【2025年11月最新】マイクラコマンド使い方完全ガイド|初心者でもすぐ使える基本から応用まで徹底解説

目次

冒頭の直接回答

マイクラ(Minecraft)のコマンドは、チャット欄に「/」で始まる命令文を入力することで、時間変更・テレポート・アイテム付与などゲーム内の様々な操作を瞬時に実行できる機能です。Java版・統合版ともにチート許可設定を有効にすれば使用可能で、基本構文「/コマンド名 対象 パラメータ」を覚えるだけで初心者でも簡単に活用できます。

要点

  • コマンドは「/」で始まり、チャット欄(Tキー/右十字キー)から入力して実行
  • 使用にはワールド作成時または設定画面で「チートの許可」を有効化する必要がある
  • /time set・/tp・/give などの基本コマンドで時間・移動・アイテム管理が即座に可能
  • セレクター(@p/@a/@e/@r)とターゲット指定で複数プレイヤーやエンティティを制御
  • コマンドブロックを使えば自動化・ギミック作成などの高度な仕掛けが構築できる

1. マイクラコマンドとは?基礎知識と有効化方法

マイクラのコマンドとは、ゲーム内のチャット機能を使ってテキスト形式で指示を送り、通常のプレイでは手間がかかる操作を一瞬で実行できる機能です。時間帯の変更、天候の操作、プレイヤーのテレポート、アイテムの付与、モブの召喚など、ゲーム内のほぼすべての要素をコントロールできます。

コマンドを使うための準備

コマンドを使用するには、ワールドで「チート」を有効にする必要があります。

新規ワールド作成時の設定方法

  1. 「新しい世界を作成」を選択
  2. 「ゲーム設定」から「チートの許可」をオンに切り替え
  3. ワールドを作成

既存ワールドでの有効化方法(Java版)

  1. Escキーでメニューを開く
  2. 「LANに公開」を選択
  3. 「チートの許可:オン」に設定して「LANワールドを公開」

既存ワールドでの有効化方法(統合版)

  1. 設定メニューを開く
  2. 「ゲーム」タブの「チート実行」をオンに変更
  3. ワールドを再読み込み

チートを有効にすると、そのワールドでは実績解除が無効になる点に注意してください(統合版のみ)。

コマンド入力の基本操作

Java版の場合

  • 「T」キーまたは「/」キーを押してチャット欄を開く
  • コマンドを入力してEnterキーで実行

統合版の場合

  • チャットボタン(画面上部の吹き出しアイコン)をタップ/クリック
  • またはコントローラーの右十字キーでチャット欄を開く
  • コマンドを入力して送信

公式ドキュメント:https://www.minecraft.net/ja-jp/article/guide-minecraft-commands


2. コマンドの基本構文と入力ルール

すべてのコマンドは共通の構文ルールに従って記述されます。

基本構文の構造

/コマンド名 <必須パラメータ> [オプションパラメータ]
  • スラッシュ(/):すべてのコマンドは必ず「/」で始まる
  • コマンド名:実行したい操作の名前(time、tp、giveなど)
  • 必須パラメータ:コマンド実行に必要な情報(<>で表記)
  • オプションパラメータ:省略可能な追加情報([]で表記)

入力時の重要ルール

大文字小文字の区別

  • コマンド名は小文字で入力(Java版は厳密、統合版は大文字も可)
  • プレイヤー名は大文字小文字を区別する

スペースの使い方

  • コマンド名とパラメータの間、パラメータ同士の間には必ず半角スペース
  • 全角スペースはエラーになるので注意

座標の指定方法

  • 絶対座標:100 64 -200(ワールド基準の固定位置)
  • 相対座標:~ ~10 ~(現在位置からの相対位置、~は0を意味する)
  • ローカル座標:^ ^ ^5(視線方向基準、Java版のみ)

Tab補完機能
Java版ではコマンド入力中にTabキーを押すと、利用可能なコマンドやパラメータの候補が表示されます。統合版では入力に応じて自動的に候補が表示されます。

コマンドの実行権限

マルチプレイサーバーでは、コマンド実行には管理者権限(OP権限)が必要です。権限レベルは0~4まであり、コマンドごとに必要なレベルが設定されています。


3. 初心者向け|今すぐ使える便利な基本コマンド10選

実際にゲームで役立つ基本コマンドを紹介します。各コマンドは冒頭に結論を示し、その後に詳細な使用例を解説します。

3-1. /time set(時間変更)

結論:昼夜の時間帯を即座に変更できるコマンドで、建築作業や撮影時に最も頻繁に使用されます。

/time set day(昼にする)
/time set night(夜にする)
/time set 0(朝にする)
/time set 6000(正午にする)
/time set 12000(夕方にする)
/time set 18000(深夜にする)

数値は0~23999の範囲で指定でき、1秒間にゲーム内時間は約20進みます。

3-2. /weather(天候変更)

結論:雨・雷雨・晴天を自由に切り替えられ、建築中の視界確保や特定モブの召喚条件作成に使用します。

/weather clear(晴れにする)
/weather rain(雨にする)
/weather thunder(雷雨にする)

持続時間を秒単位で指定する場合は、コマンドの末尾に数値を追加します(例:/weather clear 1000で1000秒間晴天)。

3-3. /gamemode(ゲームモード変更)

結論:サバイバル・クリエイティブ・アドベンチャー・スペクテイターの4モードを瞬時に切り替えます。

/gamemode survival(サバイバルモード)
/gamemode creative(クリエイティブモード)
/gamemode adventure(アドベンチャーモード)
/gamemode spectator(スペクテイターモード、Java版のみ)

短縮形も使用可能:/gamemode s/gamemode c/gamemode a/gamemode sp

他のプレイヤーのモードを変更する場合は、コマンドの末尾にプレイヤー名を追加:/gamemode creative PlayerName

3-4. /tp(テレポート)

結論:プレイヤーを指定座標や他のプレイヤーの位置に瞬間移動させるコマンドで、長距離移動や迷子からの救出に使用します。

/tp <プレイヤー名> <x> <y> <z>(指定座標にテレポート)
/tp <プレイヤー1> <プレイヤー2>(プレイヤー1をプレイヤー2の位置にテレポート)
/tp ~ ~10 ~(現在位置から10ブロック上にテレポート)

実用例

  • 自分を座標100, 70, -200にテレポート:/tp @s 100 70 -200
  • 全プレイヤーを自分の位置に集合:/tp @a @s

3-5. /give(アイテム付与)

結論:任意のアイテムを指定した個数だけプレイヤーのインベントリに直接付与できます。

/give <プレイヤー名> <アイテムID> [個数]

実用例

  • ダイヤモンド64個を付与:/give @s diamond 64
  • エンチャント済みダイヤ剣を付与(Java版):/give @s diamond_sword{Enchantments:[{id:"sharpness",lvl:5}]} 1

統合版ではアイテムIDの形式が異なる場合があります(例:minecraft:diamond)。

3-6. /summon(モブ・エンティティ召喚)

結論:動物、モンスター、アイテムなどのエンティティを指定位置に出現させます。

/summon <エンティティID> [x] [y] [z]

実用例

  • クリーパーを召喚:/summon creeper
  • TNTを自分の位置に召喚:/summon tnt ~ ~ ~
  • 名前付き馬を召喚(Java版):/summon horse ~ ~ ~ {CustomName:'{"text":"愛馬"}'}

3-7. /kill(エンティティ削除)

結論:指定したプレイヤーやモブを即座に削除(キル)します。

/kill [ターゲット]

実用例

  • 自分を削除(リスポーン地点に戻る):/kill @s
  • すべてのクリーパーを削除:/kill @e[type=creeper]
  • 近くのアイテムを削除:/kill @e[type=item,distance=..10]

3-8. /effect(ステータス効果付与)

結論:プレイヤーやモブにポーション効果を付与・削除します。

/effect give <ターゲット> <効果ID> [持続時間(秒)] [効果レベル]
/effect clear <ターゲット>(すべての効果を削除)

実用例

  • 自分に60秒間の透明化を付与:/effect give @s invisibility 60
  • 全プレイヤーに無限の暗視を付与:/effect give @a night_vision 999999 1 true
  • 効果をすべて解除:/effect clear @s

3-9. /setworldspawn(ワールドスポーン設定)

結論:プレイヤーの初期スポーン地点を現在位置または指定座標に変更します。

/setworldspawn [x] [y] [z]

実用例

  • 現在地をスポーン地点に設定:/setworldspawn
  • 特定座標をスポーン地点に設定:/setworldspawn 100 64 200

個人のスポーン地点はベッドで設定できますが、このコマンドは初めてワールドに入るプレイヤーやベッドが破壊された場合のデフォルト地点を設定します。

3-10. /gamerule(ゲームルール変更)

結論:モブのスポーン、火の延焼、コマンド出力など、ゲームの基本ルールを変更します。

/gamerule <ルール名> <true/false>

よく使うゲームルール

  • モブを湧かせない:/gamerule doMobSpawning false
  • 火の延焼を防ぐ:/gamerule doFireTick false
  • デイライトサイクルを停止:/gamerule doDaylightCycle false
  • コマンド実行結果を非表示:/gamerule commandBlockOutput false
  • モブの破壊行動を無効化:/gamerule mobGriefing false(クリーパーの爆発被害など)
https://youtube.com/watch?v=VFk1Z5ubNGw

4. セレクターとターゲット指定の使い方

セレクターを使うことで、コマンドの対象を柔軟に指定できます。これはコマンドを使いこなす上で最も重要な要素の一つです。

基本セレクター

@s(self)

  • コマンドを実行したエンティティ自身を指定
  • 例:/tp @s 100 64 200(自分をテレポート)

@p(nearest player)

  • コマンド実行地点から最も近いプレイヤー1人を指定
  • 例:/give @p diamond 10(最も近いプレイヤーにダイヤを付与)

@a(all players)

  • ワールド内のすべてのプレイヤーを指定
  • 例:/effect give @a speed 60(全員に移動速度上昇を付与)

@r(random player)

  • ランダムに1人のプレイヤーを指定
  • 例:/tp @r ~ ~10 ~(ランダムな1人を10ブロック上にテレポート)

@e(all entities)

  • すべてのエンティティ(プレイヤー、モブ、アイテム等)を指定
  • 例:/kill @e[type=zombie](すべてのゾンビを削除)

ターゲットセレクターの引数

セレクターに条件を追加することで、より詳細なターゲット指定が可能です。

type(エンティティタイプ)

/kill @e[type=creeper](クリーパーのみ削除)
/tp @e[type=cow] ~ ~10 ~(牛のみ10ブロック上にテレポート)

distance(距離)

/kill @e[type=item,distance=..10](10ブロック以内のアイテムを削除)
/tp @a[distance=5..](5ブロック以上離れたプレイヤーをテレポート)

name(名前)

/tp @a[name=Steve](Steveという名前のプレイヤーをテレポート)
/kill @e[name="特別なモブ"](「特別なモブ」という名前のエンティティを削除)

gamemode(ゲームモード)

/tp @a[gamemode=survival](サバイバルモードのプレイヤーのみテレポート)

level(経験値レベル)

/give @a[level=30..](レベル30以上のプレイヤーにアイテムを付与)

複数条件の組み合わせ

/effect give @a[gamemode=survival,distance=..20] regeneration 10
(20ブロック以内のサバイバルモードプレイヤーに再生効果を付与)

/kill @e[type=zombie,distance=..50,name=!"ボスゾンビ"]
(50ブロック以内の「ボスゾンビ」以外のゾンビを削除)

座標指定との組み合わせ

/tp @a[x=100,y=64,z=200,distance=..10] ~ ~20 ~
(座標100,64,200から10ブロック以内のプレイヤーを20ブロック上にテレポート)

セレクターを活用することで、条件に応じた自動化システムやゲーム内ミニゲームの構築が可能になります。


5. コマンドブロックの入手と活用方法

コマンドブロックは、コマンドを自動実行するための特殊なブロックで、レッドストーン信号やループ処理と組み合わせることで高度な自動化システムを構築できます。

コマンドブロックの入手方法

コマンドブロックは通常のクリエイティブモードのインベントリには表示されないため、コマンドで入手する必要があります。

/give @s command_block

統合版では、以下のコマンドも使用できます:

/give @s command_block 1

コマンドブロックの3つのタイプ

インパルス(Impulse)

  • オレンジ色のブロック
  • レッドストーン信号を受けると1回だけコマンドを実行
  • 通常のトリガー式処理に使用

チェーン(Chain)

  • 緑色のブロック
  • 前のコマンドブロックの実行後に連続して実行
  • 複数のコマンドを順番に実行する処理に使用

リピート(Repeat)

  • 紫色のブロック
  • レッドストーン信号がオンの間、1ティック(0.05秒)ごとにコマンドを繰り返し実行
  • 常時監視や定期実行が必要な処理に使用

コマンドブロックの設定項目

コマンド入力欄

  • 実行したいコマンドを入力(「/」は省略可能)

ブロックタイプ

  • インパルス、チェーン、リピートから選択

条件

  • 無条件:常に実行
  • 条件付き:前のコマンドブロックが成功した場合のみ実行

レッドストーン

  • 動力が必要:レッドストーン信号が必要
  • 常時実行:レッドストーン信号不要で常に実行(主にリピートで使用)

実行時の出力

  • コマンド実行結果をチャット欄に表示するかを設定

実用的なコマンドブロックの活用例

自動回復ステーション

  1. リピートコマンドブロックを設置
  2. コマンド:/effect give @a[distance=..5] regeneration 1 5 true
  3. ブロックタイプ:リピート、常時実行
  4. 5ブロック以内のプレイヤーに常時回復効果を付与

テレポート装置

  1. インパルスコマンドブロックを設置
  2. コマンド:/tp @p 100 64 200
  3. ボタンやレバーで起動すると最寄りのプレイヤーを指定座標にテレポート

敵モブ自動除去システム

  1. リピートコマンドブロック(常時実行)
  2. コマンド:/kill @e[type=zombie,distance=..30]
  3. 範囲内のゾンビを常時削除

自動アイテム配布機

  1. インパルスコマンドブロック
  2. コマンド:/give @p diamond 1
  3. ボタンを押すとダイヤモンドが1個付与される

コマンドブロックを使った連鎖処理

複数のコマンドブロックを組み合わせて、複雑な処理を実現できます。

例:ボス戦闘システム

  1. インパルス(動力が必要):/summon wither ~ ~5 ~(ボス召喚)
  2. チェーン(無条件):/tellraw @a {"text":"ボス戦開始!","color":"red"}(告知)
  3. チェーン(無条件):/effect give @a resistance 10 4(全員に耐性付与)
  4. チェーン(無条件):/playsound entity.ender_dragon.growl master @a(効果音再生)

これらを連続配置することで、ボタン1つで一連の演出を実行できます。


6. 応用テクニック|コマンドを組み合わせた実践例

基本コマンドを組み合わせることで、より高度なシステムやギミックを作成できます。

6-1. カスタムショップシステム

プレイヤーがアイテムを購入できるショップを作成します。

システム構成

  1. リピートコマンドブロック(常時実行):
    /clear @a[distance=..5] emerald 10 10
    (5ブロック以内でエメラルド10個を持つプレイヤーから10個削除)
  2. チェーンコマンドブロック(条件付き):
    /give @a[distance=..5] diamond_sword{Enchantments:[{id:"sharpness",lvl:5}]} 1
    (前の処理が成功したらダイヤ剣を付与)
  3. チェーンコマンドブロック(条件付き):
    /playsound entity.experience_orb.pickup master @a[distance=..5]
    (購入効果音を再生)

6-2. 自動農場の収穫検知システム

作物が成長したら自動的に通知するシステムです。

システム構成

  1. リピートコマンドブロック(常時実行):
    /execute if block 100 64 200 wheat[age=7] run say 小麦が収穫可能です
    (指定座標の小麦が成長したらメッセージ表示)
  2. チェーンコマンドブロック(条件付き):
    /playsound block.note_block.pling master @a
    (通知音を再生)

6-3. PvPアリーナの自動リセット

対戦終了後、アリーナを初期状態に戻すシステムです。

システム構成

  1. インパルスコマンドブロック:
    /kill @e[type=item,distance=..50]
    (アイテムを削除)
  2. チェーンコマンドブロック:
    /tp @a[distance=..50] 0 70 0
    (プレイヤーをスタート地点にテレポート)
  3. チェーンコマンドブロック:
    /effect clear @a
    (全員のステータス効果を削除)
  4. チェーンコマンドブロック:
    /effect give @a instant_health 1 10 true
    (全員を全回復)
  5. チェーンコマンドブロック:
    /tellraw @a {"text":"アリーナがリセットされました","color":"green"}
    (リセット完了通知)

6-4. タイマー式イベントシステム

ゲーム内時間に応じて自動的にイベントを発生させます。

システム構成

  1. リピートコマンドブロック(常時実行):
    /execute if score Timer dummy matches 0 run function namespace:event_start
    (スコアボードのタイマーが0になったらイベント開始)
  2. スコアボード管理(別のコマンドブロックで):
    /scoreboard players remove Timer dummy 1
    (タイマーを1減らす)

6-5. カスタムダンジョンの鍵システム

特定のアイテムを持っているプレイヤーだけがドアを開けられるシステムです。

システム構成

  1. リピートコマンドブロック(常時実行):
    /execute as @a[distance=..3,nbt={Inventory:[{id:"minecraft:tripwire_hook",tag:{display:{Name:'{"text":"ダンジョンの鍵"}'}}}]}] run setblock 100 64 200 air
    (「ダンジョンの鍵」を持つプレイヤーが近づくとドアが開く)
  2. チェーンコマンドブロック(無条件):
    /execute unless entity @a[distance=..5] run setblock 100 64 200 iron_door
    (プレイヤーが離れるとドアが閉まる)

これらの応用例を参考に、独自のギミックやシステムを作成してみてください。


7. Java版と統合版のコマンド違い

Java版(PC版)と統合版(BE版:スマホ、Switch、Xbox、PS、Windows 10/11版)では、コマンドの構文や利用可能な機能に違いがあります。

主な構文の違い

座標指定

  • Java版:ローカル座標(^ ^ ^)が使用可能
  • 統合版:ローカル座標は未対応、相対座標(~ ~ ~)のみ

NBTタグ

  • Java版:詳細なNBTタグ編集が可能({CustomName:'{"text":"名前"}'}
  • 統合版:NBTタグの直接編集は制限されている、代わりに特定のコマンドを使用

セレクターの引数

  • Java版:nbt=predicate=など高度な条件指定が可能
  • 統合版:基本的なセレクター引数のみ対応

利用可能なコマンドの違い

Java版のみで使えるコマンド

  • /attribute(属性変更)
  • /spectate(スペクテイトモード切替)
  • /debug(デバッグ情報取得)
  • /forceload(チャンクの強制読み込み)
  • /schedule(コマンドの遅延実行)

統合版のみで使えるコマンド

  • /ability(プレイヤー能力の変更)
  • /camerashake(画面揺れ効果)
  • /closewebsocket(WebSocket接続終了)
  • /dialogue(NPCとの対話システム)
  • /structure(ストラクチャーの保存・読み込み)

エンティティIDの表記違い

Java版minecraft: プレフィックスを省略可能

/summon zombie
/summon minecraft:zombie(どちらも可)

統合版:基本的に省略可能だが、一部では必須

/summon zombie

NBTタグを使ったアイテム付与の違い

Java版

/give @s diamond_sword{Enchantments:[{id:"sharpness",lvl:5},{id:"unbreaking",lvl:3}],display:{Name:'{"text":"伝説の剣","color":"gold"}'}}

統合版

/give @s diamond_sword 1(基本的なアイテムのみ)
/enchant @s sharpness 5(エンチャントは別コマンドで追加)

統合版ではNBTタグによる詳細設定ができないため、/enchant/replaceitemなどの別コマンドで段階的に設定する必要があります。

execute コマンドの違い

Java版:複雑な条件分岐が可能

/execute as @a at @s if block ~ ~-1 ~ diamond_block run say ダイヤブロックの上にいます

統合版:構文がシンプル

/execute @a ~ ~ ~ detect ~ ~-1 ~ diamond_block 0 say ダイヤブロックの上にいます

データパックとアドオンの違い

Java版:データパックで機能拡張

  • カスタムファンクション、ルートテーブル、レシピなどをJSONで定義
  • ワールドのdatapacksフォルダに配置

統合版:アドオン(ビヘイビアパック・リソースパック)で機能拡張

  • JSON形式でエンティティの動作やアイテムを定義
  • ワールドの設定から適用

バージョン間の違いを理解して、プレイ環境に合わせたコマンドを使用してください。公式Wikiでは両バージョンの違いが詳細に記載されています。

公式Wiki(Java版):https://minecraft.fandom.com/wiki/Commands
公式Wiki(統合版):https://minecraft.fandom.com/wiki/Bedrock_Edition_commands


8. マイクラサーバーでコマンドを活用する方法

マルチプレイサーバーでコマンドを使用する場合、シングルプレイとは異なる設定や権限管理が必要です。

サーバーでのOP権限の付与

マルチプレイサーバーでコマンドを実行するには、OP(オペレーター)権限が必要です。

権限の付与方法

  1. サーバーコンソールまたはサーバーにOP権限でログインした状態で実行
  2. コマンド:/op <プレイヤー名>
  3. 例:/op Steve

権限の剥奪

/deop <プレイヤー名>

OP権限レベルの設定

サーバーでは、server.propertiesファイルでop-permission-levelを設定することで、OP権限のレベルを調整できます。

権限レベル

  • レベル1:保護された場所でブロックを破壊可能
  • レベル2:/clear/difficulty/effect/gamemode/gamerule/give/tp など
  • レベル3:/ban/deop/kick/op など
  • レベル4:/stop など、すべてのコマンド使用可能

通常はレベル4が設定されます。

サーバー設定ファイルの編集

サーバーの動作を制御する主要な設定ファイルは以下の通りです。

server.properties

enable-command-block=true(コマンドブロックを有効化)
op-permission-level=4(OP権限レベル)
allow-cheats=true(チート許可、統合版サーバー)

ops.json

[
  {
    "uuid": "プレイヤーUUID",
    "name": "プレイヤー名",
    "level": 4,
    "bypassesPlayerLimit": false
  }
]

マルチプレイサーバーでの便利なコマンド

プレイヤー管理

/whitelist add <プレイヤー名>(ホワイトリストに追加)
/whitelist remove <プレイヤー名>(ホワイトリストから削除)
/kick <プレイヤー名> [理由](プレイヤーをキック)
/ban <プレイヤー名> [理由](プレイヤーをBAN)
/pardon <プレイヤー名>(BANを解除)

サーバー管理

/save-all(ワールドを保存)
/save-off(自動保存を無効化)
/save-on(自動保存を有効化)
/stop(サーバーを停止)
/list(接続中のプレイヤー一覧)

ゲームルール設定

/gamerule playersSleepingPercentage 50(50%のプレイヤーが寝たら朝になる)
/gamerule spawnRadius 0(スポーン地点の分散をなくす)
/gamerule maxCommandChainLength 65536(コマンドチェーンの上限を拡張)

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