冒頭の直接回答
Rustサーバーレンタルとは、マルチプレイ用のVPS(仮想専用サーバー)を借りて、友人や仲間だけで遊べるプライベートRustサーバーを立てる方法です。設定を自分で決められるため、PvPの可否、採取倍率、マップサイズ、ワイプ(リセット)のタイミングなどを自由に調整できます。2026年1月時点では、テンプレート機能つきの国内サービス(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game、シンVPSなど)を選べば、初心者でも数分で起動まで進められます。
要点
- Rustサーバーはメモリ消費が大きいため、快適運用は8GB以上が目安。公式Wikiでは「12GBの空きRAM」を要件として案内されています(マップが大きいほど増えます)。
- 予算重視で最小構成にする場合でも、4GBは「起動はできても不安定になりやすい」ため、少人数・小さめマップ前提で割り切るのが安全です。
- 国内のゲーム特化VPSは、テンプレート・管理画面・自動バックアップ・再インストールなどがまとまっており、サーバー管理が初めてでもハードルが低いです。
- 料金は契約期間(1ヶ月/12ヶ月/36ヶ月)やキャンペーンで大きく変わります。比較表は目安として、最終的には各社公式の料金表で確認しましょう。

Rustサーバーレンタルとは?
Rustは荒廃した世界でサバイバルを楽しむオンラインゲームで、マルチプレイが醍醐味です。公式サーバーでは多くのプレイヤーが参加するため、初心者が拠点を作る前に襲撃されるなど、遊び方次第では厳しい環境になることもあります。そこで人気なのが、プライベートサーバーのレンタルです。
プライベートサーバーを立てると、友人だけの専用環境を作れます。PvP(プレイヤー対プレイヤー)の有無、資源採取量の倍率、夜の長さ、マップサイズなどを調整でき、練習目的のPvE寄りの環境にもできます。さらに、運営ルール(襲撃可能時間帯、初心者保護、建築禁止エリアなど)も決められるため、「自分たちが一番楽しい条件」に寄せられます。
Rustサーバーの種類
公式サーバー
Facepunch Studiosが運営する公式サーバーで、無料で参加できます。人数が多く競争が激しい傾向があり、ワイプ周期も決まっています。
コミュニティサーバー
個人や団体が運営するサーバーで、独自ルールやプラグイン(MOD相当)が導入されている場合があります。PvE専用や初心者歓迎など、目的に合えば非常に遊びやすいです。
プライベートサーバー
自分(または仲間内)だけで運用するサーバーです。設定と運営方針を自由に決められるのが最大のメリット。この記事では、レンタル(VPS)でプライベートサーバーを建てる方法を前提に解説します。
Rustサーバーに必要なスペック
Rustサーバーは「マップサイズ」「建築物・設置物(エンティティ)」「プレイヤー数」「プラグイン導入数」によって負荷が大きく変わります。まずは「少人数・バニラ運用」を基準に、余裕があれば上げる方針にすると失敗しにくいです。
最低ライン(動作はするが余裕は少なめ)
- メモリ(RAM):4GB〜8GB(4GBは小さめマップ・少人数向け)
- CPU:2〜4コア(できれば高クロック寄り)
- ストレージ:SSD/NVMeで15GB以上(運用・ログ・バックアップを考えると余裕があるほど安心)
- 想定プレイ人数:2〜4人程度
推奨(安定して遊ぶための現実的な目安)
- メモリ(RAM):12GB〜16GB(公式Wikiの要件に合わせるなら12GB以上が安心)
- CPU:4コア以上
- ストレージ:SSD/NVMeで100GB以上(ワールドやバックアップ運用が楽)
- 想定プレイ人数:5〜10人以上(設定とマップサイズ次第)
スペック不足を感じたときの対策(すぐ効く順)
- マップサイズを小さくする(例:3500→3000など)
- 最大プレイヤー数を下げる(同時接続が増えると一気に重くなります)
- 定期再起動(毎日〜数日に1回)を設定してメモリをリフレッシュ
- プラグイン(MOD)を入れ過ぎない。導入するなら1つずつ増やして負荷を確認
- それでも厳しければ、上位プランへスケールアップ(メモリ増量が最も効きやすい)
Rustサーバーレンタル料金比較表
主要な国内VPSサービスの「Rust用途で使われやすい」プランを比較しました(2026年1月時点)。料金は契約期間やキャンペーンで変動するため、ここでは代表的な8GB相当(少人数〜中規模向け)を中心に、判断材料になる項目をまとめています。
| サービス名 | 最安帯の目安 | 推奨帯の目安(8GB前後) | 初期費用 | 無料お試し | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| ConoHa for GAME | 2GB:月額2,033円(時間課金 3.6円/時) | 8GB:月額8,083円(時間課金 14.5円/時) | 無料 | なし | 時間課金と月額の併用が可能。長期割引パス・キャンペーンで大幅に安くなることがあります。 |
| XServer VPS for Game | 2GB:月額830円〜(長期契約時) | 8GB:月額3,201円〜(長期契約時) | 無料 | 無料サーバー枠(別サービス:XServer GAMEs) | ゲーム向け管理画面。長期契約で月額が下がりやすい。無料枠で試してから本契約しやすい。 |
| シンVPS | 2GB:月額690円〜 | 8GB:月額1,900円〜 | 無料 | なし | コスパ重視。契約期間が長いほど月額換算が安くなりやすい。 |
| LOLIPOP! for Gamers | 4GB:月額1,500円 | 8GB:月額3,000円 | 無料 | なし | ゲーム向けにシンプル。初心者が触りやすい価格帯。 |
| KAGOYA CLOUD VPS | 2GB:月額上限770円(※プランにより日額課金) | 8GB:月額上限3,410円(※プランにより日額課金) | 無料 | なし | 日額〜月額上限という課金体系。短期検証や段階的スケールに向く。 |
| さくらのVPS | 512MB:月額671円(大阪) | 8GB:月額7,480円(大阪) | 無料 | 2週間 | 老舗で運用実績が多い。公式の仕様・料金PDFが分かりやすい。 |
ポイントは「Rustはメモリを食うので、8GBが“最低限の快適ライン”になりやすい」ことです。公式Wikiの要件(空きRAM 12GB)に寄せるなら、12GB〜16GBのプランを選ぶと安定しやすく、ワイプ後の読み込みや建築物が増えた時期でも安心です。
Rustサーバーの立て方(ConoHa for GAME編)
ここでは、テンプレートで最短ルートを取りやすい「ConoHa for GAME」を例に、Rustサーバーの基本的な立て方を解説します。他社でも流れは似ているので、用語とチェックポイントを押さえれば応用できます。
STEP1:ConoHa for GAMEに申し込む
ConoHa for GAME公式サイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」からアカウントを作成します。メール認証・SMS認証がある場合は指示に従って完了させます。
- 支払い方法(クレジットカードなど)を登録
- 利用するリージョン(国内拠点)を選択
- ゲームテンプレート一覧から「Rust」を選択
STEP2:プラン(メモリ/CPU)と料金方式を決める
ConoHa for GAMEは「時間課金」と「月額(定額)」を選べるのが強みです。短期で遊ぶ・検証するなら時間課金、固定で遊ぶなら月額が分かりやすいです。迷ったら8GB以上から始めて、重いと感じたら上位にスケールアップすると失敗しにくいです。
- 2〜4人で練習:8GB(小さめマップ推奨)
- 5〜10人で安定運用:12GB〜16GB
- MOD/プラグインを増やす:16GB以上推奨
STEP3:サーバー名・パスワード・初期設定
テンプレートで作成したRustサーバーは、管理画面から最低限の設定ができます。まずは次の項目を埋めましょう。
- サーバー名:検索一覧に表示される名前
- 最大プレイヤー数:最初は少なめにして様子見
- マップサイズ:負荷に直結。初心者は小さめ推奨
- パスワード:身内運用なら必須(荒らし対策)
サーバー設定のカスタマイズ
サーバーを起動できたら、まずは「身内サーバーとして遊びやすい」設定に寄せます。テンプレート型サービスでも、以下の項目は管理画面から変更できることが多いです。
- サーバー名の変更:一覧で見つけやすい名前にする
- 最大プレイヤー数:最初は少なめにして負荷を確認
- マップサイズ:負荷に直結。初心者は小さめ推奨
- PvPモード:完全PvEにするならPvPを無効化(サービスによって設定方法が異なります)
- 資源採取量:練習用なら少し上げるとテンポが良くなります
これらを調整するだけで、初心者でも拠点作りや研究を楽しみやすくなります。特に「パスワード設定」「マップサイズ調整」「最大人数の上限」は、荒らし対策と快適性に効くので最優先です。
STEP4:ポートと接続確認(最初のつまずきポイント)
テンプレート型サービスでは、基本的にファイアウォールや必要ポートが整っている場合が多いです。ただし、サービスやプランによっては「ゲームポート/Queryポート/RCON」の設定が必要になります。公開する範囲(完全非公開/フレンド限定/公開)に応じて、必要な設定だけを行いましょう。
接続確認は、Rustのサーバーブラウザから検索する方法に加えて、IP:PORTで直接接続できるかを確認すると切り分けが楽です。表示されない場合は、サーバー起動直後でまだ準備中、マップ生成中、ポート設定ミス、パスワード設定ミスのどれかが多いです。
STEP5:ワイプ運用の考え方(身内サーバーの満足度が上がる)
Rustはワールドが進むほど拠点や設置物が増え、環境が固定化しやすいゲームです。身内サーバーでも、定期的なワイプ(リセット)を決めておくと、初心者と経験者が一緒に遊びやすくなります。
- ワールドワイプ:マップと建築物をリセット(最も一般的)
- BP(設計図)ワイプ:設計図進行も含めてリセット(より“新規スタート感”が強い)
- 身内サーバーは「月1回」か「公式の強制ワイプに合わせる」運用が分かりやすいです。
動画で流れを掴みたい人向けに、日本語の解説動画も載せておきます(海外動画は除外しています)。
おすすめRustサーバーレンタルサービス
ここからは、Rustサーバーにおすすめのレンタルサーバーを詳しく紹介します。用途(短期/長期、少人数/多人数、初心者/上級者)で選びやすいように、向いている人を明確にしました。
ConoHa for GAME
時間課金で「週末だけ」など短期運用にも強い
ConoHa for GAMEはゲーム特化型VPSで、Rustテンプレートが用意されています。時間課金と月額定額の選択ができ、試しに立ててみる→気に入ったら定額で運用、といった移行がしやすいのが魅力です。料金はキャンペーンや長期割引パスの有無で大きく変動するため、申し込み前に表示される「時間単価」「月額上限(または月額定額)」を確認しましょう。
主な特徴
- テンプレートで自動構築(初心者でも手順が少ない)
- 時間課金が選べるため、短期利用の無駄が出にくい
- 管理画面が日本語で分かりやすい
- 大人数や大きなマップは上位プラン推奨(12GB〜16GBを検討)
XServer VPS for Game
管理画面が分かりやすく、初めての運用でも安心
XServer VPS for Gameは、ゲームサーバー用途を前提に設計されたVPSです。プランと契約期間(1ヶ月/12ヶ月/36ヶ月など)で月額が変わり、長期契約ほど安くなる傾向があります。まずは少人数で8GB前後から始め、必要に応じてスケールアップする運用がやりやすいです。
また、エックスサーバーには無料枠で試せる「XServer GAMEs」もあり、無料サーバーで雰囲気を掴んでから本契約する流れが作れます。
シンVPS
とにかくコスパを重視したい人向け
シンVPSは、月額換算が安くなりやすい料金体系が特徴です。長期契約ほど割安になるため、「しばらく身内サーバーを回したい」人に向きます。ゲーム特化テンプレートがあるサービスと比べると、導入は多少手動になる場合がありますが、その分VPSとしての汎用性が高いのもメリットです。
ConoHa VPS(汎用VPS)
Rust以外にも使いたい人、構成を細かくいじりたい人向け
ConoHa for GAMEが「ゲーム特化」なのに対して、ConoHa VPSは汎用VPSです。Rust以外の用途(Web公開、検証環境、別ゲームのサーバーなど)に転用しやすい一方で、Rust専用テンプレートがない場合はSteamCMDなどで手動構築が必要になります。サーバーを学びながら運用したい人には向きます。
LOLIPOP! for Gamers
低価格でまず触ってみたい初心者向け
LOLIPOP! for Gamersは、ゲームサーバー用途に最適化されたサービスで、価格帯が分かりやすいのが特徴です。長期の細かな割引よりも「月額の分かりやすさ」を重視したい人に向きます。最初は8GB前後のプランを選び、マップサイズや人数が増えたら上位へ移行する運用が現実的です。
KAGOYA CLOUD VPS
日額〜月額上限で、短期検証・段階運用に向く
KAGOYA CLOUD VPSは、日額課金と月額上限の考え方が特徴です。短期で検証して、必要な分だけ使うような運用に向きます。規模が読めない段階でスタートし、状況に合わせてスペックを上げていく流れが作りやすいです。
さくらのVPS
老舗で情報が多く、検証しながら運用したい人向け
さくらのVPSは運用実績が長く、ドキュメントや利用者の情報が豊富です。2週間の無料お試しがあるため、使い勝手を確認してから契約できます。手動構築で学びたい人にも向きます。
サーバー選びの診断ツール
いくつか質問に答えるだけで、どの系統のサービスが向くかを絞り込めます。迷ったらこの順に考えてください。
Q1:遊ぶ期間は短期?長期?
- 短期(週末だけ、数日だけ):時間課金や日額課金があるサービスが向きます(ConoHa for GAME、KAGOYAなど)
- 長期(毎月遊ぶ):長期契約で安くなるサービスが向きます(XServer VPS for Game、シンVPSなど)
Q2:人数は最大で何人?
- 2〜4人:8GB前後からスタートし、マップサイズは控えめに
- 5〜10人:12GB〜16GBを検討(建築が増えるほど差が出ます)
- 10人以上:16GB以上+CPUも余裕を。サーバー運営ルール(襲撃時間、建築制限)で負荷も調整
Q3:サーバー運用は初めて?
- 初めて:テンプレートやゲーム向け管理画面があるサービス(ConoHa for GAME、XServer VPS for Game、LOLIPOP! for Gamers)
- 学びながら触りたい:汎用VPS(ConoHa VPS、さくらのVPS、シンVPS)
よくある質問(FAQ)
Q. 無料でRustサーバーを立てられますか?
完全に無料で「常時稼働のRustサーバー」を維持するのは難しいですが、XServer GAMEsのように無料サーバー枠があるサービスで、短時間〜数日単位で試すことは可能です。無料枠は更新操作が必要だったり、混雑状況で延長時間が変動したりするため、常設したい場合は有料プランを検討しましょう。
Q. ワイプはどのくらいの頻度がいい?
身内サーバーなら「月1回(固定日)」にすると分かりやすく、参加者も予定を立てやすいです。公式の強制ワイプに合わせる運用もありますが、身内サーバーは生活リズムに合わせて調整できるのがメリットなので、無理のない周期を優先しましょう。
Q. 途中でプラン変更(スケールアップ)できますか?
多くのVPSでは上位プランへの変更が可能です。ただし、サービスによって「サーバー停止が必要」「再構築が必要」「ストレージ容量のダウングレードは不可」など制約があります。契約前に「プラン変更の手順」と「ダウンタイムの有無」を確認しておくと安心です。
Q. MOD(プラグイン)を入れたいのですが、どれくらいスペックが必要?
プラグイン数が増えるほど、メモリとCPUに余裕が必要になります。まずはバニラ運用で安定させてから、必要なものを1つずつ導入して負荷を確認するのが安全です。目安として、10人以上+複数プラグインなら16GB以上を検討すると安定しやすいです。
まとめ
Rustサーバーレンタルは、身内だけの快適な環境を作れる最も現実的な方法です。2026年1月時点では、テンプレート・管理画面つきの国内サービスを選べば、初心者でも迷いにくく始められます。失敗しないコツは「メモリをケチり過ぎない」「マップサイズと人数で負荷を調整する」「ワイプ運用を決めておく」の3点です。
迷ったら、まずは8GB前後で立ち上げて遊び、重いと感じたら12GB〜16GBへ上げる運用が安全です。短期なら時間課金、長期なら長期契約割引を活用して、コストと快適さのバランスを取りましょう。

