冒頭の直接回答
マインクラフト実写映画「A Minecraft Movie」（邦題：マインクラフト／ザ・ムービー）は、2025年4月4日に全米公開され、日本では2025年4月25日に劇場公開されました。ジャック・ブラック、ジェイソン・モモアらが出演し、現実世界からマインクラフトの世界に迷い込んだ人々の冒険を描く実写とCGを融合したアドベンチャー映画です。全世界興行収入9億5400万ドル（約1350億円）を記録する大ヒット作となり、続編も2027年7月23日に公開予定です。
要点
- 全米公開日は2025年4月4日、日本公開は2025年4月25日
- 全世界興行収入9億5400万ドル突破でゲーム原作映画歴代2位を記録
- ジャック・ブラック、ジェイソン・モモアなど豪華キャストが出演
- 日本語吹替版には山寺宏一、安元洋貴、HIKAKIN、狩野英孝らが参加
- 続編が2027年7月23日に全米公開決定
マインクラフト映画「ザ・ムービー」とは
世界で最も売れたゲームの初実写映画化
マインクラフト／ザ・ムービーは、2009年に誕生し全世界で3億本以上を売り上げた「世界で最も売れているゲーム」マインクラフトを初めて実写映画化した作品です。ワーナー・ブラザーズとレジェンダリー・ピクチャーズが製作を手がけ、製作費1億5000万ドルを投じて制作されました。
監督はジャレッド・ヘス（ナポレオン・ダイナマイト）が務め、脚本にはクリス・ボウマンとヒューベル・D・デイヴィスが参加しています。実写とCGを融合させることで、ゲームの特徴である「すべてが四角形の世界」を映画として再現することに成功しました。
記録的な興行成績を達成
本作は公開直後から世界中で大ヒットを記録しました。北米での初週末興行収入は1億6300万ドル（約236億円）を記録し、ゲーム原作映画として史上最高のオープニング成績を達成しました。最終的な全世界興行収入は9億5400万ドル（約1350億円）に達し、2025年の世界興行収入ランキングで第2位、ゲーム原作映画の歴代興行収入でも第2位となっています。
日本でも公開4週目で興行収入30億円、観客動員数230万人を突破し、2025年公開の洋画作品では首位を獲得しました。
公開日と上映情報
世界公開スケジュール
マインクラフト／ザ・ムービーは、2025年3月30日にロンドンのエンパイア・レスター・スクエアでワールドプレミア上映が行われ、その後世界76の国と地域で順次公開されました。
| 地域 | 公開日 |
|---|---|
| 全米 | 2025年4月4日 |
| 日本 | 2025年4月25日 |
| 世界各国 | 2025年4月より順次 |
上映形式と上映時間
上映時間は101分で、IMAX、4DX、MX4Dなど各種プレミアムフォーマットでも上映されています。映倫区分はG（全年齢対象）となっており、子供から大人まで幅広い層が楽しめる作品として制作されています。
日本での配給はワーナー・ブラザース映画が担当し、全国の主要シネマコンプレックスで上映されました。公式サイト（https://wwws.warnerbros.co.jp/minecraft-movie/）では上映劇場の検索が可能です。
あらすじ・ストーリー
物語の概要
採掘場で働くスティーブは、ある日青く光る謎のキューブを発見します。そのキューブに触れた瞬間、彼は全てが四角形で構成された不思議な「マインクラフトの世界（オーバーワールド）」に転送されてしまいます。
同じ頃、現実世界から突然ポータルに引き込まれた4人の不器用なキャラクターたち──1980年代のゲームチャンピオン・ギャレット、学校の生徒ヘンリー、彼の仲間ナタリーとドーン──もこの四角い世界に迷い込みます。
クライマックスに向けた冒険
マインクラフトの世界で長年生活してきた「先住転送民」のスティーブは、新たに転送されてきた4人に現実世界への帰り方を教えることを約束します。しかし、そのためには四角いブタのモンスター「ピグリン軍団」のボス・チャンガスと対峙し、危険なネザーの世界を冒険しなければなりません。
彼らは創造力（クラフト）とサバイバルスキルを駆使しながら、マインクラフトの世界を探索し、様々なモブ（クリーパー、エンダーマン、スケルトンなど）と遭遇します。果たして彼らは無事に現実世界に帰ることができるのでしょうか。
豪華キャスト陣
主要キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| スティーブ | ジャック・ブラック | 山寺宏一 |
| ギャレット | ジェイソン・モモア | 安元洋貴 |
| ナタリー | エマ・マイヤーズ | 生見愛瑠 |
| ヘンリー | セバスチャン・ハンセン | 村瀬歩 |
| ドーン | ダニエル・ブルックス | 斉藤貴美子 |
| マーリーン | ジェニファー・クーリッジ | – |
| チャンガス将軍 | ジャレッド・ヘス（声） | 狩野英孝 |
| ニットウィット（村人） | マット・ベリー（声） | HIKAKIN |
ジャック・ブラック（スティーブ役）
「ジュマンジ」シリーズや「カンフー・パンダ」シリーズで知られる名優ジャック・ブラックが、マインクラフトの世界の先住転送民スティーブを演じます。劇中では「溶岩チキン（Lava Chicken）」という楽曲を熱唱するシーンがあり、大きな話題となりました。
日本語吹替版では山寺宏一が担当し、ジャック・ブラックの歌唱シーンも見事に再現しています。
ジェイソン・モモア（ギャレット役）
「アクアマン」「ワイルド・スピード」シリーズで知られるジェイソン・モモアが、1980年代のゲームチャンピオン・ギャレットを演じます。ピンクのジャケットを着た長髪の男性という意外なビジュアルで登場し、コメディタッチの演技を披露しています。
日本語吹替版では安元洋貴が担当し、モモアの力強さとコミカルさを表現しています。
日本語吹替版の豪華声優陣
日本語吹替版には、声優の山寺宏一、安元洋貴、村瀬歩、斉藤貴美子に加え、モデルの生見愛瑠（めるる）、お笑い芸人の狩野英孝、YouTuberのHIKAKIN、SEIKINなど、幅広いジャンルから豪華キャストが集結しました。
特にHIKAKINは12年来のマインクラフトプレイヤーとして知られており、本作で唯一現実世界に逆転送される村人・ニットウィット役を演じています。SEIKINと共に「村人ガヤ」としても参加しており、ファンにとっては嬉しいキャスティングとなりました。
さらにゲーム実況で人気の動画クリエイターグループ「ドズル社」「日常組」「カラフルピーチ」のメンバーも村人役やガヤ役として参加しています。
予告編・動画
日本語吹替版本予告
映画『マインクラフト／ザ・ムービー』の日本語吹替版本予告がYouTubeで公開されています。驚異のクオリティで再現されたマイクラワールドや、ジャック・ブラック演じるスティーブの「溶岩チキン」シーンなど、見どころが満載です。
公式予告編一覧
ワーナー・ブラザース公式チャンネルでは、以下の予告編が公開されています。
- 予告編1（2024年9月4日公開）
- 予告編2（2024年11月20日公開）
- 本予告編（2025年2月27日公開）
- 日本語吹替版予告（2025年4月6日公開）
公式サイト（https://wwws.warnerbros.co.jp/minecraft-movie/）でも全ての予告編を視聴することができます。
映画の見どころと評価
ゲームの世界観を忠実に再現
本作最大の見どころは、マインクラフトの特徴である「すべてが四角形で構成された世界」を実写映画として見事に再現した点です。クリーパー、エンダーマン、ピグリンなどおなじみのモブたちがCGで描かれ、ゲームプレイヤーには懐かしく、初めての人にも新鮮な映像体験を提供しています。
エリトラでの飛行シーン、トロッコでのスピーディな移動シーン、クラフトテーブルでのアイテム作成シーンなど、ゲームの要素が随所に散りばめられています。
アクションとコメディの融合
ジャレッド・ヘス監督は、アクションシーンとコメディシーンをバランスよく配置し、終始ジェットコースターに乗っているような展開を作り上げています。ジャック・ブラックのコメディセンスとジェイソン・モモアのアクションが融合し、子供から大人まで楽しめる作品に仕上がっています。
特に劇中で歌われる「溶岩チキン（Lava Chicken）」の楽曲は一度聴いたら忘れられないメロディで、SNSでも大きな話題となりました。
批評家とファンの評価
興行的には大成功を収めた一方、批評家の評価は賛否が分かれています。大手映画批評サイトでは批評家スコアが低めとなっていますが、一般観客のスコアは高く、特に若年層やゲームファンからは高い支持を得ています。
日本でも映画.comでの評価は3.3/5と中程度ながら、家族連れや子供たちからは「マイクラの世界が映画で見られて感動した」「キャラクターが可愛い」といった好意的な声が多く寄せられています。
続編情報
2027年7月23日に続編公開決定
前作の大ヒットを受けて、米ワーナー・ブラザースは2025年10月9日、続編「A Minecraft Movie 2（仮題）」を2027年7月23日に全米公開すると正式発表しました。日本での公開日は未定ですが、前作同様に公開されることが期待されています。
続編への期待
続編では前作のキャストが続投するのか、新たなキャラクターが登場するのかなど、詳細はまだ明らかにされていません。しかしファンの間では、ネザーやエンドの世界をさらに深く描いてほしい、エンダードラゴンとの戦いを見たいなどの期待の声が上がっています。
前作が9億ドル超えの大ヒットとなったことから、続編にも大きな注目が集まっています。