【2025年最新】Rustサーバー完全ガイド
VPS比較から構築手順まで徹底解説
重要なアップデート情報(2025年)
- コンソール版終了: PS4・Xbox One版は2025年10月30日にサーバー終了
- 次世代版リリース: PS5・Xbox Series X|S版が2025年6月18日にリリース
- システム要件更新: 最小メモリ要件が8GBに引き上げ
Rustとは?ストリーマーに愛される理由
有名配信者(ストリーマー)やVTuberたちがひとつのサーバーでマルチプレイを楽しむイベントが開催され、Rust(ラスト)は2025年現在も非常に人気の高いオープンワールド型サバイバルゲームです。
荒廃した世界で、他のプレイヤーと協力または競争しながら、水や食料、スクラップなどの資源を集めて自分の拠点を拡張させていくゲームです。自分で家を作ったり、武器やアイテムをクラフトして他のプレイヤーに売ったりなどのサンドボックス系ゲームの遊び方もできれば、FPS(ファースト・パーソン・シューティング)のように銃を撃って、敵や他プレイヤーとの戦闘も楽しめます。
Rustの歴史
- 2013年: アーリーアクセス開始
- 2018年: Steam正式リリース
- 2021年: PS4・Xbox One版発売
- 2025年6月: PS5・Xbox Series X|S版リリース
- 2025年10月: 旧世代コンソール版サービス終了予定
この記事で分かること
- 2025年最新のRustサーバー要件
- 国内VPSサービスの実際の価格比較
- 具体的なサーバー構築手順
- コンソール版の現在の状況
プラットフォーム別比較(2025年版)
プラットフォーム | 状況 | プライベートサーバー | 推奨度 |
---|---|---|---|
Steam版(PC) | ✅ アクティブ | ✅ 完全対応 | ★★★★★ |
PS5・Xbox Series X|S | ✅ 2025年6月リリース | △ 限定的 | ★★★☆☆ |
PS4・Xbox One | ❌ 2025年10月終了 | ❌ 対応終了 | ★☆☆☆☆ |
コンソール版の重要な変更
旧世代コンソール(PS4・Xbox One):
- 2025年5月29日: 各プラットフォームストアから削除
- 2025年10月30日: サーバー完全終了
- 既に購入済みの場合は10月まで継続プレイ可能
次世代コンソール(PS5・Xbox Series X|S):
- 2025年6月18日正式リリース
- グラフィック・パフォーマンス大幅向上
- 旧世代版所有者は無料アップグレード可能
2025年のおすすめ
本格的にマルチプレイサーバーを楽しむなら、Steam版(PC)一択です。コンソール版はプライベートサーバーの制約が多く、本記事で解説するVPSを使った自由度の高いサーバー構築はSteam版でのみ可能です。
2025年最新:Rustサーバー要件
Rustは2025年のアップデートにより、サーバー要件が大幅に引き上げられました。特にメモリ要件が従来の4GBから8GBに増加し、より高性能なサーバーが必要となっています。
最小要件(1-10人)
推奨要件(10-50人)
2025年の変更点
- メモリ要件倍増: 最小要件が4GBから8GBに変更
- SSD必須化: HDDでの動作は非推奨に
- CPU性能重視: シングルスレッド性能がより重要に
- NVMe推奨: 大規模サーバーでは必須レベル
国内VPS徹底比較(2025年最新価格)
2025年現在、Rustサーバー構築に適した国内VPSサービスを実際の価格と機能で比較します。特にConoHa for GAMEはRust専用テンプレートを提供しており、初心者に最も推奨されます。
最小要件対応プラン(8GB)
サービス | メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
ConoHa for GAME | 8GB | 6コア | 100GB | 3,600円/月〜 | Rustテンプレート有 |
KAGOYA VPS | 8GB | 6コア | 100GB | 7,150円/月 | 手動構築必要 |
さくらのVPS | 8GB | 6コア | 400GB | 7,040円/月 | 大容量ストレージ |
推奨要件対応プラン(16GB)
サービス | メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 年間割引 |
---|---|---|---|---|---|
ConoHa for GAME | 16GB | 8コア | 100GB | 7,200円/月〜 | 最大78%OFF |
KAGOYA VPS | 16GB | 8コア | 100GB | 14,300円/月 | 割引なし |
さくらのVPS | 16GB | 10コア | 800GB | 14,080円/月 | 年間契約割引 |
2025年おすすめVPS
1位: ConoHa for GAME
- Rust専用テンプレートで1クリック構築
- 長期契約で大幅割引(最大78%OFF)
- 初心者でも簡単操作
- 24時間サポート対応
2位: KAGOYA VPS(コスト重視)
- 短期利用なら最安級
- 電話サポート対応
- 日割り課金対応
Rustサーバー構築手順
ConoHa for GAME(推奨方法)
Rustテンプレート使用で最も簡単!
手順:
- ConoHa for GAMEにログイン
- 「サーバー追加」をクリック
- アプリケーション選択で「Rust」を選択
- メモリ8GB以上のプランを選択
- 「追加」ボタンでサーバー作成開始
- 5-10分で自動構築完了
自動設定される内容
- SteamCMDの自動インストール
- Rustサーバーファイルのダウンロード
- ポート設定(28015/28016)の自動開放
- 基本的なサーバー設定ファイル作成
手動構築方法(上級者向け)
KAGOYA・さくらVPS等でコマンド使用
Step 1: ポート開放
# firewall-cmd –zone=public –add-port=28015-28016/udp –permanent
# firewall-cmd –reload
Step 2: SteamCMDインストール
# mkdir ~/Steam; cd ~/Steam
# curl -sqL “https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz” | tar zxvf –
# ./steamcmd.sh
Step 3: Rustサーバーインストール
Steam> force_install_dir /opt/rust_srv
Steam> app_update 258550 validate
Steam> exit
Step 4: 起動スクリプト作成
clear
while :
do
exec ./RustDedicated -batchmode -nographics \
-server.ip [サーバーIP] \
-server.port 28015 \
-rcon.port 28016 \
-rcon.password “強固なパスワード” \
-server.maxplayers 20 \
-server.hostname “サーバー名” \
-server.worldsize 3000 \
-server.saveinterval 300
done
注意事項
- サーバー起動には5-15分程度かかります
- 初回はワールド生成でさらに時間が必要
- メモリ不足でクラッシュする場合はプラン変更を検討
サーバー設定とカスタマイズ
PvE設定(初心者推奨)
-server.stability false
PvP設定(上級者向け)
-decay.scale 1.0
重要な設定パラメータ
パラメータ | 説明 | 推奨値 |
---|---|---|
-server.maxplayers | 最大プレイヤー数 | 20-50人 |
-server.worldsize | マップサイズ | 3000-4000 |
-server.saveinterval | 自動保存間隔(秒) | 300(5分) |
-server.seed | ワールド生成シード | 任意の数値 |
パフォーマンス最適化のコツ
メモリ最適化
- • 定期的なサーバー再起動
- • メモリリーク監視
- • スワップ領域の設定
- • プロセス優先度調整
ストレージ最適化
- • NVMe SSD使用
- • 定期バックアップ
- • ログファイル管理
- • 古いセーブ削除
ネットワーク最適化
- • 適切なティックレート
- • DDoS保護設定
- • 帯域幅監視
- • 接続品質チェック
2025年版 パフォーマンスチェックリスト
日常監視項目:
- ✓ CPU使用率(80%以下維持)
- ✓ メモリ使用率(85%以下維持)
- ✓ ディスクI/O監視
- ✓ プレイヤー接続状況
定期メンテナンス:
- ✓ 週1回のサーバー再起動
- ✓ 月1回のフルバックアップ
- ✓ アップデート確認
- ✓ ログファイルクリーニング
おすすめVPSサービス詳細
Rustサーバーの安定運用には、高性能なVPSサーバーが不可欠です。特に2025年の要件引き上げにより、従来のサーバーでは性能不足となる場合があります。以下の推奨サービスなら確実に動作します。
ConoHa for GAME(最推奨)
- 1クリックでRustサーバー構築
- 36ヶ月契約で最大78%割引
- 24時間日本語サポート
- 自動バックアップ機能
- SSD標準・高速ネットワーク
16GBプラン: 7,200円/月〜
KAGOYA VPS(コスト重視)
- 日割り課金対応
- 電話サポート完備
- 高性能CPU搭載
- 14日間お試し可能
- 手動構築が必要
16GBプラン: 14,300円/月
その他の選択肢
さくらのVPS
老舗の安定性重視
Xserver VPS
バランス型サービス
海外VPS
Nitrado・G-Portal等
よくある質問(2025年版)
Q: 2025年の要件変更でどのプランを選ぶべきですか?
A: 最小でも8GBメモリプランが必要です。10人以下の小規模サーバーなら8GB、20人以上なら16GB以上を推奨します。従来の4GBプランでは2025年版Rustは正常に動作しません。
Q: コンソール版でプライベートサーバーは作れますか?
A: PS5・Xbox Series X|S版では限定的なプライベートサーバー機能がありますが、本記事で解説するような自由度の高いVPSサーバー構築はSteam版(PC)でのみ可能です。
Q: ConoHa for GAMEのテンプレート設定は変更できますか?
A: はい。テンプレートで基本構築後、SSH接続して設定ファイルを編集することで、プレイヤー数・マップサイズ・PvE/PvPモードなど詳細設定が可能です。
Q: サーバーが重い・ラグが発生する場合の対処法は?
A: 1) メモリ不足の場合は上位プランへアップグレード、2) CPU使用率が高い場合はプレイヤー数やワールドサイズの調整、3) ストレージがHDDの場合はSSDプランへ変更、4) 定期的なサーバー再起動を実施してください。
Q: MODやプラグインは導入できますか?
A: RustにはOxideやuModなどのMODフレームワークがありますが、2025年現在は公式サポートが不安定です。MOD使用時は更にメモリ(16GB以上)とCPU性能が必要になります。
まとめ
2025年Rustサーバー構築のポイント
必須要件:
- • メモリ最小8GB(推奨16GB以上)
- • SSD必須(NVMe推奨)
- • Steam版(PC)使用
- • 高性能CPU(4コア以上)
推奨サービス:
- • ConoHa for GAME(テンプレート有)
- • 長期契約で大幅割引活用
- • 定期的な性能監視
- • 適切な設定調整
2025年のRustは要件が大幅に引き上げられましたが、適切なVPSサービスを選択すれば快適なマルチプレイ環境を構築できます。特に初心者の方にはConoHa for GAMEのRustテンプレートを強く推奨します。1クリックで基本設定が完了し、後は細かい調整のみで本格的なサーバー運用が可能です。
成功の秘訣
サーバー運用で最も重要なのは継続的な監視と調整です。プレイヤー数の増加に合わせたスケールアップ、定期的なバックアップ、セキュリティ設定の見直しを行い、安定したゲーム環境を提供しましょう。
あなたのRustサーバーで最高のマルチプレイ体験を!