マイクラ GeyserMC Bedrock-Java クロスプレイ完全ガイド
Floodgateで統合版対応 – 2025年8月最新情報
本記事は2025年8月時点の情報に基づいて執筆されています。内容の正確性には万全を期していますが、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
マインクラフト クロスプレイとは
マインクラフトのクロスプレイとは、異なるプラットフォーム(Java版・統合版)のプレイヤーが同じサーバーで一緒にプレイできる機能です。GeyserMCとFloodgateを使用することで、この垣根を超えた体験が実現できます。
対応プラットフォーム
- Java Edition(PC)
- Bedrock Edition(スマートフォン・タブレット)
- Nintendo Switch Edition
- Xbox Edition
- PlayStation Edition
- Windows 10 Edition
実現できること
- デバイス関係なく友達と遊べる
- リアルタイムでの同期プレイ
- スキンシステムの統合
- チャット機能の完全対応
- アイテム・ブロックの互換性
- ワールド共有機能
2025年8月現在の対応状況
1.21.70 – 1.21.100
1.21.7 – 1.21.8
Paper 1.21.8, Spigot 1.21.8
必要なコンポーネント
コンポーネント | 役割 | 最新バージョン | 必須度 | ダウンロード先 |
---|---|---|---|---|
GeyserMC | Bedrock⇔Javaパケット変換 | 2.4.0+ | 必須 | 公式サイト |
Floodgate | Bedrock認証処理 | 2.2.3+ | 必須 | 公式サイト |
GeyserSkinManager | スキン表示修正 | 1.3.0+ | 推奨 | SpigotMC |
ViaVersion | プロトコル互換性拡張 | 5.1.0+ | オプション | ViaVersion |
システム要件
- Java 17以上が必要(GeyserMC 2.4.0以降)
- メモリ:最低2GB、推奨4GB以上
- ポート:19132/UDP(Bedrock用)+ 25565/TCP(Java用)
- サーバーソフト:Paper、Spigot、Purpur対応
GeyserMC導入手順
プラグインファイルのダウンロード
公式サイトから最新バージョンをダウンロードします。必ずお使いのサーバーソフトに対応したバージョンを選択してください。
1. https://geysermc.org/download/ にアクセス
2. 使用するサーバーソフトを選択(Spigot/Paper推奨)
3. 最新安定版をダウンロード
4. pluginsフォルダに配置
初回起動とファイル生成
サーバーを起動して設定ファイルを自動生成します。
java -Xmx4G -Xms4G -jar paper-1.21.8.jar nogui
# 起動ログで確認すべき項目
[INFO]: [GeyserMC-Spigot] Loading GeyserMC-Spigot v2.4.0
[INFO]: [GeyserMC-Spigot] Started Geyser on 0.0.0.0:19132
成功サイン: “Started Geyser on 0.0.0.0:19132” の表示
基本設定の調整
plugins/Geyser-Spigot/config.yml を編集します。
bedrock:
address: 0.0.0.0
port: 19132
clone-remote-port: false
remote:
address: 127.0.0.1
port: 25565
auth-type: floodgate
# Floodgate連携設定
floodgate-key-file: public-key.pem
use-adapters: true
# パフォーマンス設定
show-cooldown: title
show-coordinates: true
cache-images: true
cache-skins: true
# セキュリティ設定
allow-custom-skins: true
allow-third-party-capes: true
allow-third-party-ears: false
ポート設定とファイアウォール
重要なポート設定
以下のポートが正しく開放されている必要があります:
sudo ufw allow 19132/udp comment “Minecraft Bedrock”
sudo ufw allow 25565/tcp comment “Minecraft Java”
sudo ufw reload
# CentOS/RHEL系の場合
sudo firewall-cmd –permanent –add-port=19132/udp
sudo firewall-cmd –permanent –add-port=25565/tcp
sudo firewall-cmd –reload
# ポート開放確認
netstat -tulnp | grep -E ‘19132|25565’
Floodgate設定と認証システム
Floodgateプラグインの導入
Floodgateは統合版プレイヤーの認証処理を担当する重要なプラグインです。
1. https://geysermc.org/download/ からFloodgateをダウンロード
2. pluginsフォルダに配置
3. サーバー再起動
4. plugins/floodgate/config.yml が生成されることを確認
認証キーの設定
GeyserMCとFloodgate間での認証に使用するキーファイルを設定します。
key-file-name: “public-key.pem”
username-prefix: “.”
replace-spaces: true
# プレイヤー識別設定
player-link:
enable: true
type: “global”
require-link: false
# セキュリティ設定
disconnect-if-invalid-packet: true
send-floodgate-data: true
重要: public-key.pemファイルがGeyserとFloodgateの両方で同じものを使用していることを確認してください。
サーバー認証設定の変更
server.propertiesでオンラインモードを無効にする必要があります。
online-mode=false
enable-query=false
enforce-secure-profile=false
# 重要:セキュリティはFloodgateで管理されます
セキュリティ注意事項
online-mode=falseに設定するため、必ずFloodgateとホワイトリストでセキュリティを確保してください。
接続テストと動作確認
動作確認手順
- Java版クライアントで通常通り接続テスト
- 統合版クライアントでIPアドレス:19132に接続テスト
- 両方のプレイヤーが同時接続できることを確認
- チャットとアイテム受け渡しの動作確認
/geyser list # 接続中の統合版プレイヤー確認
/geyser reload # 設定リロード
/floodgate reload # Floodgate設定リロード
スキン問題の解決法
よくあるスキン問題
- 統合版プレイヤーのスキンがJava版プレイヤーに表示されない
- デフォルトのスティーブ・アレックススキンになってしまう
- カスタムスキンが正しく読み込まれない
- スキンが部分的に表示される、または破損している
GeyserSkinManagerの導入
統合版プレイヤーのスキンを正しく表示するための追加プラグインです。
1. SpigotMCからGeyserSkinManagerをダウンロード
2. pluginsフォルダに配置
3. サーバー再起動
4. plugins/GeyserSkinManager/config.yml の設定
スキンマネージャーの設定
# スキン表示強制設定
force-show-skins: true
# キャッシュ設定
cache-skins: true
cache-time: 3600
# アップロード設定
upload-skin: true
skin-upload-url: “https://api.geysermc.org/v2/skin/upload”
# 互換性設定
allow-third-party-capes: true
allow-third-party-ears: false
show-bedrock-skins: true
GeyserMCでのスキン設定最適化
# カスタムスキン設定
allow-custom-skins: true
allow-third-party-capes: true
allow-third-party-ears: false
# キャッシュ設定
cache-images: true
cache-skins: true
cache-capes: true
# スキンアップロード設定
upload-skin: true
upload-cape: true
# デバッグ設定(問題解決時のみ有効化)
debug-mode: false
スキン問題のトラブルシューティング
段階的な問題解決手順
- キャッシュクリア: /geyser reload を実行
- プレイヤー再接続: 統合版プレイヤーに再接続を依頼
- 設定確認: allow-custom-skinsがtrueになっているか確認
- ログ確認: スキンアップロード関連のエラーをチェック
- プラグイン相性: 他のスキンプラグインとの競合確認
/geyser dump # 詳細なデバッグ情報出力
/skinmanager reload # スキンマネージャー設定リロード
/skinmanager info [player] # プレイヤーのスキン情報確認
解決後の確認事項
- Java版プレイヤーから統合版プレイヤーのスキンが正しく見える
- 統合版プレイヤーから他の統合版プレイヤーのスキンが表示される
- カスタムスキンとケープが適切に表示される
- サーバー負荷に異常な増加がない
パフォーマンス最適化
メモリ最適化
java -Xmx4G -Xms4G \
-XX:+UseG1GC \
-XX:+ParallelRefProcEnabled \
-XX:MaxGCPauseMillis=200 \
-XX:+UnlockExperimentalVMOptions \
-XX:+DisableExplicitGC \
-XX:G1NewSizePercent=30 \
-XX:G1MaxNewSizePercent=40 \
-jar paper-1.21.8.jar nogui
ネットワーク最適化
network-compression-threshold=256
view-distance=8
simulation-distance=6
# paper-world-defaults.yml
anti-xray:
enabled: false
chunk-loading:
min-load-radius: 2
max-concurrent-sends: 2
GeyserMC固有の最適化設定
# パフォーマンス関連設定
compression-level: 6
enable-proxy-protocol: false
mtu: 1400
use-direct-connection: true
# キャッシュ設定
cache-chunks: true
cache-images: true
max-cached-packets: 8192
# 統合版特有の最適化
bedrock-block-mapping: true
extended-world-height: false
force-resource-packs: false
# レンダリング最適化
show-coordinates: false
show-cooldown: actionbar
enable-extended-height: false
Floodgate最適化設定
# パフォーマンス設定
disconnect-if-invalid-packet: false
send-floodgate-data: false
# キャッシュ最適化
player-link:
enable: true
type: “fast”
# セキュリティとパフォーマンスのバランス
key-file-name: “public-key.pem”
username-prefix: “.”
replace-spaces: false
サーバーソフトウェア別最適化
サーバーソフト | 推奨設定 | 特徴 | GeyserMC相性 |
---|---|---|---|
Paper | chunk-loading最適化 | 高性能・安定性重視 | 最適 |
Purpur | Geyser専用設定あり | Paperベース拡張版 | 最適 |
Spigot | 基本設定のみ | 軽量・シンプル | 良好 |
Vanilla | サポート対象外 | 公式サーバー | 非対応 |
パフォーマンス監視の重要性
クロスプレイ環境では通常のサーバーより負荷が高くなります。定期的な監視が必要です:
- TPS(Tick Per Second)を20に維持
- メモリ使用量を80%以下に抑制
- 統合版プレイヤーの接続レスポンス時間監視
- パケットロス率の確認
トラブルシューティング
接続できない問題
統合版で接続できない
症状: “サーバーに接続できません” エラー
- 1. ポート19132/UDPが開放されているか確認
- 2. ファイアウォール設定をチェック
- 3. GeyserMCが正常に起動しているか確認
- 4. IPv6が有効な場合は無効にしてテスト
Java版で接続できない
症状: 認証エラーまたはタイムアウト
- 1. server.propertiesのonline-mode=false確認
- 2. ポート25565/TCPの開放確認
- 3. Floodgateとの認証キー整合性確認
- 4. ホワイトリスト設定の確認
パフォーマンス問題
ラグ・遅延が発生する
/tps # サーバーTPS確認
/geyser dump # GeyserMC状態確認
/spark profiler start # パフォーマンス分析開始
# 対処法
1. メモリ不足の場合:JVMヒープサイズ増加
2. CPU使用率高い場合:プラグイン見直し
3. ネットワーク遅延:compression-threshold調整
メモリ不足エラー
/memory # メモリ状態確認
free -h # システムメモリ確認
# 対処法
1. -Xmx値を増加(例:-Xmx6G)
2. 不要なプラグイン削除
3. ガベージコレクタ最適化
4. キャッシュサイズ削減
機能制限・互換性問題
問題 | 原因 | 対処法 | 制限事項 |
---|---|---|---|
エンチャント表示異常 | プロトコル差異 | リソースパック適用 | 一部エンチャントは制限あり |
アイテムが消える | アイテムマッピング問題 | ViaVersion併用 | 新しいアイテムは変換される |
レッドストーン動作異常 | 統合版仕様差 | Java版仕様で統一 | 統合版特有回路は動作しない |
ホログラム表示されない | 統合版未対応 | 代替表示システム導入 | 3Dホログラムは制限あり |
問題解決の基本手順
- ログ確認: latest.logでエラーメッセージを特定
- 段階的テスト: Java版のみ→統合版のみ→両方同時の順でテスト
- 設定初期化: config.ymlを初期状態に戻して再設定
- バージョン確認: 全コンポーネントが対応バージョンか確認
- クリーンインストール: 問題が解決しない場合は完全再導入
/version # サーバーバージョン確認
/plugins # プラグイン一覧と状態
/geyser version # GeyserMCバージョン
/geyser dump # 詳細診断情報
/floodgate reload # Floodgate再読み込み
tail -f logs/latest.log | grep -i error # リアルタイムエラー監視
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- CPU: 2コア以上(4コア推奨)
- メモリ: 最低4GB(8GB推奨)
- ストレージ: SSD 20GB以上
- 帯域: 1Gbps以上
重要な機能・サービス
- ポート開放: UDPポート対応必須
- バックアップ: 定期自動バックアップ
- サポート: 技術サポートの充実度
- 稼働率: 99.9%以上の高稼働率
まとめ
構築完了後の確認事項
- Java版・統合版両方からの正常接続
- スキンシステムの正常動作
- チャット・アイテム受け渡しの確認
- サーバーパフォーマンスの安定性
- セキュリティ設定の適切な実装
- 定期バックアップシステムの動作
今後の運用・拡張
- 定期的なプラグインアップデート
- 新バージョン対応の迅速な実装
- プレイヤー増加に伴うスケールアップ
- 追加プラグインとの互換性確認
- コミュニティとの連携強化
- パフォーマンスの継続的最適化
クロスプレイがもたらす新しい体験
GeyserMCとFloodgateを活用したクロスプレイ環境により、デバイスや エディションの違いを超えて、真の意味でのユニバーサルなマインクラフト体験が実現できます。友達や家族がどのデバイスを使っていても、同じワールドで一緒に冒険し、創造活動を楽しむことができます。
適切なVPSサービスの選択と最適化された設定により、ラグのない快適なプレイ環境を提供し、プレイヤーコミュニティの結束と成長を支援します。技術的な制約を乗り越えて、すべてのプレイヤーが平等に楽しめる環境を構築していきましょう。