【2025年7月最新】マイクラPaperMC最適化完全ガイド!プラグインとtimings解析でラグを撲滅

【2025年7月最新】マイクラPaperMC最適化完全ガイド!プラグインとtimings解析でラグを撲滅

2025年7月最新情報 – PaperMC 1.21対応版の最新最適化手法を完全網羅。サーバーパフォーマンスを劇的に向上させる実証済みの方法をゲーマー目線で詳しく解説します。

目次

PaperMCとは?なぜ最適化が必要なのか

マインクラフトのマルチプレイサーバーを運営していると、プレイヤー数が増えるにつれてラグが発生し、快適なゲーム体験が損なわれることがあります。そんな問題を解決するのがPaperMCです。

PaperMCは、Spigotをベースに開発された高性能なマインクラフトサーバーソフトウェアで、バニラサーバーと比較して大幅なパフォーマンス向上を実現できます。しかし、単にPaperMCを導入するだけでは真の性能は発揮されません。適切な設定と最適化が必要不可欠です。

PaperMCサーバー管理画面

PaperMCサーバーの管理画面例(出典: 揚げポテほかほかクラフト)

PaperMCの主な特徴と利点

特徴 詳細 パフォーマンス向上
独自の最適化 チャンク処理、エンティティ管理の改善 CPU使用率20-40%削減
詳細な設定項目 paper.yml、spigot.ymlでの細かい調整 メモリ使用量15-30%削減
Timings機能 パフォーマンス分析とボトルネック特定 問題箇所の迅速な特定
プラグイン互換性 Bukkit/Spigotプラグインが利用可能 機能拡張と最適化の両立

PaperMC最適化の基本設定

server.propertiesの重要設定

まず最初に設定すべきはserver.propertiesファイルです。以下の設定項目を適切に調整することで、基本的なパフォーマンス向上が期待できます。

重要な設定項目:

  • view-distance: 描画距離を8-10に設定(デフォルト10)
  • simulation-distance: シミュレーション距離を6-8に設定
  • max-players: サーバー性能に応じて適切に設定
  • sync-chunk-writes: falseに設定(パフォーマンス向上)

paper.ymlの詳細設定

PaperMCの真価を発揮するのがpaper.ymlファイルの設定です。以下の項目を適切に調整することで、劇的なパフォーマンス向上が可能です。

サーバー設定画面

サーバー設定ファイルの編集画面(出典: XServer GAMEs)

チャンク関連の最適化

推奨設定:

  • max-auto-save-chunks-per-tick: 6-8に設定
  • prevent-moving-into-unloaded-chunks: trueに設定
  • delay-chunk-unloads-by: 10sに設定
  • enable-treasure-maps: falseに設定(負荷軽減)

エンティティ関連の最適化

エンティティの処理はサーバーに大きな負荷をかける要因の一つです。以下の設定で効果的に負荷を軽減できます。

  • spawner-nerfed-mobs-should-jump: falseに設定
  • entities-target-with-follow-range: falseに設定
  • zombies-target-turtle-eggs: falseに設定
  • skeleton-horse-thunder-spawn-chance: 0.01に設定

Timings解析による問題特定

PaperMCの最も強力な機能の一つがTimings解析です。この機能を使用することで、サーバーのパフォーマンスボトルネックを正確に特定し、効果的な対策を講じることができます。

Timings解析画面

Timingsレポートの解析画面例(出典: Nodecraft)

Timingsの基本的な使い方

Timings機能を活用するための基本的な手順を説明します。正しく使用することで、サーバーの問題箇所を迅速に特定できます。

  1. 計測開始: /timings onコマンドで計測を開始
  2. 通常運用: 10-30分程度、通常通りサーバーを運用
  3. レポート生成: /timings pasteコマンドでレポートを生成
  4. 分析: 生成されたURLでパフォーマンスを詳細分析

Timings解析のポイント

重要な確認項目:

  • TPS(Ticks Per Second): 20.0に近いほど良好
  • 平均tick時間: 50ms以下が理想
  • プラグイン処理時間: 各プラグインの負荷を確認
  • エンティティ処理: 過剰なエンティティがないか確認
詳細なTimings分析

詳細なTimings分析結果の例(出典: Nodecraft)

プラグイン最適化とおすすめ設定

パフォーマンス向上プラグイン

PaperMCと組み合わせることで、さらなるパフォーマンス向上を実現できるプラグインを紹介します。

プラグイン名 機能 効果 推奨度
ClearLagg 不要アイテム・エンティティの自動削除 メモリ使用量20-30%削減 ★★★★★
LagGoggles ラグ原因の可視化と特定 問題箇所の迅速な発見 ★★★★☆
Chunky ワールドの事前生成 探索時のラグ軽減 ★★★★★
PhantomSMP ファントムの出現制御 エンティティ負荷軽減 ★★★☆☆

プラグイン設定の最適化

各プラグインの設定を適切に調整することで、さらなるパフォーマンス向上が期待できます。

ClearLaggの推奨設定:

  • 自動削除間隔: 5-10分
  • 削除対象: ドロップアイテム、経験値オーブ
  • 保護設定: 名前付きアイテムは保護
  • チャンク制限: 1チャンクあたりの最大エンティティ数制限

tick設定による詳細調整

spigot.ymlのtick設定

spigot.ymlファイルのtick関連設定を調整することで、サーバーの処理効率を大幅に向上させることができます。

注意:以下の設定を変更する前に、必ずサーバーのバックアップを取得してください。設定値によってはゲームバランスに影響する場合があります。

動物・モンスターのtick設定

  • animal-activation-range: 16-32に設定
  • monster-activation-range: 24-48に設定
  • misc-activation-range: 8-16に設定
  • water-activation-range: 12-24に設定

成長とスポーン設定

設定項目 デフォルト値 推奨値 効果
growth.cactus-modifier 100 200-300 サボテン成長速度調整
growth.cane-modifier 100 200-300 サトウキビ成長速度調整
growth.melon-modifier 100 150-250 メロン成長速度調整
growth.pumpkin-modifier 100 150-250 カボチャ成長速度調整

メモリ最適化と起動引数

推奨起動引数

適切な起動引数を設定することで、Javaのガベージコレクションを最適化し、安定したパフォーマンスを実現できます。

4GB RAMサーバーの推奨起動引数:

java -Xms2G -Xmx3G -XX:+UseG1GC -XX:+ParallelRefProcEnabled -XX:MaxGCPauseMillis=200 -XX:+UnlockExperimentalVMOptions -XX:+DisableExplicitGC -XX:+AlwaysPreTouch -XX:G1HeapWastePercent=5 -XX:G1MixedGCCountTarget=4 -XX:G1MixedGCLiveThresholdPercent=90 -XX:G1RSetUpdatingPauseTimePercent=5 -XX:SurvivorRatio=32 -XX:+PerfDisableSharedMem -XX:MaxTenuringThreshold=1 -jar server.jar nogui

メモリ使用量別推奨設定

利用可能メモリ 推奨割り当て 同時接続可能人数 備考
2GB -Xms1G -Xmx1.5G 5-10人 小規模サーバー向け
4GB -Xms2G -Xmx3G 10-20人 中規模サーバー向け
8GB -Xms4G -Xmx6G 20-50人 大規模サーバー向け
16GB以上 -Xms6G -Xmx12G 50人以上 エンタープライズ級

パフォーマンス監視とメンテナンス

定期的な監視項目

サーバーの健全性を維持するために、以下の項目を定期的に監視することが重要です。

  • TPS値: 常時18.0以上を維持
  • メモリ使用率: 80%以下に抑制
  • CPU使用率: 平均70%以下
  • ディスク容量: 空き容量20%以上確保

メンテナンス作業

週次メンテナンス項目:

  • Timingsレポートの確認と分析
  • ログファイルの整理とローテーション
  • 不要なプラグインの削除
  • ワールドファイルの最適化

トラブルシューティング

よくある問題と解決方法

症状 原因 解決方法
TPSが15以下 過負荷、設定不備 Timings解析、設定見直し
メモリリーク プラグイン問題 プラグインの無効化テスト
接続エラー ネットワーク設定 ポート開放、ファイアウォール確認
チャンクエラー ワールド破損 バックアップから復元

おすすめマイクラサーバーホスティング比較

PaperMCを最適に活用するためには、適切なサーバー環境の選択が重要です。以下、マイクラサーバーに最適なホスティングサービスを比較検討してみましょう。

高性能VPSサーバー

XServer VPS for Game

マイクラ専用に最適化されたVPSサービスです。PaperMCの性能を最大限に引き出すための高性能CPUと高速SSDを搭載しており、自動バックアップ機能も充実しています。初心者でも簡単にPaperMCサーバーを構築できるテンプレートが用意されているのが魅力です。

XServer VPS for Game 公式サイト

XServer VPS

コストパフォーマンスに優れた高性能VPSです。PaperMCサーバーの運用に必要な性能を備えながら、比較的リーズナブルな価格で利用できます。root権限が提供されるため、サーバー設定の細かい調整が可能です。

XServer VPS 公式サイト

ConoHa for GAME

ゲーム専用に設計されたクラウドサーバーです。マイクラテンプレートが豊富に用意されており、PaperMCサーバーも簡単に構築できます。時間課金制なので、使った分だけの支払いで済むのが特徴です。

ConoHa for GAME 公式サイト

ConoHa VPS

安定性とコストパフォーマンスのバランスが取れたVPSサービスです。PaperMCサーバーの運用に適した柔軟なリソース設定が可能で、管理画面も使いやすく設計されています。

ConoHa VPS 公式サイト

ゲーミング特化サーバー

LOLIPOP! for Gamers

ゲーマー向けに特化したレンタルサーバーです。マイクラサーバーの構築が非常に簡単で、PaperMCにも標準対応しています。24時間サポートがあるため、初心者でも安心して利用できます。

LOLIPOP! for Gamers 公式サイト

さくらVPS

老舗のVPSプロバイダーとして信頼性が高く、PaperMCサーバーの長期運用に適しています。豊富なドキュメントと情報が揃っているため、カスタマイズ性を重視する上級者におすすめです。

さくらVPS 公式サイト

サーバー選択のポイント:

  • CPU性能: 高いシングルスレッド性能が重要
  • メモリ容量: プレイヤー数×512MB以上が目安
  • ストレージ: SSD搭載で高速アクセス
  • ネットワーク: 安定した回線速度
  • サポート: 24時間対応があると安心

※本記事は2025年7月時点の情報に基づいて執筆されています。PaperMCの設定や最適化方法は頻繁にアップデートされるため、最新情報は公式サイトやコミュニティで確認することをお勧めします。内容の正確性には万全を期していますが、設定変更は自己責任で行い、事前にバックアップを取得してください。サーバー環境や使用状況により効果は異なる場合があります。

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