マイクラのメモリ割り当ては、マインクラフトランチャーの「起動構成」→「編集」→「その他のオプション」→「JVMの引数」で「-Xmx○G」の数値を変更することで設定できます。目安は搭載メモリの50%前後で、8GBメモリなら4GB、16GBメモリなら8GBが無難です(後述の注意点参照)。
要点
- メモリ割り当てはランチャーのJVM引数で設定
- 割り当ては搭載メモリの50%前後を上限の目安に(PC全体の余裕を確保)
- MODや大型モッドパック・影MOD時は余裕を増やす(ただし入れすぎ注意)
- 設定後はF3でメモリ使用状況を確認し、必要に応じて微調整
- サーバー(server.jar)とクライアントでは設定場所が異なる

マイクラのメモリ割り当てが必要な理由
最近のランチャーは同梱の64bit Javaで動作し、デフォルト割り当ても自動ですが(多くの環境で2〜4GB程度)、MOD/大量リソース/高解像度テクスチャ/広い描画距離などではメモリ不足が発生することがあります。適切に割り当てることで:
- 起動・ワールド切替の安定化
- チャンク読み込みのカクつき低減
- メモリ不足によるフリーズ/クラッシュの回避
- 大規模モッドパックや多数のリソース読み込みに対応
ただし、フレームレート(FPS)は主にCPU/GPU依存です。メモリを過剰に増やしてもFPSが上がるとは限りません(むしろGCの停止時間が増える場合があります)。
クライアント側のメモリ割り当て方法
現行ランチャー(2025年最新版)での設定手順
- マインクラフトランチャーを起動
- 「起動構成」をクリック
- 使用構成の「…」→「編集」を選択
- 「その他のオプション」を展開
- 「JVMの引数」欄の-Xmx値(最大ヒープ)を変更(例:
-Xmx8G)。必要なら-Xms(初期ヒープ)も同値にします。
安全・実用的なJVM引数
推奨:最小限の指定(1.17以降/Java 17 以降)
-Xms8G -Xmx8G
G1GCはJava 9以降標準のガーベジコレクタなので、明示指定は不要です。ネット上で出回る大量の「チューニング」フラグ(例:-XX:G1NewSizePercent など)は、状況により逆効果や将来のJavaで非推奨になることがあるため、基本は-Xms/-Xmxのみを推奨します。
非推奨の例(修正):以下のような古い/過剰な設定は避けてください。
# NG例(大半が不要/過剰): -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+UseG1GC -XX:G1NewSizePercent=20 ... -XX:+DisableExplicitGC -XX:+OptimizeStringConcat -Xss2G -Xmn2G
メモリ容量別の割り当て目安
| PCメモリ容量 | 推奨割り当て(最大) | JVM例 |
|---|---|---|
| 8GB | 4GB まで | -Xms4G -Xmx4G |
| 16GB | 8GB まで | -Xms8G -Xmx8G |
| 32GB | 12〜16GB まで(環境次第) | -Xms12G -Xmx12G など |
ポイント:搭載メモリの50%を超えない、OSや他アプリの分を必ず残す、-Xms は -Xmx と同じでもOK(断片化やリサイズによる停止を避けられます)。
サーバー側のメモリ割り当て方法
自宅サーバー(Windows例)
server.jar と同じフォルダにバッチファイルを作成して割り当てます。
@echo off java -Xms4G -Xmx4G -jar server-1.20.1.jar nogui pause
Linuxの場合は同様にシェルスクリプトで java -Xms4G -Xmx4G -jar server.jar nogui を実行します。Paper/Purpurなどのサーバーフォークを使う場合も基本は同じです。
VPSサーバーの場合
各サービスの管理画面でJava実行コマンドを編集します。メモリは同時接続数やプラグイン数で決めます。
推奨メモリ目安(Paper系/バニラ寄り)
| 同時プレイ人数 | 推奨メモリ |
|---|---|
| 〜4人 | 2GB |
| 5〜10人 | 4GB |
| 11〜20人 | 6〜8GB |
| 大型/大量プラグイン | 8〜12GB |
プラグイン/データパック/レンダリング距離が多いほどメモリとCPUを消費します。性能不足を感じたら、まずはレンダ距離やエンティティ数の調整から試すのがおすすめです。
メモリ使用量の確認方法
ゲーム内でF3を押すと、右上(もしくはデバッグ画面)にメモリ使用状況が表示されます。
- Memory: 使用中 / 割り当て済み
- 使用率が恒常的に85〜90%超なら、-Xmx を少し増やすか、描画距離・リソース圧縮・MOD削減を検討
用途別メモリ割り当て目安
バニラ(MODなし)
- 最小: 2GB(遊べるが余裕は少なめ)
- 推奨: 4GB
- 快適: 6GB(高解像度テクスチャや広い描画距離向け)
MOD導入時
- 軽量MOD: 4GB
- 中規模MODパック: 6〜8GB
- 大規模MODパック: 10〜12GB(最大でもPCメモリの50%目安を超えない)
- 工業系/魔術系など重量級: 12〜16GB(要PCスペック余裕)
影MOD使用時(シェーダー)
- 軽量シェーダー: 6GB
- 中品質: 8GB
- 高品質/高解像度: 12GB以上(GPU/VRAM依存が大)
注:シェーダーの描画負荷は主にGPUで決まります。メモリを増やすより、描画設定や解像度の調整が効果的なことが多いです。
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エックスサーバー VPS for Game
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- メモリ帯: 2GB〜64GB
- 独自: 「マインクラフトマネージャー」で簡単セットアップ
ConoHa for GAME
- 特徴: 時間課金・プラン変更の柔軟性、ゲーム用コンソール
- メモリ帯: 1GB〜64GB
- 強み: チュートリアル・テンプレが豊富
さくらVPS
- 特徴: 老舗の安定性、スタートアップスクリプト対応
- メモリ帯: 1GB〜32GB
- 強み: 長期運用・安定志向
よくある質問(FAQ)
Q1. メモリを多く割り当てすぎるとどうなりますか?
OS/他アプリのメモリが足りずPC全体が重くなったり、GC一時停止が長くなる可能性があります。搭載メモリの50%前後を上限とし、余裕を残すのが無難です。
Q2. MODを入れる場合のメモリ割り当ては?
内容と数次第ですが、軽量なら4GB、標準的なモッドパックで6〜8GB、重量級で10〜12GBを目安に。16GB以上はPCリソースと相談(入れすぎは逆効果も)。
Q3. 32bit Java の制限は?
現行のJava版はランチャー同梱の64bit Javaで動くため、32bit Javaは基本想定外です。古い環境を除き、3.5GB上限などは気にしなくてOKです。
Q4. サーバーの割り当てが適切か確認するには?
コンソールや監視ツールでメモリ使用率・GCログ・Tick処理時間(TPS)を確認。負荷時にTPSが落ちず、メモリが常時8〜9割に張り付いていなければ概ね適正です。
Q5. 「Out of Memory」になったら?
-Xmxを段階的に増やす、不要MOD/高解像度リソースを削る、描画距離や同時読み込みチャンク、プラグイン設定を緩める、を順に試してください。
まとめ
マイクラのメモリ割り当ては、快適さを左右する重要設定です。-Xmx/-Xms を中心に最小限の指定で運用し、搭載メモリの50%前後を上限の目安に、F3や監視ツールで状況を見ながら微調整しましょう。MOD・影MOD使用時は余裕を持たせつつ、入れすぎは禁物です。
設定後は定期的に使用率と動作感をチェックし、あなたの環境に合った最適値を見つけてください。

