【2026年1月最新】Pterodactyl Panel v1.11.11 導入完全ガイド|ゲームサーバー管理を効率化する方法

目次

冒頭の直接回答

Pterodactyl Panel v1.11.11は、Minecraft / ARK / Rust / Terraria / Valheim など多様なゲームサーバーをDockerコンテナで統合管理できる、無料のオープンソースゲームサーバー管理パネルです。Panel(Web管理UI)とWings(ゲーム実行ノード)の2コンポーネント構成で、1台運用〜複数ノードの大規模運用までスケールします。

特にv1.11.11はセキュリティ修正を含む重要リリースのため、v1.11.10以前の環境は速やかなアップデートが必須です。さらに、Wings側も2026年1月時点で最新版(v1.12.0)が公開されており、Wingsの更新も推奨されます(後述)。

要点

  • Panel v1.11.11は重大な脆弱性の修正を含むため、既存ユーザーはアップデート必須
  • PanelはWebアプリ(80/443)、Wingsはノード(既定 8080/2022)で動作し、役割が明確
  • Ubuntu 22.04/24.04 などのLTSが無難。最低2GB RAM・20GB以上SSDが目安(小規模)
  • 初心者は自動インストールスクリプトで時短可能(ただし非公式なので注意点あり)
  • 日本語化は翻訳ファイル導入+Panelアセットの再ビルドが基本


Pterodactyl Panel v1.11.11とは

基本概要と主な特徴

Pterodactyl Panelは、ゲームサーバーを「コンテナで隔離しつつ、Web UIで直感的に管理する」ことに特化したオープンソースソフトウェアです。Panelが管理画面・API・ユーザー管理を担当し、WingsがDocker上でゲームサーバーの起動・停止・バックアップ・ログ取得などの実行を担当します。

主な特徴:

  • Dockerベースの隔離環境:サーバーごとにコンテナで分離し、依存関係の衝突を回避
  • モダンなWeb UI:起動/停止、リソース制限、ログ、ファイル操作、スケジューラ等を一括管理
  • Egg(テンプレート):Minecraft各種(Paper/Sponge等)やARK、Rust、Terrariaなど多数の定義を利用可能
  • マルチノード:Panel 1台で、Wingsノードを複数台束ねて統合運用
  • API:外部ツール連携や自動化(プロビジョニング等)が可能

公式ドキュメント:Pterodactyl

v1.11.11の重要なセキュリティアップデート

v1.11.11は、v1.11.10以前に存在した重大な脆弱性(CVE-2025-49132)を修正するリリースです。該当バージョンをインターネット公開している場合、悪用リスクが高いためアップデート以外に確実な回避策がないと考えてください。

推奨対応:

  • v1.11.10以前 → 直ちにv1.11.11へ更新
  • Panel更新後、キャッシュ・キュー・マイグレーション等を正しく実行(更新手順は後述)
  • Wingsも最新版へ更新し、ノード側の脆弱性修正を取り込む(2026年1月時点:v1.12.0)

Pterodactyl Panelのシステム要件

最小要件と推奨スペック

Panel自体は軽量ですが、実際の運用では「Panel + Wings +(複数ゲームサーバー)」が同居するケースが多く、ゲーム数に応じて必要リソースが増えます。まずは小規模運用の目安を押さえ、足りなくなったらノードを分離する設計が安全です。

区分CPUメモリストレージ用途目安
最小1コア+2GB+20GB+Panel + 小規模(試験運用)
推奨(小規模)4コア+8GB+50GB+ SSD/NVMeゲーム数 〜5台程度
推奨(中規模)6コア+16GB+100GB+ NVMeゲーム数 〜15台程度

補足:ここでのスペックはあくまで「基盤(Panel/Wingsが安定して動く」ための目安です。Minecraftは1台あたり2GB以上を見込むことが多く、ARKや高負荷MOD環境はより多く必要になります。

主要ソフトウェア要件(目安):

  • Panel:PHP(v1.11系はPHP 8.2以上が前提になりやすい) / Webサーバー(Nginx推奨) / DB(MariaDB or MySQL) / Redis(推奨)
  • Wings:Docker(20.10+目安) / systemd / カーネル機能(コンテナ実行)

開放ポート(基本):

  • Panel:80/tcp(HTTP), 443/tcp(HTTPS)
  • Wings:8080/tcp(API 通信:HTTP/HTTPS), 2022/tcp(SFTP)
  • ゲーム:各ゲームが使用するポート(例:Minecraft 25565/tcp など)

対応OS一覧

安定運用を最優先にするなら、LTS(Ubuntu 22.04/24.04)やDebian 12が無難です。RHEL系(Rocky/Alma)でも運用可能ですが、初学者はUbuntu/Debian系が情報量が多く詰まりにくいです。

  • 推奨:Ubuntu 22.04 LTS / Ubuntu 24.04 LTS
  • Debian:11 / 12 / 13(環境によっては12が安定)
  • RHEL系:Rocky 8/9、Alma 8/9 など

非推奨・未対応OS:

  • Windows Server(WSL2経由で動作報告あるが公式非対応)
  • CentOS 7(EOLにつき非推奨)
  • Ubuntu 20.04(セキュリティアップデートのみ、新規構築非推奨)

※Windows Serverは公式サポート外(WSL2等での稼働例はあるが本番用途は非推奨)。EOLのOS(CentOS 7等)は避けましょう。

公式ドキュメント:Pterodactyl Panel Documentation


Pterodactyl Panel v1.11.11 インストール手順

事前準備と依存関係のインストール

導入方法は大きく「自動インストール(時短)」「手動インストール(理解重視)」の2つです。初心者は自動が楽ですが、スクリプトは非公式のため注意点もあります。長期運用・事業用途は手動(もしくは手動相当の構成管理)がおすすめです。

自動インストールスクリプトによる導入(推奨:時短)

有名な「pterodactyl-installer」は、依存パッケージ導入、Webサーバー設定、DB作成、Let’s Encrypt設定、Wings導入などを対話形式でまとめて実行できます。ただし非公式(Pterodactyl本体とは別プロジェクト)なので、本番用途はバックアップ・検証の上で利用してください。

# rootで実行(sudo bash ... が通らない環境もあるため注意)
bash <(curl -s https://pterodactyl-installer.se)

表示される選択肢の例:

  • Panelのみ
  • Wingsのみ
  • Panel + Wings(同一マシン)

手動インストール(理解重視:公式手順)

公式ドキュメントに沿って依存関係・DB・Webサーバー・Panel配置・権限・cron/queue設定を行います。以降の手順はUbuntu 22.04/24.04想定の「最短ルート例」です(環境によりパッケージ名やPHPバージョンが異なります)。

# システム更新
sudo apt update && sudo apt upgrade -y

# 基本パッケージ
sudo apt install -y curl ca-certificates gnupg apt-transport-https software-properties-common unzip

PHPはPanel要件に合わせて8.2以上を用意します。Nginx + PHP-FPM + MariaDB + Redis を構成するのが一般的です。

Panelのインストールと初期設定

ここではPanel本体(Web UI)を /var/www/pterodactyl に配置し、初期化(.env、APP_KEY、DB接続、マイグレーション、管理者作成)までを行います。

# Panel配置
sudo mkdir -p /var/www/pterodactyl
cd /var/www/pterodactyl

# 最新版panelを取得(v1.11.11を想定。latestで取得する運用が一般的)
sudo curl -Lo panel.tar.gz https://github.com/pterodactyl/panel/releases/latest/download/panel.tar.gz
sudo tar -xzvf panel.tar.gz
sudo chmod -R 755 storage/* bootstrap/cache/

Composerで依存関係を入れます(Composer未導入の場合は事前に導入)。

cd /var/www/pterodactyl
sudo composer install --no-dev --optimize-autoloader

.envの生成とAPP_KEY設定、DB設定(MariaDB/MySQL)を行います。

cd /var/www/pterodactyl
sudo cp .env.example .env
sudo php artisan key:generate --force

# DB設定は .env を編集(DB_HOST/DB_DATABASE/DB_USERNAME/DB_PASSWORD など)
sudo nano .env

初期化(マイグレーション、管理者作成)。

cd /var/www/pterodactyl

# DB反映
sudo php artisan migrate --seed --force

# 管理者作成
sudo php artisan p:user:make

キュー(ジョブ)を使う構成が一般的です。公式推奨の方式(systemdのqueue workerなど)で常駐させます。インストーラ利用時は自動で入る場合があります。

Nginxの仮想ホスト設定、PHP-FPMソケット指定、HTTP→HTTPSリダイレクトなどを整えたら、PanelのURLにアクセスしてログインします。

Wingsのインストールと連携設定

Wingsはゲームサーバーを実行するノードです。Panelと同一マシンに入れることもできますが、ゲーム数が増えるほどノード分離が有利です。まずはPanelの管理画面でLocation / Nodeを作成し、生成されたconfig.ymlをWings側に配置して起動します。

1) Panel側でNodeを作成(概要)

  • Admin → Locations → Create New(地域/用途で分ける)
  • Admin → Nodes → Create New(FQDN、メモリ/ディスク上限、通信ポート等)
  • 作成後、Nodeの「Configuration」からconfig.ymlをコピー

2) Wings側でWingsを導入(例:Linux amd64/arm64)

# Wingsバイナリ取得(アーキに応じて自動)
sudo curl -L -o /usr/local/bin/wings "https://github.com/pterodactyl/wings/releases/latest/download/wings_linux_$([[ "$(uname -m)" == "x86_64" ]] && echo "amd64" || echo "arm64")"
sudo chmod u+x /usr/local/bin/wings

# 設定配置
sudo mkdir -p /etc/pterodactyl
sudo nano /etc/pterodactyl/config.yml

3) systemdで常駐化

sudo mkdir -p /var/run/wings

sudo bash -c 'cat > /etc/systemd/system/wings.service << "EOF"
[Unit]
Description=Pterodactyl Wings Daemon
After=docker.service
Requires=docker.service
PartOf=docker.service

[Service]
User=root
WorkingDirectory=/etc/pterodactyl
LimitNOFILE=4096
PIDFile=/var/run/wings/daemon.pid
ExecStart=/usr/local/bin/wings
Restart=on-failure
StartLimitInterval=180
StartLimitBurst=30
RestartSec=5s

[Install]
WantedBy=multi-user.target
EOF'

sudo systemctl daemon-reload
sudo systemctl enable --now wings

Wingsが起動したら、Panel側でNodeが「Connected」になることを確認します。つながらない場合は、DNS/FQDN、ファイアウォール、ポート(8080/2022)、証明書設定、プロキシ設定を優先的に見直してください。


SSL証明書の設定とセキュリティ強化

Let’s Encryptによる無料SSL証明書導入

PanelはログインやAPIで機密情報を扱うため、HTTPS化は必須です。Nginx + Certbot(Let’s Encrypt)での取得が定番です。インストーラを使った場合、自動で設定されることがあります。

# 例:Ubuntu / Nginx
sudo apt install -y certbot python3-certbot-nginx
sudo certbot --nginx -d your-panel.example.com

WingsもSSLで通信させたい場合は、Node作成時に「Use SSL Connection」等を有効にし、設定に合わせてポート(8443等)や証明書パスを整合させます(Cloudflare配下などは特に注意)。

ファイアウォール設定とセキュリティ対策

最低限、必要なポートだけを開放します。PanelとWingsを同居させる場合でも、原則は同じです。

# 例:UFW(必要なものだけ)
sudo ufw allow 22/tcp
sudo ufw allow 80/tcp
sudo ufw allow 443/tcp
sudo ufw allow 8080/tcp
sudo ufw allow 2022/tcp
# ゲーム用ポート(例:Minecraft)
sudo ufw allow 25565/tcp

sudo ufw enable
sudo ufw status

運用のセキュリティ基本:

  • Panel管理者は強固なパスワード + 2FAを有効化
  • Panel/Wings/OSを定期アップデート(特にセキュリティリリースは優先)
  • DBバックアップ・Panelファイル・Wingsノードデータのバックアップを定期化
  • 管理画面をIP制限やVPN配下に置く(可能なら)

日本語化と初期設定

日本語言語ファイルの導入

日本語化は「翻訳ファイルの導入」→「Panelアセットの再ビルド」が基本です。v1.11.11対応の日本語ファイルセットが公開されているため、それを利用すると効率的です(テーマやアドオンを使っている場合は競合に注意)。

手順(概要):

  • 翻訳リポジトリの resources/ をPanel側の /var/www/pterodactyl/resources/ に上書き
  • Node.js/Yarnを入れて yarn build:production を実行
# 例:Panelサーバーでアセットをビルド
# Node.js(例:NodeSource)とYarnを準備してから
cd /var/www/pterodactyl
npm i -g yarn
yarn
export NODE_OPTIONS=--openssl-legacy-provider
yarn build:production

ビルドが完了したら、Panel画面をリロードして表示が日本語化されているか確認します。反映されない場合はブラウザキャッシュを消し、Panelのキャッシュクリアも検討してください。

初回ログインと基本設定

管理者でログインしたら、まず以下を確認・設定します。

  • Admin → Settings:サイト名、ユーザー登録、メール設定(通知が必要なら)
  • Admin → Locations / Nodes:ノード構成の作成
  • Admin → Nests / Eggs:必要なゲームのEggが揃っているか確認
  • Role/Permissions:共同運営する場合の権限設計

ゲームサーバーの作成と管理

Minecraftサーバーの作成例

ここではMinecraft(例:Paper)を作る最短の流れを示します。Eggは標準のMinecraft系を選び、メモリやポート割当を決めて作成します。

  • Admin → Servers → Create New
  • Owner(オーナー)とNode(配置先Wings)を選択
  • Egg:Minecraft(Paper等)を選択
  • Allocation:25565など利用するポートを割当
  • Limits:メモリ/CPU/ディスク上限を設定
  • 作成後、Startで起動、Consoleでログ確認

最初は「メモリ不足」「ポート未開放」「EULA未同意」「Javaバージョン不一致」などで起動に失敗しやすいので、Consoleログを最優先で確認してください。

手順:

  1. 管理画面で「Admin」→「Servers」→「Create New」をクリック
  2. Basic Detailsタブ:
    • Server Name:「Minecraft Survival Server」
    • Server Owner:サーバー所有者のメールアドレス
    • Nest:「Minecraft」を選択
    • Egg:「Paper」または「Vanilla」を選択
  3. Allocation Managementタブ:
    • Node:作成済みのノードを選択
    • Allocation:利用可能なIPアドレスとポート(デフォルト25565)を選択
  4. Resource Managementタブ:
    • Memory:最低2048MB(推奨4096MB以上)
    • Disk Space:最低5000MB(推奨10000MB以上)
    • CPU Limit:100%(1コア分)
  5. 「Create Server」をクリック

サーバーが作成されると、自動的にDockerコンテナが起動し、Minecraftサーバーがインストールされます。

複数ゲームサーバーの統合管理

Pterodactylは「ゲームごとに別管理画面」になりがちな運用を、Panel一つに集約できます。複数ゲームを扱う場合は以下の設計が安定します。

  • ゲーム種別や用途(本番/検証)でLocationを分ける
  • 負荷が高いゲーム(ARK等)はNodeを分離(別VPS/物理)
  • バックアップ先(S3互換など)を統一し、復旧手順を共通化
  • ユーザー権限(運営/一般)をロールで整理

対応ゲーム一覧(一部):

  • Minecraft: Vanilla、Paper、Spigot、Forge、Fabric、BungeeCord
  • Rust
  • ARK: Survival Evolved / Ascended
  • Terraria
  • CS:GO / CS2
  • Valheim
  • 7 Days to Die
  • Team Fortress 2
  • Garry’s Mod
  • Project Zomboid

各ゲームに最適化されたEgg(設定テンプレート)が公式で提供されており、追加のEggもコミュニティから入手できます。

マルチゲーム管理のメリット:

  • 統一されたUIで全サーバーの起動・停止・再起動を管理
  • リソース使用状況(CPU、メモリ、ネットワーク)をリアルタイム監視
  • ログファイルをブラウザで直接確認
  • ファイルマネージャーでサーバー設定ファイルを編集
  • スケジュール機能で自動再起動やバックアップを設定

トラブルシューティングとよくある問題

インストール時のエラー対処法

詰まりやすいポイントを優先度順にまとめます。

  • Panelが表示されない:Nginxのserver_name、DNS、80/443の開放、SSL設定、PHP-FPMソケット指定を確認
  • 500エラー:storage/bootstrapの権限、.envのAPP_KEY、DB接続、ログ(storage/logs)を確認
  • NodeがConnectedにならない:Panel→Wings疎通(FQDN)、Wingsの8080/2022開放、証明書/プロキシ設定を確認
  • yarn buildが失敗:Node.jsバージョン、メモリ不足、NODE_OPTIONS(openssl-legacy-provider)を確認

まずはログを見る癖をつけると解決が早いです(Panel:/var/www/pterodactyl/storage/logs、Wings:journalctl -u wings -e)。

パフォーマンス最適化のヒント

小規模でも「体感が重い」と感じたら、以下を順に見直します。

  • ストレージをSSD/NVMeへ(特にワールド書き込みが多いゲームは重要)
  • ゲームごとにメモリ上限を適切化(不足は落ちる、過剰は他サーバーを圧迫)
  • バックアップの時間帯を分散(ピークに走らせない)
  • Node分離(Panelと高負荷ゲームを別マシンへ)
  • Dockerのディスク逼迫を監視(不要なイメージ/ログを整理)

Pterodactyl Panelに最適なVPS環境

ゲーム特化型VPS

ゲーム向けに最適化されたVPSは、CPU性能・回線品質・テンプレート導入の手軽さが魅力です。Panel/Wingsを同居させて小規模に始めたい場合にも向いています(料金・キャンペーンは変動するため各公式を確認)。

  • ゲーム向けVPS(高クロックCPU/NVMe/テンプレ)
  • 国内リージョンで低遅延を狙えるサービス

ConoHa for GAMEは、ゲームサーバー運用に最適化されたVPSで、Pterodactyl Panelのテンプレートも用意されています。管理画面から数クリックで環境構築が可能で、初心者でも安心して導入できます。時間課金制(1時間単位)のため、テスト環境の構築や短期イベントにも最適です。プランは2GB~64GBまで幅広く、4GBプランで時間課金2.7円/時、月額課金1,065円からとリーズナブルです。自動バックアップ機能も標準搭載され、データ損失のリスクを最小限に抑えられます。

公式サイト:ConoHa for GAME

XServer VPS for Gameは、AMD EPYC™プロセッサーと高速NVMe SSDを採用し、Dockerコンテナの高速起動と安定動作を実現します。Pterodactyl Panelを含む各種ゲームサーバーのテンプレートが用意されており、申し込みから数分で利用開始できます。4GBプランで月額2,200円から、8GBプランで月額4,400円からと、コストパフォーマンスに優れています。国内データセンター運用で低レイテンシを実現し、日本語サポートも充実しています。

公式サイト:XServer VPS for Game

LOLIPOP! for Gamersは、ロリポップが提供するゲーム専用レンタルサーバーで、Pterodactyl Panel向けの設定ガイドも公開されています。管理画面が直感的で、初めてサーバーを立てる方にも優しい設計です。月額料金制で安定したコスト管理が可能で、長期運用に適しています。自動バックアップやセキュリティ対策も標準装備されており、安心して運用できます。

公式サイト:LOLIPOP! for Gamers

汎用性の高いVPSサービス

Panelを別サーバーに置き、Wingsノードを増やしていく運用では、汎用VPSの柔軟性が活きます。スナップショット、追加IP、帯域、ストレージ増設などの機能も確認しましょう。

ConoHa VPSは、時間課金と月額課金を選べる柔軟な料金体系が特徴です。SSD標準搭載で、初期費用無料、すぐに使い始められます。Pterodactyl Panelも問題なく動作し、2GBプランで時間課金2.5円/時、月額課金751円からとリーズナブルです。APIによる自動化にも対応しており、複数ノードの管理にも便利です。スナップショット機能で、構築した環境を丸ごとバックアップできます。

公式サイト:ConoHa VPS

XServer VPSは、ゲーム専用ではないものの、高性能なハードウェアと柔軟なカスタマイズ性が魅力です。root権限が提供されるため、上級者がPterodactyl Panelを細かくチューニングする場合に最適です。2GBプランで月額830円から、4GBプランで月額1,700円からと、低価格帯から始められます。Panel単体での運用や、開発環境との併用にも適しています。

公式サイト:XServer VPS

シンVPSは、エックスサーバー株式会社が提供する新しいVPSサービスで、コストパフォーマンスに優れています。最新のハードウェア構成で、Pterodactyl Panelを快適に動作させることができます。2GBプランで月額820円から、4GBプランで月額1,530円からと、国内VPSの中でも特に低価格です。小規模なPanelやテスト環境の構築に最適な選択肢です。

公式サイト:シンVPS

さくら VPSは、長年の実績を持つ国内大手VPSプロバイダーです。2GBプランで月額1,738円から、4GBプランで月額3,520円からとなっています。サポート体制も充実しており、Pterodactyl Panelのインストールでトラブルが発生した際も安心です。法人利用実績も豊富で、信頼性の高いサービスです。

公式サイト:さくら VPS

大規模運用向けの選択肢

ゲーム数が増えるほど「CPUの単体性能」「NVMeのIOPS」「回線の安定」「バックアップ/監視」が効いてきます。大規模ではPanel専用サーバー + 複数Wingsノード(用途別)構成が基本です。

KAGOYA CLOUD VPSは、法人向けにも強いカゴヤが提供するVPSサービスで、高い稼働率と安定性が魅力です。複数のゲームサーバーをPterodactylで長期運用する場合、信頼性重視で選ぶならおすすめです。4GBプランで月額1,540円からと、価格帯も幅広く設定されています。24時間365日の電話サポートがあり、初心者でも安心です。

公式サイト:KAGOYA CLOUD VPS

VPS選びのポイント


Pterodactyl Panelを運用するVPSを選ぶ際は、以下の要素を総合的に判断しましょう。

  1. CPU性能:Dockerコンテナの起動速度と同時実行数に影響(4コア以上推奨)
  2. メモリ容量:Panel + Wings + ゲームサーバーの合計で判断(最低8GB、推奨16GB以上)
  3. ストレージ種類:NVMe SSD > SATA SSD > HDD の順で推奨(ゲームサーバーの起動速度に直結)
  4. ネットワーク帯域:複数プレイヤーの同時接続に影響(100Mbps以上推奨)
  5. サポート体制:初心者は日本語サポートが充実したサービスを選ぶ
  6. 料金体系:短期テストなら時間課金、長期運用なら月額課金が経済的

最適なVPSを選ぶための診断ツールとして、サーバー比較診断サイトを活用すると、運用規模や目的に応じた最適なサーバーを簡単に見つけることができます。

よくある質問(FAQ)

Q1. Pterodactyl Panelは完全無料ですか?

はい。Pterodactylはオープンソースで、Panel/Wingsともに無料で利用できます。ただし、VPS費用やドメイン、バックアップ先(S3等)などのインフラ費用は別途かかります。

Q2. PterodactylとMulticraftの違いは何ですか?

MulticraftはMinecraft特化の管理ツールとして有名ですが、Pterodactylは多種ゲームをDockerで統合管理できる点が大きな違いです。複数ゲームを運用する場合やノード分離で拡張したい場合、Pterodactylのほうが扱える範囲が広いです。

Q3. Panelと Wingsは別のサーバーに配置できますか?

可能です。むしろゲーム数が増えるなら「Panel(管理)とWings(実行)」を分離するほうが安定します。PanelはWeb/DB中心、WingsはCPU/メモリ/ディスクを多く消費するため、役割分担がしやすい設計です。

Q4. v1.11.10以前のバージョンを使用していますが、アップデートは必須ですか?

はい。v1.11.11は重大な脆弱性修正を含むため、v1.11.10以前はアップデート必須です。運用停止が難しい場合でも、メンテナンス枠を確保して早急に対応してください。

Q5. Pterodactyl Panelで管理できるゲームサーバー数の上限はありますか?

ソフトウェア側の「固定上限」というより、インフラ(CPU/メモリ/ディスク/回線/バックアップ)と設計が上限になります。小規模は1台でも運用できますが、増えてきたらWingsノードを追加して水平拡張するのが基本です。


まとめ

Pterodactyl Panel v1.11.11は、ゲームサーバー運用をDockerで標準化し、Web UIで統合管理できる強力な基盤です。特にv1.11.11はセキュリティ修正を含むため、v1.11.10以前からの更新は最優先で実施しましょう。Wingsも2026年1月時点で最新版が出ているため、ノード側も合わせて更新しておくと安心です。

まずは小規模(Panel+Wings同居)で始め、負荷が上がったらWingsを分離してノード追加するのが失敗しにくい手順です。VPSはNVMe/高クロックCPU/回線品質を重視し、バックアップと監視まで含めて設計すると長期運用が安定します。


出典

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