冒頭の直接回答
ARK Survival Evolvedのクラスターサーバーは、複数のマップサーバーを連携させてプレイヤーがマップ間でキャラクター・アイテム・恐竜を自由に転送できるシステムです。同じクラスターIDと共有ディレクトリパス(ClusterDirOverride)を全サーバーに設定することで実現でき、レンタルサーバーなら月額830円程度から簡単に構築できます。
要点
- クラスターIDと共有ディレクトリの統一設定が構築の核心
- ARK Server ManagerやレンタルサーバーのGUI管理画面で簡単設定可能
- The Island、Scorched Earth、Aberrationなど全マップ間を自由に移動
- 2025年11月現在、ASA(Survival Ascended)にも完全対応
- 適切な設定により24時間安定稼働とデータバックアップを実現

ARKクラスターサーバーとは
クラスターシステムの基本概念
ARK Survival Evolvedのクラスターサーバーは、複数のマップサーバーを技術的に連携させ、プレイヤーがオベリスクやサプライドロップを通じてマップ間を移動できる仕組みです。
主な機能
- キャラクター転送:レベル、ステータス、エングラムを保持したまま移動
- アイテム持ち運び:武器、防具、素材を他マップへ転送
- 恐竜転送:テイムした恐竜を新しいマップに持ち込み
- トライブデータ共有:複数マップでトライブ情報を統一管理
2025年11月時点の対応状況
ARK: Survival Evolved(ASE)
- Steam版、Epic版、Xbox版に対応
- 全DLCマップでクラスター機能が利用可能
- Steam Workshop MODとの互換性あり
- 比較的低いシステム要件(最小16GB RAM)
ARK: Survival Ascended(ASA)
- Unreal Engine 5による完全リメイク版
- 新しいクラスターシステム(EnableCrossServerTravel設定)
- より高いハードウェア要件(推奨32GB RAM以上)
- CurseForgeベースの新MODシステム
システム要件と事前準備
ハードウェア要件(2025年11月版)
| 項目 | ASE 最小構成 | ASE 推奨構成 | ASA 最小構成 | ASA 推奨構成 |
|---|---|---|---|---|
| CPU | Intel i5-4670K / Ryzen 5 1500X | Intel i7-10700K / Ryzen 7 3700X | Intel i7-9700K / Ryzen 5 3600X | Intel i7-12700 / Ryzen 7 5800X |
| RAM | 16GB | 32GB | 32GB | 64GB |
| GPU | GTX 1060 6GB | RTX 3060 12GB | RTX 2070 8GB | RTX 4060 Ti 16GB |
| ストレージ | 300GB SSD | 500GB NVMe SSD | 500GB NVMe SSD | 1TB NVMe SSD |
| 回線速度 | 100Mbps | 1Gbps | 1Gbps | 1Gbps以上 |
ネットワークポート設定
各マップサーバーで異なるポートを割り当てる必要があります。
| ポート番号 | プロトコル | 用途 | 設定例(3マップ構成) |
|---|---|---|---|
| 7777+ | UDP | ゲーム通信 | Map1:7777, Map2:7779, Map3:7781 |
| 7778+ | UDP | Raw UDP | Map1:7778, Map2:7780, Map3:7782 |
| 27015+ | TCP | RCON管理 | Map1:27015, Map2:27017, Map3:27019 |
| 27016+ | TCP | Steam Query | Map1:27016, Map2:27018, Map3:27020 |
Windowsファイアウォール設定例
netsh advfirewall firewall add rule name="ARK-TheIsland-Game" dir=in action=allow protocol=UDP localport=7777
netsh advfirewall firewall add rule name="ARK-ScorchedEarth-Game" dir=in action=allow protocol=UDP localport=7779
netsh advfirewall firewall add rule name="ARK-Aberration-Game" dir=in action=allow protocol=UDP localport=7781
ARK Server Managerを使用した構築方法
ARK Server Managerのダウンロードと初期設定
ARK Server Manager(ASM)は、個人サーバーを簡単に管理できる無料のWindowsツールです。
ステップ1:ASMのインストール
- ARK Server Manager公式GitHubから最新版をダウンロード
- 管理者権限でインストーラーを実行
- SteamCMDが自動的にダウンロードされる
クラスターディレクトリの準備
推奨ディレクトリ構造
C:\ARK_Cluster\
├── Cluster\ # 共有クラスターデータ
│ ├── ServerTransferInventory\
│ ├── ServerTransferTributes\
│ └── ServerTransferDinos\
├── TheIsland\ # Map1のデータ
├── ScorchedEarth\ # Map2のデータ
└── Aberration\ # Map3のデータ
複数サーバープロファイルの作成
プロファイル1:The Island
- ASMで「新しいサーバーを作成」をクリック
- マップ選択で「TheIsland」を指定
- サーバー名を「MyCluster-TheIsland」と設定
管理者タブでクラスター設定
- クラスターID:
MyCluster2025(全サーバー共通) - クラスターディレクトリ:
C:\ARK_Cluster\Cluster
コマンドライン引数
-server -log -crossplay -NoTransferFromFiltering -ClusterDirOverride=C:/ARK_Cluster/Cluster -ClusterId=MyCluster2025 -Port=7777 -QueryPort=27015
プロファイル2:Scorched Earth
- マップ選択で「ScorchedEarth_P」を指定
- 同じクラスターID
MyCluster2025を設定 - ポート番号を変更:
-Port=7779 -QueryPort=27017
プロファイル3:Aberration
- マップ選択で「Aberration_P」を指定
- 同じクラスターID
MyCluster2025を設定 - ポート番号を変更:
-Port=7781 -QueryPort=27019
ASA(Survival Ascended)用の追加設定
ASAでは従来の設定に加えて、新しいパラメータが必要です。
GameUserSettings.iniに追加
[SessionSettings]
EnableCrossServerTravel=True
UseClusterStorage=True
ClusterStorageMaxItems=300
ClusterStorageMaxDinos=50
NewClusterSystem=True
ASASM(ASA Server Manager)の場合
- ASMではなく専用ツール「ASA Server Manager」を使用
- GUI上でクラスターID設定が可能
- 自動バックアップ機能が標準搭載
INIファイル詳細設定とカスタマイズ
GameUserSettings.iniの重要設定
各マップサーバーのSaved\Config\WindowsServer\GameUserSettings.iniを編集します。
[SessionSettings]
SessionName=MyCluster2025-TheIsland
MaxPlayers=70
ServerPassword=mypassword123
ServerAdminPassword=adminpass123
ServerPVE=False
# クラスター基本設定
NoTributeDownloads=False
PreventDownloadSurvivors=False
PreventDownloadItems=False
PreventDownloadDinos=False
# 転送期限設定(秒単位)
TributeCharacterExpirationSeconds=86400 # 24時間
TributeItemExpirationSeconds=86400
TributeDinoExpirationSeconds=86400
[/Script/ShooterGame.ShooterGameMode]
# クラスターディレクトリ指定
ClusterDirOverride=C:/ARK_Cluster/Cluster
ClusterId=MyCluster2025
NoTransferFromFiltering=True
CrossARKAllowForeignDinoDownloads=True
転送制限のカスタマイズ
| 設定項目 | パラメータ | 値 | 説明 |
|---|---|---|---|
| キャラクター転送 | PreventDownloadSurvivors | false | キャラクター転送を許可 |
| アイテム転送 | PreventDownloadItems | false | アイテム持ち運びを許可 |
| 恐竜転送 | PreventDownloadDinos | false | 恐竜転送を許可 |
| 転送期限 | TributeCharacterExpirationSeconds | 86400 | 24時間の転送猶予 |
| 最大アイテム数 | MaxTributeItems | 100 | 一度に転送できる最大数 |
| 最大恐竜数 | MaxTributeDinos | 50 | 同時転送可能な恐竜数 |
Game.iniのパフォーマンス最適化
[/Script/Engine.GarbageCollectionSettings]
# メモリ最適化
gc.MaxObjectsNotConsideredByGC=1
gc.MaxObjectsInGCCluster=0
gc.AllowParallelGC=1
gc.MultithreadedDestructionEnabled=1
[ServerSettings]
# パフォーマンス設定
bUseBPClassAndLevel=true
MaxStructuresInRange=13000
TheMaxStructuresInRange=13000
ResourcesRespawnPeriodMultiplier=1.0
DinoCountMultiplier=1.0
# ASA専用設定
EnableParallelCharacterMovementReplication=true
EnableParallelCharacterTickFunction=true
レンタルサーバーを使用したクラスター構築
レンタルサーバーを利用すれば、専門知識がなくてもGUI管理画面から簡単にクラスターサーバーを構築できます。
推奨レンタルサーバーの選定基準
2025年11月時点の選択ポイント
- ARK専用テンプレートの提供有無
- クラスター機能の対応状況
- 日本語サポートの充実度
- 自動バックアップ機能
- 価格とコストパフォーマンス
具体的な設定手順(レンタルサーバー共通)
ステップ1:サーバー契約
- 必要なマップ数分のサーバーを契約(最低2つ)
- 各サーバーでARKテンプレートを選択
- 異なるマップを各サーバーに割り当て
ステップ2:クラスター設定の有効化
- 管理画面から「クラスター設定」メニューを開く
- 「クラスターを有効にする」にチェック
- 新しいクラスターIDを生成(例:
MyCluster2025) - 全サーバーに同じクラスターIDを適用
ステップ3:転送設定の調整
- キャラクター転送:有効化
- アイテム転送:有効化
- 恐竜転送:有効化
- 転送期限:24時間(推奨)
ステップ4:接続テストと確認
- 各マップサーバーに個別接続
- オベリスクから「別のサーバーに旅立とう」ボタンが表示されるか確認
- 実際にマップ間転送をテスト実行
トラブルシューティングとよくあるエラー
「別のサーバーに旅立とう」ボタンが表示されない
原因と対処法
- クラスターIDが全サーバーで一致していない→全サーバーのGameUserSettings.iniを確認
- クラスターディレクトリパスが間違っている→正しいパスを再設定
- 転送設定が無効になっている→PreventDownload系の設定をfalseに変更
サーバー間でキャラクターが転送されない
原因と対処法
- クラスターディレクトリへのアクセス権限がない→フォルダの読み書き権限を付与
- ファイアウォールがクラスターフォルダをブロック→例外設定を追加
- ASAで旧設定を使用している→EnableCrossServerTravel=Trueを追加
恐竜転送後にステータスがリセットされる
原因と対処法
- CrossARKAllowForeignDinoDownloadsがfalseになっている→trueに変更
- MODの競合→サーバー間で同じMOD構成を使用
- クラスターデータの破損→バックアップから復元
レンタルサーバーサービス比較

ARKクラスターサーバーの運用に最適なレンタルサーバーを、機能・価格・サポート体制の観点から比較します。
Xserver VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)
サービス概要
Xserver VPS for Gameは、国内大手レンタルサーバー会社が提供するゲーム特化型VPSサービスです。ARK専用テンプレートが用意されており、初心者でも簡単にサーバー構築が可能です。
料金プラン(2025年11月現在)
- 2GBプラン:月額830円~(4vCPU、50GB NVMe SSD)
- 4GBプラン:月額1,700円~(5vCPU、100GB NVMe SSD)
- 8GBプラン:月額3,201円~(6vCPU、100GB NVMe SSD)
ARKクラスター対応状況
- GUI管理画面からクラスター設定が可能
- 自動バックアップ機能(14日間保持)
- 24時間365日日本語サポート
- 高速NVMe SSD標準搭載
推奨プレイ人数
- 2GBプラン:3~5人程度
- 4GBプラン:5~10人程度
- 8GBプラン:10~20人程度
ConoHa for GAME(コノハ for GAME)
サービス概要
ConoHa for GAMEは、時間課金制を採用したゲーム専用VPSサービスです。最短25秒でサーバー構築が可能で、テストプレイや短期間の利用に最適です。
料金プラン(2025年11月現在)
- 2GBプラン:月額1,065円~(時間課金2.2円/時)
- 4GBプラン:月額2,033円~(時間課金4.2円/時)
- 8GBプラン:月額4,840円~(時間課金10.1円/時)
ARKクラスター対応状況
- ARKテンプレートイメージ提供
- クラスター設定対応(手動設定が必要)
- 自動スケーリング機能
- リージョン選択可能(東京・大阪)
推奨プレイ人数
- 2GBプラン:3~6人程度
- 4GBプラン:6~12人程度
- 8GBプラン:12~25人程度
さくらのVPS(Sakura VPS)
サービス概要
さくらのVPSは、20年以上の運営実績を持つ老舗VPSサービスです。高い稼働率と安定性が特徴で、長期運用に適しています。
料金プラン(2025年11月現在)
- 2GBプラン:月額1,594円~(3vCPU、100GB SSD)
- 4GBプラン:月額3,227円~(4vCPU、200GB SSD)
- 8GBプラン:月額6,454円~(6vCPU、400GB SSD)
ARKクラスター対応状況
- Linux OSでの手動構築が基本
- SteamCMDを使用した構築をサポート
- カスタマイズ自由度が高い
- 長期契約割引あり
推奨プレイ人数
- 2GBプラン:3~5人程度
- 4GBプラン:5~10人程度
- 8GBプラン:10~20人程度
シンVPS(Shin VPS)
サービス概要
シンVPSは、エックスサーバーが提供する新ブランドのVPSサービスです。最新ハードウェアによる高速性能と低価格を両立しています。
料金プラン(2025年11月現在)
- 2GBプラン:月額620円~(3vCPU、50GB NVMe SSD)
- 4GBプラン:月額1,560円~(4vCPU、150GB NVMe SSD)
- 8GBプラン:月額3,200円~(6vCPU、300GB NVMe SSD)
ARKクラスター対応状況
- ゲーム用テンプレート提供(ARK対応)
- コストパフォーマンスが高い
- SSD全プランNVMe標準搭載
- 日本語管理画面
推奨プレイ人数
- 2GBプラン:3~5人程度
- 4GBプラン:5~12人程度
- 8GBプラン:12~24人程度
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤ CLOUD VPS)
サービス概要
KAGOYA CLOUD VPSは、稼働率99.999%を保証するエンタープライズ向けVPSサービスです。安定性重視のプロジェクトに最適です。
料金プラン(2025年11月現在)
- 2GBプラン:月額1,540円~(2vCPU、30GB SSD)
- 4GBプラン:月額3,300円~(4vCPU、100GB SSD)
- 8GBプラン:月額13,200円~(8vCPU、400GB SSD)
ARKクラスター対応状況
- 高稼働率保証(99.999%)
- 専任サポート体制
- Linux OSベースでの構築
- 電話サポート対応
推奨プレイ人数
- 2GBプラン:2~4人程度
- 4GBプラン:4~10人程度
- 8GBプラン:10~25人程度
レンタルサーバー比較表
| サービス名 | 最安プラン | 推奨プラン | 初期費用 | ARK対応度 | サポート体制 |
|---|---|---|---|---|---|
| Xserver VPS for Game | 830円/月(2GB) | 3,201円/月(8GB) | 無料 | ★★★★★ | 24時間日本語サポート |
| ConoHa for GAME | 1,065円/月(2GB) | 4,840円/月(8GB) | 無料 | ★★★★☆ | メール・チャット対応 |
| さくらのVPS | 1,594円/月(2GB) | 6,454円/月(8GB) | 無料 | ★★★☆☆ | 電話・メール対応 |
| シンVPS | 620円/月(2GB) | 3,200円/月(8GB) | 無料 | ★★★★☆ | メール対応 |
| KAGOYA CLOUD VPS | 1,540円/月(2GB) | 13,200円/月(8GB) | 無料 | ★★★☆☆ | 電話・メール対応 |
サーバー選定ガイド
自分に最適なレンタルサーバーを選ぶ際の判断基準をまとめます。
初心者・手軽に始めたい方
おすすめ:Xserver VPS for Game
- GUI管理画面でクラスター設定が簡単
- ARK専用テンプレートで自動セットアップ
- 24時間日本語サポートで安心
- チュートリアル動画・マニュアルが充実
コストを最重視したい方
おすすめ:シンVPS
- 業界最安クラスの月額620円から
- 性能と価格のバランスが良い
- NVMe SSD標準搭載で高速
- 長期契約で更に割引
時間課金で柔軟に運用したい方
おすすめ:ConoHa for GAME
- 使った分だけの時間課金制
- 最短25秒でサーバー起動
- テストプレイや短期イベントに最適
- 停止中は課金されない
安定性・稼働率を重視したい方
おすすめ:KAGOYA CLOUD VPS
- 稼働率99.999%保証
- エンタープライズグレードの安定性
- 専任サポート体制
- 長期運用に適している
カスタマイズの自由度を求める方
おすすめ:さくらのVPS
- root権限で自由にカスタマイズ可能
- Linux環境での完全制御
- 豊富な技術ドキュメント
- 上級者向けの柔軟性
サーバー診断で最適プランを見つける
自分のプレイスタイルや予算に最適なレンタルサーバーを見つけるには、専門の比較診断サイトの活用がおすすめです。
サーバー比較診断サイトでは、プレイ人数・予算・必要な機能などを入力するだけで、最適なレンタルサーバープランを診断できます。ARKクラスターサーバーに特化した条件設定も可能で、初心者から上級者まで自分に合ったサービスを見つけられます。
診断結果には各サービスの詳細比較や料金シミュレーション、実際のユーザーレビューも含まれるため、失敗しないサーバー選びが可能です。
ARKクラスターサーバー設定の解説動画
実際の設定手順を映像で確認したい方には、以下の日本語解説動画がおすすめです。
この動画では、Nitradoレンタルサーバーを使用した詳細な設定方法が1時間以上にわたって解説されています。採取倍率・育成倍率だけでなく、クラスター設定の細かいポイントまでカバーしています。
よくある質問(FAQ)
Q1. クラスターサーバーの設定が上手くいかない場合の対処法は?
最も多い原因はクラスターIDの不一致とディレクトリパスの設定ミスです。全サーバーで完全に同じクラスターID(例:MyCluster2025)を使用し、ClusterDirOverrideパラメータが正しいパスを指定しているか確認してください。また、クラスターディレクトリには読み書き権限が必要です。Windows環境の場合、フォルダのプロパティからセキュリティタブを開き、すべてのユーザーに「フルコントロール」権限を付与することで解決することが多いです。
Q2. ASEとASAのクラスター設定はどう違いますか?
ASE(Survival Evolved)では従来のClusterIdとClusterDirOverrideパラメータのみで動作しますが、ASA(Survival Ascended)では追加でEnableCrossServerTravel=True、UseClusterStorage=True、NewClusterSystem=Trueなどの新しい設定項目が必要です。また、ASAはより高性能なハードウェア(推奨32GB以上のRAM)が必要で、MODシステムもSteam WorkshopからCurseForgeに変更されています。既存のASE MODはASAでは使用できないため注意が必要です。
Q3. 何人までのプレイヤーに対応できますか?
サーバースペックにより大きく異なりますが、2025年11月時点での目安は以下の通りです。4GBメモリプランでASEなら5~10人、ASAなら3~6人程度が快適にプレイできます。8GBメモリプランではASEで10~20人、ASAで7~14人程度です。16GBメモリプランならASEで20~40人、ASAで14~28人程度に対応できます。ただしMODの使用状況や建築物の数により負荷が変動するため、余裕を持ったプラン選択が推奨されます。
Q4. レンタルサーバーと自分でサーバーを立てるのはどちらがおすすめですか?
初心者や中小規模の運用にはレンタルサーバーを強く推奨します。月額830円程度から24時間安定稼働でき、自動バックアップ・日本語サポート・セキュリティ対策が標準で提供されます。自前サーバーは初期費用が安く見えますが、電気代(月額3,000~5,000円程度)、メンテナンス時間、トラブル対応の技術力を考慮すると、年間コストはレンタルサーバーと同等かそれ以上になります。上級者で完全な制御を求める場合のみ自前サーバーが選択肢となります。
Q5. クラスター運用時のバックアップはどうすれば良いですか?
最低でも日次バックアップを強く推奨します。特にクラスターディレクトリ(ServerTransferInventory、ServerTransferTributes、ServerTransferDinosフォルダ)は最重要で、ここが破損するとキャラクターやアイテムの転送データが失われます。レンタルサーバーの自動バックアップ機能を活用しつつ、週1回は手動でローカルにバックアップを取得してください。大規模アップデート前は必ず完全バックアップを実施し、最低3世代分を保持することをおすすめします。
まとめ
ARK Survival Evolvedのクラスターサーバー設定は、正しい知識と手順に従えば個人でも十分に構築可能です。2025年11月現在、レンタルサーバーサービスの機能向上により、専門知識がなくても本格的なクラスター環境を月額830円から実現できます。
今すぐ始められる3つのステップ
- サーバー比較診断サイトで最適なプランを診断
- 推奨されたレンタルサーバーの無料お試しに申込
- 管理画面からクラスター設定を有効化して友人とマルチプレイ開始
初めての方はGUI管理画面が充実したXserver VPS for GameやConoHa for GAMEから始めて、経験を積んでから個人サーバー構築に挑戦することをおすすめします。ARKの複数マップを自由に行き来できるクラスターサーバーで、より深いサバイバル体験を楽しんでください。

