4dead2/
プラグイン設定
server.cfgの設定例:
hostname "8 Player L4D2 Coop Server"
rcon_password "your_rcon_password"
sv_allow_lobby_connect_only 0
sv_gametypes "coop"
mp_gamemode "coop"
sv_maxplayers 8
l4d_maxplayers 8
VPSサーバー比較・選択ガイド
Left 4 Dead 2のCoopサーバー運営に最適なVPSサービスを厳選してご紹介します。ゲームサーバー特有の要件を考慮し、安定性と性能を重視して選定しています。
ゲーム特化型VPSサービス
ConoHa for GAMEは、ゲームサーバー運営に特化したVPSサービスです。Left 4 Dead 2を含む多数のゲームテンプレートを提供しており、初心者でも簡単にサーバー構築が可能です。SSD搭載で高速なI/O性能を実現し、8人協力プレイでも安定した動作を保証します。
料金プラン例:
- 2GB プラン:月額1,065円〜
- 4GB プラン:月額2,033円〜
- 8GB プラン:月額4,066円〜
XServer VPS for Gameは、エックスサーバーが提供するゲーム専用VPSです。24時間365日の監視体制と充実したサポートが特徴で、初心者から上級者まで安心して利用できます。Left 4 Dead 2サーバーに最適化された設定とワンクリックインストール機能を提供します。
特徴:
- 高性能CPU(最新世代Intel Xeon)搭載
- 高速SSD RAID10構成
- 無料SSL証明書対応
- 充実した管理画面
LOLIPOP! for Gamersは、低価格でありながら高性能なゲームサーバー環境を提供します。特にコストパフォーマンスを重視するユーザーに人気で、Left 4 Dead 2のようなSource Engineゲームに最適化されています。
推奨プラン:
- ライトプラン:月額550円〜(4人まで)
- スタンダードプラン:月額1,100円〜(8人推奨)
汎用VPSサービス
ConoHa VPSは、豊富なOSテンプレートと柔軟な設定が可能な汎用VPSです。技術者向けの詳細設定が可能で、カスタマイズ性を重視するユーザーに適しています。
XServer VPSは、安定性と信頼性で定評のあるVPSサービスです。充実したサポート体制と高い稼働率を誇り、長期運営に適しています。
Windows Server対応
ConoHa for Windows Serverは、WindowsベースでLeft 4 Dead 2サーバーを運営したいユーザー向けです。GUI操作に慣れた方や、Windows専用のMODを使用したい場合に最適です。
ConoHa for Windows Server 公式サイト
最適なVPS選択のために
あなたのプロジェクトに最適なサーバー環境を見つけるために、専門のサーバー診断サイトをご利用ください。簡単な質問に答えるだけで、Left 4 Dead 2サーバー運営に最適なVPSサービスをおすすめします。

トラブルシューティング・FAQ
Q1. 8人で接続しようとするとエラーが発生します
結論:L4DToolzプラグインの設定確認とサーバー設定の見直しが必要です。
まず、addons/sourcemod/plugins/l4dtoolz.smx
が正しく配置されているか確認してください。次に、server.cfgでsv_maxplayers 8
とl4d_maxplayers 8
が設定されていることを確認します。また、sv_allow_lobby_connect_only 0
の設定も重要です。
Q2. サーバーに接続できません
結論:ファイアウォール設定とポート開放の確認が必要です。
Left 4 Dead 2サーバーは通常27015ポートを使用します。VPSのファイアウォール設定でTCP/UDP 27015ポートが開放されているか確認してください。また、コンソールからstatus
コマンドでサーバーの動作状況を確認できます。
Q3. MODが適用されません
結論:SourceMod、Metamod:Sourceのバージョン互換性を確認してください。
2025年現在、SourceMod 1.11以降とMetamod:Source 1.12以降の組み合わせが推奨されています。古いバージョンでは最新のL4D2アップデートに対応していない場合があります。プラグインファイルの配置場所もaddons/sourcemod/plugins/
であることを確認してください。
Q4. パフォーマンスが悪くなります
結論:サーバースペックの向上とプラグイン最適化が効果的です。
8人プレイ時は通常の倍のリソースを消費します。最低8GBのRAMと4コア以上のCPUを推奨します。また、不要なプラグインを無効化し、sm plugins list
コマンドで動作しているプラグインを確認してください。
Q5. 最新アップデート後に動作しません
結論:プラグインとエクステンションの更新が必要です。
ValveのLeft 4 Dead 2アップデート後は、Left4DHooks Directなどのエクステンションが更新される場合があります。AlliedModdersで最新版を確認し、必要に応じて更新してください。
まとめ
Left 4 Dead 2の8人協力プレイサーバー構築は、適切なVPS選択とSourcemod環境の構築により実現できます。2025年現在も活発にコミュニティが維持されており、最新のプラグインとエクステンションにより安定した運営が可能です。初心者はゲーム特化型VPSサービスを、上級者は汎用VPSでのカスタマイズをおすすめします。
最適なサーバー環境の選択には、専門診断サイトで無料診断を受けることから始めましょう。わずか数分で、あなたのプロジェクトに最適なVPSサービスが見つかります。