【2026年1月最新】マイクラサーバー運用完全ガイド!rclone自動バックアップから2TB HDD最適化まで

目次

冒頭の直接回答

マイクラサーバーの運用では、rcloneを使った自動バックアップストレージ管理が重要です。rcloneは多数のクラウドストレージに対応し、cronで毎日決まった時間にバックアップを取得できます。ストレージ最適化では、ワールド境界(ワールドボーダー)によるサイズ制御、MCA Selector等での不要チャンク整理、SSD/HDDの役割分担が効果的です。

要点

  • rclone+cronでクラウドへの自動バックアップ運用を構築
  • ワールド境界(ワールドボーダー)設定+不要データ削除でワールド肥大化を抑制
  • メモリは「人数」だけでなくバージョン/描画距離/プラグイン・MOD量で変動(監視しながら調整)
  • VPS選びは運用のしやすさ(管理パネル、バックアップ、復元の容易さ)がポイント
  • 容量不足対策はバックアップの世代管理(ローテーション)ログ肥大化対策が鍵

なぜ自動バックアップが必要なのか

マイクラサーバー運用で最も重要なのは、大切なワールドデータを守ることです。手動バックアップでは取り忘れが起きやすく、クラッシュや設定ミス、MOD/プラグイン更新の失敗時に直前の状態へ戻せないリスクがあります。

自動バックアップのメリット

データ損失リスクの最小化: サーバークラッシュやMOD/プラグインの競合、プレイヤーの誤操作などでワールドが破損した場合でも、直近のバックアップから復元できます。

運用負担の軽減: 毎日決まった時間に自動実行されるため、管理者が手動でバックアップを取る必要がありません。

クラウド保存で安心: rcloneを使えばクラウドストレージへ自動アップロードでき、サーバー本体(ディスク故障・誤削除等)が起きてもデータを守れます。


rcloneによる自動バックアップ設定

rcloneは多数のクラウドストレージに対応したバックアップ/同期ツールです。コマンドラインで動作するため、VPSでも導入しやすいのが特徴です。

rcloneのインストール

Linux/VPS環境の場合:

curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash

インストール後、以下のコマンドでバージョンを確認します。

rclone version

(参考動画・日本語) https://www.youtube.com/embed/Cl9nHFR-gtE

クラウドストレージとの連携設定

rcloneの設定は対話形式で行います。

rclone config

Google Driveの設定例:

  1. n(新規リモート作成)を選択
  2. リモート名を入力(例:gdrive
  3. ストレージタイプでdrive(Google Drive)を選択
  4. クライアントIDとシークレットは、要件がなければ空欄でEnter(デフォルト使用)
  5. 案内に従って認証(ローカル環境でブラウザ認証、またはヘッドレス認証)

設定が完了したら、接続テストを実行します。

rclone lsd gdrive:

Google Driveのフォルダ一覧が表示されれば成功です。

参考:Rclone公式サイト

バックアップスクリプトの作成

マイクラサーバーのワールドデータを自動バックアップするスクリプトを作成します。稼働中のサーバーを安全にバックアップするには「ワールド保存を確実に完了」させることが重要です(可能であれば、RCON等で保存→バックアップ→保存再開の流れにします)。まずは基本形として、ファイル圧縮+クラウド転送+世代削除の例を示します。

#!/bin/bash
# マイクラ自動バックアップスクリプト

# 設定
SERVER_DIR="/opt/minecraft/world"
BACKUP_DIR="/opt/minecraft/backups"
REMOTE_NAME="gdrive"
REMOTE_PATH="MinecraftBackups"
DATE=$(date +%Y%m%d_%H%M%S)
BACKUP_FILE="world_backup_${DATE}.tar.gz"

# ワールドデータを圧縮
cd /opt/minecraft
tar -czf ${BACKUP_DIR}/${BACKUP_FILE} world/

# クラウドへアップロード
rclone copy ${BACKUP_DIR}/${BACKUP_FILE} ${REMOTE_NAME}:${REMOTE_PATH}/

# ローカルの古いバックアップを削除(7日以上前)
find ${BACKUP_DIR} -name "world_backup_*.tar.gz" -mtime +7 -delete

# クラウドの古いバックアップを削除(14日以上前)
rclone delete ${REMOTE_NAME}:${REMOTE_PATH}/ --min-age 14d

echo "バックアップ完了: ${BACKUP_FILE}"

スクリプトに実行権限を付与します。

chmod +x /opt/minecraft/backup.sh

(補足)より安全に運用する場合は、バックアップ直前に「保存フラッシュ(save-all flush)」を実行できる構成(RCONや運用スクリプト)にすると、復元時の巻き戻り/破損リスクを下げられます。


cronで定期バックアップをスケジュール

cronを使えば、指定した時間に自動的にバックアップスクリプトを実行できます。

cron設定の基本

cronの設定を編集します。

crontab -e

スケジュール設定例

毎日午前3時に実行:

0 3 * * * /opt/minecraft/backup.sh >> /var/log/minecraft_backup.log 2>&1

6時間ごとに実行:

0 */6 * * * /opt/minecraft/backup.sh >> /var/log/minecraft_backup.log 2>&1

毎週日曜日の午前4時に実行:

0 4 * * 0 /opt/minecraft/backup.sh >> /var/log/minecraft_backup.log 2>&1

cron設定の書式は「分 時 日 月 曜日 コマンド」です。

バックアップログの確認

設定が正しく動作しているか確認します。

tail -f /var/log/minecraft_backup.log

2TB HDD最適化テクニック

大容量ストレージを効率的に活用するには、適切な管理が必要です。なお、近年はNVMe/SSDが主流ですが、バックアップ置き場過去ワールドの保管庫としてHDDを併用する運用は依然として有効です。

SSDとHDDの使い分け

SSD(高速ストレージ)に配置すべきもの:

  • 現在プレイ中のワールドデータ
  • サーバープログラム本体
  • プラグイン/MODファイル
  • プレイヤーデータ

HDD(大容量ストレージ)に配置すべきもの:

  • バックアップファイル(世代管理して保存)
  • アーカイブ用ログ(圧縮・期限削除推奨)
  • 使用していない旧ワールド(必要時に移動・保管)

ワールド境界の設定

server.propertiesのmax-world-sizeは、ワールドボーダーの最大サイズを制限する項目です。値は「ブロック数」で、境界の幅は概ねこの値の2倍として扱われます(例:max-world-size=10000なら約20,000×20,000ブロック相当を上限として想定)。

max-world-size=10000

無制限に遠征してワールドが肥大化するのを抑えるため、サーバー方針に合わせて設定しましょう。

MCA Selectorでチャンク管理

MCA Selectorは、リージョン(.mca)を可視化し、不要なチャンクを整理できるツールです。特に長期運用で「行ったきりの遠方」「試掘で荒れた周辺」などを整理すると、容量と負荷の両面で効果が出ます(Java版ワールド向け)。

主な機能:

  • リージョン/チャンクの可視化と選択削除
  • プレイヤーが訪れていない領域の整理
  • 過密チャンクの発見(エンティティ密度の目安確認など)

ダウンロード:MCA Selector GitHub


ストレージ容量管理とワールドサイズ制御

必要なストレージ容量の目安

プレイ人数と使用期間、導入要素(プラグイン・MOD・データパック等)に応じた容量の目安です。長期運用では「ワールド+バックアップ+ログ」で増えやすいため、余裕を持たせてください。

プレイ規模推奨SSD容量備考
1〜5人(小規模)20〜30GBバニラ/軽量構成、短〜中期向け
6〜15人(中規模)50〜80GBプラグイン少数〜中程度
20人以上(大規模)100〜200GB以上長期運用・遠征多め・プラグイン/Mod多め

ワールドサイズの確認方法

現在のワールドサイズを確認します。

du -sh /opt/minecraft/world

古いログファイルの削除

ログファイルが肥大化するのを防ぐため、定期的に整理します。運用により保持期間は調整してください。

# 30日以上前のログを削除
find /opt/minecraft/logs -name "*.log.gz" -mtime +30 -delete

メモリ割り当てと最適化

マイクラサーバーのパフォーマンスは、適切なメモリ割り当てと設定最適化で大きく改善します。目安はありますが、描画距離、シミュレーション距離、エンティティ量、導入物(プラグイン/Mod)で必要量は変動するため、実測(TPSやメモリ使用量)を見ながら調整するのが確実です。

必要メモリの目安

同時接続人数推奨メモリ容量プラン例
1〜4人2〜4GBバニラ/軽量構成
5〜10人4〜8GBプラグイン少数〜中程度
11〜20人8GB〜プラグイン多め/軽量Mod
20人以上16GB〜大規模・重め構成(要監視)

人数だけで決め打ちせず、TPSやプロファイラ(例:Paperならspark等)で負荷要因を特定して調整してください。

メモリ割り当ての変更方法

起動スクリプト(start.sh)でメモリを指定します。

java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar nogui
  • -Xms: 初期メモリ(最小)
  • -Xmx: 最大メモリ

サーバー軽量化の設定

server.properties(およびサーバー種別によっては追加設定)で負荷を軽減できます。下記は「まず触りやすい」代表例です。

view-distance=8
simulation-distance=6
entity-broadcast-range-percentage=80

(参考動画・日本語) https://www.youtube.com/embed/Q3nOJKYtsXU


サーバー比較診断

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