【2025年10月最新版】マイクラFabricサーバー構築完全ガイド!
MOD導入から最適化まで – 初心者でも分かる決定版
注意:本記事は2025年10月時点の知見に基づきます。Fabric/各MOD/サーバーは頻繁に更新されるため、導入前に必ずバックアップを取り、各公式の最新リリースノートと互換表を確認してください。
この記事では、Fabricサーバー構築〜MOD導入〜運用最適化までを一気通貫で解説します。Fabricは軽量でアップデート追随が速く、最新要素をいち早く楽しみたい運営に最適です。

引用: YouTube – Fabric Server Setup(参考イメージ)
Fabricサーバーとは?基本概要
FabricはJava版向けの軽量MODローダーです。Forgeと比較して最小構成で動作しやすく、最新バージョン対応が速いのが長所です。Forgeはエコシステムが巨大で高機能MODが多い一方、Fabricは軽快で更新サイクルが短い傾向にあります(どちらが上位という話ではなく、目的で使い分けます)。
2025年10月の運用ポイント
- Java 21 LTS推奨(G1GCを基本、必要時にZGC検証)
- Loader/APIの番号は固定せず、サーバー版のMinecraftと同Major/Minor対応の最新版を入れる
- 本番前にテスト環境でMODの依存関係と互換性を必ず検証
FabricとForgeの違い(要点)
| 項目 | Fabric | Forge |
|---|---|---|
| 設計思想 | 軽量・更新追随が速い | 高機能・互換層が厚い |
| 起動/メモリ | 軽量構成を組みやすい | 大規模MODで重くなる傾向 |
| MOD層 | 最適化・生活改善系が豊富 | 大型改変MODが豊富 |
| 選び方 | 最新バージョン・軽快重視 | 大型MOD/既存資産重視 |
Fabricサーバー構築の準備
必要なツールと要件
システム要件(開始目安)
- Java 21 LTS
- RAM: 4GB以上(8GB推奨、MOD数で加算)
- NVMe SSD推奨(I/Oが多いため)
- 上り下りの安定回線
必要ファイル
- Fabric Installer(サーバー用)
- Minecraft Server JAR(対象バージョン)
- Fabric API(対象バージョンと一致)
- テキストエディタ/端末
Java確認
Fabricサーバーの構築手順
1Fabric Server Installerの取得
- 公式からInstallerを入手し、対象のMinecraftバージョンを選択
- 「Server」モードを選び、出力先フォルダを指定
- 生成された
fabric-server-launch.jar(名称はビルドで微差)を確認
2初回起動とEULA同意
- 一度起動して必要ファイルを生成
eula.txtのeula=falseをeula=trueに変更- 再度起動して生成物(world, logs 等)を確認
3起動スクリプト(JVMオプション)
過度な“魔法フラグ”は避け、まずは安定構成から(G1GC)。ZGCは検証して導入。
java -Xms4G -Xmx8G \
-XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 \
-XX:+DisableExplicitGC -XX:+AlwaysPreTouch \
-jar fabric-server-launch.jar nogui
java -Xms4G -Xmx8G \
-XX:+UseZGC -XX:+ZGenerational \
-jar fabric-server-launch.jar nogui
Fabric APIの導入
Fabric APIは多くのMODの前提ライブラリです。対象のMinecraftバージョン/Loaderに一致する最新版を入れてください。
- 1
ダウンロード:信頼できる配布先から対象版に合うFabric APIを取得
- 2
配置:サーバーの
modsフォルダに .jar を置く - 3
整合性確認:ログに互換エラーが出ていないか確認
※API/Loader/Minecraftの組み合わせが一致しないと起動時に落ちるか機能しません。
MODの導入と管理
基本手順
- 1
入手:MODを信頼できる配布先からダウンロード(依存関係の記載に注意)
- 2
設置:サーバーの
modsに .jar を配置 - 3
クライアント同期:必要なMODはクライアント側にも同一バージョンを導入
- 4
設定:コンフィグや
server.propertiesを調整
サーバー運用で定番の最適化MOD(Fabric)
| MOD名 | 役割 | クライアント要否 | メモ |
|---|---|---|---|
| Fabric API | 前提ライブラリ | 多くで必要 | まず入れる |
| Lithium | ゲームロジック最適化 | 不要 | サーバー負荷低減 |
| Starlight / Phosphor | ライト/チャンク最適化 | 不要 | いずれか片方を選択 |
| Carpet | 技術検証・便利機能 | 状況次第 | 運営向けの強力ツール |
| Spark(Mod) | プロファイラ | 不要 | 負荷可視化に必須級 |
サーバー設定の最適化
server.properties(代表項目)
プレイヤー関連
- max-players:同時接続上限
- white-list:許可制を有効化
- spawn-protection:スポーン保護範囲
描画/処理
- view-distance:8–12 から開始
- simulation-distance:6–8 から開始
- entity-broadcast-range-percentage:エンティティ同期距離の微調整
JVMオプション(安定重視)
メモリ別の開始プロファイル
※値は開始点。計測→段階調整が前提です。
トラブルシューティング
よくある問題と解決方法
サーバーが起動しない
- Java 21で起動しているか
- eula.txt が true か
- mods/ の依存関係不整合がないか
- ポート25565の競合/開放状況
- 割り当てメモリ過小/過大
MODが読み込まれない
- MODとMinecraft/Loader/APIのバージョン整合
- 依存MODの不足
- サーバー専用/クライアント専用の取り違い
- 破損ファイル(再DLで検証)
接続できない
- サーバーIP/ドメイン/ポートの確認
- ファイアウォール/NAT設定
- クライアント側のMOD構成差
- サーバーログのエラー確認
レンタルサーバーでFabricサーバーを運用する
自宅運用が難しい場合はレンタルVPSが現実的です。以下のような国内サービスは、低遅延でメモリ増強も容易です。
XServer VPS for Game
ゲーム特化VPS
テンプレ/高速NVMe/日本語サポートで、Fabric運用の開始が容易。
- 8GB〜64GB
- NVMe SSD / 国内DC
- 管理UI
ConoHa for GAME
時間課金も可
時間課金/テンプレ/管理パネルが使いやすく、スモールスタートしやすい。
- 1GB〜64GB
- SSD / 国内DC
- 短時間検証に最適
LOLIPOP! for Gamers
コスパ重視
低価格帯から始められ、必要に応じてメモリを増強可能。
- 1GB〜32GB
- 高速SSD
- 国内サポート
サーバー選びのポイント
- 同時接続数とMOD数に見合うメモリ
- NVMe SSD / 国内リージョン
- バックアップ/監視/再起動の自動化
- 管理UIの使いやすさ
- サポート品質と稼働実績
- 料金は最新プランを要確認
まとめ
Fabricサーバーは軽量・迅速が武器。正しい手順と検証を踏めば、初心者でも安定運用が可能です。まずは小さく始め、メトリクスを見ながら段階的に強化しましょう。
最重要はバックアップ/監視/再起動のルーチン化と、MOD依存関係の整合。本文の手順をベースに、あなたの環境に最適なFabric基盤を築いてください。
自宅運用が難しい場合は、紹介した国内VPSで短時間に構築し、安定したMODマルチ体験を仲間に提供しましょう。

