【2025年11月最新】マイクラピストン完全攻略ガイド – 作り方・回路・使い方から自動装置まで徹底解説

目次

冒頭の直接回答

マイクラピストンは、木材3個・丸石4個・鉄インゴット1個・レッドストーンダスト1個で作成できるレッドストーン装置の基本ブロックです。ピストンは隣接するブロックを最大12個まで押し出すことができ、粘着ピストンはブロックを引き戻すこともできます。自動ドア、隠し扉、収穫装置、トラップなど様々な装置に活用でき、レッドストーン回路の基礎として初心者から上級者まで必須の知識となります。

要点

  • ピストンは木材3個・丸石4個・鉄インゴット1個・レッドストーンダスト1個で作成可能
  • 粘着ピストンはピストンにスライムボールを組み合わせて作成
  • 最大12個のブロックを押し出せるが、黒曜石やエンドポータルフレームなど押せないブロックも存在
  • レッドストーン信号で作動し、自動装置の核となる機構
  • Java版とBedrock版で一部動作に違いがある

ピストンとは

ピストンは、レッドストーン信号を受けると前方のブロックを押し出す機械的な装置ブロックです。

マインクラフトにおいてピストンは、Java版ではBeta 1.7(2011年6月)から、Bedrock版では初期から実装されている基本的なレッドストーン装置です。ピストンを活用することで、ブロックの移動を伴う様々な自動装置を作成できます。

ピストンには通常のピストンと粘着ピストンの2種類が存在します。通常のピストンはブロックを押し出すだけですが、粘着ピストンはブロックを押し出すだけでなく、引き戻すこともできるため、より複雑な装置に応用できます。

ピストンが動作する仕組みは、レッドストーン信号を受信すると約1.5レッドストーンティック(0.15秒)で伸びて前方のブロックを押し、信号が切れると1.5レッドストーンティックで元の位置に戻ります。ただし、Bedrock版では動作時間が4ゲームティック(0.2秒・2レッドストーンティック)と異なるため注意が必要です。


ピストンの作り方

通常ピストンのクラフトレシピ

ピストンは作業台で以下の材料を使って作成します。

必要な材料:

  • 木材(任意の種類)×3個
  • 丸石×4個
  • 鉄インゴット×1個
  • レッドストーンダスト×1個

クラフト配置:

[木材] [木材] [木材]
[丸石] [鉄] [丸石]
[丸石] [R] [丸石]

※R=レッドストーンダスト

木材は樫、樺、松、ジャングル、アカシア、ダークオーク、真紅、歪んだもの、マングローブ、桜、竹など、どの種類でも使用可能です。

粘着ピストンのクラフトレシピ

粘着ピストンは、ピストンにスライムボールを組み合わせて作成します。

必要な材料:

  • ピストン×1個
  • スライムボール×1個

作業台でピストンとスライムボールを隣接させて配置するだけで粘着ピストンが完成します。スライムボールはスライムを倒すことで入手できます。スライムは沼地バイオームの夜間、またはY座標40以下のスライムチャンクでスポーンします。

材料の入手方法

鉄インゴット:鉄鉱石をかまどで精錬、または鉄の原石を精錬して入手できます。鉄鉱石はY座標-64から320の間で生成され、特にY座標16付近で最も多く見つかります(2025年現在の洞窟と崖アップデート後の分布)。

レッドストーンダスト:レッドストーン鉱石を採掘して入手します。レッドストーン鉱石はY座標-64から15の間で生成され、特にY座標-59付近で最も多く見つかります。鉄以上のツルハシが必要です。

丸石:石ブロックをツルハシで採掘することで入手できます。

木材:原木を作業台やインベントリで加工して入手します。


ピストンの基本的な使い方

レッドストーン信号での作動

ピストンはレッドストーン信号を受けると伸びて、前方最大12個のブロックを押し出します。

ピストンに信号を送る方法:

  1. レッドストーンダストを直接接続
  2. レッドストーントーチを隣接させる
  3. レバー、ボタン、感圧板を隣接させる
  4. レッドストーンブロックを隣接させる
  5. オブザーバーやコンパレーターからの信号

ピストンはレッドストーン信号の強度に関係なく、信号を受けている間は伸びた状態を維持します。信号が切れると元の位置に戻ります。

ピストンの向きと設置

ピストンは設置時にプレイヤーが向いている方向の反対側に伸びるように設置されます。

ピストンの向きは設置後に変更できないため、装置を作る際は向きに注意が必要です。上向き・下向き・横向きのすべての方向に設置可能で、特に天井や床に設置する際は、設置したい方向を向いてから設置することが重要です。


ピストンで押せるブロック・押せないブロック

押せるブロックの基本ルール

ピストンは最大12個のブロックを一度に押すことができます。

押せるブロックの例:

  • ほとんどの通常ブロック(土、石、木材など)
  • ガラス、氷ブロック
  • レッドストーンブロック
  • かまど、作業台
  • チェスト(Java版のみ、中身は保持される)
  • シュルカーボックス(中身も保持される)

押せないブロック一覧

以下のブロックはピストンで押すことができず、ピストンが作動しません。

押せないブロック(2025年現在):

  • 黒曜石、泣く黒曜石
  • エンチャントテーブル
  • エンドポータルフレーム、エンドゲートウェイ
  • バリアブロック
  • 額縁、絵画
  • ビーコン
  • ドロッパー、ディスペンサー(Bedrock版では押せる)
  • ホッパー(Bedrock版では押せる)
  • コマンドブロック
  • スポナー
  • ネザーポータル、エンドポータル
  • ピストンヘッド(伸びているピストンの先端部分)
  • エンダーチェスト
  • スカルク系ブロック
  • 強化された深層岩
  • 岩盤

ブロックを押すと消えるアイテム

以下のブロックやアイテムはピストンで押すとアイテム化します。

  • レッドストーントーチ、レッドストーンダスト
  • レバー、ボタン
  • 松明、ランタン
  • 花、草、苗木
  • レール類
  • カーペット
  • 雪の層

この特性を利用して、自動収穫装置やアイテム回収装置を作ることができます。


粘着ピストンの特徴と使い分け

粘着ピストンの動作

粘着ピストンは、ブロックを押し出すだけでなく、引き戻すこともできます。

粘着ピストンの特徴:

  • 伸びた状態から縮む際に、前方のブロックを引き戻す
  • 引き戻せるのは1個のブロックのみ
  • スライムブロックや粘着ピストン自身も引き戻せる
  • 通常のピストンと同じく最大12個のブロックを押せる

通常ピストンと粘着ピストンの使い分け

装置の目的に応じて、通常ピストンと粘着ピストンを使い分けることが重要です。

通常ピストンが適している場面:

  • ブロックを一方向にだけ動かしたい場合
  • ブロックをピストンから分離させたい場合
  • TNTキャノンなど、発射装置として使う場合

粘着ピストンが適している場面:

  • ブロックを往復させたい場合
  • 隠し扉や可動式の壁を作る場合
  • ブロックを元の位置に戻す必要がある装置

ピストンを使った装置の作り方

基本的な自動ドア

2×2の出入口を開閉する自動ドアは、ピストン装置の入門として最適です。

必要な材料:

  • 粘着ピストン×4個
  • 任意のブロック×4個
  • 感圧板×2個(木製または石製)
  • レッドストーンダスト×適量

作り方:

  1. 2ブロック離して2本の柱を立てる(各柱は3ブロックの高さ)
  2. 柱の内側にそれぞれ粘着ピストンを2段ずつ設置(ピストンは内向き)
  3. 各ピストンの前にドアとなるブロックを配置
  4. 地面にレッドストーンダストで回路を組み、感圧板と接続
  5. 出入口の両側に感圧板を設置

感圧板を踏むとピストンが作動してブロックが引き込まれ、通路が開きます。感圧板から離れると自動的に閉まります。

詳しい作り方は以下の動画が参考になります。

隠し階段・隠し扉

粘着ピストンを使って、壁や床に隠された通路を作ることができます。

基本的な2×2隠し扉の作り方:

  1. 壁の内側に粘着ピストンを4個配置
  2. ピストンの前面にブロックを設置(周囲の壁と同じ素材)
  3. ピストンにレッドストーン回路を接続
  4. レバーやボタンで作動させる仕組みを作る

隠しレバーの配置:

  • 額縁の裏にレバーを隠す
  • 本棚の後ろにレッドストーントーチを配置
  • 絵画の後ろにボタンを設置

より高度な隠し扉では、JEB式ドア(2×3の全自動扉)やマンボ・ジャンボ式の1×2隠し扉などがあります。これらは複雑なレッドストーン回路を使用しますが、完全に壁に溶け込む美しい仕上がりになります。

サトウキビ・竹の自動収穫装置

ピストンを使うと、サトウキビや竹を自動的に収穫する装置を作れます。

必要な材料:

  • オブザーバー×1個以上
  • ピストン×1個以上
  • ホッパー×適量
  • チェスト×1個

作り方:

  1. サトウキビや竹を植える場所を準備
  2. 成長したサトウキビの上から2段目の高さにオブザーバーを設置
  3. オブザーバーの観察面をサトウキビに向ける
  4. オブザーバーの出力側にピストンを接続
  5. ピストンの下にホッパーとチェストを設置

サトウキビや竹が成長してオブザーバーの観察面に到達すると、オブザーバーが信号を出力してピストンが作動し、上部を刈り取ります。刈り取られたアイテムは下のホッパーに回収されます。

2025年現在、骨粉を使った高速成長システムと組み合わせることで、毎時6000個以上のサトウキビを収穫できる装置も開発されています。


ピストンの応用テクニック

ピストンエクステンダー

ピストンエクステンダーは、複数のピストンを連動させて2段以上の距離でブロックを押し出す技術です。

2段ピストンエクステンダーの仕組み:

  • 粘着ピストンを2つ連結させる
  • リピーターで遅延を調整し、タイミングをずらして動作させる
  • 最大12段までのエクステンダーが理論上可能

この技術は隠し扉や可動式の床、エレベーターなどに応用されます。統合版とJava版で回路の組み方が異なるため、プレイしているバージョンに合わせた設計が必要です。

クロック回路との組み合わせ

クロック回路とピストンを組み合わせることで、連続的に動作する装置を作れます。

クロック回路の種類:

  • オブザーバー式(最もコンパクト)
  • レッドストーントーチ式
  • リピーター式(周期を細かく調整可能)
  • ホッパー式(長周期向き)

クロック回路とピストンを組み合わせた応用例:

  • 自動農場(作物を一定間隔で収穫)
  • 移動式の装置(飛行機や車の再現)
  • 自動釣り機
  • トラップの作動機構

スライムブロックとの組み合わせ

スライムブロックと粘着ピストンを組み合わせることで、複数のブロックを一度に移動させる装置を作れます。

スライムブロックの特性:

  • 粘着ピストンに引っ張られると、隣接する最大12個のブロックも一緒に移動
  • ハニーブロックとは接着しない
  • エンティティ(プレイヤーやモブ)をバウンドさせる

この仕組みを利用した装置:

  • フライングマシン(自走式の移動装置)
  • エレベーター
  • 大型の隠し扉
  • 移動式の拠点

Java版とBedrock版の違い

準接続性(Quasi-connectivity)

Java版にのみ存在する「準接続性」は、ピストンが直接接続されていないレッドストーン信号にも反応する特性です。

準接続性の特徴:

  • ピストンの1ブロック上に信号があると作動する
  • BUD(ブロック更新検知)装置の基礎となる
  • Bedrock版にはこの機能がない

この違いにより、Java版で動作する装置がBedrock版で動かないケースがあります。特に複雑なレッドストーン回路を使った装置を作る際は注意が必要です。

ピストンの動作速度

Java版とBedrock版ではピストンの動作速度が異なります。

  • Java版:約1.5レッドストーンティック(0.15秒)
  • Bedrock版:4ゲームティック(0.2秒・2レッドストーンティック)

この速度差により、高速で動作する回路ではタイミングのずれが発生します。Bedrock版の方が若干遅いため、Java版の設計をそのまま移植すると正常に動作しない場合があります。

押せるブロックの違い

一部のブロックは、Java版とBedrock版で押せるかどうかが異なります。

Bedrock版でのみ押せるブロック:

  • ドロッパー
  • ディスペンサー
  • ホッパー

これらの違いを理解しておくことで、バージョン間での装置の互換性問題を避けることができます。


マイクラサーバーでピストン装置を楽しむ

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