冒頭の直接回答
マイクラスクラッチとは、Minecraft Java版とScratchを連携させ、ブロックを組み合わせるだけでマイクラの世界をプログラミングできる教育手法です。専用MOD「Raspberry Jam Mod」を導入することで、建築の自動化やミニゲーム作成が可能になり、プログラミング初心者でも楽しく学習できます。
要点
- Minecraft Java版とScratch3.0改を連携させてプログラミング学習ができる
- 専用MOD「Raspberry Jam Mod」でマイクラの世界を自動操作可能
- 建築自動化、ミニゲーム作成、プログラミング思考の習得に最適
- 初期費用はマイクラJava版の購入費用(3,960円)のみで始められる
- 8歳頃から始められ、マウス操作とひらがなが読めれば十分

マイクラスクラッチとは?
マイクラスクラッチは、世界中で人気のゲーム「Minecraft Java版」と、MIT開発のビジュアルプログラミング言語「Scratch」を組み合わせた革新的なプログラミング学習手法です。コードを書かずにブロックを組み合わせるだけで、マイクラの世界に巨大な建築物を一瞬で作ったり、オリジナルゲームを作成したりできます。
従来のプログラミング学習では英語のコードを覚える必要がありましたが、マイクラスクラッチなら視覚的にブロックをつなげるだけでOK。子供が大好きなマイクラで遊びながら、自然とプログラミングの基礎概念(順次処理・繰り返し・条件分岐)を身につけられるため、教育現場でも注目されています。
マイクラスクラッチでできること
プログラミング基礎学習
- 順次処理:プログラムの基本的な流れを理解
- 繰り返し(ループ):効率的な処理方法を体験
- 条件分岐(if文):条件によって動作を変える仕組みを学習
- 変数・関数:データ管理と処理の分割を実践
建築の自動化
- 巨大建築物の自動生成:複雑な構造物を一瞬で建設
- パターン建築:同じ建物を大量配置して街を作成
- 地形改造:山や川、ダンジョンの自動生成
- 装飾の一括配置:壁紙や照明を効率的に設置
オリジナルゲーム作成
- アスレチックコース:障害物を自動配置したパルクールゲーム
- パズルゲーム:ブロックを使った謎解き要素
- サバイバルゲーム:モンスター配置とゲームルール設定
- 探索ゲーム:宝探しや迷路ゲームの制作
マイクラスクラッチの始め方:7ステップ完全ガイド
必要なもの
マイクラスクラッチを始めるには以下の環境が必要です:
- パソコン:Windows/Mac/Linux(メモリ4GB以上推奨)
- インターネット接続:MODやツールのダウンロードに必要
- Minecraft Java版:3,960円(統合版では利用不可)
- Javaランタイム:無料でダウンロード可能
- MOD導入環境:CurseForgeなどのMODマネージャー
重要な注意点として、Nintendo Switchやスマートフォン版などの統合版では利用できません。必ずパソコンでJava版を購入してください。
STEP1:パソコン(PC)を用意する
マイクラスクラッチにはJava版Minecraftが必須のため、パソコンが必要です。推奨スペックは以下の通りです:
推奨スペック
- CPU:Intel Core i3以上またはAMD相当
- メモリ:4GB以上(8GB推奨)
- ストレージ:5GB以上の空き容量
- OS:Windows 10/11、macOS 10.15以降、Ubuntu 16.04以降
古いパソコンでも2015年以降の機種であれば概ね動作します。グラフィック性能は一般的な内蔵GPUで十分対応可能です。
STEP2:Javaをインストールする
MinecraftはJavaというプログラミング言語で動作しているため、Java実行環境のインストールが必要です。
インストール手順
- Java公式サイトにアクセス
- 「Javaのダウンロード」ボタンをクリック
- 利用規約に同意してインストーラーをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール完了
インストール後、パソコンを再起動することで確実にJavaが有効化されます。
STEP3:Minecraft Java版を購入・インストール
重要な注意点:統合版(Bedrock Edition、Nintendo Switch版、スマートフォン版)ではMOD導入できないため、必ずJava版を購入してください。
Minecraft公式サイトから購入できます。価格は3,960円(2025年11月現在)。購入後、ランチャーをダウンロードしてログインすれば、マイクラをプレイできる環境が整います。
STEP4:MODマネージャー「CurseForge」をインストール
MOD(マインクラフトの拡張機能)を簡単に管理するため、CurseForgeというツールを導入します。
インストール手順
- CurseForge公式サイトにアクセス
- 使用OSに対応したバージョンを選択してダウンロード
- インストーラーを実行してアプリをインストール
- 初回起動時にアカウント作成(無料)
CurseForgeを使えば、MODの導入・管理・アップデートが簡単に行えます。
STEP5:マイクラ用プロファイル作成
CurseForgeで新しいModパックを作成します。
作成手順
- CurseForgeを起動し「Create」(作成)をクリック
- プロファイル名を任意で入力(例:「マイクラスクラッチ」)
- Minecraftバージョンを1.12.2に設定(重要:この後のMODが1.12.2対応のため)
- 「作成」をクリックしてプロファイル完成
- 「プレイ」を押してマイクラを一度起動し、ワールドを作成
ワールドを作成しておくことで、MOD導入後すぐにプログラミングを試せます。
STEP6:「Raspberry Jam Mod」をインストール
マイクラを外部プログラムから操作できるようにする専用MODを導入します。
導入手順
- GitHub配布ページから「mods.zip」をダウンロード
- ZIPファイルを展開し、「1.12.2」フォルダ内の「RaspberryJamMod.jar」を見つける
- CurseForgeのModパック設定から「mods」フォルダを開く
- 「RaspberryJamMod.jar」をmodsフォルダにコピー
これでマイクラ側の準備は完了です。次はScratchとの連携設定を行います。
STEP7:Scratch3.0改で連携確認
Scratch3.0改(マイクラ連携機能を追加した改造版Scratch)を使って接続テストを行います。
接続手順
- Scratch3.0改(マナビバ版)にブラウザでアクセス
- 「試す」をクリックしてエディタを開く
- 画面左下の拡張機能アイコン(+マーク)をクリック
- 拡張機能一覧から「Micramming」を選択してインストール
- マイクラでワールドを起動し、ESCキーを押してメニュー画面を開く
- Scratchエディタで「チャット こんにちは!」ブロックを配置してクリック
- マイクラ画面にメッセージが表示されれば連携成功
この時点で接続できない場合は、マイクラとScratchを両方再起動してから再度試してください。
マイクラスクラッチで何ができる?実例紹介
建築自動化の例
手作業では数時間かかる建築物も、プログラムなら数秒で完成します。
サンプルプログラム(疑似コード)
繰り返し (10) 回 {
ブロックを置く (石) 座標 (x, y, z)
x を 1 ずつ増やす
}
このシンプルなプログラムで、横一列に石ブロックを10個並べられます。これを応用すれば、壁・床・屋根を自動生成でき、巨大な城や要塞も短時間で建設可能です。
ミニゲーム作成の例
- アスレチックゲーム:ジャンプする障害物を自動配置
- 宝探しゲーム:ランダムな場所にお宝を隠す
- タイムアタック:制限時間内にゴールを目指すゲーム
- 脱出ゲーム:謎解き要素を含む部屋を自動生成
これらのゲームをScratchで作成し、友達と一緒にマルチプレイで遊ぶことも可能です。
比較表:マイクラプログラミング環境の違い
| 項目 | マイクラスクラッチ | 教育版マイクラ | MakeCode for Minecraft |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 8〜14歳 | 6〜18歳 | 10〜16歳 |
| 費用 | Java版購入のみ(3,960円) | ライセンス費用あり | Java版購入のみ |
| プログラミング言語 | Scratchブロック | MakeCode・Python | MakeCode・JavaScript |
| 対応エディション | Java版のみ | 教育版専用 | 統合版・Java版 |
| MOD対応 | ○ | × | × |
| 自由度 | 高い | 中程度 | 中程度 |
| 導入難易度 | 中程度 | 簡単 | 簡単 |
| 日本語対応 | ○ | ○ | ○ |
| オフライン利用 | ○ | △ | △ |
マイクラスクラッチは導入にやや手間がかかりますが、一度設定すれば高い自由度でプログラミング学習ができます。
マイクラスクラッチ学習におすすめのVPSサーバー
マイクラスクラッチでの学習が進んだら、マルチプレイ環境でより本格的なプログラミング実践に挑戦してみましょう。自宅PCでサーバーを立てると電気代や負荷が気になりますが、VPS(仮想専用サーバー)なら24時間安定稼働が可能です。
エックスサーバー VPS
初心者におすすめの安定サーバーです。国内シェアNo.1のエックスサーバーが提供するVPSサービスで、マイクラ専用テンプレートが用意されています。
特徴
- 料金:月額830円〜(2GBプラン)
- 24時間365日の安心サポート
- 簡単セットアップで初心者でも迷わない
- 高い稼働率で安定したマルチプレイ環境
MOD導入にも対応しているため、マイクラスクラッチ環境の共有も可能です。家族や友人とのマルチプレイ、プログラミング実験環境として最適。
エックスサーバー VPS for Game
ゲーム特化の高性能サーバーで、マイクラに最適化されています。Minecraft専用の管理パネルが付属し、プラグインやMODの管理が直感的に行えます。
特徴
- 料金:月額1,150円〜(2GBプラン)
- 高速SSDで読み込み速度が速い
- 国内データセンターで低遅延
- 自動バックアップ機能あり
マイクラスクラッチで作成したプログラムをマルチプレイ環境で実行したい場合に最適です。
ConoHa for GAME
コスパ重視の時間課金制サーバーです。時間単位で課金されるため、使わない時間は費用が発生しません。
特徴
- 料金:月額1,065円〜(1GBプラン)※時間課金も可能
- 最短1時間から利用可能
- 豊富なゲームテンプレート
- マイクラ管理ツールが標準装備
マイクラスクラッチの学習進度に合わせてスペックを調整できるため、無駄な費用を抑えながら学習環境を維持できます。短期間の実験やイベント用サーバーとしても便利です。
ConoHa VPS
汎用性の高いVPSサービスで、マイクラ以外の用途にも使えます。将来的にWebサーバーやデータベースサーバーとしても活用したい場合におすすめ。
特徴
- 料金:月額678円〜(512MBプラン)
- マイクラだけでなく様々な用途に対応
- KUSANAGIなどの高速化技術に対応
- スケールアップ・ダウンが簡単
プログラミング学習が進んでWebアプリ開発などにも挑戦したい場合、マイクラサーバーと同じ環境で学べます。
LOLIPOP! for Gamers
学習向けの低コストサーバーで、教育・学習用途に最適化された料金設定が魅力です。
特徴
- 料金:月額550円〜(512MBプラン)
- 低価格で気軽に始められる
- 簡単セットアップで初心者向け
- 学習サポートが充実
マイクラスクラッチ初心者の練習環境として最適です。家族でのマルチプレイや友人との共同プログラミング学習に手頃な価格で導入できます。
シンVPS
エックスサーバー系列の新サービスで、高コスパが特徴です。最新技術を採用しながらも低価格を実現しています。
特徴
- 料金:月額620円〜(512MBプラン)
- 最新のハードウェア構成
- エックスサーバーの技術力を継承
- スナップショット機能で簡単復元
プログラミング実験で失敗してもスナップショット機能で簡単に元に戻せるため、安心してチャレンジできます。
サーバー選びのポイント
マイクラスクラッチ用のサーバーを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう:
- 同時接続人数:家族だけなら1GB、友人も含めるなら2GB以上
- MOD対応:Java版に対応しているか確認
- サポート体制:初心者は日本語サポートが充実したサービスを選ぶ
- 料金体系:時間課金か月額固定か、使い方に合わせて選択
- 無料期間:お試し期間があるサービスで試してから決める
多くのサービスで無料お試し期間や返金保証が用意されているので、実際に試してから決めるのがおすすめです。
サーバー比較診断ツールの活用
自分に合ったサーバーを選ぶのは難しいと感じる方もいるかもしれません。そんな時は、質問に答えるだけで最適なサーバーを診断してくれるツールが便利です。
comparison.quicca-plus.comでは、利用目的や予算、必要なスペックなどの簡単な質問に答えるだけで、あなたにぴったりのマイクラサーバーを診断してくれます。初心者の方でも迷わずサーバー選びができるので、ぜひ活用してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. マイクラスクラッチは無料で始められますか?
Minecraft Java版(3,960円)の購入が必要ですが、Scratchとツール類はすべて無料です。Scratch3.0改、Raspberry Jam Mod、Java実行環境など、マイクラJava版以外は追加費用なしで利用できます。教育版ライセンスなどの追加費用も不要で、初期費用はマイクラの購入費用のみで始められます。
Q2. 統合版マインクラフトでは利用できませんか?
統合版(Bedrock Edition、Nintendo Switch版、スマートフォン版)では利用できません。必ずJava版が必要です。マイクラスクラッチで使用するRaspberry Jam ModはJava版専用のModであり、統合版にはMOD導入機能がありません。パソコン版でも統合版とJava版は別商品のため、購入時は「Java Edition」と明記されているものを選んでください。
Q3. 何歳から始められますか?必要なスキルは?
8歳頃から始められ、マウス操作とひらがなが読めれば十分です。Scratchはマウスによるドラッグ&ドロップ操作が中心で、複雑なキーボード入力は不要です。プログラミング未経験でも問題なく、むしろマイクラで遊んだ経験があれば理解が早まります。保護者のサポートがあれば6歳からでも可能ですが、自立して学習するなら8歳以降が推奨です。
Q4. パソコンのスペックはどの程度必要ですか?
メモリ4GB以上のパソコンであれば十分動作します。Minecraft Java版とScratchを同時実行するため、メモリ4GB以上(推奨8GB)、CPU Intel Core i3相当以上が必要です。古いパソコンでも2015年以降の機種であれば概ね動作します。グラフィック性能は一般的な内蔵GPUで十分対応可能です。ゲーミングPCなど高性能なパソコンは必須ではありません。
Q5. Scratchとマイクラがうまく接続できない場合は?
接続トラブルの多くは以下の原因で発生します。マイクラのバージョンが1.12.2以外になっていないか確認してください。Raspberry Jam Modは1.12.2専用です。マイクラとScratchを両方起動した状態で接続する必要があります。マイクラでワールドを開き、ESCキーでメニュー画面を表示してからScratchでブロックを実行してください。それでも解決しない場合は、両方のアプリケーションを再起動して再度試してみましょう。
まとめ
マイクラスクラッチは、ゲームの楽しさとプログラミング学習を見事に融合させた革新的な教育手法です。Minecraft Java版とScratch3.0改の組み合わせにより、子供たちは遊びながら自然にプログラミングの基礎概念を身につけることができます。
初期費用はマイクラJava版の購入費用(3,960円)のみと非常に経済的で、家庭でのプログラミング教育導入に最適です。建築自動化やオリジナルゲーム作成を通じて、創造力と論理的思考力を同時に育成できる点が大きな魅力です。
導入にはいくつかのステップが必要ですが、本記事の手順に従えば初心者でも確実にセットアップできます。学習が進んだら、VPSサーバーを活用してマルチプレイ環境での実践にも挑戦してみましょう。
今すぐマイクラスクラッチを始めて、お子様のプログラミング学習の第一歩を踏み出しましょう。未来のプログラマーへの道はここから始まります。

