【2025年最新】マイクラMOD・プラグインサーバー完全構築ガイド
数十のサーバーを構築してきた経験から、2025年最新のMOD・プラグインサーバー構築方法を詳しく解説します。初心者でも安心して構築できる方法から、上級者向けの高度な設定まで、実用的な情報をお届けします。

出典:XServer GAMEs – マインクラフトサーバー構築画面
1. サーバー種類の理解と選択指針
1.1 2025年現在の主要サーバー種類
マインクラフトサーバーは大きく分けて以下の種類があります:
サーバー種類 | 特徴 | 対応内容 | 推奨用途 |
---|---|---|---|
バニラサーバー | 公式サーバー | MOD・プラグイン不対応 | シンプルなマルチプレイ |
Paper/Spigotサーバー | プラグイン対応 | Bukkitプラグイン | 管理機能重視 |
Forgeサーバー | MOD対応(旧版) | Forge MOD | 1.20.1以前の大型MOD |
NeoForgeサーバー | MOD対応(新世代) | NeoForge MOD | 1.20.2以降の最新MOD |
Fabricサーバー | 軽量MOD対応 | Fabric MOD | 軽量化・最新版対応 |
Spongeサーバー | プラグイン・MOD両対応 | Spongeプラグイン | 高度な管理機能 |
1.2 2025年8月時点での対応バージョン
2025年の選択指針:
- 最新版重視 → NeoForge(1.21.1対応)
- 軽量化重視 → Fabric(1.21.8対応)
- 管理機能重視 → Paper(1.21.8対応)
- 安定性重視 → Forge(1.20.1推奨)
2. MODサーバー構築完全ガイド
2.1 NeoForgeサーバー構築(2025年推奨)
NeoForgeは2023年にForgeから分岐した新世代MODローダーで、1.20.2以降の最新バージョンに対応しています。

出典:小銭スト – Minecraft Forgeサーバー構築イメージ
1前提条件の確認
- Java 21以上がインストール済み
- 最低4GB以上のRAM(推奨8GB以上)
- 十分なストレージ容量(20GB以上推奨)
- 安定したインターネット接続
2NeoForge Installerのダウンロード
- NeoForge公式サイト(neoforged.net)にアクセス
- 対象のMinecraftバージョンを選択(2025年8月現在:1.21.1)
- 「Installer」をダウンロード
3サーバーファイルの生成
java -jar neoforge-1.21.1-51.0.33-installer.jar –installServer
# Linux環境での実行例
java -jar neoforge-1.21.1-51.0.33-installer.jar –installServer
4起動スクリプトの作成
@echo off
java -Xmx6G -Xms4G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:+AlwaysPreTouch -XX:G1HeapWastePercent=5 -XX:G1MixedGCCountTarget=4 -XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90 -XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5 -XX:SurvivorRatio=32 -XX:+PerfDisableSharedMem -XX:MaxTenuringThreshold=1 -jar neoforge-1.21.1-51.0.33.jar nogui
pause
# start_server.sh (Linux)
#!/bin/bash
java -Xmx6G -Xms4G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:+AlwaysPreTouch -XX:G1HeapWastePercent=5 -XX:G1MixedGCCountTarget=4 -XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90 -XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5 -XX:SurvivorRatio=32 -XX:+PerfDisableSharedMem -XX:MaxTenuringThreshold=1 -jar neoforge-1.21.1-51.0.33.jar nogui
2.2 Fabricサーバー構築(軽量化重視)
Fabricは軽量で最新バージョンへの対応が早いMODローダーです。
1Fabric Server Launcherのダウンロード
- Fabric公式サイト(fabricmc.net)にアクセス
- 「Download for Server」を選択
- minecraft-server-1.21.8.jarとfabric-installer-1.0.0.jarをダウンロード
2Fabricサーバーのインストール
java -jar fabric-installer-1.0.0.jar server -dir server -mcversion 1.21.8 -downloadMinecraft
2.3 MODパック配布設定

出典:ロリポップ! for Gamers – CurseForge MOD管理画面
CurseForgeでのModpack配布
- CurseForge Launcherでプロファイル作成
- MODの依存関係を確認・調整
- 「Export Profile」でzipファイル生成
- 配布サイトにアップロード
重要な注意点:
Modpack配布時は、各MODのライセンスを必ず確認してください。再配布が禁止されているMODは除外する必要があります。
3. プラグインサーバー構築完全ガイド
3.1 Paperサーバー構築(2025年推奨)
PaperはSpigotの派生で、パフォーマンス最適化に特化したプラグインサーバーです。

出典:小銭スト – PaperMC プラグインサーバー構築
1Paperサーバーファイルのダウンロード
- PaperMC公式サイト(papermc.io)にアクセス
- 最新の1.21.8版を選択
- 「Download」でpaper-1.21.8-xxx.jarをダウンロード

出典:シンVPS – Minecraft Paper アプリイメージ画面
2Paperサーバーの起動
java -Xmx4G -Xms4G -jar paper-1.21.8-xxx.jar nogui
3基本設定の調整
Paperサーバーには以下の設定ファイルがあります:
- server.properties – 基本サーバー設定
- paper.yml – Paper固有の最適化設定
- spigot.yml – Spigot互換設定
- bukkit.yml – Bukkit基本設定
3.2 推奨プラグイン導入
プラグイン名 | 機能 | 優先度 | 備考 |
---|---|---|---|
LuckPerms | 権限管理 | 必須 | 最も高機能な権限システム |
WorldEdit | ワールド編集 | 高 | 建築支援の定番 |
GriefPrevention | 土地保護 | 高 | グリーフィング対策 |
EssentialsX | 基本機能集 | 中 | コマンド・経済システム |
Dynmap | ウェブマップ | 中 | リアルタイム地図表示 |
3.3 プラグイン導入方法

出典:揚げポテほかほかクラフト – プラグインサーバー構築イメージ
基本的なプラグイン導入手順
- プラグインファイル(.jar)をダウンロード
- サーバーの
plugins
フォルダに配置 - サーバーを再起動
/plugins
コマンドで動作確認
4. パフォーマンス最適化設定
4.1 JVM最適化設定
2025年推奨JVMフラグ
-Xmx7G -Xms7G
-XX:+UseG1GC
-XX:+ParallelRefProcEnabled
-XX:MaxGCPauseMillis=200
-XX:+UnlockExperimentalVMOptions
-XX:+DisableExplicitGC
-XX:+AlwaysPreTouch
-XX:G1NewSizePercent=30
-XX:G1MaxNewSizePercent=40
-XX:G1HeapRegionSize=8M
-XX:G1ReservePercent=20
-XX:G1HeapWastePercent=5
-XX:G1MixedGCCountTarget=4
-XX:InitiatingHeapOccupancyPercent=15
-XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90
-XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5
-XX:SurvivorRatio=32
-XX:+PerfDisableSharedMem
-XX:MaxTenuringThreshold=1
4.2 サーバー設定の最適化
server.properties最適化設定
view-distance=8
simulation-distance=6
max-tick-time=60000
use-native-transport=true
network-compression-threshold=256
player-idle-timeout=0
max-players=50
4.3 Paper設定の最適化
world-settings:
default:
max-auto-save-chunks-per-tick: 6
optimize-explosions: true
mob-spawner-tick-rate: 2
disable-chest-cat-detection: true
container-update-tick-rate: 3
grass-spread-tick-rate: 4
5. トラブルシューティング
5.1 よくある問題と解決法
サーバーが起動しない
- Javaバージョンの確認(Java 21推奨)
- メモリ割り当ての確認
- ポート競合の確認(25565番ポート)
- ログファイル(logs/latest.log)の確認
MOD・プラグインの競合
- MOD・プラグイン依存関係の確認
- バージョン互換性の確認
- 競合MOD・プラグインの特定
- 代替MOD・プラグインの検討
パフォーマンス問題
- TPS監視(/forge tps、/tps コマンド)
- メモリ使用量確認
- Timingsレポートでの分析(Paper)
- 最適化設定の見直し
5.2 ログ分析とデバッグ
./logs/latest.log # 最新のサーバーログ
./logs/debug.log # デバッグ情報(存在する場合)
./crash-reports/ # クラッシュレポート
./mods/ # MOD関連ログ
./plugins/ # プラグイン関連ログ
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マイクラサーバーを快適に運営するには、適切なスペックと安定性を持つサーバーが重要です。
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ConoHa for GAME
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- Minecraft専用テンプレート標準搭載
- NeoForge・Fabric・Paperワンクリック構築
- 初心者向け管理画面
- 時間課金対応で無駄なコストを削減
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推奨プラン:軽量MOD構成なら2GBプラン(月額900円~)、工業MODなら4GBプラン、大規模MODパックなら8GBプラン
XServer VPS for Game
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- 豊富な料金プランで予算に合わせて選択可能
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推奨プラン:MOD環境なら4GBプラン(月額1,150円~)以上、大規模工業MODなら8GBプラン
LOLIPOP! for Gamers
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- Minecraft専用管理画面
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- スケールアップが簡単
推奨プラン:個人・小規模利用なら2GBプラン(月額550円~)、友達と遊ぶなら4GBプラン
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- 自由度の高いサーバー設定
- 複数MODサーバーの同時運用可能
- コストパフォーマンスに優れた料金体系
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XServer VPS
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- 99.99%の高い稼働率
- 最新の高性能CPU搭載
- NVMe SSDで高速ストレージ
- 無料バックアップ機能
- 豊富なサポート体制
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さくら VPS
老舗VPSプロバイダーの安定したサービス。コストパフォーマンスに優れ、長期運用に適している。
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- 安定した回線品質
- シンプルで使いやすい管理画面
- 手頃な価格設定
- 充実したドキュメント
推奨プラン:基本的な用途なら1GBプラン(月額880円~)、MOD環境なら2GB以上
サーバー選びのポイント
- メモリ容量:バニラなら1-2GB、軽量MODなら4GB、大型MODパックなら8GB以上推奨
- CPU性能:シングルスレッド性能が重要、最新CPUを選択
- ストレージ:SSD必須、MOD環境なら50GB以上確保
- 回線品質:マルチプレイでは安定した回線が重要
- サポート体制:初心者は日本語サポートのあるサービスを選択
6. 2025年のトレンドと将来展望
6.1 2025年後半の予定
技術動向
- Minecraft 1.22への対応
- NeoForge生態系の拡大
- 新しい最適化技術の導入
- クラウドネイティブ対応の進展
コミュニティ
- 大規模サーバー運営の一般化
- プラグイン・MOD開発者の増加
- 国際的なコミュニティ連携
- 教育分野での活用拡大
6.2 推奨学習リソース
- NeoForge公式ドキュメント – 最新のMOD開発情報
- PaperMC公式ガイド – プラグインサーバー運営のベストプラクティス
- Fabric開発者ガイド – 軽量MOD開発の手法
- コミュニティフォーラム – 実践的な問題解決
まとめ
2025年マイクラサーバー構築のポイント
- 目的に応じたサーバー選択 – MODかプラグインか、軽量性か機能性かを明確に
- 適切なVPSの選択 – 用途・予算・サポート体制を総合的に判断
- パフォーマンス最適化 – JVMフラグとサーバー設定の調整は必須
- 定期的なメンテナンス – バックアップ・更新・監視を怠らない
- コミュニティとの連携 – 問題解決と情報収集のため
快適なマイクラサーバーライフをお楽しみください!
本ガイドが皆さまのマインクラフトサーバー構築に役立てば幸いです。
疑問や問題が発生した場合は、各コミュニティフォーラムでサポートを求めることをおすすめします。
免責事項
※本記事は2025年8月時点の情報に基づいて作成されています。ソフトウェアのバージョンアップや仕様変更により、記載内容が変更される場合があります。実際の導入時には、必ず最新の公式ドキュメントをご確認ください。
※サーバーの構築・運営は自己責任で行ってください。データの損失やサービス停止等について、当記事では責任を負いかねます。重要なデータは必ずバックアップを取得してください。