マインクラフトでMODを楽しみたいけれど、サーバー構築が難しそうで諦めていませんか?この記事では、Fabricサーバーの構築からMOD導入までを初心者にも分かりやすく解説します。Fabric Loaderの更新方法、API設定、おすすめMODの選び方まで網羅的にカバーしています。
引用元: 揚げポテほかほかクラフト
Fabricサーバーとは?基本概要
Fabricは、マインクラフトJava版用の軽量で高性能なMODローダーです。Forgeと比較して起動速度が早く、メモリ使用量も少ないのが特徴です。また、最新バージョンへの対応も迅速で、開発者にとって扱いやすいプラットフォームとなっています。
FabricとForgeの違い
項目 | Fabric | Forge |
---|---|---|
起動速度 | 高速 | 普通 |
メモリ使用量 | 軽量 | 重い |
MOD数 | 中程度 | 豊富 |
最新バージョン対応 | 迅速 | 遅い |
Fabricサーバー構築の準備
必要なツールとシステム要件
- Java 17以上(マイクラ1.18以降の場合)
- 最低4GB以上のRAM(8GB推奨)
- 安定したインターネット接続
- テキストエディタ(メモ帳でも可)
引用元: ロリポップ! for Gamers
Javaのインストール確認
コマンドプロンプトまたはターミナルで以下のコマンドを実行してJavaのバージョンを確認します:
java -version
Fabricサーバーの構築手順
ステップ1: Fabric Server Launcherのダウンロード
- 公式サイト(fabricmc.net)にアクセス
- 「Use」タブから「Server」を選択
- 使用したいマインクラフトバージョンを選択
- 「Download Server jar」をクリック
引用元: 揚げポテほかほかクラフト
ステップ2: サーバーファイルの準備
- 新しいフォルダを作成(例:MinecraftFabricServer)
- ダウンロードしたFabric Installerを実行
- 「Install Server」を選択
- 作成したフォルダを指定してインストール
ステップ3: 起動用バッチファイルの作成
サーバーフォルダ内に「start.bat」ファイルを作成し、以下の内容を記述します:
java -Xmx4G -Xms1G -jar fabric-server-launch.jar nogui
ステップ4: 初回起動とeula.txtの編集
- start.batを実行してサーバーを初回起動
- 生成されたeula.txtを開く
- 「eula=false」を「eula=true」に変更
- ファイルを保存
Fabric APIの導入
Fabric APIは多くのMODの前提となる重要なライブラリです。必ず最初にインストールしましょう。
Fabric APIのダウンロードと導入
- CurseForgeまたはModrinthからFabric APIをダウンロード
- サーバーフォルダ内の「mods」フォルダに配置
- バージョンがマインクラフトと一致していることを確認
引用元: 揚げポテほかほかクラフト
MODの導入と管理
MODファイルの配置方法
- 導入したいMODをダウンロード
- サーバーフォルダの「mods」フォルダに.jarファイルを配置
- クライアント側も同じMODを導入(必要に応じて)
- server.propertiesで必要な設定を調整
おすすめのサーバー用MOD
MOD名 | 機能 | クライアント要否 |
---|---|---|
Fabric API | MOD開発の基盤 | 必要 |
Lithium | サーバー最適化 | 不要 |
Phosphor | 照明処理最適化 | 不要 |
Carpet | 技術的機能追加 | 推奨 |
サーバー設定の最適化
server.propertiesの重要設定
- max-players: 同時接続可能な最大プレイヤー数
- view-distance: 描画距離(8-12推奨)
- simulation-distance: シミュレーション距離(6-8推奨)
- spawn-protection: スポーン保護範囲
JVMオプションの最適化
起動用バッチファイルに以下のJVMオプションを追加することで、パフォーマンスを向上させることができます:
java -Xmx6G -Xms2G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:+AlwaysPreTouch -XX:G1NewSizePercent=30 -XX:G1MaxNewSizePercent=40 -XX:G1HeapRegionSize=8M -XX:G1ReservePercent=20 -XX:G1HeapWastePercent=5 -XX:G1MixedGCCountTarget=4 -XX:InitiatingHeapOccupancyPercent=15 -XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90 -XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5 -XX:SurvivorRatio=32 -XX:+PerfDisableSharedMem -XX:MaxTenuringThreshold=1 -jar fabric-server-launch.jar nogui
トラブルシューティング
よくある問題と解決方法
サーバーが起動しない
- Javaのバージョンを確認(Java 17以上推奨)
- eula.txtが正しく編集されているか確認
- ポート25565が使用されていないか確認
MODが正しく読み込まれない
- MODとマインクラフトバージョンの互換性を確認
- Fabric APIが導入されているか確認
- 依存関係のあるMODが全て導入されているか確認
プレイヤーが接続できない
- ファイアウォールの設定を確認
- ポート開放が正しく行われているか確認
- クライアント側のMOD構成を確認
パフォーマンス向上のヒント
サーバー最適化のベストプラクティス
- 定期的なバックアップの実施
- 不要なMODの削除
- ワールドファイルの最適化
- プレイヤー数に応じたメモリ割り当て調整
監視とメンテナンス
- サーバーログの定期確認
- CPU・メモリ使用率の監視
- MODの更新チェック
- セキュリティアップデートの適用
レンタルサーバーでFabricサーバーを運用する
自宅でのサーバー運用が困難な場合、レンタルサーバーの活用がおすすめです。以下の高性能VPSサービスでは、Fabricサーバーを安定して運用できます。
おすすめレンタルサーバー比較
XServer VPS for Game
ゲーム特化型のVPSサービスで、マインクラフトテンプレートが標準装備。高速SSDと大容量メモリでFabricサーバーも快適に動作します。
- CPU: 最新AMD EPYC
- メモリ: 8GB~64GB
- ストレージ: 高速NVMe SSD
- 価格: 月額1,150円~
ConoHa for GAME
マインクラフトマネージャーが標準搭載され、Fabricサーバーの管理が簡単。時間単位課金でコストを抑えられます。
- CPU: Intel Xeon
- メモリ: 1GB~64GB
- ストレージ: SSD
- 価格: 時間課金対応
LOLIPOP! for Gamers
ゲーマー向けに最適化されたVPSで、高性能CPUとゲーム用テンプレートが魅力。Fabricサーバーの構築も簡単です。
- CPU: AMD Ryzen
- メモリ: 1GB~32GB
- ストレージ: 高速SSD
- 価格: 月額550円~
まとめ
Fabricサーバーの構築は手順を正しく理解すれば、初心者でも十分に対応可能です。軽量で高速なFabric環境で、友達と一緒にMODを楽しみましょう。
サーバー運用において最も重要なのは、定期的なメンテナンスと適切な設定です。本記事で紹介した手順に従って、安定したFabricサーバーを構築してください。
また、自宅でのサーバー運用が困難な場合は、上記で紹介したレンタルサーバーの活用を検討してみてください。プロ仕様の環境で、より安定したゲーム体験を提供できます。
※本記事は2025年7月時点の情報に基づいて執筆されています。内容の正確性には万全を期していますが、最新情報は各公式サイトをご確認ください。MODの導入は自己責任で行い、必ずバックアップを取ってから実施してください。