はじめに
7 Days to Die(7DTD)は1.0リリース後も「Storm’s Brewing」V2.0以降、大型アップデートが継続しており、2025年11月現在は安定版(Stable)V2.4系が最新です。V2.2〜V2.4でサーバー機能やバイオーム進行、クロスプレイ対応などが順次強化され、次期コンテンツアップデートとなるV2.5系が年末に向けて準備中です。
本ガイドは、V2.0〜V2.4で共通して有効なサーバー構築手順をベースにしつつ、V2.2〜V2.3で追加・変更された要素(ロック可能スロット、サバイバルギア制バイオーム進行など)も併記した2025年版の内容です。
PC(Windows)版・PlayStation 5・Xbox Series X|S間のクロスプレイは、専用サーバー側設定とクライアント側の条件を満たすことで最大8人まで利用できます(旧世代機PS4/Xbox Oneは非対応)。詳細な制限値は公式のCrossplay Server Requirementsや、ランチャーの注記を必ず確認してください。
7DTD マルチプレイ サーバー立て方 – 2025年対応 完全ガイド
マルチプレイサーバーの種類
1. P2P(ホスト型)
- ゲーム内から即開始できる簡易方式
- ホスト離脱でセッション終了
- 少人数(~約8名)向け
2. 専用サーバー(Dedicated)
- 24/7稼働・安定性重視
- ホスト不在でもワールド継続
- MODや管理機能を柔軟に運用可
3. クロスプレイ構成
- PC/コンソール混在プレイを許可
- サーバー設定(ServerAllowCrossplay/EACなど)と各プラットフォームの要件を満たす必要あり
- プレイヤー上限は仕様上最大8人(構成・性能的には小~中規模が現実的)
専用サーバー構築手順(V2.4安定版を基準)
Step 1: ポート開放
安定稼働に必要な代表的ポート(用途やプラグインにより追加あり)
| ポート | プロトコル | 用途 |
|---|---|---|
| 26900 | TCP/UDP | ゲーム(デフォルト) |
| 26901–26903 | UDP | 追加ゲームポート |
| 8080 | TCP | Web管理(有効化時) |
| 8081 | TCP | Telnet(有効化時) |
Step 2: SteamCMDでサーバーファイル取得
前提:V2.x系では最新のVisual C++ランタイムが必要になる場合があります(Windows)。
Windows
steamcmd.exe +login anonymous ^
+force_install_dir "C:\7DTDServer" ^
+app_update 294420 validate ^
+quit
Linux(Debian/Ubuntu系の例)
sudo apt update
sudo apt install -y steamcmd
steamcmd +login anonymous \
+force_install_dir ~/7dtd-server \
+app_update 294420 validate \
+quit
Step 3: serverconfig.xml(主要項目)
<property name="ServerName" value="My 7DTD Server"/>
<property name="ServerDescription" value="Welcome!"/>
<property name="ServerPassword" value=""/>
<property name="ServerMaxPlayerCount" value="8"/>
<property name="ServerPort" value="26900"/>
<property name="ServerVisibility" value="2"/>
<property name="ServerAllowCrossplay" value="false"/>
<property name="EACEnabled" value="true"/>
<property name="LockableSlotsEnabled" value="true"/>
<property name="LockableSlotsMax" value="10"/>
<property name="GameDifficulty" value="1"/>
<property name="XPMultiplier" value="100"/>
<property name="BloodMoonFrequency" value="7"/>
クロスプレイを有効にする場合の注意:公式の「Crossplay Server Requirements」に従い、ServerAllowCrossplay=True・EACEnabled=True・IgnoreEOSSanctions=False・ServerMaxPlayerCount=8 などの条件と、XP倍率や戦利品豊富度などの設定値を許容レンジ内に収める必要があります。条件を外れると、コンソール側からサーバーが一覧に表示されなかったり、接続エラーになるので注意してください。
※ 実運用では「バックアップ間隔」「セーブ先」「ログ出力」「土地保護」「PvP/PvE」なども合わせて設定します。
V2.3系の主な変更点(要点)
サバイバルギア(バイオーム進行の再設計)
- 従来のバイオーム進行要件を、装備(ギア)ベースで段階管理
- 安全圏(シェルター)に入ると環境デバフをリセット可能な設計
- 死亡時のギア挙動はサーバー/世界設定に追従(ドロップ/保持)
ゲームプレイ改善の代表例
- 特定特殊個体の挙動・可視性調整
- 資源採取(例:切り株→はちみつ)ドロップの見直し
- ゾンビAIのルーティング/探索性を最適化
- 露水コレクターなどの拠点ヒート値のバランス調整
※ V2.3は現在安定版として全プラットフォーム配信済みですが、将来のパッチで挙動が微調整される場合があります。本番サーバーは V2.4安定版運用+新要素はテスト環境で検証する構成を推奨します。
7DTD 推奨スペック(2025年11月時点の目安)
2025年11月時点の目安(PC/安定版)
最小(小規模/低設定)
- OS:Windows 10 64-bit / Ubuntu 22.04 LTS
- CPU:4コア(~2.8GHz級)
- RAM:8GB
- GPU:2GB VRAMクラス
- Storage:空き15GB以上(SSD推奨)
推奨(中設定/快適)
- OS:Windows 11 / Ubuntu 22.04 LTS
- CPU:6コア世代(例:Core i5/Ryzen 5クラス)
- RAM:12~16GB(サーバー運用は16GB以上が無難)
- GPU:4GB VRAM以上
- Storage:NVMe SSD(50GB以上の余裕)
プレイヤー数別サーバー目安
| 人数 | CPU | RAM | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2–4 | 4C/8T級 | 12GB | 小規模PVE/PVP |
| 5–8 | 6C/12T級 | 16GB | クロスプレイ混在可 |
| 9–16 | 8C/16T級 | 24GB | 軽量MODも視野 |
| 17+ | 12C+級 | 32GB+ | 専用サーバー構成推奨 |
※ V2.0以降は天候・環境処理やAI強化により、旧アルファ版よりもCPU/RAM/ストレージI/Oに余力が必要です。
MOD導入(V2.2〜V2.4)
互換性と配置
- 安定版(2.2〜2.4)対応MODが主流。V2.3以降の仕様変更に未対応の旧MODも一部あり
- 依存Framework/Harmonyは削除しない(0_TFP_Harmony 等)
- 実験版(V2.5系)が出た場合は、安定版用MODと混用しない
標準配置(Windows/Steam)
C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\7 Days To Die\Mods\
├─ 0_TFP_Harmony\
├─ [Framework]\
└─ [YourMod]\
└─ ModInfo.xml
サーバー設定(V2.2〜V2.4)
V2.2:ロック可能スロット/ルートキャップ
<property name="LockableSlotsEnabled" value="true"/>
<property name="LockableSlotsMax" value="10"/>
<property name="LootStageCapEnabled" value="false"/>
<property name="LootAbundance" value="100"/>
V2.3系:サバイバルギア/AI関連
<property name="BiomeHazardRecoveryEnabled" value="true"/>
<property name="SurvivalGearDropOnDeath" value="true"/>
<property name="BiomeChallengeOrder" value="flexible"/>
<property name="ZombieAIWanderEnabled" value="true"/>
<property name="ZombieAlertTime" value="180"/>
※ 実験版(V2.5系)では項目名の変更や統合が行われる可能性があります。導入前に最新版のサンプルconfigやリリースノートで必ず照合してください。
ラグ対策/パフォーマンス最適化(V2.0〜V2.4)
ゲーム側の代表設定
<property name="MaxSpawnedZombies" value="32"/>
<property name="MaxSpawnedAnimals" value="25"/>
<property name="DynamicMeshEnabled" value="true"/>
<property name="DynamicMeshDistance" value="150"/>
<property name="DynamicMeshLandClaimOnly" value="true"/>
<property name="MaxChunkAge" value="25"/>
ハード/OS側の基本
- NVMe SSD+十分な空き容量(I/Oスタッター低減)
- CPU高パフォーマンス設定・省電力無効(サーバー)
- ログ・バックアップの保存先分離(I/O競合の軽減)
おすすめホスティング(2025年対応)
ゲーム特化型
- 7DTD用ゲームテンプレートで数クリック構築
- ゲーム専用コントロールパネルで起動/停止・ログ確認が容易
- 自動バックアップ・イメージ保存機能(オプション)でワールド保護
- 月額目安:プラン/キャンペーンにより変動するため公式で要確認
- 7DTDイメージから自動構築可能
- ゲームパネルで電源操作・バックアップ・コンソール操作に対応
- 国内データセンターで低遅延
- 月額目安:公式サイト/キャンペーンで要確認
- 高性能VPS(NVMe/最新CPU)を自由にカスタマイズ
- 7DTD以外の用途との兼用にも向く
- 時間課金でテスト/イベント運用に最適
- テンプレートやスクリプトを組み合わせて柔軟に構築可能
人数別の選び方(目安)
| 人数 | RAM | 候補 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2–4 | 12GB | ConoHa for GAME 等 | 安定版V2.4でのPVE中心 |
| 5–8 | 16GB | XServer VPS for Game 等 | クロスプレイ/軽量MOD |
| 9–16 | 24GB | XServer VPS 等 | 拡張や多POI攻略を見据える |
| 17+ | 32GB+ | 高性能VPS/専用機 | 大規模/多MOD |
まとめ(2025年版)
- 最新ブランチ:2025年11月現在の最新安定版は V2.4系(b7まで)。V2.2/V2.3は旧安定として利用可能で、次期大型アップデート V2.5 は2025年12月以降にコンテンツ追加予定(本番はV2.4安定版運用+新バージョンは別環境で検証推奨)
- クロスプレイ:PC・PS5・Xbox Series X|S 間で最大8人まで。ServerAllowCrossplay/EAC設定と公式要件レンジを厳守すること
- パフォーマンス:V2.0以降は天候/環境処理・AI強化により、旧アルファ版よりCPU/RAM/I/O負荷が高い
- MOD:V2.2〜V2.4対応が主流。実験版(V2.5系)が出た場合は対応状況を必ず確認
- 構築の勘所:ポート開放・serverconfig最適化・バックアップ/ログ設計・ハード最適化・クロスプレイ要件のチェック
参考リンク
- 7 Days to Die 公式サイト
- 公式フォーラム(安定版/実験版の告知)
- Crossplay Server Requirements
- Nexus Mods – 7DTD
- 7DTD Mods ハブ
注:本稿は2025年11月時点で恒常的に有効な仕様に基づいています。特にクロスプレイ要件や実験版(V2.5系)の項目名・挙動はパッチで変更される可能性があるため、導入前に現行リリースノートとサンプルconfigを必ず確認してください。

