【2026年1月最新】7DTD低スペックVPS運用完全ガイド|2GBメモリでも快適にプレイ

※本記事は2026年1月時点の情報に基づいて執筆しています。7 Days to Die(7DTD)はアップデートで挙動や設定項目が変わる場合があります。運用中はserverconfig.xml のコメント公式の更新情報も合わせて確認してください。

7 Days to Die VPS Server Setup 画像出典:IONOS Digital Guide

低スペックVPSでも7DTDサーバーを運用できる理由

7 Days to Die(7DTD)は一見重いゲームに見えますが、運用の設計次第では低スペックVPSでも十分に成立します。ポイントは「ワールドの規模」「同時湧き(スポーン)の上限」「視界距離」「血月の負荷」をコントロールすることです。

7DTDの負荷は常に一定ではなく、血月(ホード)・都市探索・プレイヤーが散らばるタイミングで一気に跳ね上がります。逆に言えば、サーバー設定でピーク負荷を抑え、運用ルールで無理をしないようにすれば、少人数PVE用途なら低スペックでも安定しやすくなります。

低スペックVPS運用が向く例:

  • 固定メンバー(2〜4人程度)で遊ぶ
  • PVE中心(公開・大人数ではない)
  • 血月の敵数や頻度を抑える、または拠点戦を軽めにする
  • 超大型のオーバーホール系MODを入れない

低スペックVPS運用のメリット:

  • 月額コストを大幅に削減(目安:800円〜2,000円程度の帯から検討できる)
  • 個人やフレンド同士での利用に最適(自宅PCの電源や回線に依存しにくい)
  • 24時間稼働に向く(プレイヤーの生活リズムが違っても遊びやすい)
  • 設定(serverconfig.xml)を理解すると運用が安定し、再構築も早くなる
  • 設定の学習コストが低い(基本は value の数値調整が中心)

ただし、低スペック運用は「何もしなくても快適」という意味ではありません。次のセクションで、現実的な最低要件と、快適性を上げるための最適化を順番に解説します。

必要な最低スペック要件

最低スペックは「何人で」「どのくらい重い設定で」「どんな遊び方をするか」で大きく変わります。ここでは低スペック運用の目安として、最低ライン(成立)推奨ライン(安定)を分けて整理します。

項目最低ライン(成立の目安)推奨ライン(安定の目安)補足
CPU1〜2コア2コア以上血月や都市でピーク負荷が出やすい
メモリ2GB(かなり工夫が必要)4GB以上(余裕が欲しいなら8GB以上)2GBは最適化が前提。余裕が少ない
ストレージ10GB以上(空き)20GB以上(空き)SSD/NVMe推奨。ワールドやログで増える
回線100Mbps1Gbps同時接続数・探索範囲で転送が増える

特に低スペックVPSでは、CPUよりも先にメモリがボトルネックになりやすいです。「2GBでいけるか不安」な場合は、最初から4GBを選ぶのが最も確実な解決策です。

それでも2GBで運用する場合は、次のセクションの「最適化設定」と「運用ルール(血月・視界距離・湧き上限)」を必ずセットで行ってください。

2GBメモリ限界での最適化設定

7DTD Server Configuration 画像出典:IONOS Digital Guide

2GB運用の基本方針は「ピーク負荷を作らない」ことです。まず serverconfig.xml のうち、負荷に直結しやすい項目(同時湧き、保存データ、チャンク、視界距離)から調整します。

serverconfig.xml の主要設定(低メモリ向けの起点):

<!-- ServerConfig.xml の主要設定 -->
<property name="MaxSpawnedZombies" value="30"/>
<property name="MaxSpawnedAnimals" value="20"/>
<property name="MaxChunkAge" value="2"/>
<property name="SaveDataLimit" value="50"/>

設定の考え方は次の通りです。

  • MaxSpawnedZombies / MaxSpawnedAnimals:ワールド内に同時に存在できる数の上限。上げるほど負荷が増えます。
  • MaxChunkAge / SaveDataLimit:セーブデータの肥大化と再生成のバランス。短くしすぎると「探索済みの状態」が戻るなど遊びに影響が出るため、サーバー方針に合わせて調整します。

次に、OS側の対策としてSwapを用意します。Swapは高速化ではなく、メモリ不足で落ちるのを“回避しやすくする”ための保険です(ただしSwapに頼りすぎると動作が重くなるため、設定の見直しとセットで行います)。

2GB Swapファイルの作成:

# 2GB Swapファイルの作成
sudo fallocate -l 2G /swapfile
sudo chmod 600 /swapfile
sudo mkswap /swapfile
sudo swapon /swapfile

2GB運用では、設定を一気に変えすぎないのがコツです。まずは上の起点で安定稼働を作り、血月や探索で重いタイミングを見ながら少しずつ調整してください。

tickrate調整による負荷軽減

低スペックVPSでは「更新処理が追いつかない状態」を作らないことが重要です。ただし、7DTDは他ゲームのように“tickrateを数値で固定して最適化する”よりも、そもそもの負荷源(湧き上限・血月・視界距離・探索範囲)を抑えるほうが効果が出やすいです。

負荷を下げる優先度(おすすめ順):

  • 血月(ホード)の敵数や負荷につながる設定を軽くする
  • MaxSpawnedZombies / MaxSpawnedAnimals を下げる
  • 視界距離(サーバー側で許容する距離)を下げる
  • プレイヤーが同時に別方向へ遠距離探索しない運用にする(探索範囲を分散しすぎない)

もし血月だけが極端に重い場合は、血月の設定から先に調整してください。低スペックでは「血月を軽めにする」だけで体感が大きく改善することがあります。

headless実行での軽量化

VPS環境では必ずheadless(コンソールモード)で実行します。GUIは不要で、常駐プロセスや描画関連が増えるほどメモリもCPUも消費します。低スペックほど headless が効きます。

headless起動コマンド例:

./7DaysToDieServer.x86_64 -configfile=serverconfig.xml -quit -batchmode -nographics

運用を安定させるためには、単に起動するだけでなく、落ちたときに復旧できる仕組み(systemd など)も合わせて用意すると効果的です。特に低スペックVPSでは「落ちたら手動で気づく」運用が事故の原因になりやすいです。

プロセス監視とメモリ管理

VPS Monitoring 画像出典:Hostinger

低スペックVPSでは、定期的なメモリ監視と自動再起動が必須です。特に2GB運用では、ピーク時に一時的なメモリ不足が発生しやすく、放置するとプロセスが落ちたり、極端な遅延につながることがあります。

メモリ使用量監視スクリプト:

#!/bin/bash
# memory_check.sh
MEMORY_USAGE=$(free | grep Mem | awk '{printf "%.2f", ($3/$2) * 100.0}')
if (( $(echo "$MEMORY_USAGE > 85" | bc -l) )); then
    echo "高メモリ使用率検出: ${MEMORY_USAGE}%"
    # サーバー再起動処理
    systemctl restart 7dtd-server
fi

監視のポイントは「高負荷のときだけ動く」ことです。常に再起動してしまうとプレイ体験が悪くなるため、閾値(例:85%)や実行頻度(例:5分ごと)を調整し、まずは“落ちない”状態を作ってください。

  • ピーク負荷が多いなら:再起動より先に設定(湧き上限・血月・視界距離)を軽くする
  • 長期運用なら:ログ肥大化の対策(ローテーション、不要ログの整理)も推奨
  • 公開運用なら:監視通知(落ちたことに気づく仕組み)まで用意すると安心

軽量化MODの活用

低スペックVPSでは、軽量化目的のMODを検討するケースがあります。ただし、MODはバージョン互換や更新頻度の影響を受けやすく、環境によっては逆に不安定になることもあります。まずは serverconfig.xml と運用ルールで安定させてから、必要に応じて導入するのがおすすめです。

軽量化MODを選ぶときの基準:

  • 最新バージョンに対応している(導入前に対応状況を確認)
  • 変更範囲が明確で、戻しやすい(ファイル差し替えだけで戻せる)
  • 大規模なゲーム改変(オーバーホール)ではなく、軽量化に目的が絞られている
  • 導入手順とアンインストール手順が明記されている

※元記事で挙げられていた「建物数を削減」「AIを軽量化」「チャンク読み込みを軽くする」系のMODは、配布状況や名称が変わる場合があります。導入前に必ず最新版の互換性と評判を確認してください。

ネットワーク設定の最適化

低スペックVPSでは、ネットワーク設定の不備が「重い」「繋がらない」「途中で落ちる」といった問題に直結しやすいです。特に多いのはポート開放の不足ファイアウォール設定です。

まずは「サーバーに必要な通信が通る状態」を作り、その上で必要に応じて転送量や圧縮などの項目を調整します。

ネットワーク負荷軽減設定(必要な場合のみ):

<!-- ネットワーク負荷軽減設定 -->
<property name="ServerMaxWorldTransferSpeedKiBs" value="512"/>
<property name="NetworkCompressionThreshold" value="1024"/>
<property name="MaxUncoveredMapChunksPerPlayer" value="100"/>

これらは環境によって効果の出方が変わります。体感が変わらない場合もあるため、まずは「湧き上限・血月・視界距離」といった確実に効く項目を先に調整してください。

VPS Configuration 画像出典:IONOS Digital Guide

低スペックVPS運用におすすめのサーバー比較

低スペック運用は「安いほど良い」ではなく、CPUの体感性能・ストレージ(SSD/NVMe)・回線品質が結果に影響します。さらに、後から上位プランに拡張できるか(メモリ増設)が重要です。

サービス月額目安メモリCPUストレージ特徴
エックスサーバー VPS990円〜2GB〜複数コアNVMeテンプレートやサポートが手厚く、国内回線で扱いやすい
ConoHa VPS変動(割引あり)2GB〜複数コアSSD/NVMeプラン選択肢が多く、拡張しやすい
さくらVPS880円〜1GB〜プランによるSSD老舗の安定感。用途に合わせてプランを慎重に選ぶ

おすすめの選び方はシンプルです。最初から2GBにこだわるより、4GB以上へ移行しやすいサービスを選ぶと、後で困りにくくなります。

リンク(元記事のまま):

実際の運用結果とパフォーマンス

低スペックVPSの体感は、設定と遊び方で大きく変わります。ここでは「2GB運用の現実」と「快適性を上げるコツ」を、運用視点で整理します。

2GB運用で起きやすいこと:

  • 普段は遊べるが、血月や都市探索で急に重くなる
  • ワールドが育つほど(探索範囲が広がるほど)負荷が増えやすい
  • 設定を欲張ると突然落ちやすい(メモリが限界に近い)

安定運用のコツ:

  • 最初は軽め設定で固定し、安定稼働を作ってから上げる
  • 血月の負荷を先に抑える(敵数・頻度・拠点戦の設計)
  • プレイヤーが同時に別方向へ遠距離探索しすぎない
  • 監視(メモリ)と再起動の仕組みを用意し、止まっている時間を最小化する

結論として、2GBは“成立させる運用”が必要で、快適性まで求めるなら4GB以上が現実的です。最初に低スペックで始める場合でも、拡張できる構成にしておくのがおすすめです。

トラブルシューティング

よくある問題と解決法:

症状原因として多いものまずやること(優先順)
サーバーが落ちる/再起動が必要になるメモリ不足、ピーク負荷(血月・都市)①湧き上限・血月・視界距離を軽くする ②Swapを用意 ③監視と自動再起動 ④4GB以上へ移行
重い/カクつく(普段は遊べるが急に悪化)探索範囲拡大、チャンク負荷、同時湧き過多①プレイ方針を見直す(同時に散らばらない) ②湧き上限を下げる ③視界距離を下げる
血月だけ極端に重い血月の敵数・拠点戦が負荷を生んでいる①血月の負荷設定を軽くする ②湧き上限を下げる ③拠点を負荷が出にくい構造にする
接続できない/外部から繋がらないポート開放不足、FW設定、アドレス誤り①ポートとFWを確認 ②サーバー設定の公開範囲を確認 ③ルーター/セキュリティ設定を見直す
目次