冒頭の直接回答
ゲームサーバーレンタルでおすすめなのは、マインクラフトやARK、Palworldなど人気ゲームに対応した「ConoHa for GAME」「Xserver VPS for Game」「ロリポップ！for Gamers」の3社です。月額800円前後から利用でき、ゲームテンプレート機能で初心者でも簡単にマルチプレイ環境を構築できます。
要点
- ゲーム専用VPSはマイクラやARK、Palworldなど30種類以上のゲームに対応
- 月額料金は2GBプランで800円～、4人以下なら2～4GBで快適にプレイ可能
- 初心者にはテンプレート機能付きで簡単設定できる ConoHa for GAME が最適
- コスパ重視ならキャンペーン適用で実質400円台から使えるサービスもあり
- プレイ人数やゲームタイトルに応じてメモリとCPUスペックを選ぶことが重要
ゲームサーバーレンタルとは？基本知識と必要性
ゲームサーバーレンタルとは、マインクラフトやARK、Palworldなどのマルチプレイゲームを友達と一緒に楽しむために、専用のサーバー環境を月額制で借りるサービスです。自宅のPCをサーバーとして使うこともできますが、電気代や24時間稼働の手間、回線の安定性などを考えると、専門業者のレンタルサーバーを利用する方が快適かつ経済的です。
ゲームサーバーレンタルのメリット
24時間安定稼働
レンタルサーバーは24時間365日稼働しているため、ホストがログアウトしてもフレンドが自由にプレイできます。自宅PCをサーバーにした場合、ホストが寝ている間や外出中はサーバーが停止してしまいますが、レンタルサーバーならその心配がありません。
専門知識不要で簡単設定
ConoHa for GAMEやXserver VPS for Gameなどのゲーム専用レンタルサーバーには、マインクラフトやARKなどの「ゲームテンプレート」が用意されています。このテンプレートを選ぶだけで、複雑なサーバー構築作業を自動で行ってくれるため、初心者でも5～10分程度でマルチプレイ環境を構築できます。
高性能で安定したパフォーマンス
レンタルサーバーは高速SSD、強力なCPU、大容量メモリを搭載しており、ラグや遅延が少ない快適なゲームプレイが可能です。また、専用回線を使用しているため、自宅回線のように他の家族が動画を見たり、ダウンロードしたりしてもゲームに影響しません。
低コストで始められる
月額800円前後から利用でき、自宅PCをサーバー化する場合の電気代（24時間稼働で月額2,000～3,000円程度）と比較しても経済的です。初期費用も無料のサービスが多く、気軽に始められます。
VPSとゲーム専用サーバーの違い
レンタルサーバーには主に「VPS（Virtual Private Server）」と「ゲーム専用サーバー」の2種類があります。
VPS（汎用型）
- 自由度が高く、OSやアプリケーションを自由にインストール可能
- コマンドライン操作（SSH接続）が必要で、中級者向け
- ゲーム以外の用途（Webサーバー、開発環境など）にも使える
ゲーム専用サーバー（特化型）
- ゲームテンプレートで簡単にサーバー構築が可能
- ブラウザ上の管理画面で直感的に操作できる
- 初心者に優しい設計で、専門知識不要
初めてゲームサーバーを立てる方には、ゲーム専用サーバー（ConoHa for GAME、Xserver VPS for Gameなど）がおすすめです。
ゲームサーバーの選び方｜5つの重要ポイント
1. プレイするゲームタイトルに対応しているか
まず確認すべきは、自分がプレイしたいゲームに対応しているかです。主要なレンタルサーバーは以下のゲームに対応しています。
対応ゲームタイトル例
- Minecraft（Java版・統合版）
- ARK: Survival Ascended / Evolved
- Palworld（パルワールド）
- Rust
- 7 Days to Die
- Valheim
- Terraria
- Project Zomboid
- Soulmask
- Core Keeper
ほとんどのゲーム専用サーバーは30種類以上のゲームに対応していますが、マイナーなゲームや最新タイトルは対応していない場合もあります。公式サイトで対応ゲーム一覧を必ず確認しましょう。
2. メモリとCPUスペックは十分か
ゲームサーバーのスペックは、主に「メモリ容量」と「CPUコア数」で決まります。プレイ人数が多いほど、高スペックが必要です。
プレイ人数別の推奨スペック
| プレイ人数 | メモリ容量 | CPUコア数 | 月額料金目安 | 適用ゲーム例 |
|---|---|---|---|---|
| 2～4人 | 2～4GB | 3コア | 800～1,500円 | マイクラ（バニラ） |
| 5～10人 | 4～8GB | 4コア | 1,500～3,000円 | マイクラ（軽量MOD）、ARK |
| 11～30人 | 8～16GB | 6コア | 3,000～6,000円 | マイクラ（中規模MOD）、Palworld |
| 31～50人 | 16～32GB | 8コア | 6,000～12,000円 | マイクラ（大規模MOD） |
| 51人以上 | 32GB以上 | 12コア以上 | 12,000円～ | 大規模コミュニティサーバー |
注意点
- MODを大量に導入する場合は、推奨スペックより1～2段階上のプランを選ぶ
- ARKやPalworldは比較的重いゲームなので、最低4GB以上を推奨
- マイクラの統合版（Bedrock Edition）はJava版より軽量で動作する
3. 料金体系と支払い方法
レンタルサーバーの料金体系には「時間課金」と「月額課金」の2種類があります。
時間課金（ConoHa for GAMEなど）
- 使った分だけ支払う従量制
- 短期間のお試しや、週末だけ使いたい場合に最適
- 月の上限額が設定されており、それ以上は課金されない
月額課金（Xserver VPS for Gameなど）
- 毎月固定料金で安心して使える
- 長期利用の場合、時間課金より割安になることが多い
- 年間契約でさらに割引が適用されるサービスもあり
初期費用
ほとんどのゲーム専用サーバーは初期費用無料ですが、一部のVPSサービスでは初期費用が発生する場合があります。
4. 管理画面の使いやすさ
初心者にとって重要なのが、管理画面の使いやすさです。
ゲームテンプレート機能
- ワンクリックでゲームサーバーを自動構築
- 難しいコマンド入力が不要
- 初心者でも5～10分で完了
ブラウザ管理画面
- サーバーの起動・停止がボタン一つで可能
- ゲーム設定（難易度、PvP設定など）をGUIで変更できる
- ログやプレイヤー管理も簡単
SSH接続の必要性
上級者向けのVPSでは、SSH接続（コマンドライン操作）が必要な場合があります。初心者はSSH不要で使えるサービスを選びましょう。
5. サポート体制と稼働率
サポート対応時間
- 24時間対応：ConoHa for GAME、Xserver VPS for Gameなど
- 平日のみ対応：KAGOYA CLOUD VPS、さくらのVPSなど
稼働率の保証
- 99.99%以上の稼働率を保証しているサービスが安心
- 万が一のトラブル時の補償内容も確認
日本語サポート
海外のゲームサーバー（G-PORTAL、NITRADOなど）は英語サポートのみの場合があります。初心者は日本語サポートがあるサービスを選びましょう。
ゲームサーバーレンタル料金比較表
主要なゲーム専用レンタルサーバーの料金とスペックを比較しました（2025年11月時点）。
| サービス名 | 2GBプラン | 4GBプラン | 8GBプラン | 初期費用 | 最低利用期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| ConoHa for GAME | 830円/月 | 1,700円/月 | 3,201円/月 | 無料 | 1時間 |
| Xserver VPS for Game | 830円/月（キャンペーン時415円～） | 1,700円/月 | 3,201円/月 | 無料 | 1ヶ月 |
| ロリポップ！for Gamers | 880円/月 | 1,848円/月 | 3,806円/月 | 無料 | 1ヶ月 |
| KAGOYA CLOUD VPS | 550円/月（1コア） | 979円/月（2コア） | 3,278円/月（4コア） | 無料 | 日額 |
| さくらのVPS | 643円/月 | 1,738円/月 | 3,520円/月 | 無料 | 1ヶ月 |
| シンVPS | 820円/月 | 1,530円/月 | 3,201円/月 | 無料 | 1ヶ月 |
料金の注意点
- 表示価格は税込です
- キャンペーン適用で半額以下になる場合があります（特にXserver VPS for Game）
- 長期契約（6ヶ月、12ヶ月）で割引が適用されるサービスが多い
- 時間課金制のサービスは月額上限があります
ゲームタイトル別おすすめレンタルサーバー
Minecraft（マインクラフト）向けサーバー
マイクラは最も人気の高いマルチプレイゲームで、ほぼすべてのゲームサーバーが対応しています。
Java版とBedrock版の違い
- Java版：PC専用、MODが豊富、比較的重い
- Bedrock版（統合版）：PC・スマホ・Switch・PS5対応、軽量で動作
推奨スペック
- 4人以下：2GB～4GB
- 5～10人：4GB～8GB
- 11人以上：8GB以上
おすすめサーバー
- ConoHa for GAME：時間課金で柔軟、Java版・Bedrock版両対応
- Xserver VPS for Game：キャンペーン時の料金が魅力、高性能
- ロリポップ！for Gamers：コスパ良好、初心者に優しい管理画面
ARK: Survival Evolved / Ascended向けサーバー
ARKは恐竜サバイバルゲームで、比較的高スペックが必要です。
推奨スペック
- 少人数（2～5人）：4GB以上
- 中規模（6～15人）：8GB以上
- 大規模（16人以上）：16GB以上
おすすめサーバー
- ConoHa for GAME：ARKテンプレート対応、柔軟なプラン変更
- Xserver VPS for Game：高性能CPU、NVMe SSD搭載
- KAGOYA CLOUD VPS：スペック変更が柔軟、日額課金も可能
Palworld（パルワールド）向けサーバー
2024年に大ヒットしたPalworldは、比較的新しいゲームですが主要サーバーは対応済みです。
推奨スペック
- 公式推奨：16GB以上（安定動作には32GB推奨）
- CPUコア数：4コア以上
おすすめサーバー
- Xserver VPS for Game：Palworldテンプレート対応、高スペックプランが充実
- ConoHa for GAME：16GB・32GBプランが利用可能
- ロリポップ！for Gamers：Palworld専用プランあり
7 Days to Die向けサーバー
ゾンビサバイバルゲームで、中程度のスペックが必要です。
推奨スペック
- 少人数（2～4人）：4GB
- 中規模（5～10人）：8GB
- 大規模（11人以上）：16GB以上
おすすめサーバー
- Xserver VPS for Game：7 Days to Dieテンプレート対応
- ConoHa for GAME：簡単設定、時間課金可能
- さくらのVPS：老舗の安定性、コスパ良好
ゲームサーバーレンタルの始め方｜簡単3ステップ
STEP1：サービスを選んで申し込む
まず、プレイしたいゲームとプレイ人数を決めて、適切なレンタルサーバーを選びます。初心者には「ConoHa for GAME」または「Xserver VPS for Game」がおすすめです。
公式サイトにアクセスして、「今すぐ申し込む」ボタンをクリックします。アカウント登録（メールアドレスとパスワードの設定）を行い、支払い方法（クレジットカード、銀行振込など）を登録します。
STEP2：プランとゲームテンプレートを選択
プラン選択画面で、メモリ容量を選びます。迷ったらまずは2GBまたは4GBプランから始めて、後からスペック変更することも可能です。
次に「アプリケーション」または「テンプレート」の項目で、プレイしたいゲーム（Minecraft、ARK、Palworldなど）を選択します。これでゲームサーバーの基本設定が自動で完了します。
STEP3：サーバーに接続してプレイ開始
サーバーが起動したら、管理画面に表示される「IPアドレス」と「ポート番号」をメモします。
マインクラフトの場合
- マイクラを起動して「マルチプレイ」を選択
- 「サーバーを追加」をクリック
- サーバーアドレスに「IPアドレス:ポート番号」を入力
- 接続してプレイ開始！
他のゲームも同様に、ゲーム内のマルチプレイ設定で「IPアドレス接続」を選び、サーバー情報を入力するだけです。