マインクラフトでマルチプレイを始めたいけど、サーバーの立て方がわからない…そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。この記事では、初心者から上級者まで対応できるマインクラフトサーバー構築の全手法を、2025年11月の最新情報をもとに徹底解説します。
この記事でわかること:
- マイクラサーバーの3つの構築方法(自宅PC・レンタルサーバー・Realms)
- Java版・統合版それぞれの設定手順
- 必要なスペックとコスト比較
- おすすめレンタルサーバー5社の詳細比較
- トラブルシューティングと解決策
- セキュリティ対策とサーバー管理のコツ

1. マインクラフトサーバー構築とは?基本から理解する
マインクラフトサーバーの仕組み
マインクラフトサーバーとは、複数のプレイヤーが同じワールドで一緒にプレイするための専用環境です。サーバーが中心となってゲームワールドを管理し、各プレイヤーのデバイス(PC、スマホ、Switch等)からアクセスすることで、同時に建築や冒険を楽しめます。
通常のシングルプレイでは、ゲームを終了すると他のプレイヤーはワールドにアクセスできませんが、サーバーを立てることで24時間いつでもアクセス可能な永続的なワールドを作ることができます。
Java版と統合版の違い
マインクラフトには大きく分けて「Java版」と「統合版(BE版・Bedrock Edition)」の2つのエディションがあり、それぞれサーバーの構築方法が異なります。
| 項目 | Java版 | 統合版(BE版) |
|---|---|---|
| 対応プラットフォーム | PCのみ(Windows、Mac、Linux) | PC、スマホ、Switch、Xbox、PlayStation |
| クロスプレイ | Java版同士のみ | 統合版対応デバイス間で可能 |
| MOD対応 | 対応(豊富なMOD) | 非対応(アドオンのみ) |
| サーバーポート | TCP 25565 | UDP 19132 |
| カスタマイズ性 | 非常に高い | 中程度 |
どちらを選ぶべき?
- PC仲間とMODを楽しみたい → Java版
- スマホやSwitchユーザーとも遊びたい → 統合版
- 両方対応させたい → GeyserMCプラグインを使用
2. あなたに最適な構築方法診断
マインクラフトサーバーの構築方法は主に3つあります。どれを選ぶべきか、簡単なチェックリストで診断しましょう。
構築方法の選択フローチャート
質問1:サーバーを24時間稼働させたい?
- YES → レンタルサーバーまたはRealms
- NO → 自宅PC
質問2:技術的な設定は苦手?
- YES → Realms
- NO → レンタルサーバーまたは自宅PC
質問3:10人以上でプレイする予定?
- YES → レンタルサーバー
- NO → Realmsまたは自宅PC
質問4:MODやプラグインを使いたい?
- YES → レンタルサーバーまたは自宅PC
- NO → どれでもOK
3つの構築方法の比較表
| 方法 | 初期費用 | 月額費用 | 難易度 | 同時接続数 | 24時間稼働 | カスタマイズ性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 自宅PC | 0円~ | 電気代のみ(月1,500~3,000円) | ★★★☆☆ | 環境次第 | △ | ★★★★★ |
| レンタルサーバー | 0円 | 500~5,000円 | ★★☆☆☆ | プラン次第 | ◯ | ★★★★☆ |
| Realms | 0円 | 564~1,394円 | ★☆☆☆☆ | 10~11人 | ◯ | ★☆☆☆☆ |
おすすめの選択基準:
- 初心者+少人数 → Realms
- 中級者+中規模 → レンタルサーバー
- 上級者+完全カスタマイズ → 自宅PC
3. 【方法1】自宅PCでサーバーを構築する手順
自宅PCでマインクラフトサーバーを立てる方法を、Java版と統合版それぞれ解説します。
Java版サーバーの構築手順
ステップ1:Java最新版のインストール
- Oracle公式サイトからJava 21以降をダウンロード
- インストーラーを実行してインストール完了
コマンドで確認:
java -version
ステップ2:サーバーファイルのダウンロード
- Minecraft公式サイトから最新のserver.jarをダウンロード
- 専用フォルダ(例:C:\MinecraftServer)を作成
- server.jarをフォルダに配置
ステップ3:初回起動とEULA同意
- フォルダ内で以下のバッチファイル(start.bat)を作成:
java -Xmx2048M -Xms1024M -jar server.jar nogui
pause
- start.batを実行
- 自動生成される「eula.txt」を開き、
eula=falseをeula=trueに変更 - 再度start.batを実行
ステップ4:サーバー設定の調整
server.propertiesファイルで以下の項目を編集:
# サーバー名
server-name=My Minecraft Server
# 最大プレイヤー数
max-players=20
# ゲームモード(0=サバイバル, 1=クリエイティブ)
gamemode=survival
# 難易度(0=ピースフル, 3=ハード)
difficulty=2
# ワールドタイプ
level-type=default
# ホワイトリスト有効化
white-list=false
ステップ5:ポート開放
詳細はセクション8:ポート開放とネットワーク設定で解説します。
統合版サーバーの構築手順
統合版の公式サーバーソフトウェアはMinecraft公式サイトからダウンロードできます。
主な設定項目
- ポート番号:UDP 19132
- server.propertiesの編集内容はJava版とほぼ同様
YouTube解説動画:
以下の動画で統合版サーバーの立て方を詳しく解説しています。
4. 【方法2】公式Realmsを利用する方法
**Realms(レルム)**は、Mojang公式が提供する有料マルチプレイサービスです。技術的な知識が一切不要で、初心者に最もおすすめの方法です。
Realmsの特徴
メリット:
- 設定作業が一切不要
- 自動バックアップ機能
- 公式サポートあり
- ポート開放不要
デメリット:
- MOD・プラグイン非対応
- 同時接続人数に制限(Java版10人、統合版11人)
- カスタマイズに制限
料金プラン(2025年11月現在)
| エディション | プラン | 月額料金 | 同時接続人数 |
|---|---|---|---|
| Java版 | Realms Plus | 1,014円 | 10人 |
| 統合版 | Realms | 564円 | 2人 |
| 統合版 | Realms Plus | 1,394円 | 11人 |
Realmsの始め方
Java版の場合
- Minecraftランチャーを起動
- 「Minecraft: Java Edition」を選択
- 「Realms」タブをクリック
- 「新しいRealmを作成」を選択
- プランを選択して支払い情報を入力
- Realm名とワールド設定を決定
- 友達を招待
統合版の場合
- Minecraftを起動
- 「遊ぶ」→「新しく作る」→「新しいRealm」
- プラン選択と支払い
- Microsoftアカウント認証
- Realm作成完了
参加方法:
招待されたプレイヤーは、「遊ぶ」→「フレンド」タブからRealmに参加できます。
5. 【方法3】レンタルサーバー(VPS)を利用する方法
**VPS(Virtual Private Server:仮想専用サーバー)**は、専門業者が提供するサーバーサービスです。自宅PCの欠点を補い、Realmsよりも柔軟性が高いため、中級者以上に最もおすすめの方法です。
VPSのメリット・デメリット
メリット:
- 24時間安定稼働
- 高性能なハードウェア
- 自宅の電気代不要
- ポート開放不要
- テクニカルサポートあり
- 簡単テンプレート利用可能
デメリット:
- 月額料金が発生
- 一定の技術知識が必要(テンプレート利用で軽減可能)
VPS選びのポイント
- Minecraftテンプレートの有無
- メモリ容量(プレイ人数に応じて選択)
- 料金体系(時間課金 vs 月額固定)
- サポート体制(日本語対応)
- SSD搭載
VPSでのサーバー構築手順(一般的な流れ)
ステップ1:VPSサービスの選択と契約
おすすめのVPSは次のセクションで詳しく紹介します。
ステップ2:プラン選択
同時接続人数に応じてメモリを選択:
- 1~4人:2GBプラン
- 5~10人:4GBプラン
- 11~20人:8GBプラン
- 21人以上:16GB以上
ステップ3:テンプレートからMinecraftを選択
多くのVPSでは「アプリケーションイメージ」や「テンプレート」からMinecraftを選択するだけで自動構築されます。
ステップ4:サーバー起動と設定
- 管理画面からサーバーを起動
- IPアドレスを確認
- 必要に応じてserver.propertiesを編集
- ホワイトリストやオペレーター権限を設定
ステップ5:参加者に接続情報を共有
サーバーのIPアドレス(またはドメイン)を共有すれば、すぐに遊べます。
YouTube解説動画:
以下の動画でVPSを使ったサーバー構築を詳しく解説しています。
6. 【2025年11月最新】おすすめレンタルサーバー徹底比較
マインクラフト向けに最適化されたレンタルサーバーサービスを5社厳選し、詳しく比較します。
【第1位】ConoHa for GAME
おすすめ度:★★★★★
特徴:
- 時間課金と長期割引の選択可能
- 豊富なMinecraftテンプレート
- 初心者向けの管理画面
- Java版・統合版両対応
料金プラン(2025年11月現在)
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金(36ヶ月契約) | 時間課金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1GB | 1GB | 2コア | 542円 | 1.9円/時 | 1~4人 |
| 2GB | 2GB | 3コア | 902円 | 3.7円/時 | 5~8人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 1,755円 | 7.3円/時 | 9~16人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 3,505円 | 14.5円/時 | 17~30人 |
メリット:
- 時間課金で短期利用も可能
- 初回申し込みで割引キャンペーン実施中
- テンプレートでMODサーバーも簡単構築
デメリット:
- 長期契約でも他社より若干高め
公式サイト: ConoHa for GAME
【第2位】XServer VPS for Game
おすすめ度:★★★★★
特徴:
- 国内最高クラスの性能
- Minecraftマネージャー搭載
- 直感的な管理画面
- 36ヶ月契約で大幅割引
料金プラン(2025年11月現在)
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金(36ヶ月契約) | 月額料金(1ヶ月契約) | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 3コア | 664円 | 1,150円 | 1~4人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 1,312円 | 2,200円 | 5~10人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 2,464円 | 4,400円 | 11~20人 |
| 16GB | 16GB | 8コア | 4,928円 | 9,750円 | 21~40人 |
キャンペーン情報:
2025年11月26日まで、12~36ヶ月契約で最大20%オフ!
メリット:
- 高性能CPU・SSD搭載
- Minecraftマネージャーでプラグイン・MOD管理が簡単
- サポートが充実
デメリット:
- 時間課金プランなし
公式サイト: XServer VPS for Game
【第3位】さくらのVPS
おすすめ度:★★★★☆
特徴:
- 業界老舗の安定性
- 石狩・東京・大阪の3リージョン
- スケールアップ対応
料金プラン(2025年11月現在)
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金(石狩) | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 1GB | 1GB | 2コア | 880円 | 1~4人 |
| 2GB | 2GB | 3コア | 1,738円 | 5~8人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 3,520円 | 9~16人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 7,040円 | 17~30人 |
メリット:
- 老舗ならではの安定稼働
- リージョン選択可能
デメリット:
- 管理画面がやや古い
- 自動バックアップが有料
公式サイト: さくらのVPS
【第4位】LOLIPOP! for Gamers
おすすめ度:★★★★☆
特徴:
- 初心者向けの簡単設定
- Minecraftテンプレート豊富
- コストパフォーマンス良好
料金プラン(2025年11月現在)
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 3コア | 800円~ | 1~4人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 1,600円~ | 5~10人 |
| 8GB | 8GB | 6コア | 3,200円~ | 11~20人 |
公式サイト: LOLIPOP! for Gamers
【第5位】Agames
おすすめ度:★★★☆☆
特徴:
- ゲーム専門サーバー
- 豊富なゲームテンプレート
- 比較的低価格
料金プラン(2025年11月現在)
| プラン | メモリ | CPU | 月額料金 | 推奨人数 |
|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2GB | 2コア | 900円~ | 1~4人 |
| 4GB | 4GB | 4コア | 1,780円~ | 5~10人 |
公式サイト: Agames
レンタルサーバー総合比較表
| サービス | 2GBプラン月額 | 4GBプラン月額 | 時間課金 | テンプレート | 総合評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| ConoHa for GAME | 902円 | 1,755円 | ◯ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| XServer VPS for Game | 664円 | 1,312円 | × | ★★★★★ | ★★★★★ |
| さくらのVPS | 1,738円 | 3,520円 | × | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| LOLIPOP! for Gamers | 800円 | 1,600円 | × | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| Agames | 900円 | 1,780円 | × | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
総合おすすめ:
- コスパ重視 → XServer VPS for Game
- 柔軟性重視 → ConoHa for GAME
- 安定性重視 → さくらのVPS
さらに詳しい比較は専門サイトで
複数のレンタルサーバーを比較検討したい場合は、以下のサーバー比較診断サイトが便利です。
このサイトでは、あなたの用途に合わせて最適なサーバーを診断できます。
7. サーバー構築に必要なスペックと選び方
メモリ容量の目安
マインクラフトサーバーで最も重要なのは**メモリ(RAM)**です。同時接続人数が増えるほど、多くのメモリが必要になります。
| メモリ容量 | 同時接続人数 | 用途 |
|---|---|---|
| 1GB | 約4人 | 家族や親しい友人との少人数プレイ |
| 2GB | 約8人 | 小規模コミュニティ |
| 4GB | 約16人 | 中規模サーバー、軽量MOD |
| 8GB | 約30人 | 大規模サーバー、複数MOD |
| 16GB以上 | 50人以上 | 公開サーバー、重量級MOD多数 |
MODサーバーの場合:
通常のバニラサーバーの1.5~2倍のメモリが推奨されます。
CPU性能の重要性
マインクラフトはシングルスレッド処理が中心のため、**コア数よりもクロック周波数(GHz)**が重要です。
推奨CPU:
- Intel Core i3以上(3.0GHz以上)
- AMD Ryzen 3以上(3.0GHz以上)
MODサーバーの場合:
- Intel Core i5以上
- AMD Ryzen 5以上
ストレージとネットワーク
ストレージ:
- SSD推奨(HDDの5~10倍高速)
- 最低10GB以上の空き容量
- 大規模ワールドでは50GB以上推奨
ネットワーク:
- 上り回線速度:各プレイヤーに対して1Mbps程度
- 10人接続なら上り10Mbps以上
note:マイクラサーバーにはどれくらいのスペックが必要か?
8. ポート開放とネットワーク設定
自宅PCでサーバーを構築する場合、ポート開放が必須です。ポート開放とは、外部からの接続を許可するルーター設定のことです。
ポート開放の手順
ステップ1:ローカルIPアドレスの固定
Windowsの場合:
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「状態」→「アダプターのオプションを変更する」
- 使用中のネットワークを右クリック→「プロパティ」
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択→「プロパティ」
- 「次のIPアドレスを使う」を選択し、固定IPを設定
例:
- IPアドレス:192.168.1.100
- サブネットマスク:255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ:192.168.1.1
- 優先DNSサーバー:192.168.1.1
ステップ2:ルーターの管理画面にアクセス
- ブラウザでルーターのIPアドレス(通常192.168.1.1)にアクセス
- ユーザー名とパスワードでログイン(機種により異なる)
ステップ3:ポートフォワーディング設定
Java版の場合:
- プロトコル:TCP
- 外部ポート:25565
- 内部ポート:25565
- 転送先IPアドレス:サーバーPCの固定ローカルIP
統合版の場合:
- プロトコル:UDP
- 外部ポート:19132
- 内部ポート:19132
- 転送先IPアドレス:サーバーPCの固定ローカルIP
ステップ4:グローバルIPアドレスの確認
確認くんなどのサイトで自分のグローバルIPアドレスを確認し、参加者に共有します。
YouTube解説動画:
ポート開放の注意点
セキュリティリスク:
- ポート開放はセキュリティリスクを伴います
- ファイアウォールの設定を適切に行う
- 信頼できるプレイヤーのみを招待
- ホワイトリスト機能を活用
代替案:
ポート開放が難しい場合は、以下の方法を検討しましょう。
- レンタルサーバーを利用(ポート開放不要)
- Realmsを利用
- HamachiなどのVPNツールを使用(非推奨)
9. セキュリティ対策とサーバー管理
マインクラフトサーバーを安全に運営するために、適切なセキュリティ対策が必要です。
ホワイトリストの設定
ホワイトリストとは、許可されたプレイヤーのみがサーバーに接続できる機能です。荒らし対策として最も効果的です。
Java版の設定方法
server.propertiesの編集:
white-list=true
コマンドでプレイヤーを追加:
whitelist add プレイヤー名
whitelist list
whitelist reload
統合版の設定方法
統合版でも同様にserver.propertiesで設定可能です。
コマンド例:
whitelist on
whitelist add "プレイヤー名"
オペレーター権限の管理
オペレーター(OP)権限は、サーバー管理者の権限です。むやみに付与すると荒らしのリスクが高まります。
OPの付与:
op プレイヤー名
OPの剥奪:
deop プレイヤー名
バックアップの取り方
定期的なバックアップは、データ損失を防ぐために必須です。
自宅PCの場合:
- サーバーを停止
- サーバーフォルダ全体をコピー
- 日付付きフォルダに保存
レンタルサーバーの場合:
多くのVPSは自動バックアップ機能を提供しています。管理画面から設定しましょう。
サーバールールの設定
主な推奨ルール:
- 他プレイヤーの建築物を壊さない
- アイテムを盗まない
- チートツールの使用禁止
- 迷惑行為の禁止
- TNT爆弾の使用制限
ConoHa for GAME:サーバーを守る、荒らし対策6選
Quicca Plus:マインクラフトサーバーセキュリティ完全ガイド
10. よくあるトラブルと解決法
トラブル1:サーバーに接続できない
原因と解決策:
| 原因 | 解決策 |
|---|---|
| IPアドレスが間違っている | 正しいIPアドレス(グローバルIP)を確認 |
| ポート開放ができていない | ルーター設定を再確認 |
| ファイアウォールがブロック | Windowsファイアウォールで25565ポートを許可 |
| サーバーが起動していない | サーバーが正常に起動しているか確認 |
| バージョンが異なる | クライアントとサーバーのバージョンを一致させる |
確認コマンド(Java版):
netstat -an | find "25565"
このコマンドで25565ポートがLISTEN状態か確認できます。
トラブル2:ラグが発生する
原因と解決策:
| 原因 | 解決策 |
|---|---|
| メモリ不足 | メモリ割り当て量を増やす |
| CPUの負荷が高い | 参加人数を減らす、MODを減らす |
| ネットワーク速度が遅い | 回線速度を確認、有線接続に変更 |
| チャンクの読み込みが多い | view-distanceを減らす |
server.propertiesの調整例:
# 視野距離を減らす(デフォルト10)
view-distance=6
# エンティティ数を制限
max-entity-cramming=24
トラブル3:「Outdated server」エラー
原因:
クライアントとサーバーのバージョンが一致していない。
解決策:
- クライアントのバージョンを確認(ランチャーの右下)
- サーバーのserver.jarを同じバージョンに更新
- サーバーを再起動
トラブル4:突然接続できなくなった
考えられる原因:
- グローバルIPアドレスが変更された(動的IPの場合)
- ローカルIPアドレスが変更された
- サーバーが自動停止した
解決策:
- グローバルIPアドレスを再確認
- ローカルIPアドレスを固定
- DDNSサービスを利用(No-IP、MyDNS等)
XServer VPS:マイクラでマルチプレイができないときの解決策
ひきこもろん:マイクラサーバーに突然接続できなくなった時の見直しポイント
11. FAQ:マイクラサーバー構築に関する質問
Q1:マインクラフトサーバーを無料で構築できますか?
A: はい、自宅PCを使えば初期費用なしで構築可能です。ただし、電気代(月1,500~3,000円程度)や24時間稼働の難しさを考えると、レンタルサーバーの方がコストパフォーマンスに優れる場合があります。
完全無料のサービスとしては「Aternos」がありますが、性能制限や広告表示があります。
Q2:Java版と統合版のサーバーは同じですか?
A: いいえ、Java版と統合版は別々のサーバーソフトウェアが必要です。ただし、GeyserMCというプラグインを使うことで、Java版サーバーに統合版プレイヤーも参加できるようになります。
Quicca Plus:マイクラのJava版と統合版をクロスプレイで遊ぶ方法
Q3:サーバーの推奨メモリはどのくらいですか?
A: 同時接続人数によって異なります。
- 1~4人:2GB
- 5~10人:4GB
- 11~20人:8GB
- 21人以上:16GB以上
MODを導入する場合は、さらに1.5~2倍のメモリが必要です。
Q4:ポート開放は危険ですか?
A: ポート開放自体にはセキュリティリスクが伴います。以下の対策を行うことでリスクを軽減できます。
- ホワイトリストを有効化
- ファイアウォールの適切な設定
- 信頼できるプレイヤーのみを招待
- 定期的なバックアップ
不安な場合は、レンタルサーバーを利用することでポート開放が不要になります。
Q5:レンタルサーバーとRealmsはどちらがおすすめですか?
A: 用途によって異なります。
Realmsがおすすめ:
- 技術的な設定が苦手
- 10人以下でプレイ
- MOD・プラグイン不要
レンタルサーバーがおすすめ:
- 10人以上でプレイ
- MOD・プラグインを使いたい
- サーバーをカスタマイズしたい
- コストパフォーマンスを重視
12. まとめ:自分に合った方法でマルチプレイを始めよう
マインクラフトサーバーの構築方法は、自宅PC、公式Realms、**レンタルサーバー(VPS)**の3つがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。
構築方法の選択まとめ
| 構築方法 | こんな人におすすめ |
|---|---|
| 自宅PC | 完全に自分好みにカスタマイズしたい上級者 |
| Realms | 技術的な設定が苦手で、すぐに始めたい初心者 |
| レンタルサーバー | 安定稼働と柔軟性を両立したい中級者以上 |
おすすめレンタルサーバー再掲
総合1位: XServer VPS for Game
- 高性能・高コスパ
- 2025年11月26日まで最大20%オフ
総合2位: ConoHa for GAME
- 時間課金で柔軟に利用可能
- 豊富なテンプレート
サーバー選びに迷ったら:
サーバー比較診断サイトで最適なサーバーを診断できます。
最後に
マインクラフトサーバーの構築は、最初は難しく感じるかもしれませんが、この記事の手順に従えば初心者でも必ず構築できます。友達や家族と、自分だけのマインクラフトワールドを作って、楽しいマルチプレイライフを満喫してください!
出典・参考文献
- Minecraft公式サイト
- Quicca Plus:マイクラサーバーとは?完全ガイド
- XServer VPS:統合版マルチサーバーの立て方
- ConoHa for GAME:統合版でマルチサーバーの立て方
- Qiita:Minecraftサーバーの構築
- ひきこもろん:自宅PCでのマインクラフトサーバーの立て方
- ひきこもろん:マイクラ ポート開放の手順
- XServer VPS:マイクラでマルチプレイができないときの解決策
- ConoHa for GAME:サーバーを守る、荒らし対策6選
- Quicca Plus:マインクラフトサーバーセキュリティ完全ガイド
最終更新日:2025年11月14日

