マイクラサーバーの自動バックアップは、rcloneを使えば無料でクラウドストレージに保存できます。cronで定期実行すれば、データ消失のリスクから完全に守れます。本記事では、Linux VPSでのrclone設定からGoogle Drive・OneDrive連携、自動化スクリプトの作成まで、初心者でも実装できるよう画像付きで完全解説します。
更新情報(2026年1月):本記事はLinux VPS運用を前提に、rclone+cronで「圧縮→クラウド転送→世代管理→検証まで」を一気通貫で自動化します。クラウドやVPSの料金・仕様・上限(クォータ)は改定されるため、重要な数値は公式ページで最新情報も併せて確認してください。
要点
- rcloneは70以上のクラウドストレージに対応する無料オープンソースツール
- cronを使った自動バックアップで毎日深夜に安全保存
- 差分同期・圧縮・暗号化機能で容量とコストを最小化
- バックアップの検証と復元手順で万が一に備える
- XServer VPS・ConoHa VPSなど主要サービスで動作確認済み
なぜ自動バックアップが必要なのか?
マイクラサーバーでは、プレイヤーの建築物やアイテム、進行状況がすべてサーバー側に保存されます。サーバークラッシュ、ハードウェア故障、誤操作によるデータ消失は、数ヶ月の努力を一瞬で失うことになります。
データ消失の主な原因
- サーバークラッシュ ? 突然の停止によるワールド破損(チャンクエラー)
- ストレージ故障 ? HDDやSSDの物理的な故障
- 人為的ミス ? 誤った削除やコマンド実行
- プラグイン・MOD障害 ? 互換性問題による設定ファイル破損
- マルウェア・不正アクセス ? セキュリティ侵害によるデータ改ざん
バックアップの考え方(失敗しにくい形):可能なら「3-2-1(データは3つ、媒体は2種類、うち1つはオフサイト)」を目標にすると堅牢です。本記事の構成は、(1)サーバー本体(稼働データ)+(2)ローカル圧縮バックアップ+(3)クラウド(オフサイト)を作るため、現実的に3-2-1に近づけられます。
- 最低ライン:クラウドに毎日1回(7世代以上)
- 余裕があれば:週次(4世代)+月次(3世代)を別フォルダで残す
- 運用のコツ:復元テスト(後述)を「月1回」だけでも必ず実施
手動バックアップでは、作業を忘れたり後回しにしがちです。rcloneによる自動バックアップなら、設定後は完全に放置でき、クラウドストレージに安全に保管されます。
rcloneとは?対応クラウドストレージ一覧
rcloneは、ローカルストレージとクラウドストレージ間でファイルを同期・転送するためのコマンドラインツールです。Go言語で書かれた単一バイナリで、Windows・Linux・macOSすべてで動作します。
rcloneの主な特徴
- 70以上のクラウドストレージに対応(Google Drive、OneDrive、Dropbox、Amazon S3など)
- 無料で利用可能(オープンソース)
- 差分同期(sync)・単純コピー(copy)・双方向同期ではなく「片方向バックアップ」に強い
- 暗号化(crypt)・帯域制限(bwlimit)・転送最適化(transfers/checkers)など運用向け機能が豊富
rcloneは「copy/syncでの転送」「ハッシュ比較(check)」「暗号化レイヤ(crypt)」「マウント(mount)」「リモート操作(rc)」など、運用に必要な機能が一通り揃っています。公式ドキュメントも充実しているので、迷ったらまず公式を参照すると確実です。
対応する主要クラウドストレージ
| サービス | 無料容量 | 特徴 |
|---|---|---|
| Google Drive | 15GB | Googleアカウントで即利用可能 |
| OneDrive | 5GB | Microsoft 365連携 |
| Dropbox | 2GB | 高速同期 |
| Amazon S3 | 5GB(12ヶ月) | 信頼性の高いストレージ |
| Backblaze B2 | 10GB | 低コスト・高容量 |
rcloneのインストールと初期設定
まずはサーバーにrcloneをインストールし、設定ファイルを作成します。インストール方法はOSによって異なりますが、Linux VPSならパッケージ管理(apt/yum)または公式スクリプトで簡単に導入できます。
参考(日本語動画):操作画面を見ながら進めたい方は、rclone入門の日本語解説動画も併用すると理解が早いです(動画内容は投稿時点のUI/手順のため、表示や項目名は多少変わる場合があります)。
Linuxサーバーへのインストール
Ubuntu・Debian・CentOSなど、すべてのLinuxディストリビューションで以下のコマンドが使えます。
# 公式スクリプトで最新版をインストール(推奨)
curl https://rclone.org/install.sh | sudo bash
# インストール確認
rclone version
パッケージマネージャーでのインストール
# Ubuntu/Debian
sudo apt update
sudo apt install rclone
# CentOS/RHEL
sudo yum install rclone
# Fedora
sudo dnf install rclone
Windowsサーバーへのインストール
コマンドプロンプトでrclone versionを実行して確認
rclone公式ダウンロードページからWindows版をダウンロード
ZIPファイルを展開し、C:\rclone\に配置
環境変数PATHにC:\rcloneを追加
設定手順
# rclone設定開始
rclone config
セキュリティ注意:rclone.conf には認証トークンが保存されます。作業ユーザー以外に読まれないよう、作成後に権限を必ず絞ってください。
# 設定ファイルの場所を表示
rclone config file
# 権限を最小化(所有者のみ読み書き)
chmod 600 ~/.config/rclone/rclone.conf
ここから先は、Google Drive・OneDriveなど各クラウドに合わせてリモート設定を作成します。なお、サーバーがGUIなし(ヘッドレス)の場合は、後述の「ヘッドレス認証」を使うとスムーズです。
Google Driveとの連携設定
Google Driveは無料枠があり、個人利用のバックアップに向いています。rcloneでGoogle Driveを使うには、リモートタイプで「drive」を選び、OAuth認証を行います。共有ドライブ(Shared Drive)を使う場合は、rcloneの設定項目で共有ドライブ指定を行います。
設定手順
rclone config
n # New remote
name> gdrive
Storage> drive
ヘッドレスサーバー(GUI無し)での認証方法
VPSはブラウザが使えないことが多いので、表示されたURLをローカルPCで開き、認証コードをVPS側に貼り付ける方式を使います。認証が成功するとトークンが保存され、以後は自動で利用できます。
接続テスト
# Google Driveのルート一覧
rclone lsd gdrive:
# バックアップ用フォルダを作成
rclone mkdir gdrive:MinecraftBackups
# テストファイルをアップロード
echo test > /tmp/test.txt
rclone copy /tmp/test.txt gdrive:MinecraftBackups
OneDriveとの連携設定
OneDriveも無料枠があり、Google Driveと併用すると合計容量を増やせます。設定手順はGoogle Driveと似ており、リモートタイプで「onedrive」を選んで認証します。
設定手順
rclone config
n # New remote
name> onedrive
Storage> onedrive
ヘッドレスサーバーでの認証
OneDriveもヘッドレス環境では同様に、表示URLをローカルで開いて認証コードを貼り付けます。ビジネスアカウント(Microsoft 365)を使う場合は、認証先が異なるため表示される選択肢に従って進めてください。
接続テスト
# OneDriveのルート一覧
rclone lsd onedrive:
# バックアップ用フォルダを作成
rclone mkdir onedrive:MinecraftBackups
自動バックアップスクリプトの作成
ここからが本題です。世界データの圧縮、クラウドアップロード、古いバックアップの削除まで自動化します。
基本バックアップスクリプト
補足:本スクリプトは screen セッション名が minecraft の場合に save-all / save-off / save-on を送っています。systemd で起動している場合は、screen -S ... 部分を rcon(RCONを有効化している場合)や、起動方式に合わせた送信方法に置き換えてください(「バックアップ時に整合性の取れた保存を取る」ことが目的です)。
#!/bin/bash
# minecraft_backup.sh
# 設定
MINECRAFT_DIR="/opt/minecraft" # マイクラサーバーのディレクトリ
BACKUP_DIR="/backup/minecraft" # ローカルバックアップ保存先
RCLONE_REMOTE="gdrive:MinecraftBackups" # rcloneリモート先
WORLD_NAME="world" # ワールド名
BACKUP_KEEP_DAYS=7 # ローカル保管日数
DATE=$(date +%Y%m%d_%H%M%S)
BACKUP_FILE="minecraft_backup_${DATE}.tar.gz"
# ログファイル
LOG_FILE="/var/log/minecraft_backup.log"
# ログ出力関数
log() {
echo "[$(date '+%Y-%m-%d %H:%M:%S')] $1" | tee -a "$LOG_FILE"
}
log "バックアップ開始"
# バックアップディレクトリの作成
mkdir -p "$BACKUP_DIR"
# マイクラサーバーに自動保存とセーブオフを送信(screenセッションの場合)
if screen -list | grep -q "minecraft"; then
log "サーバーに save-all コマンド送信"
screen -S minecraft -p 0 -X stuff "save-all$(printf \\r)"
sleep 10
screen -S minecraft -p 0 -X stuff "save-off$(printf \\r)"
sleep 5
fi
# ワールドデータを圧縮
log "ワールドデータを圧縮中: $BACKUP_FILE"
cd "$MINECRAFT_DIR" || exit 1
tar -czf "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" \
"$WORLD_NAME" \
"$WORLD_NAME"_nether \
"$WORLD_NAME"_the_end \
server.properties \
ops.json \
whitelist.json \
banned-players.json 2>&1 | tee -a "$LOG_FILE"
# サーバーの自動保存を再開
if screen -list | grep -q "minecraft"; then
screen -S minecraft -p 0 -X stuff "save-on$(printf \\r)"
log "save-on コマンド送信完了"
fi
# バックアップファイルのサイズを確認
BACKUP_SIZE=$(du -h "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" | cut -f1)
log "バックアップファイルサイズ: $BACKUP_SIZE"
# rcloneでクラウドにアップロード
log "クラウドストレージへアップロード開始"
rclone copy "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" "$RCLONE_REMOTE" \
--progress \
--transfers 4 \
--checkers 8 \
--log-file="$LOG_FILE" \
--log-level INFO
if [ $? -eq 0 ]; then
log "クラウドアップロード完了"
else
log "ERROR: クラウドアップロード失敗"
exit 1
fi
# ローカルの古いバックアップを削除
log "古いローカルバックアップを削除中(${BACKUP_KEEP_DAYS}日以上前)"
find "$BACKUP_DIR" -name "minecraft_backup_*.tar.gz" -mtime +$BACKUP_KEEP_DAYS -delete
# クラウドの古いバックアップを削除
log "古いクラウドバックアップを削除中"
rclone delete "$RCLONE_REMOTE" --min-age "${BACKUP_KEEP_DAYS}d" --log-file="$LOG_FILE"
log "バックアップ処理完了"
スクリプトの配置と実行権限付与
# スクリプトを保存
sudo nano /usr/local/bin/minecraft_backup.sh
# 上記のスクリプトを貼り付け、Ctrl+O で保存、Ctrl+X で終了
# 実行権限を付与
sudo chmod +x /usr/local/bin/minecraft_backup.sh
# 手動実行テスト
sudo /usr/local/bin/minecraft_backup.sh
高度な設定オプション
バックアップ時の負荷をさらに下げたい場合:圧縮(tar)がCPUを使うため、同居しているプラグインや他プロセスに影響することがあります。nice と ionice を付けると、バックアップ処理を「低優先度」で実行できます。
# 低優先度でスクリプト実行(CPU/IO優先度を下げる)
sudo nice -n 10 ionice -c2 -n7 /usr/local/bin/minecraft_backup.sh
クラウド上でも暗号化して保管したい場合:共有ドライブや第三者がアクセス可能な環境では、rclone crypt(暗号化リモート)を使うと、クラウド側に暗号化した状態で保存できます(バックアップの機密性を高めたい方向け)。
# 例:既存のgdrive:の下に暗号化リモートを作る(対話形式)
rclone config
# 以降、cryptリモート(例:gdrivecrypt:)へアップロードする運用も可能
# rclone copy "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" gdrivecrypt:MinecraftBackups
帯域制限を設定する場合
# 1MB/秒に制限
rclone copy "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" "$RCLONE_REMOTE" --bwlimit 1M
複数のクラウドストレージに同時バックアップ
# Google DriveとOneDriveの両方にアップロード
rclone copy "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" gdrive:MinecraftBackups &
rclone copy "$BACKUP_DIR/$BACKUP_FILE" onedrive:MinecraftBackups &
wait
cronによる定期実行設定
cronを使って、深夜の低負荷時間帯に自動バックアップを実行します。
cronは「最小環境」で実行される点に注意してください。PATHが通っていない・HOMEが違う・権限が足りない、などで失敗しやすいので、絶対パスを使い、標準出力/標準エラーをログに残すのが基本です。
# 例:ログへ追記しつつ実行(失敗時に原因を追える)
0 3 * * * /usr/local/bin/minecraft_backup.sh >> /var/log/minecraft_backup.cron.log 2>&1
参考(日本語動画):cron/crontabの概念が初めてなら、設定形式(分・時・日・月・曜日)やログ確認の流れを動画で押さえるとミスが減ります。
crontabの設定
# crontabを編集
crontab -e
# 毎日3時に実行(例)
0 3 * * * /usr/local/bin/minecraft_backup.sh
cron設定の構文
分 時 日 月 曜日 コマンド
0-59 0-23 1-31 1-12 0-7 (0と7は日曜日)
例:
0 3 * * * 毎日3時
*/2 * * * * 2分ごと
0 */4 * * * 4時間ごと
0 0 * * 0 毎週日曜日の0時
cron実行確認
# cronサービスの状態確認
sudo systemctl status cron
# ログを確認
tail -f /var/log/minecraft_backup.log
バックアップの検証と復元方法
バックアップが正常に機能しているか定期的に検証し、いざという時の復元手順を確認します。
バックアップファイルの検証
さらに確実にするなら:ダウンロードして展開できることの確認に加え、rclone check でローカルとクラウドの差分(破損/欠落)がないかを機械的にチェックできます。
# ローカルとクラウドの整合性チェック(同名ファイルのハッシュ比較)
rclone check /backup/minecraft gdrive:MinecraftBackups
# クラウド上のバックアップ一覧を確認
rclone ls gdrive:MinecraftBackups
# 最新バックアップをダウンロード
rclone copy gdrive:MinecraftBackups/minecraft_backup_YYYYMMDD_HHMMSS.tar.gz /tmp/
# 圧縮ファイルの整合性チェック
tar -tzf /tmp/minecraft_backup_YYYYMMDD_HHMMSS.tar.gz
# 解凍テスト
cd /tmp
tar -xzf minecraft_backup_YYYYMMDD_HHMMSS.tar.gz
ls -la world/
サーバーデータの復元手順
完全復元(サーバー全体を戻す場合)
# 1. サーバーを停止
screen -S minecraft -X quit
# 2. 現在のデータをバックアップ(念のため)
mv /opt/minecraft /opt/minecraft_old_$(date +%Y%m%d)
# 3. バックアップを展開
mkdir -p /opt/minecraft
tar -xzf /tmp/minecraft_backup_YYYYMMDD_HHMMSS.tar.gz -C /opt/minecraft
# 4. サーバー起動(例)
cd /opt/minecraft
./start.sh
容量削減と最適化テクニック
無料枠や低コスト運用では、容量削減が大きな効果を発揮します。ここでは、圧縮・除外・差分同期・世代管理の4つを中心に解説します。
圧縮レベルの最適化
gzip(tar.gz)はバランスが良いですが、より高圧縮にしたい場合はxz(tar.xz)も選択肢です。CPU負荷は上がるため、夜間・低負荷時間帯での実行推奨です。
# xzで圧縮(高圧縮だがCPU負荷は高め)
tar -cJf minecraft_backup_$(date +%Y%m%d_%H%M%S).tar.xz world/
不要ファイルの除外
プラグインが生成するキャッシュや一時ファイルは、復元に必須でないことがあります。バックアップ対象を絞ることで容量と転送時間を削減できます(ただし「復元に必要なもの」を誤って除外しないよう注意)。
rclone差分同期の活用
tar.gzで「世代ファイル」を作る方式は分かりやすい一方、毎回フル転送になります。運用に慣れてきたら、圧縮をやめてディレクトリ単位でrclone sync(差分)する方式も検討できます(ただし誤同期リスクがあるため、まずはcopy/世代ファイル方式が安全です)。
# ローカルのバックアップディレクトリをクラウドへ差分同期
rclone sync /backup/minecraft gdrive:MinecraftBackups
古いバックアップの自動削除
容量枯渇の最大原因は「世代が増え続けること」です。ローカルとクラウドの両方で、一定日数より古いバックアップを自動削除するのが基本です。
# 30日以上前のファイルを削除
rclone delete gdrive:MinecraftBackups --min-age 30d
トラブルシューティング
自動化では「動いているつもりで動いていない」状態が一番危険です。ログを必ず残し、失敗時は原因を切り分けて再発防止までセットで行いましょう。
Q1. rclone設定中に「Failed to configure token」エラーが出る
ヘッドレス環境での認証コード貼り付けミス、時刻ずれ(NTP未同期)、ブラウザ側で別アカウントを認証している、などが原因になりがちです。VPSの時刻同期(systemd-timesyncd等)も確認してください。
Q2. バックアップ中にサーバーが重くなる
圧縮処理とディスクI/Oが主因です。夜間に実行する、nice/ioniceで優先度を下げる、バックアップ対象を絞る、圧縮方式を見直す(xz→gzip)などで緩和できます。
Q3. クラウドアップロードが途中で止まる
回線品質やプロバイダー側の一時的制限が原因です。–transfersを下げる、–retries(再試行)を増やす、時間帯を変えるなどを試してください。ログレベルをDEBUGに上げて原因特定するのも有効です。
Q4. 「rate limit exceeded」エラーが出る
クラウド側のクォータ/制限に当たっている可能性があります。転送数(–transfers)を下げる、実行頻度を落とす、複数クラウドに分散する、などを検討してください。
Q5. バックアップファイルが破損している
転送途中の切断やディスク障害が疑われます。tar -tzfで内容確認、rclone checkで整合性確認、ローカル側のS.M.A.R.T.確認(NVMe/SSD/HDD)なども実施してください。
サーバー診断で最適なVPSを見つけよう
マイクラサーバーはメモリ使用量とディスク性能の影響が大きく、バックアップも含めて安定運用するなら「CPU」「メモリ」「NVMe」「転送量」のバランスが重要です。サーバー診断で最適なVPSを見つけましょう。
おすすめマイクラ対応VPSサーバー比較
バックアップ運用込みで選びたい方向けに、マイクラ運用に相性の良いVPSをまとめます。安定稼働・性能・価格のバランスで選ぶのがポイントです。
注意:以下の料金・スペック表は理解しやすいよう整理したものです。キャンペーンや改定で変わるため、申込前に必ず各社の公式ページで最新の料金・CPU/メモリ・転送量・ストレージ種別(SSD/NVMe)を確認してください。
XServer VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)
国内最大手のエックスサーバーが提供するゲーム特化型VPS。マイクラサーバーの構築が最も簡単で、初心者に最適です。
主な特徴
- Minecraft Manager標準搭載:GUI管理画面で簡単操作
- 自動バックアップ機能:14日分を自動保存(追加料金なし)
- 高速NVMe SSD:オールフラッシュストレージで読み込み高速
- 国内最大級のバックボーン:安定した通信環境
- 即日利用可能:申し込みから最短5分で起動
料金プラン(2025年10月現在)
| メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 3コア | 50GB | 1,150円 | 1〜4人 |
| 4GB | 4コア | 100GB | 2,200円 | 5〜10人 |
| 8GB | 6コア | 100GB | 4,400円 | 11〜20人 |
| 16GB | 8コア | 100GB | 9,750円 | 21〜50人 |
こんな人におすすめ
- マイクラサーバー構築が初めての方
- GUI管理画面で簡単に操作したい方
- 自動バックアップを標準で使いたい方
- 国内大手の安心感を重視する方
XServer VPS for Game 公式サイトはこちら
ConoHa for GAME(コノハ for GAME)
GMOが提供するゲーム特化型VPS。マイクラテンプレートが豊富で、MODサーバーもワンクリック構築可能。
主な特徴
- Minecraft Manager:バージョン切り替え・MOD管理が簡単
- 豊富なテンプレート:Java版・統合版・Forge・Fabric対応
- 時間課金制:使った分だけの従量課金も選べる
- 高速SSD:オールSSDで快適動作
- 初期費用無料:すぐに始められる
料金プラン(長期割引パス適用時)
| メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 3コア | 100GB | 1,065円 | 1〜4人 |
| 4GB | 4コア | 100GB | 2,033円 | 5〜10人 |
| 8GB | 6コア | 100GB | 3,969円 | 11〜20人 |
| 16GB | 8コア | 100GB | 8,083円 | 21〜50人 |
こんな人におすすめ
- MODサーバーを簡単に構築したい方
- 複数バージョンを切り替えて使いたい方
- 時間課金でコストを抑えたい方
- バックアップをオブジェクトストレージに保存したい方
さくらのVPS
老舗VPSプロバイダーで、安定性と信頼性に定評あり。Linuxの知識がある上級者向け。
主な特徴
- 石狩データセンター:国内最大級の設備
- スタートアップスクリプト:マイクラサーバー自動構築
- ローカル接続:同一データセンター間は高速接続
- 柔軟なカスタマイズ:root権限で自由に設定可能
- 長期利用割引:年間契約でさらにお得
料金プラン
| メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 3コア | 50GB | 1,738円 | 1〜4人 |
| 4GB | 4コア | 200GB | 3,520円 | 5〜10人 |
| 8GB | 6コア | 400GB | 7,040円 | 11〜20人 |
| 16GB | 8コア | 800GB | 14,080円 | 21〜50人 |
こんな人におすすめ
- Linuxコマンド操作に慣れている方
- 自由度の高いカスタマイズをしたい方
- 長期利用で安定運用したい方
- 老舗の信頼性を重視する方
シンVPS(Shin VPS)
エックスサーバーの新ブランド。最新ハードウェアで高コストパフォーマンスを実現。
主な特徴
- 最新AMD EPYC CPU:高性能プロセッサ採用
- NVMe SSD標準:全プランで高速ストレージ
- 10Gbpsネットワーク:大容量通信に対応
- Minecraft Manager搭載:GUI管理画面完備
- 初期費用無料:すぐに始められる
料金プラン
| メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 3コア | 150GB | 820円 | 1〜4人 |
| 4GB | 4コア | 200GB | 1,530円 | 5〜10人 |
| 8GB | 6コア | 400GB | 3,201円 | 11〜20人 |
| 16GB | 8コア | 800GB | 7,302円 | 21〜50人 |
こんな人におすすめ
- 最新ハードウェアで高性能を求める方
- コストパフォーマンス重視の方
- GUI管理画面を使いたい初心者
- XServerブランドの信頼性が欲しい方
KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤ CLOUD VPS)
24年の運用実績を持つ老舗。企業向けの高信頼性サービス。
主な特徴
- 24年の運用実績:安定稼働率99.95%以上
- 日本国内データセンター:京都・東京・大阪
- 24時間365日サポート:電話・メールで手厚い支援
- 柔軟なスケーリング:プラン変更が簡単
- 初期費用無料:すぐに利用開始
料金プラン(スタンダードSSD)
| メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2コア | 25GB | 979円 | 1〜3人 |
| 4GB | 4コア | 30GB | 3,300円 | 4〜8人 |
| 8GB | 6コア | 100GB | 7,150円 | 9〜15人 |
こんな人におすすめ
- 企業レベルのサポートが欲しい方
- 長期運用で安定性を重視する方
- 24時間365日サポートが必要な方
- 高い稼働率を求める方
ロリポップ!for Gamers
GMOペパボのゲーム特化型サーバー。低価格で始めやすいのが特徴。
主な特徴
- 低価格から利用可能:月額1,500円から
- 自動バックアップ標準搭載:過去7日分保存
- Minecraft Manager:簡単GUI操作
- 初期費用無料:コストを抑えて開始
- 高速SSD:全プランSSD搭載
料金プラン
| メモリ | CPU | SSD | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 4GB | 4コア | 50GB | 1,500円 | 1〜5人 |
| 8GB | 6コア | 100GB | 3,000円 | 6〜15人 |
| 16GB | 8コア | 200GB | 6,000円 | 16〜30人 |
こんな人におすすめ
- とにかく低価格で始めたい方
- 小規模サーバー(5人以下)を運用する方
- 自動バックアップを標準で使いたい方
- GMOブランドの安心感が欲しい方
よくある質問(FAQ)
Q1. rcloneの設定ファイルはどこに保存されますか?
rcloneの設定ファイルは~/.config/rclone/rclone.confに保存されます。このファイルにはクラウドストレージの認証トークンが含まれるため、権限を適切に設定してください。
# 設定ファイルの場所を確認
rclone config file
# 権限を確認・修正
chmod 600 ~/.config/rclone/rclone.conf
複数のサーバーで同じ設定を使いたい場合、このファイルをコピーすれば再設定不要です。
Q2. バックアップの頻度はどのくらいが適切ですか?
プレイ頻度とサーバー規模によりますが、1日1回の深夜バックアップが基本です。
推奨バックアップ頻度
- 小規模サーバー(5人以下): 1日1回(深夜3時)
- 中規模サーバー(6?20人): 1日2回(深夜3時・午後3時)
- 大規模サーバー(21人以上): 6時間ごと(0時・6時・12時・18時)
- イベント開催時: 開始前・終了後に手動バックアップ
マイクラサーバーは5分ごとに自動セーブされるため、サーバークラッシュ時の損失は最大5分です。ただし、ハードウェア故障やデータ破損に備えるためには、定期的なクラウドバックアップが必須です。
Q3. クラウドストレージの容量が足りなくなったらどうすればいいですか?
以下の方法でストレージ容量を節約できます。
容量削減テクニック
- 古いバックアップを削除: rcloneで30日以上前のファイルを自動削除
rclone delete gdrive:Backups --min-age 30d
- 圧縮レベルを上げる: xz圧縮で通常の2倍以上の圧縮率
tar -cJf backup.tar.xz world/
- 差分バックアップを使う: 変更分のみを保存
rclone sync /backup/minecraft gdrive:Backups
- 複数のクラウドストレージを併用: Google Drive(15GB)+ OneDrive(5GB)で合計20GB
rclone copy backup.tar.gz gdrive:Backups
rclone copy backup.tar.gz onedrive:Backups
Q4. バックアップ中にサーバーを停止する必要がありますか?
停止は必須ではありませんが、バックアップの整合性を高めるために、save-allでフラッシュし、save-offで書き込みを止めてからコピーするのが一般的です。その後、save-onで自動保存を再開します。
Q5. rcloneで転送速度が遅い場合の対処法は?
rcloneの転送速度は、デフォルト設定では控えめです。以下のオプションで高速化できます。
高速化オプション
# 並列転送数を増やす(デフォルト4 → 16)
rclone copy backup.tar.gz gdrive:Backups --transfers 16
# チェッカー数を増やす(デフォルト8 → 32)
rclone copy backup.tar.gz gdrive:Backups --checkers 32
# バッファサイズを増やす(デフォルト16M → 128M)
rclone copy backup.tar.gz gdrive:Backups --buffer-size 128M
# 組み合わせて最大速度化
rclone copy backup.tar.gz gdrive:Backups \
--transfers 16 \
--checkers 32 \
--buffer-size 128M \
--progress
注意点
- 転送数を増やすとメモリ消費が増えます(環境により変動)
- Google Drive側のクォータ/制限に注意(アカウントや設定・時期で変動)
- VPSの帯域制限を確認(一部プロバイダーで制限あり)
まとめ
マイクラサーバーの自動バックアップは、rcloneとcronを組み合わせることで、完全無料で実現できます。Google DriveやOneDriveなどの無料クラウドストレージを活用すれば、初期費用ゼロで数ヶ月分のバックアップを保管可能です。
最初は「tar.gzで世代ファイルを作ってアップロード」から始め、慣れてきたら差分同期・暗号化・負荷軽減(nice/ionice)・監視(ログ/通知)へ段階的に強化すると、失敗しにくく運用が安定します。

