【2025年11月最新】Purpurサーバー完全ガイド|導入から設定まで徹底解説

目次

冒頭の直接回答

Purpurサーバーは、SpigotとPaperをベースにした高性能なMinecraftサーバーソフトウェアで、プラグイン互換性を保ちながら豊富な独自設定機能を提供します。軽量化と柔軟なカスタマイズ性を両立しており、中規模から大規模なマルチプレイサーバー運営に最適です。Spigot・Paper・Purpurの互換プラグインが使用でき、追加の設定ファイル(purpur.yml)によって細かなゲームバランス調整が可能になります。

要点

  • SpigotとPaperの上位互換として動作し、両プラグインの完全互換性を確保
  • 独自の設定ファイル(purpur.yml)で詳細なゲームメカニクスをカスタマイズ可能
  • Paper比で若干のパフォーマンス改善と追加機能を実装
  • 定期的なアップデートで最新Minecraftバージョンに迅速対応
  • 中級者以上のサーバー管理者向けで、コミュニティサポートが充実

Purpurサーバーとは

開発背景と位置づけ

Purpurは、Paperプロジェクトをフォークして開発されたMinecraftサーバーソフトウェアです。Paperが提供する高パフォーマンスとバグ修正に加えて、サーバー管理者がより細かくゲームプレイをカスタマイズできる独自機能を追加しています。

開発プロジェクトは2020年頃から活発に活動しており、GitHub上でオープンソースとして公開されています。Vanilla(公式)→ Spigot → Paper → Purpurという進化系統の最上位に位置し、各段階で機能追加とパフォーマンス最適化が図られてきました。

公式サイト:https://purpurmc.org/

GitHubリポジトリ:https://github.com/PurpurMC/Purpur

主要な特徴

Purpurの最大の特徴は、設定による高度なカスタマイズ性です。purpur.ymlという独自の設定ファイルを通じて、以下のような調整が可能になります。

ゲームメカニクスのカスタマイズ

  • Mobの行動パターン変更(村人の繁殖条件、エンダーマンのブロック持ち去り無効化など)
  • アイテムドロップ率の個別調整
  • エンチャントの効果範囲変更
  • 経験値獲得量の調整

サーバー管理機能

  • TPSメーターの詳細表示
  • プレイヤー接続時のメッセージカスタマイズ
  • 自動再起動スケジュール設定
  • チャンクローディングの最適化

互換性の維持
Purpurは、Spigot APIとPaper APIの両方に完全互換しており、既存のプラグインをそのまま使用できます。これにより、サーバーをSpigotやPaperからPurpurへ移行する際のリスクが最小限に抑えられます。


Purpur・Paper・Spigotの比較

各サーバーソフトウェアの特性を理解することで、自分のサーバーに最適な選択ができます。

項目SpigotPaperPurpur
開発ベースBukkit/CraftBukkitSpigotPaper
パフォーマンス標準高速化高速化+
プラグイン互換性Spigot APISpigot + Paper APISpigot + Paper + Purpur API
独自設定機能基本的中程度非常に豊富
アップデート頻度定期的頻繁頻繁
推奨用途小規模サーバー中〜大規模サーバーカスタマイズ重視サーバー
学習難易度初級初級〜中級中級〜上級

どのソフトウェアを選ぶべきか

Spigotを選ぶべき場合

  • 初めてマルチプレイサーバーを構築する
  • シンプルな設定で十分
  • 参考情報が多く初心者向け

Paperを選ぶべき場合

  • パフォーマンスを重視したい
  • バグ修正を早く適用したい
  • 中規模以上のプレイヤー数を想定

Purpurを選ぶべき場合

  • ゲームバランスを細かく調整したい
  • 独自ルールのサーバーを運営したい
  • Paperの機能だけでは物足りない
  • サーバー管理の経験がある

Purpurサーバーの導入手順

動作環境の確認

Purpurサーバーを稼働させるには、以下の環境が必要です。

最小要件

  • Java 21以上(Minecraft 1.20.5以降)
  • RAM:2GB以上(推奨4GB以上)
  • ストレージ:10GB以上の空き容量
  • OS:Windows、Linux、macOS

推奨環境

  • Java 21(LTS版)
  • RAM:8GB以上
  • SSD推奨
  • 安定したインターネット接続

Javaのインストール

Minecraftサーバーの実行にはJavaランタイムが必須です。

Windows環境

  1. Adoptiumから最新のJava 21をダウンロード
  2. インストーラーを実行し、デフォルト設定でインストール
  3. コマンドプロンプトで java -version を実行し、バージョンを確認

Linux環境(Ubuntu/Debian)

sudo apt update
sudo apt install openjdk-21-jdk
java -version

Purpurのダウンロードと初期設定

1. Purpurのダウンロード

公式ダウンロードページ:https://purpurmc.org/downloads

または、直接APIからダウンロード:

wget https://api.purpurmc.org/v2/purpur/1.21.3/latest/download -O purpur.jar

2. サーバーフォルダの作成

専用フォルダを作成し、ダウンロードしたjarファイルを配置します。

mkdir minecraft-server
cd minecraft-server
# purpur.jarをこのフォルダに配置

3. 初回起動とEULA同意

初回起動時は設定ファイルが生成されます。

java -Xms2G -Xmx4G -jar purpur.jar --nogui

起動後、自動的に停止します。生成された eula.txt を編集し、eula=true に変更してライセンス条項に同意します。

4. 再起動

EULA同意後、再度起動コマンドを実行します。ワールド生成が開始され、サーバーが起動します。

java -Xms2G -Xmx4G -jar purpur.jar --nogui

起動メッセージで「Done」と表示されれば成功です。


Purpur独自の設定ファイル解説

purpur.ymlの基本構造

Purpurでは、purpur.yml という独自の設定ファイルで詳細なカスタマイズが可能です。このファイルは初回起動時に自動生成されます。

主要セクション

  • settings:グローバル設定
  • world-settings.default:全ワールド共通設定
  • 個別ワールド設定:特定ワールドのみに適用

実用的な設定例

村人の取引リセット防止

world-settings:
  default:
    mobs:
      villager:
        lobotomize:
          enabled: false

エンダーマンのブロック持ち去り無効化

world-settings:
  default:
    mobs:
      enderman:
        can-take-blocks: false

経験値オーブの統合(パフォーマンス改善)

world-settings:
  default:
    gameplay-mechanics:
      merge-radius:
        exp: 4.0

プレイヤー接続メッセージのカスタマイズ

settings:
  messages:
    player-join: "<green><player> がサーバーに参加しました"
    player-quit: "<red><player> がサーバーから退出しました"

公式ドキュメント:https://purpurmc.org/docs/


プラグインの導入方法

Purpur対応プラグインの選び方

PurpurはSpigotとPaper APIに完全互換しているため、以下のプラグインが使用できます。

  • Spigot対応プラグイン
  • Paper対応プラグイン
  • Purpur専用プラグイン

プラグインのダウンロードは以下のサイトから行います。

主要プラグイン配布サイト

プラグインのインストール手順

1. プラグインファイルのダウンロード

配布サイトから .jar ファイルをダウンロードします。

2. pluginsフォルダへの配置

サーバーフォルダ内の plugins フォルダに、ダウンロードした .jar ファイルを配置します。

minecraft-server/
├── purpur.jar
├── plugins/
│   ├── EssentialsX.jar
│   ├── Vault.jar
│   └── WorldEdit.jar

3. サーバーの再起動

サーバーを再起動すると、プラグインが自動的に読み込まれます。

stop  # サーバーコンソールで実行
java -Xms2G -Xmx4G -jar purpur.jar --nogui

4. プラグインの動作確認

サーバーコンソールまたはゲーム内で /plugins コマンドを実行し、緑色で表示されていれば正常に動作しています。

推奨プラグイン

サーバー管理系

  • EssentialsX:基本的なサーバーコマンド集
  • LuckPerms:権限管理システム
  • CoreProtect:ログ記録とロールバック

ワールド管理系

  • WorldEdit:建築補助ツール
  • Multiverse-Core:複数ワールド管理

経済・ショップ系

  • Vault:経済システムAPI
  • ChestShop:チェストショップ

パフォーマンス最適化設定

メモリ割り当ての最適化

Javaの起動オプションを調整することで、サーバーのパフォーマンスが向上します。

推奨起動コマンド(8GBメモリ環境)

java -Xms6G -Xmx6G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:G1NewSizePercent=30 -XX:G1MaxNewSizePercent=40 -XX:G1HeapRegionSize=8M -XX:G1ReservePercent=20 -XX:G1HeapWastePercent=5 -XX:G1MixedGCCountTarget=4 -XX:InitiatingHeapOccupancyPercent=15 -XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90 -XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5 -XX:SurvivorRatio=32 -XX:+PerfDisableSharedMem -XX:MaxTenuringThreshold=1 -Dusing.aikars.flags=https://mcflags.emc.gs -Daikars.new.flags=true -jar purpur.jar --nogui

メモリ割り当ての目安

  • 10人以下:2〜4GB
  • 10〜30人:4〜8GB
  • 30〜50人:8〜12GB
  • 50人以上:12GB以上

server.propertiesの最適化

view-distance=8  # 描画距離(デフォルト10から削減)
simulation-distance=6  # シミュレーション距離
network-compression-threshold=256  # ネットワーク圧縮
max-tick-time=60000  # タイムアウト時間

purpur.ymlのパフォーマンス設定

world-settings:
  default:
    gameplay-mechanics:
      disable-chest-cat-detection: true  # チェスト上の猫検出無効化
      disable-unloaded-chunk-enderpearl-exploit: true  # エンダーパール悪用対策
    mobs:
      villager:
        brain-ticks: 2  # 村人AI処理間隔(デフォルト1)

トラブルシューティング

サーバーが起動しない

原因1:Javaバージョンの不一致

Minecraft 1.20.5以降はJava 21が必須です。java -version で確認してください。

原因2:メモリ不足

起動コマンドの -Xmx の値をシステムメモリの50〜70%程度に設定します。

原因3:ポート競合

server.propertiesserver-port=25565 を別のポート(例:25566)に変更します。

プラグインが動作しない

確認事項

  1. プラグインがPurpurのバージョンに対応しているか
  2. 依存プラグイン(Vault、ProtocolLibなど)がインストールされているか
  3. サーバーログでエラーメッセージを確認

ログの確認方法

cat logs/latest.log | grep ERROR

接続できない(外部からのアクセス)

ポート開放の確認

ルーターの設定で、TCP 25565ポートを開放する必要があります。

ファイアウォール設定

Windowsファイアウォールでjava.exeの通信を許可します。

グローバルIPの確認

TPS低下の対策

TPS(Ticks Per Second)は20が正常値です。15以下になるとラグが発生します。

確認コマンド

/tps  # プラグインまたはPurpur標準コマンド

対策

  1. 描画距離を削減(view-distance: 6〜8)
  2. 不要なチャンクをアンロード
  3. Mobの数を制限(spawn-limits設定)
  4. 重いプラグインを特定して削除

サーバー診断ツールの活用

Minecraftサーバー運営では、自分の環境に最適なサーバーサービスを選ぶことが重要です。サーバーの用途、プレイヤー数、予算などの条件によって、最適なホスティングサービスは異なります。

そこで便利なのが、無料で使えるサーバー診断ツールです。レンタルサーバー比較診断では、簡単な質問に答えるだけで、あなたの要件に最適なレンタルサーバーやVPSサービスを提案してくれます。

診断のメリット

  • 用途に合わせた最適なサーバータイプの提案
  • 価格帯や性能での比較が可能
  • 各サービスの特徴を一覧で確認できる
  • Minecraftサーバー向けプランの絞り込み

特にPurpurサーバーのような高度なカスタマイズを行う場合、VPSやクラウドサーバーが適していますが、初心者には管理が難しい場合もあります。診断ツールを使えば、自分のスキルレベルと用途に合ったサービスを見つけられます。

公式サイト:https://comparison.quicca-plus.com/


Purpurサーバーに最適なホスティングサービス

Purpurサーバーを運営する際、自宅サーバーではなくレンタルサーバーやVPSを利用することで、安定性とパフォーマンスが大幅に向上します。ここでは、Minecraftサーバー運営に適したサービスを紹介します。

ConoHa for GAME

ConoHa for GAMEは、Minecraftサーバー向けに最適化されたVPSサービスです。

主な特徴

  • Minecraftマルチサーバーのテンプレートが標準搭載
  • 管理画面から簡単にサーバー起動・停止が可能
  • 時間課金制で使った分だけの支払い
  • 初期費用無料、最低利用期間なし

料金プラン(2025年11月時点)

  • 2GBプラン:月額1,077円〜
  • 4GBプラン:月額2,033円〜
  • 8GBプラン:月額4,054円〜

適している用途

  • 10〜30人規模のサーバー運営
  • 複数のMinecraftサーバーを同時運用
  • 初めてVPSを使う初心者

ConoHa for GAMEは、PurpurやPaperなどのカスタムサーバーソフトウェアも簡単にインストールできるため、設定の自由度が高いのが魅力です。

公式サイト:ConoHa for GAME

Xserver VPS

Xserver VPSは、国内最大級のレンタルサーバー会社が提供する高性能VPSサービスです。

主な特徴

  • 高速NVMe SSD採用で読み書き速度が高速
  • 管理画面が日本語対応で分かりやすい
  • 無料のSSL証明書付き
  • サポート体制が充実(電話・メール対応)

料金プラン(2025年11月時点)

  • 2GBプラン:月額1,150円〜
  • 4GBプラン:月額2,200円〜
  • 8GBプラン:月額4,400円〜

適している用途

  • 安定性を重視したサーバー運営
  • 長期間の継続運用
  • サポートが充実したサービスを求める場合

Xserver VPSは、root権限が付与されるため、Purpurサーバーの細かな設定変更や独自のスクリプト実行も自由に行えます。

公式サイト:Xserver VPS

Xserver VPS for Game

Xserver VPS for Gameは、ゲームサーバー運営に特化したVPSサービスです。

主な特徴

  • Minecraft専用の管理パネル搭載
  • サーバーソフトウェア(Vanilla、Spigot、Paper、Purpur)をワンクリックインストール
  • 自動バックアップ機能標準装備
  • ゲーム向けに最適化されたネットワーク環境

料金プラン(2025年11月時点)

  • 2GBプラン:月額1,150円〜
  • 4GBプラン:月額2,200円〜
  • 8GBプラン:月額4,400円〜

適している用途

  • Minecraftサーバー専用で使いたい
  • 管理画面から簡単に操作したい
  • バックアップ体制を重視する

Xserver VPS for Gameは、Purpurの最新版にも素早く対応しており、アップデートの手間が少ないのが特徴です。

公式サイト:Xserver VPS for Game

KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPSは、柔軟なスペック変更が可能なクラウド型VPSサービスです。

主な特徴

  • 時間課金・月額課金の選択が可能
  • スペックの変更が柔軟(メモリ・CPU・ストレージ)
  • 初期費用無料
  • 高速回線で接続安定性が高い

料金プラン(2025年11月時点)

  • 2GBプラン:日額20円〜(月額上限660円〜)
  • 4GBプラン:日額55円〜(月額上限1,540円〜)
  • 8GBプラン:日額110円〜(月額上限3,080円〜)

適している用途

  • プレイヤー数の変動が大きいサーバー
  • 短期間のイベント運用
  • コストを抑えながら高スペックを利用したい

KAGOYA CLOUD VPSは、サーバースペックを後から変更できるため、最初は小さく始めて必要に応じて拡張できます。

公式サイト:KAGOYA CLOUD VPS

さくらのVPS

さくらのVPSは、老舗のVPSサービスで信頼性と実績があります。

主な特徴

  • 2週間の無料お試し期間
  • 豊富なOSテンプレート
  • スタートアップスクリプト機能でMinecraftサーバーを自動構築
  • コストパフォーマンスが高い

料金プラン(2025年11月時点)

  • 2GBプラン:月額1,738円〜
  • 4GBプラン:月額3,520円〜
  • 8GBプラン:月額7,040円〜

適している用途

  • 長期間の安定運用
  • コスパを重視したい
  • VPSの使い方を学びたい初心者

さくらのVPSは、無料お試し期間があるため、Purpurサーバーの動作テストを事前に行えます。

公式サイト:さくらのVPS

シンVPS

シンVPSは、最新技術を積極的に導入する高速VPSサービスです。

主な特徴

  • AMD EPYC採用で処理速度が高速
  • オールNVMe SSDでディスクI/Oが速い
  • シンプルな料金体系
  • 管理画面が使いやすい

料金プラン(2025年11月時点)

  • 2GBプラン:月額820円〜
  • 4GBプラン:月額1,530円〜
  • 8GBプラン:月額3,101円〜

適している用途

  • 高速処理を求める中〜大規模サーバー
  • コストを抑えつつ高性能を求める
  • 最新技術を活用したい

シンVPSは、Purpurサーバーのようなカスタマイズ性の高いソフトウェアとの相性が良く、パフォーマンスを最大限に引き出せます。

公式サイト:シンVPS


よくある質問(FAQ)

Q1. PurpurとPaperの違いは何ですか?

PurpurはPaperをベースにしており、Paperの全機能を含んだ上で、独自の設定機能が追加されています。具体的には、purpur.ymlという設定ファイルでMobの行動、アイテムドロップ、ゲームメカニクスなどをより細かくカスタマイズできます。パフォーマンス面ではPaperとほぼ同等か、設定によっては若干上回る場合があります。プラグイン互換性は完全に保たれており、PaperやSpigotのプラグインがそのまま使用できます。

公式ドキュメント:https://purpurmc.org/docs/

Q2. Purpurサーバーの推奨メモリ容量は?

プレイヤー数に応じた推奨メモリ容量は以下の通りです。10人以下の小規模サーバーでは2〜4GB、10〜30人の中規模サーバーでは4〜8GB、30〜50人の大規模サーバーでは8〜12GB、50人以上では12GB以上が目安です。ただし、導入するプラグインの数や種類、ワールドサイズによって必要メモリは変動します。特にワールド生成系やMob管理系の重いプラグインを使用する場合は、上記目安よりも多めのメモリを確保することをお勧めします。

Q3. Purpurは公式Minecraftサーバーより軽いですか?

はい、Purpurは公式(Vanilla)サーバーと比較してパフォーマンスが最適化されています。特にチャンクローディング、Mobスポーン処理、レッドストーン回路の計算などが効率化されており、同じハードウェア環境でより多くのプレイヤーを受け入れることができます。ただし、最適化の恩恵を最大限に受けるには、server.properties、paper.yml、purpur.ymlの適切な設定が必要です。デフォルト設定のままでも公式サーバーより高速ですが、環境に合わせた調整でさらに性能を引き出せます。

Q4. Purpurでプラグインが動かない場合の対処法は?

まず、プラグインがPurpurのMinecraftバージョンに対応しているか確認してください。次に、依存プラグイン(VaultやProtocolLibなど)が必要な場合は、それらも正しくインストールされているか確認します。サーバーログ(logs/latest.log)でエラーメッセージを確認し、具体的な原因を特定します。プラグインの設定ファイルが破損している可能性もあるため、一度削除して再生成することも有効です。それでも解決しない場合は、プラグイン開発者に問い合わせるか、SpigotMCやGitHubのissueセクションで報告してください。

Q5. Purpurのアップデート方法は?

Purpurのアップデートは、公式サイトから最新版の.jarファイルをダウンロードし、既存のファイルと置き換えるだけです。手順としては、まずサーバーを停止し、現在のpurpur.jarファイルをバックアップとして別名保存(例:purpur-old.jar)します。次に、最新版をダウンロードしてサーバーフォルダに配置し、サーバーを再起動します。アップデート後は、プラグインの互換性を確認し、必要に応じてプラグインも更新してください。メジャーアップデート(例:1.20→1.21)の場合は、ワールドデータの完全バックアップを強く推奨します。

公式ダウンロード:https://purpurmc.org/downloads


まとめ

Purpurサーバーは、PaperとSpigotの上位互換として、高度なカスタマイズ性とパフォーマンス最適化を両立した優れたMinecraftサーバーソフトウェアです。独自の設定ファイル(purpur.yml)により、ゲームバランスを細かく調整でき、中級者以上のサーバー管理者に最適です。プラグイン互換性も完全に保たれており、既存のSpigot/Paperサーバーからの移行もスムーズに行えます。

自宅サーバーだけでなく、ConoHa for GAMEやXserver VPSなどのホスティングサービスを活用することで、より安定した運営が可能になります。最適なサーバー環境を選ぶには、レンタルサーバー比較診断を活用して、用途に合ったサービスを見つけてください。

Purpurの導入から設定、トラブルシューティングまで、本ガイドを参考にして、理想のMinecraftマルチプレイ環境を構築しましょう。


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