冒頭の直接回答

パルワールドのマルチプレイサーバーを構築するには、VPSレンタルサーバーの利用が最適です。推奨スペックはメモリ16GB以上、CPU4コア以上で、XServer VPS for GameやConoHa for GAMEなら初心者でもワンクリックで5分で構築完了。ポート開放(8211/UDP)とファイアウォール設定が必須で、月額料金は2,000円〜5,000円程度です。
要点
- パルワールドサーバーには最低8GB、推奨16GB以上のメモリが必要
- ゲーム特化型VPSなら自動インストール機能で初心者でも簡単構築
- ポート開放(8211/UDP)とファイアウォール設定が必須
- 公式サーバーは無料だが4人まで、専用サーバーなら最大32人同時接続可能
- 月額2,000円〜5,000円で24時間稼働とMOD導入が実現
パルワールドサーバーとは?基礎知識
パルワールドのマルチプレイ環境の種類
パルワールドでマルチプレイを楽しむには、主に3つの方法があります。
招待コード方式(最大4人)は、ホストのPCをサーバーとして利用する最も手軽な方法です。設定不要で即座に開始できますが、ホストがオフラインになるとワールドが停止し、ホストのPC性能に依存するため大人数プレイには不向きです。
公式専用サーバー(最大32人)は、パルワールド公式が提供する無料サーバーで、知らないプレイヤーも参加可能なコミュニティサーバーです。費用はかかりませんが、他のプレイヤーと共有するため快適性が保証されず、サーバー障害時には遊べなくなります。
個人専用サーバー(最大32人)は、VPSサーバーをレンタルして構築する方法で、完全にプライベートな環境を作れます。24時間稼働可能で、サーバー設定を自由にカスタマイズでき、MODの導入も可能です。初期設定に手間がかかりますが、長期的に快適なマルチプレイ環境を求めるなら最適です。
専用サーバーのメリット
24時間稼働により、ホストがオフラインでも友人がいつでもログイン可能です。自分のPCを起動し続ける必要がなく、電気代の節約にもなります。
カスタマイズ自由度が高く、経験値倍率、アイテムドロップ率、難易度などのゲーム設定を細かく調整できます。公式サーバーでは不可能な独自ルールでの運営が可能です。
高い安定性を実現でき、VPSサーバーは高性能なCPUとメモリを搭載しているため、ホストPCの性能に左右されず安定した動作が期待できます。
MOD導入が可能で、ゲーム性を拡張するMODを自由に導入できます。公式サーバーや招待コード方式では使用できない機能です。
パルワールドサーバーの必要スペックと推奨環境
公式推奨スペック一覧
パルワールド公式が発表している専用サーバーの推奨スペックは以下の通りです。
| 項目 | 最低スペック | 推奨スペック |
|---|---|---|
| CPU | 4コア | 8コア以上 |
| メモリ | 8GB | 16GB〜32GB |
| ストレージ | 40GB(SSD推奨) | 100GB以上(SSD必須) |
| ネットワーク | UDP Port 8211開放 | 安定した回線(上り50Mbps以上) |
| OS | Windows Server 2019以降 / Ubuntu 20.04以降 | 同左 |
プレイ人数別の推奨メモリ容量
2〜4人の少人数プレイでは、メモリ8GBでも動作しますが、ゲーム進行とともにメモリ使用量が増加するため余裕をもって16GBがおすすめです。
5〜15人の中規模プレイには、メモリ16GB〜24GBが必須です。拠点の建造物が増えると負荷が高まるため、16GB以上を確保しましょう。
16〜32人の大規模プレイでは、メモリ32GB以上が推奨されます。最大人数でのプレイや複数の大規模拠点を持つ場合は、メモリ不足によるクラッシュを避けるため32GB以上が安心です。
公式では8GBが推奨されていますが、実際にはサーバー起動だけで8GB近く消費するため、快適なプレイには16GB以上が実質的な最低ラインとなっています。
CPU性能とストレージの選び方
CPU性能は、同時接続プレイヤー数とワールドの広さに直結します。4コアは最低限の動作が可能なレベルで、8コア以上あれば複数の大規模拠点があっても安定動作が期待できます。マルチスレッド対応のCPUを選ぶことで、パフォーマンス向上が図れます。
ストレージは必ずSSDを選択してください。HDDを使用するとセーブデータの読み書き速度が遅く、最悪の場合セーブデータが破損する可能性があります。容量は最低40GB必要ですが、セーブデータやバックアップを考慮すると100GB以上が推奨されます。
サーバーの建て方:3つの方法を比較
方法1:ゲーム特化型VPS(初心者向け)
XServer VPS for GameやConoHa for GAMEなどのゲーム特化型VPSは、パルワールド専用テンプレートを提供しており、契約後にワンクリックでサーバーが自動構築されます。
メリットは、専門知識不要で5分で構築完了、GUI管理ツールで設定変更が簡単、サポート体制が充実している点です。初心者に最もおすすめの方法です。
デメリットは、通常のVPSより若干料金が高い場合があることと、カスタマイズの自由度が一部制限される点です。
料金目安は、8GBプランで月額2,000円〜3,000円、16GBプランで月額4,000円〜5,000円程度です。
方法2:通常のVPSで手動構築(中級者向け)
さくらのVPSやKAGOYA CLOUD VPSなどの通常VPSでは、SteamCMDを使って手動でサーバープログラムをインストールします。
メリットは、料金が安い、完全な自由度でカスタマイズ可能、Linuxの知識が身につく点です。
デメリットは、コマンドライン操作が必要、ポート開放やファイアウォール設定を自分で行う必要がある、トラブル時の対応が難しい点です。
料金目安は、ゲーム特化型より月額500円〜1,000円程度安くなります。
方法3:自宅PCサーバー(上級者向け)
自宅の高性能PCをサーバーとして利用する方法です。
メリットは、月額費用がかからない、ハードウェアを自由に選べる、完全な管理権限を持てる点です。
デメリットは、PCを24時間稼働させる必要があり電気代がかかる(月額3,000円〜5,000円)、グローバルIPアドレスとポート開放が必須、停電やネット障害のリスクがある、初期投資が高額(10万円以上)になる点です。
どの方法を選ぶべきか:初めてサーバーを立てる方や技術的な知識に自信がない方は、ゲーム特化型VPSが最適です。コスト重視で技術に自信がある方は通常VPS、既に高性能PCを持っている上級者は自宅サーバーも選択肢となります。
VPSを使った詳細な構築手順
XServer VPS for Gameでの構築手順(Windows版)
ステップ1:アカウント登録とプラン選択
XServer VPS for Gameの公式サイトにアクセスし、「今すぐお申し込み」をクリックします。メールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成し、プランを選択します。パルワールドには16GBプラン以上を推奨します。
ステップ2:サーバーの自動構築
アプリケーションで「パルワールド(Palworld)」を選択し、サーバー名とrootパスワードを設定します。「申し込む」ボタンをクリックすると、自動的にサーバーが構築されます(約5分)。
ステップ3:サーバー管理画面へのアクセス
VPSパネルから「Palworldマネージャー」にアクセスします。ブラウザ上でサーバーの起動・停止、設定変更が可能です。
ステップ4:サーバー設定のカスタマイズ
Palworldマネージャーから以下の設定が可能です:
- サーバー名の変更
- パスワードの設定
- 最大プレイヤー数の変更
- 経験値倍率やアイテムドロップ率の調整
ステップ5:接続情報の確認
VPSパネルでサーバーのIPアドレスを確認します。XServer VPS for Gameの場合、デフォルトポート番号は16020です。
ステップ6:ゲームからの接続
パルワールドを起動し、「マルチプレイに参加する(専用サーバー)」を選択します。画面下部に「サーバーのIPアドレス:16020」を入力し、「接続」をクリックします。
ConoHa for GAMEでの構築手順(Linux版)
ステップ1:ConoHaアカウント作成
ConoHa for GAMEの公式サイトでアカウントを作成し、本人確認を完了させます。
ステップ2:サーバー追加
コントロールパネルから「サーバー追加」を選択し、以下を設定します:
- イメージタイプ:「アプリケーション」→「Palworld」
- プラン:メモリ16GB以上を推奨
- rootパスワードの設定
ステップ3:サーバー起動確認
サーバーリストから作成したサーバーのステータスが「起動中」になっていることを確認します。
ステップ4:Palworld Managerへのアクセス
ブラウザでサーバーのIPアドレスにアクセスし、Palworld Managerにログインします(初期パスワードはメールで送られてきます)。
ステップ5:サーバー設定の変更
Palworld Managerから各種設定を変更できます。設定変更後は必ずサーバーを再起動してください。
ステップ6:接続テスト
パルワールドから「IPアドレス:8211」で接続し、正常にログインできるか確認します。
ポート開放とファイアウォール設定
パルワールド専用サーバーはデフォルトでUDP Port 8211を使用します(XServer VPS for Gameは16020)。
VPS側のファイアウォール設定:
ゲーム特化型VPSの場合、自動的にポートが開放されていますが、通常VPSでは手動設定が必要です。
Linuxの場合(ufwの例):
sudo ufw allow 8211/udp
sudo ufw reload
Windowsの場合:
セキュリティが強化されたWindowsファイアウォールから「受信の規則」→「新しい規則」でUDPポート8211を許可します。
自宅サーバーの場合のルーター設定:
ルーターの管理画面にアクセスし、「ポート転送」または「ポートマッピング」設定で、外部ポート8211をサーバーPCのローカルIPアドレスの8211ポートに転送します。
サーバー設定のカスタマイズ方法
PalWorldSettings.iniの編集方法
パルワールドのサーバー設定は「PalWorldSettings.ini」ファイルで管理されています。
ファイルの場所:
- Windows:
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PalServer\Pal\Saved\Config\WindowsServer\ - Linux:
~/.steam/SteamApps/common/PalServer/Pal/Saved/Config/LinuxServer/
ゲーム特化型VPSの場合、管理画面から直接編集できます。
主要な設定項目一覧
| 設定項目 | 説明 | 推奨値 |
|---|---|---|
| ServerName | サーバー名 | 任意の名前 |
| ServerPassword | 接続パスワード | 8文字以上推奨 |
| PublicPort | ポート番号 | 8211(デフォルト) |
| ServerPlayerMaxNum | 最大プレイヤー数 | 8〜32 |
| Difficulty | 難易度 | None(カスタム推奨) |
| DayTimeSpeedRate | 昼の時間経過速度 | 1.0(標準) |
| NightTimeSpeedRate | 夜の時間経過速度 | 1.0(標準) |
| ExpRate | 経験値倍率 | 1.0〜2.0 |
| PalCaptureRate | パル捕獲率 | 1.0〜1.5 |
| PalSpawnNumRate | パル出現率 | 1.0〜1.5 |
| DeathPenalty | デスペナルティ | Item(アイテムドロップ) |
おすすめカスタム設定例
初心者向け快適設定:
ExpRate=1.5(経験値1.5倍)
PalCaptureRate=1.3(捕獲率1.3倍)
PalSpawnNumRate=1.2(出現率1.2倍)
DeathPenalty=None(デスペナなし)
DropItemMaxNum=5000(アイテムドロップ上限増加)
ガチ勢向けハード設定:
ExpRate=0.8(経験値0.8倍)
PalCaptureRate=0.8(捕獲率0.8倍)
DayTimeSpeedRate=0.5(昼が短い)
NightTimeSpeedRate=2.0(夜が長い)
DeathPenalty=All(全アイテムドロップ)
建築重視設定:
BuildObjectDamageRate=0.5(建造物の耐久力2倍)
CollectionDropRate=2.0(素材採取量2倍)
WorkSpeedRate=1.5(作業速度1.5倍)
パフォーマンス最適化の起動オプション
サーバーのパフォーマンスを向上させるには、起動オプションを設定します。
-useperfthreads -NoAsyncLoadingThread -UseMultithreadForDS -NumberOfWorkerThreadsServer=8
各オプションの説明:
-useperfthreads:マルチスレッド最適化を有効化-NoAsyncLoadingThread:非同期読み込みを無効化して安定性向上-UseMultithreadForDS:専用サーバー用マルチスレッド処理-NumberOfWorkerThreadsServer=8:ワーカースレッド数を指定(CPUコア数-1を推奨)
これらの設定により、8コアCPUの場合で最大40%のパフォーマンス向上が期待できます。
よくあるトラブルと解決方法
サーバーに接続できない場合
症状1:「接続がタイムアウトしました」と表示される
原因と対処法:
- ポート開放が正しく設定されているか確認してください。VPSのファイアウォールでUDP 8211が許可されているか、ルーターのポート転送設定が正しいかチェックします。
- サーバーが起動しているか確認してください。VPS管理画面やコマンドで
ps aux | grep PalServerを実行し、プロセスが動作しているか確認します。 - IPアドレスが正しいか再確認してください。グローバルIPアドレスを入力しているか、ポート番号が正しいか確認します。
症状2:「サーバーが見つかりません」と表示される
原因と対処法:
- サーバーIPアドレスの入力ミスがないか確認してください。
- サーバー側のネットワーク設定を確認してください。PublicIPとPublicPortが正しく設定されているか、PalWorldSettings.iniを確認します。
- VPNやプロキシを使用している場合は一時的に無効化してください。
サーバーが起動しない・クラッシュする場合
メモリ不足によるクラッシュ:
サーバーログに「Out of memory」というエラーが出ている場合、メモリ不足です。より大きいメモリプランへのアップグレードを検討してください。一時的な対処として、最大プレイヤー数を減らすことで負荷を軽減できます。
ポート番号の競合:
他のアプリケーションがポート8211を使用している可能性があります。PalWorldSettings.iniでPublicPortを8212など別の番号に変更してください。
設定ファイルの記述ミス:
PalWorldSettings.iniの記述に誤りがあるとサーバーが起動しません。バックアップを取ってから、デフォルト設定に戻して動作確認してください。
ラグや動作が重い場合
サーバースペック不足:
同時接続人数に対してメモリやCPUが不足している可能性があります。プラン変更を検討するか、プレイヤー数を制限してください。
ワールドデータの肥大化:
長期間プレイしているとセーブデータが大きくなり、読み込みに時間がかかります。定期的に不要な建造物を撤去するか、新しいワールドで再スタートを検討してください。
ネットワーク回線の問題:
サーバー側の回線速度が遅い場合、VPS事業者を変更することを検討してください。プレイヤー側の問題の場合は、Wi-Fiではなく有線接続を推奨します。
データのバックアップ方法
手動バックアップ:
セーブデータは以下のフォルダに保存されています:
- Windows:
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\PalServer\Pal\Saved\SaveGames\ - Linux:
~/.steam/SteamApps/common/PalServer/Pal/Saved/SaveGames/
このフォルダを定期的にコピーしてバックアップを取ってください。
自動バックアップの設定:
ゲーム特化型VPSの多くは自動バックアップ機能を提供しています。ConoHa for GAMEやXServer VPS for Gameの管理画面から設定できます。
Linuxサーバーの場合、cronを使った自動バックアップスクリプトの設定も可能です。
おすすめレンタルサーバー徹底比較
パルワールドのマルチサーバー構築に最適なレンタルサーバーを、実際のユーザー評価と公式スペックをもとに比較します。それぞれのサービスには独自の強みがあり、プレイ人数や予算、技術レベルに応じて最適な選択が異なります。
XServer VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)
XServer VPS for Gameは、国内最速レベルの処理性能を誇るゲーム専用VPSサービスです。パルワールド専用テンプレートを搭載しており、初心者でも5分でサーバー構築が完了します。
主な特徴:
- 圧倒的な処理速度:CPU処理性能が他社比4.9倍(公式発表)で、大人数プレイでもラグが発生しにくい
- Palworldマネージャー搭載:ブラウザ上でサーバー設定をGUI操作で変更可能
- 安定性の高さ:稼働率99.99%保証で、サーバーダウンのリスクが極めて低い
- 柔軟なプラン変更:後からメモリやCPUをアップグレード・ダウングレード可能
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額3,201円(12ヶ月契約時2,800円)
- 16GBプラン:月額6,003円(12ヶ月契約時5,400円)
- 32GBプラン:月額11,605円(12ヶ月契約時10,800円)
こんな人におすすめ:
- 高性能・高安定性を求める方
- 10人以上の大人数でプレイする方
- 長期的にサーバーを運営する予定の方
ConoHa for GAME(コノハ for GAME)
ConoHa for GAMEは、時間課金にも対応した柔軟な料金体系が魅力のゲーム特化型VPSです。短期利用やお試しにも最適で、長期割引パスを使えば最大70%オフになります。
主な特徴:
- 時間課金対応:1時間単位の課金が可能で、必要な時だけサーバーを起動できる
- 長期割引パス:1ヶ月以上の契約で最大70%割引が適用される
- Palworld Manager搭載:設定変更がブラウザ上で完結
- 豊富な支払い方法:クレジットカード、ConoHaチャージ、PayPal、Alipayなど多彩な決済に対応
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額8,083円(時間課金14.5円/時)、長期割引パス適用時2,422円
- 16GBプラン:月額15,730円(時間課金28.1円/時)、長期割引パス適用時4,719円
- 32GBプラン:月額30,580円(時間課金54.7円/時)、長期割引パス適用時9,167円
こんな人におすすめ:
- 短期間だけサーバーを使いたい方
- まずは試してみたい初心者
- コストパフォーマンスを重視する方
シンVPS(Shin VPS)
シンVPSは、エックスサーバー社が2023年に新たにリリースしたVPSサービスで、高性能ながらリーズナブルな価格設定が特徴です。パルワールド専用イメージを提供しています。
主な特徴:
- 最新のハードウェア:最新世代のCPUとNVMe SSDを標準搭載
- 高速ネットワーク:10Gbps回線で快適な通信速度
- シンプルな料金体系:わかりやすい月額固定料金
- 管理画面が使いやすい:初心者でも直感的に操作できるUI
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額3,201円(12ヶ月契約時2,800円)
- 16GBプラン:月額6,003円(12ヶ月契約時5,400円)
- 32GBプラン:月額11,605円(12ヶ月契約時10,800円)
こんな人におすすめ:
- バランスの取れたサービスを求める方
- エックスサーバーの信頼性を重視する方
- 中規模サーバーを安定運営したい方
ロリポップ! for Gamers(LOLIPOP! for Gamers)
ロリポップ! for Gamersは、老舗レンタルサーバー会社のGMOペパボが提供するゲーム特化型VPSです。初心者向けのサポート体制が充実しています。
主な特徴:
- 初心者向けサポート:電話・メール・チャットで手厚くサポート
- かんたんセットアップ:パルワールドテンプレートでワンクリック構築
- 安定した運用実績:20年以上のサーバー運営ノウハウ
- 無料お試し期間:10日間の無料トライアル
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額3,740円(6ヶ月契約時3,080円)
- 16GBプラン:月額7,260円(6ヶ月契約時5,940円)
こんな人におすすめ:
- サーバー初心者でサポートを重視する方
- まずは無料で試してみたい方
- 信頼性の高い老舗サービスを使いたい方
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤ CLOUD VPS)
KAGOYA CLOUD VPSは、自社データセンター運営による高いセキュリティと安定性が特徴のVPSサービスです。玄人向けですが、コストパフォーマンスに優れています。
主な特徴:
- 自社データセンター:セキュリティと安定性が極めて高い
- 完全root権限:自由度の高いカスタマイズが可能
- 月額料金が安い:同スペック帯では最安クラス
- 法人利用多数:企業からの信頼が厚い
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額3,080円(日割り課金対応)
- 16GBプラン:月額5,500円
- 32GBプラン:月額9,350円
こんな人におすすめ:
- サーバー構築の知識がある中〜上級者
- コストを抑えたい方
- セキュリティを重視する方
さくらのVPS(Sakura VPS)
さくらのVPSは、国内VPS市場の老舗として長年の運営実績を持つサービスです。シンプルな料金体系と高い信頼性が特徴です。
主な特徴:
- 業界最安クラス:8GBプランが月額2,200円からと破格
- 石狩データセンター:北海道の最新データセンターで冷却効率が高い
- 完全root権限:自由にカスタマイズ可能
- 2週間無料お試し:実際に使ってから判断できる
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額2,200円(12ヶ月契約時)
- 16GBプラン:月額4,400円
- 32GBプラン:月額9,600円
こんな人におすすめ:
- とにかく安く運営したい方
- 手動構築の知識がある方
- シンプルなVPSを求める方
ConoHa VPS(コノハ VPS)
ConoHa VPSは、通常のVPSサービスですが、パルワールドサーバーも手動で構築可能です。時間課金に対応しているため、短期利用に最適です。
主な特徴:
- 時間課金対応:1時間単位の従量課金が可能
- 高速SSD:All SSD構成で高速動作
- 直感的な管理画面:初心者でも使いやすいUI
- 豊富なOS選択肢:Ubuntu、CentOS、Debian、Windowsなど多数
料金プラン(月額):
- 8GBプラン:月額8,083円(時間課金14.5円/時)
- 16GBプラン:月額15,730円(時間課金28.1円/時)
こんな人におすすめ:
- 手動構築の知識がある方
- 短期間だけ使いたい方
- 柔軟な運用をしたい方
サービス比較一覧表
| サービス名 | 8GBプラン月額 | 16GBプラン月額 | 初心者向け | 管理ツール | 無料期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| XServer VPS for Game | 2,800円〜 | 5,400円〜 | ◎ | あり | なし |
| ConoHa for GAME | 2,422円〜 | 4,719円〜 | ◎ | あり | なし |
| シンVPS | 2,800円〜 | 5,400円〜 | ◎ | あり | なし |
| ロリポップ! for Gamers | 3,080円〜 | 5,940円〜 | ◎ | あり | 10日間 |
| KAGOYA CLOUD VPS | 3,080円〜 | 5,500円〜 | △ | なし | なし |
| さくらのVPS | 2,200円〜 | 4,400円〜 | △ | なし | 2週間 |
| ConoHa VPS | 8,083円 | 15,730円 | △ | あり | なし |
※長期契約割引適用時の最安値を記載
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よくある質問(FAQ)
Q1. パルワールドサーバーの推奨メモリ容量は何GBですか?
結論:16GB以上を推奨します。
公式では8GBが最低スペックとされていますが、実際にはサーバー起動だけで8GB近く消費します。2〜4人の少人数プレイなら8GBでも動作しますが、ゲームが進行すると建造物やパルが増えてメモリ使用量が増加するため、16GB以上が実質的な最低ラインです。
5人以上の中規模プレイには16GB〜24GB、16人以上の大規模プレイや複数の大規模拠点を持つ場合は32GB以上が推奨されます。メモリ不足はサーバークラッシュの主要因となるため、余裕を持ったプラン選択が重要です。
Q2. パルワールドサーバーのポート番号は何番ですか?
結論:デフォルトは8211/UDPです。
パルワールド専用サーバーはデフォルトでUDPポート8211を使用します。ただし、XServer VPS for Gameでは16020、一部のVPSでは異なるポート番号が設定されている場合があります。
ポート番号は「PalWorldSettings.ini」の「PublicPort」設定で変更可能です。ファイアウォールやルーターのポート転送設定では、必ずUDPプロトコルで指定してください(TCPではありません)。ポート開放が正しく行われていないと「接続タイムアウト」エラーが発生します。
Q3. パルワールドサーバーに接続できない時の対処法は?
結論:ポート開放、サーバー起動状態、IPアドレスの3点を確認してください。
最も多い原因は「ポート開放の設定ミス」です。VPSのファイアウォールでUDP 8211が許可されているか、自宅サーバーの場合はルーターのポート転送設定が正しいか確認してください。
次に「サーバーが起動しているか」を確認します。VPS管理画面で起動状態をチェックするか、SSHでps aux | grep PalServerコマンドを実行してプロセスが動作しているか確認します。
最後に「IPアドレスとポート番号が正しいか」を再確認してください。グローバルIPアドレスを使用しているか、ポート番号が:8211で正しく入力されているか確認します。これらを確認しても解決しない場合は、サーバーログファイルを確認してエラー内容を特定してください。
Q4. レンタルサーバーと自宅PCサーバーはどちらがおすすめですか?
結論:初心者や長期運営にはレンタルサーバーがおすすめです。
レンタルサーバーのメリットは、24時間安定稼働、高性能ハードウェア、サポート体制の充実、電気代不要、初期設定が簡単な点です。月額2,000円〜5,000円で快適な環境が手に入ります。
自宅PCサーバーは月額費用がかからない点が魅力ですが、初期投資(10万円以上)、電気代(月3,000円〜5,000円)、PCの24時間稼働による騒音と熱、グローバルIPとポート開放の必要性、停電やネット障害のリスクなどデメリットも多いです。
技術的な知識がありコスト計算をした上で判断できる上級者以外は、レンタルサーバーを選ぶことを強く推奨します。特にゲーム特化型VPSなら初心者でも簡単に構築できます。
【出典】パルワールドサーバー構築ガイド
Q5. サーバー設定で経験値倍率やドロップ率は変更できますか?
結論:PalWorldSettings.iniを編集することで自由にカスタマイズ可能です。
パルワールドサーバーでは、経験値倍率(ExpRate)、パル捕獲率(PalCaptureRate)、アイテムドロップ率(DropItemMaxNum)、昼夜の時間経過速度、デスペナルティの有無など、50種類以上の設定項目をカスタマイズできます。
ゲーム特化型VPS(XServer VPS for Game、ConoHa for GAME、シンVPS)では、管理画面から直感的に設定変更が可能です。通常VPSの場合は、SSHで接続して「PalWorldSettings.ini」ファイルを直接編集します。
おすすめの初心者向け設定は、ExpRate=1.5(経験値1.5倍)、PalCaptureRate=1.3(捕獲率1.3倍)、DeathPenalty=None(デスペナなし)です。設定変更後は必ずサーバーを再起動してください。
まとめ
パルワールドで快適なマルチプレイ環境を構築するには、用途と予算に合わせた適切なレンタルサーバー選びが重要です。
初心者には、XServer VPS for GameやConoHa for GAMEのようなゲーム特化型VPSがおすすめです。ワンクリックでサーバー構築が完了し、ブラウザ上で設定変更ができるため、専門知識がなくても5分でマルチサーバーを立ち上げられます。
推奨スペックは、少人数プレイ(2〜4人)なら8GB、中規模プレイ(5〜15人)なら16GB、大規模プレイ(16〜32人)なら32GB以上のメモリが必要です。CPUは4コア以上、ストレージは必ずSSDを選択してください。
ポート開放(UDP 8211)とファイアウォール設定を正しく行うことが、接続トラブルを避ける鍵となります。ゲーム特化型VPSなら自動設定されるため、この点でも初心者に優しいです。
サーバー設定のカスタマイズにより、経験値倍率や捕獲率、デスペナルティなどを自由に調整でき、自分好みのゲームバランスで遊べます。
今すぐパルワールドサーバーを構築して、友人たちと24時間いつでも遊べる専用ワールドを作りましょう!
【おすすめアクション】
- 初めての方:XServer VPS for Gameでワンクリック構築
- コスト重視:ConoHa for GAMEの長期割引パス
- 詳しく比較したい:サーバー比較診断ツールで最適なプランを診断
出典
- Palworld公式サーバーガイド(日本語)
- XServer VPS for Game 公式サイト
- ConoHa for GAME 公式サイト
- GameWith パルワールド攻略
- パルワールドサーバー構築ガイド – サーバサス
- 100社レンタルサーバー比較
※本記事の情報は2025年11月7日時点のものです。料金やサービス内容は変更される場合がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。

