【2025年11月最新】パルワールド(Pal World)向けレンタルサーバー比較!簡単に専用サーバーを構築できるおすすめサービスも紹介

目次

パルワールド(Pal World)とは?

「パルワールド(Pal World)」は2024年1月19日にSteam(PC)版とXbox版が早期アクセスとして発売され、2024年10月4日にはPS5版も日本で配信開始となったオープンワールドサバイバルゲームです。Steam版は発売直後に史上2位の最大同時接続者数210万人を記録し、2025年2月時点で総プレイヤー数3,200万人を突破するなど、異例の人気を誇るゲームとなっています。

パルワールドのゲーム性は、「ARK: Survival Evolved」のようなサバイバルゲームに、「ポケットモンスター(ポケモン)」のような可愛らしい生物(パル)を捕まえて共に生活基盤を作り上げていく要素を組み合わせた作品です。100種類以上のパルが登場し、今後のアップデートでも継続的に新しいパルが追加される予定となっています。

2025年3月19日には全プラットフォーム(Steam、Xbox、PS5)間でのクロスプレイが可能になるアップデートが実施され、より多くのプレイヤーと一緒に遊べる環境が整いました。正式リリース(Ver.1.0)は2026年に予定されており、現在もアーリーアクセス版として継続的にアップデートが行われています。

パルワールドのマルチプレイを遊ぶには?

パルワールドのマルチプレイを遊ぶには「無料の公式サーバーに参加する」「招待コードでフレンドと遊ぶ」「海外サーバーで自分の専用サーバーを作る」「日本国内のレンタルサーバーを使って自分の専用サーバーを作る」の4種類の方法があります。

それぞれのメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

サーバーの種類メリットデメリット
公式サーバー・無料である
・サーバー構築の設定が不要
・参加上限があり、サーバーに参加できないこともある
・Pingが比較的高く、多少安定しない
・不特定多数のプレイヤーがいる
招待コード・無料で遊べる
・設定が簡単
・知り合いだけで遊べる
・最大4人まで
・ホストがログアウトするとサーバーが停止する
海外サーバー・サーバー構築が選ぶだけで簡単
・知り合いだけ参加できる
・海外にサーバーがあるため、Pingが非常に高い状況が多い
・費用がかかる
日本国内サーバー・安定したサーバーで快適なプレイができる
・一部サービスは選ぶだけでサーバー構築可能
・知り合いだけ参加できる
・最大32人まで対応
・一部サービスではサーバー構築が難しい
・費用がかかる

本格的にマルチプレイを楽しむのであれば、日本国内のレンタルサーバーを使う方法が最もおすすめになります。

公式サーバーでは無料で遊ぶことが可能

公式が提供している専用サーバーで、マルチプレイを無料で遊ぶことも可能です。ゲーム内トップにある「マルチプレイに参加する(専用サーバー)」を選択し、サーバー一覧から空いているところを選んで接続することで遊べます。

ただし、現在でも人気の高さから公式サーバーには負担が大きく、高Ping・接続可能人数が上限になっているといった状況が散見されています。無料で遊べるものの、接続できなかったり、ラグなどに悩まされたりすることから、あくまでマルチプレイを体験したいときにお試しで使ってみるくらいが丁度良いでしょう。

招待コードでフレンドと手軽にマルチプレイ

最も手軽な方法として、招待コードを使ったマルチプレイがあります。この方法では最大4人まで一緒にプレイでき、特別なサーバー構築は不要です。ただし、ホストプレイヤーがログアウトするとサーバーが停止してしまうため、常時遊べる環境が必要な場合は専用サーバーの利用を検討しましょう。

日本国内レンタルサーバーで専用サーバーを立てるのが有力

海外サーバーのPing問題・公式サーバーの混雑状況から、本格的にマルチプレイを楽しむのであれば、日本国内のレンタルサーバーサービスを使って、自分で専用サーバーを構築するのが最も有力になります。

かかる費用としては海外サーバーと大差なく、一部サービスではコントロールパネル画面から選択するだけでパルワールドの専用サーバーを構築できる「テンプレート」があるため、初心者でもサーバーを立てることができるようになっています。

なお、2025年3月のアップデート以降、Steam版、Xbox版、PS5版すべてでクロスプレイが可能になったため、異なるプラットフォームのフレンドとも一緒に遊べるようになりました。

パルワールドの専用サーバーを立てるのに必要なサーバースペック

パルワールドの専用サーバーを立てるために必要なサーバースペックとして、CPUのコア数とメモリのみが公表されています。

項目最低要件推奨要件
CPUコア数4コア4コア以上
メモリ16GB32GB

コア数は4コア以上が推奨となっているため、増える分には問題ありません。メモリに関しては8GBでも起動することはできますが、プレイ時間が長引くほどメモリ不足でクラッシュする可能性が高く、基本的には少人数・短時間のプレイにしか適していません。

また、サーバープログラム自体は2025年11月現在で約5GB程度となっており、ディスク容量はそこまで必要ではない様子です。ただし、今後のアップデートでデータサイズが大きくなることも考えられるため、ギリギリのディスク容量は控えておいた方が良いでしょう。

以上のことから、パルワールド用のマルチプレイサーバーを構築するには「4コア以上のレンタルサーバーから、最低8GB・推奨16GB以上・最高32GBのプランで、なるべくディスクに余裕があるサービスを選ぶ」のがベストになるでしょう。

パルワールド向けレンタルサーバー(国内VPS)を一覧で比較

今回はパルワールド向けのレンタルサーバーとして、「ConoHa for GAME」「Xserver for GAME」「KAGOYA CLOUD VPS」の3社を比較してみます。これらはゲーム用VPSとしても人気が高く、それぞれテンプレートの豊富さや費用面、スペックの拡張性でそれぞれに特徴があります。

少人数・短時間向けの8GBプランで比較

サービスConoHa for GAMEXserver for GAMEKAGOYA CLOUD VPS
メモリ8GB8GB8GB
月額料金1,915円/月3,201円/月3,410円/月
初期費用無料無料無料
最低利用期間無し無し無し
CPU6Core仮想 6Core6Core
SSD100GB100GB(増設可能)100GB
※ConoHa for GAMEの月額料金は36か月契約による割引適用時

最適なコスパの16GBプランで比較

サービスConoHa for GAMEXserver for GAMEKAGOYA CLOUD VPS
メモリ16GB16GB16GB
月額料金4,315円/月7,200円/月6,600円/月
初期費用無料無料無料
最低利用期間無し無し無し
CPU8Core仮想 8Core10Core
SSD100GB100GB(増設可能)100GB
※ConoHa for GAMEの月額料金は36か月契約による割引適用時

安定して快適に遊べる32GBプランで比較

サービスConoHa for GAMEXserver for GAMEKAGOYA CLOUD VPS
メモリ32GB32GB32GB
月額料金11,095円/月18,500円/月12,100円/月
初期費用無料無料無料
最低利用期間無し無し無し
CPU12Core仮想 12Core12Core
SSD100GB100GB(増設可能)200GB
※ConoHa for GAMEの月額料金は36か月契約による割引適用時
※KAGOYA CLOUD VPSの料金は2025年11月時点の情報

パルワールドを遊ぶのにおすすめのレンタルサーバー

パルワールドを遊ぶのに費用・使いやすさの両面から考えると、最もおすすめなのは「ConoHa for GAME」になります。

その理由として、パルワールド用のテンプレートが公開されていることから初心者でも使いやすく、長期契約するほど費用がお得になるキャンペーンが頻繁に開催されているためです。管理画面も使いやすく、もしパルワールドに飽きても「Minecraft(マインクラフト)」や「ARK」、「RUST」など人気ゲームのサーバーに切り替えて構築できることから、ゲーム用サーバーとして使うのであれば、特におすすめのVPSとなります。

ConoHa for GAME


おすすめプラン月額費用初期費用
16GBプラン4,315円無料
最低利用期間CPUSSD
無し8Core100GB
※月額料金は36か月契約による割引適用時

さまざまなゲームに対応!誰でも簡単にサーバー構築できる特化型VPS

パルワールドの発売直後からテンプレートを提供し、初心者でも簡単にマルチプレイサーバーを構築できる環境を整えています。ゲーム特化のレンタルサーバーとして満足できる環境を構築してくれるほか、割引キャンペーンも頻繁に開催されているため、初心者から経験者まで、まずは押さえておきたいサービスになります。

より高いスペックで安定して遊ぶことを考えるのであれば、「KAGOYA CLOUD VPS」になります。今回取り上げた3社の中でも16GBプランで唯一10コアのCPUを有しており、大きいプランになるほどディスク容量も大きくなるため、さまざまなゲームサーバーをデータサイズを気にせずに構築できるのも魅力です。

2025年2月にはNVMe SSDを全プランで標準採用するリニューアルが行われ、高速なストレージ環境が整いました。ただ、ゲーム用サーバー構築のテンプレートは少なく、テンプレートの無いゲームはコマンド入力で直接構築する手順が必要になるということは理解しておきましょう。

KAGOYA CLOUD VPS


kagoyacloud
おすすめプラン月額費用初期費用
16GBプラン6,600円無料
最低利用期間CPUSSD
無し10Core100GB

老舗による安心感もあり、コスパに優れたVPS!

2025年リニューアルでNVMe SSDを全プラン標準採用し、高速ストレージ環境を実現。自社データセンターでの管理・長年培ってきたレンタルサーバー運営としてのノウハウを持つカゴヤ・ジャパンのVPSサービスです。ゲーム以外の用途にも使えるため、ゲームサーバーを構築しながら、ブログなども運営したいという人にはぴったりでしょう。

パルワールドのサーバー構築参考動画

パルワールドのマルチプレイサーバーの立て方について、日本のYouTubeクリエイターが詳しく解説している動画を紹介します。

ConoHa for GAMEでのサーバー構築方法

この動画では、ConoHa for GAMEを使ったパルワールドのマルチプレイサーバーの立て方をわかりやすく解説しています。

サーバー設定のカスタマイズ方法

パルワールドを最大限楽しめるサーバー設定について、ガチ勢が詳しく解説している動画です。難易度やゲームバランスの調整方法がわかります。

手軽に構築できるサーバーで、ストレスのないマルチプレイを!

かつてはSteamから配布されるサーバープログラムを、サーバーに直接コマンドを入力して構築する必要がありました。しかし、未経験者が行うにはハードルが高く、いざ構築できてもエラーが生じたり、思った通りの設定にできないなどということもあり、満足のいく状況で遊べるようになるまでが難しい状況となっていました。

しかし、2025年現在では、さまざまなサービスですぐに遊べる環境を用意してくれるようになり、誰でも手軽にサーバー構築ができるようになっています。特にConoHa for GAMEやXserver for GAMEでは、パルワールド専用のテンプレートが用意されており、数クリックでマルチプレイサーバーを立ち上げることが可能です。

もちろん、直接コマンド入力ができれば、より自由度は大きくなりますが、それだけサーバー運営に携わる時間も増えてしまうため、基本的にはテンプレートを活用することをおすすめします。また、2025年3月のクロスプレイ対応により、Steam版、Xbox版、PS5版のすべてのプラットフォームで一緒に遊べるようになったことも大きな進化です。

パルワールドは2026年に正式リリース(Ver.1.0)が予定されており、今後も継続的なアップデートが見込まれています。2025年冬にも大型アップデートが予定されているため、長く楽しめるゲームとして、今からサーバーを立てて友人と一緒にプレイするのに最適なタイミングと言えるでしょう。

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