クイックスタート(3分で全体像)
- サーバー停止 → バックアップ(スナップショット)作成 → 設定変更前の復旧ポイントを確保
- General(基本設定)を整える:サーバー名/パス/マップ/クロスプレイ/スロット数(予約枠含む)
- レートを決める:テイム/採取/XP/昼夜サイクル/繁殖(孵化・成長・交配待ちの3点が体感に直結)
- MODを入れる:CurseForge の Project ID(数字)を「Active Mods(IDs)」にカンマ区切りで入力 → 保存 → 再起動
- 必要なら INI(GameUserSettings.ini / Game.ini)を直接編集(ホストの「File Browser / Config Files」から)
- 不具合時は(1)直前のMODを外す(2)MODキャッシュ再配布(3)再起動(4)バックアップ復元の順で切り分け

1. 変更前の”安全運転”
設定変更で一番多い事故は「動いているサーバーに上書き」か「保存直後に即起動して反映前に巻き戻る」です。次の手順を固定化すると、運用がかなり安定します。
- サーバーを必ず停止してから設定編集(特にMOD入替・マップ変更・INI編集)
- 停止後は1〜3分待機してから保存/再起動(ホスト側の書き込み反映待ち)
- 大型変更・MOD入替の前にバックアップ(スナップショット)を作成
- マップ変更や大規模MOD導入は、初回起動が重くなりがちです。再起動後は数分放置し、コンソール/ログにエラーが出ないか確認
2. 基本設定(General)で最初に決めるもの
ここは「参加に必要な情報」と「サーバーの土台」を決める場所です。最初に固定しておくと、後からのトラブルが減ります。
- Session Name(サーバー名):検索で見つけやすい名前に(例:JP / PvE / Map名 / 募集タグ)
- Server Password(参加用):身内用なら設定推奨(公開したいなら空欄)
- Server Admin Password(管理用):必須。推測されにくい文字列に(参加用と同じにしない)
- Map:ホスト/プラットフォームによって選択肢が異なります(例:The Island / Scorched Earth / The Center / Ragnarok Ascended / Valguero Ascended / Lost Colony など)
- Max Players / Reserved Slots:満員対策に予約枠(管理者/固定メンバー)を持たせると運用が安定
- Crossplay(クロスプレイ):PC/コンソール混在で遊ぶなら有効化(サーバー側がクロスプレイ対応の設定になっている必要あり)
メモ:クロスプレイ可否は「ゲーム自体の対応」に加え、ホスト側のクロスプレイ設定に依存します。Nitradoの案内では、ARK: Survival Ascended は複数プラットフォーム間のクロスプレイに対応し、サーバー設定でクロスプレイ運用が可能とされています(対応プラットフォームの表も掲載)。
3. おすすめ基本レート(迷ったらここから)
前提:公式より少し快適、バニラ体験はそのまま。まずは下の数値で始め、体感に合わせて微調整してください。
ポイント:PvEはテンポ重視でOK。PvPは高レートにしすぎると戦闘バランスが崩れやすいので控えめ推奨。繁殖は「交配待ち・孵化・成長」の3点を大胆に触ると体感が一気に変わります。
| 設定項目(ServerSettings) | PvE標準 | PvP標準 | 繁殖・育成快適 | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| OverrideOfficialDifficulty | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 野生最大Lv150相当(目安) |
| XPMultiplier | 1.5 | 1.0〜1.25 | 2.0 | 序盤テンポ用 |
| TamingSpeedMultiplier | 3.0 | 2.0〜3.0 | 4.0〜5.0 | ソロ/少人数は高め推奨 |
| HarvestAmountMultiplier | 2.0 | 1.5〜2.0 | 2.5 | 採取ストレス軽減 |
| DayCycleSpeedScale | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 1で等速 |
| NightTimeSpeedScale | 0.7 | 0.7 | 0.7 | 夜を短く |
| MatingIntervalMultiplier | 0.5 | 1.0 | 0.2 | 低いほど「再交配までの待ち時間」短縮 |
| EggHatchSpeedMultiplier | 3.0 | 2.0 | 8.0 | 孵化速度 |
| BabyMatureSpeedMultiplier | 3.0 | 2.0 | 15.0 | 成長速度 |
| BabyImprintAmountMultiplier | 2.0 | 1.0 | 5.0 | 1回あたりの刷り込み量 |
| ShowFloatingDamageText | True | 好み | True | ダメージ表示 |
調整の手順(おすすめ):(1)テイム速度→(2)採取→(3)繁殖3点(交配待ち/孵化/成長)→(4)XP→(5)昼夜。いきなり全部変えると原因切り分けが難しくなります。
4. INIで細かく詰める(GameUserSettings.ini / Game.ini)
GUIの設定項目だけでは足りない場合は、INIを直接編集します。ASAではホスト側のUI表記が「Expert Mode」ではなく「Config Files」「File Browser」などになっていることがあるため、本質は「INIを直接編集する」と覚えるのが安全です。
編集前の共通ルール
- 必ず停止してから編集 → 保存 → 1〜3分待機 → 起動
- GUI(General/Engine等)とINI直編集を同じ項目で行うと、上書き競合の原因になります(どちらで管理するか決める)
- 見出し([ServerSettings] など)や [/script/…] の書式を崩さない
サンプル:よく使う最小セット
GameUserSettings.ini(抜粋)
[SessionSettings]
SessionName=My ASA Server JP
[ServerSettings]
ServerPassword=
ServerAdminPassword=changeme
OverrideOfficialDifficulty=5.0
XPMultiplier=1.5
TamingSpeedMultiplier=3.0
HarvestAmountMultiplier=2.0
DayCycleSpeedScale=1.0
NightTimeSpeedScale=0.7
MatingIntervalMultiplier=0.5
EggHatchSpeedMultiplier=3.0
BabyMatureSpeedMultiplier=3.0
BabyImprintAmountMultiplier=2.0
ShowFloatingDamageText=True
Game.ini(例:基本は最小限。MODや運用方針が固まってから増やすと事故が減ります)
[/script/shootergame.shootergamemode]
bAllowFlyerSpeedLeveling=false
補足:難易度(OverrideOfficialDifficulty)変更は「新規湧き」から反映されることが多いので、既存個体が残る場合はリポップ待ち/掃除コマンド等(サーバー運用方針に応じて)で調整します。
5. MODの導入(CurseForge方式/クロスプラットフォーム対応)
ASAのMODはCurseForge連携が基本です。サーバー側に入れるだけでなく、参加者側(クライアント)も同じMOD構成に揃える必要があります。
方式A:GUIで”探して入れる”(初心者向け)
- 管理画面左の Settings → CurseForge Mods
- 目的のMODを検索→Install
- Active Mods に入っていることを確認→保存→再起動
方式B:Project ID(数字)で手動追加(上級者向け)
- CurseForgeのMODページで Project ID(数字)を確認
- Active Mods(IDs)に 928793,1003264,1007703 のように半角カンマ区切りで入力
- 保存→サーバー再起動
- クライアント側も同じMODを導入/更新(コンソールはゲーム内MOD画面からインストール/更新)
MOD順序:依存関係のあるMODは前提を先に。競合が疑われる場合は、QoL系(スタック・UI)→生物追加→大型改造の順で試すと切り分けやすいです。
更新直後に落ちる/入れ替えで不安定:直前に触ったMODから疑う→Active Mods から一時的に外す→起動確認→1つずつ戻す、が基本ルートです。
目安:ホストによっては「クロスプラットフォーム向けMOD」と「PC専用MOD」のように運用モードが分かれることがあります。Nitradoのガイドでは、CurseForge統合でMODを導入でき、ID指定による追加手順も案内されています。
よく使われる系統の例(ASA対応があるものから)
- 視認性/情報系:スパイグラス系、HUD拡張
- スタック/QoL:スタック拡張、重量・作業台の利便化
- ビルド拡張:建材追加、配線配管の可視化、QoL建築
- クリーチャー追加:まずは公式バランスを壊しにくい「生物追加」系から
注意:MODの対応マップ/対応プラットフォーム/最終更新日は変動します。導入前に必ずMODページで最新状況を確認してください。
6. 参加方法の案内テンプレ
募集や身内案内にそのまま貼れるテンプレです。サーバー名とMODだけ先に揃えると参加がスムーズです。
- サーバー名:My ASA Server JP
- 参加パスワード:(必要なら記載)
- マップ:(例:Valguero Ascended)
- MOD:ゲーム内「MOD」画面で同名をインストール(初回参加時に自動ダウンロードが走る場合もあり)
- 入れない/落ちる:MODを一度アンインストール→再インストール→ゲーム再起動→サーバー再起動の順で確認
7. ありがちなトラブルと対処
「原因が1つとは限らない」ので、切り分け順を固定すると復旧が早いです。
- 再起動直後にクラッシュ:直前に追加/更新したMODを疑う → Active Mods から一旦外す → 起動確認 → 1つずつ戻す
- 設定が反映されない:停止→保存→待機→起動の順を守れているか/GUIとINI直編集で同一項目を二重管理していないか確認
- 野生レベルが低い:OverrideOfficialDifficulty を再確認。既存個体は即時に変わらないため、新規湧きで確認
- クロスプレイで入れない:クライアント側MODの更新漏れ/サーバーとクライアントのMOD構成差を解消
- サーバーが検索に出ない:検索フィルタ(非公式/パス有り表示/マップ/セッション名)を見直し。起動直後は反映に時間がかかることあり
- 参加時にタイムアウト:サーバー側がMOD導入直後でロード中の可能性 → 数分待って再試行/同時に複数人が初回参加するなら順番に入る
付録:目的別”即使える”プリセット
A. ソロ〜少人数PvE快適プリセット
[ServerSettings]
OverrideOfficialDifficulty=5.0
XPMultiplier=1.5
TamingSpeedMultiplier=3.0
HarvestAmountMultiplier=2.0
NightTimeSpeedScale=0.7
MatingIntervalMultiplier=0.5
EggHatchSpeedMultiplier=3.0
BabyMatureSpeedMultiplier=3.0
BabyImprintAmountMultiplier=2.0
ShowFloatingDamageText=True
B. 育成重視(配合・色違い狙い)
[ServerSettings]
OverrideOfficialDifficulty=5.0
XPMultiplier=2.0
TamingSpeedMultiplier=4.0
HarvestAmountMultiplier=2.5
NightTimeSpeedScale=0.7
MatingIntervalMultiplier=0.2
EggHatchSpeedMultiplier=8.0
BabyMatureSpeedMultiplier=15.0
BabyImprintAmountMultiplier=5.0
ShowFloatingDamageText=True
C. PvP控えめブースト(バランス重視)
[ServerSettings]
OverrideOfficialDifficulty=5.0
XPMultiplier=1.0
TamingSpeedMultiplier=2.0
HarvestAmountMultiplier=1.5
NightTimeSpeedScale=0.7
MatingIntervalMultiplier=1.0
EggHatchSpeedMultiplier=2.0
BabyMatureSpeedMultiplier=2.0
BabyImprintAmountMultiplier=1.0
仕上げチェックリスト
- 停止→保存→待機→起動の順で反映(急がない)
- 重要変更の前にバックアップ
- MODはActive Modsとクライアントの両方で一致
- レートは「プレイ人数」と「目的」に合わせて微調整
2025年12月最新情報
Valguero Ascended:2025年10月7日に「Valguero Ascended」がリリースされています(無料リマスター枠)。同日にプレイヤー投票由来の新生物メガラプトルの導入など、2025年後半の目玉として紹介されています。
ARK: Lost Colony:公式の告知では、Lost Colony のローンチは「2025年12月18日 12:00 PM(Pacific Time)」に変更された旨が案内されました(告知投稿日:2025年12月5日)。その後、公式に「Lost Colony is now live(配信開始)」が2025年12月19日に掲載されています。地域・プラットフォームにより認証や配信反映のタイミングがずれる可能性があるため、当日は公式アナウンスも併せて確認すると安全です。
補足(生物名の表記):旧稿の「オシドン」は、公式表記では Ossidon としてコミュニティクランチで紹介されています(2025年11月の告知・関連投稿あり)。
日本語解説動画
サーバー設定全般(レンタルサーバー含む)
【ASA】ニトラド設定の基礎と、最低限入れておきたい推奨設定(ジャキは自由にゲームするch)
レンタルサーバー設定大全(倍率だけでなく、快適化の設定ポイントを広く解説)(ユタCh.)
レンタルサーバーの始め方〜基本設定の流れ(料金や建て方も含めて解説)(ユタCh.)
ローカル/ソロ設定(参考:項目の意味を掴む)
ローカルサーバー設定の考え方(設定項目の意味を掴む用途に)(Shin Channel)
2025年のローカル向けおすすめ設定(PS5含む前提での調整例)(あかおにch)
ASA購入後にまず触る便利設定(項目を短時間で押さえる用途に)(ゆっくり解説)
参考情報(本文外の出典・検証ログ)
- Nitrado「ASA サーバー設定ガイド」:停止→General→Expert Mode 等の基本手順 (Nitrado Gameserver)
- Nitrado「Expert Mode(エキスパート設定)」:停止後に有効化、直接 GameUserSettings.ini / Game.ini 編集 (Nitrado Gameserver)
- クロスプレイの可否(PC/コンソール混在)と運用イメージ (Nitrado Gameserver)
- Nitrado「CurseForge Mods(Active Mods/ID 方式)」によるMOD導入 (Nitrado Gameserver)

