マイクラドロッパー完全攻略ガイド
使い方・作り方・回路・自動装置まで完全網羅
2025年10月最新版
ドロッパーの基本情報
ドロッパーとは?
ドロッパー(Dropper)は、レッドストーン信号で内部のアイテムを1個ずつ排出するブロック。チェスト/ホッパーなどの他コンテナに直接押し込むこともでき、自動化・物流の基礎になります。
主な特徴
- レッドストーン信号受信から約0.2秒(4ゲームティック)で動作
- 1パルスにつき1スタックではなく1個だけ排出
- インベントリ9スロット
- 上下左右の全方向に設置可
主な用途
ゴミ箱/廃棄ライン
アイテムエレベーター
ランダム抽選/配布
ドロッパーの作り方・レシピ
必要な材料
丸石 × 7
レッドストーンダスト × 1
間違えやすい点
ディスペンサーは弓を使うレシピ、ドロッパーはレッドストーンダストを使うレシピ。入れ替えに注意。
クラフト手順
- 作業台を開く
- 中央にレッドストーンダストを置く
- 残り8マスに丸石を置く
- ドロッパー完成
ドロッパーの基本的な使い方
基本操作
1. アイテム投入
右クリックで開き、排出したいアイテムを入れる(9スロット)。
2. レッドストーン信号
ボタン/レバー/圧力板/クロックから信号を与えると1個排出。
3. 設置方向
設置時の吐出口の向きに排出。上向き・下向き・横向きすべて可。
設置のコツ
方向づけ
- 上向き:足場を使い下向きで設置
- 下向き:高所から下を向いて設置
- 横向き:接続先(チェスト等)を狙って設置
遅延について
ドロッパー自体に約0.2秒の内部遅延があります。高速クロックで連打すると取りこぼしや動作不良の原因になるため、必要に応じてリピーター等でパルス幅を確保しましょう。
ディスペンサーとの違い
| 項目 | ドロッパー | ディスペンサー |
|---|---|---|
| レシピ | 丸石7 + レッドストーン1 | 丸石7 + 弓1 + レッドストーン1 |
| 排出挙動 | アイテムとして排出/搬送 | “使用/発射/配置”として作動 |
| 矢/花火 | 落とす | 発射する |
| バケツ | 落とす | 液体を設置/回収 |
| 主用途 | 輸送・廃棄・抽選 | 発射台・自動設置 |
ドロッパーの強み
- チェスト/ホッパーへ直接搬入
- 落下式ゴミ箱や物流ラインの中核
- ランダム抽選ギミックの基礎
ディスペンサーの強み
- 矢/花火/ポーションの発射
- 水・溶岩・粉雪の配置/回収
- 作物/ブロックの“使用”系自動化
使い分けのポイント
“アイテムを移動/保管したい”ならドロッパー、“アイテムを使う/発射したい”ならディスペンサーが最適です。
ドロッパーを使ったゴミ箱の作り方
必要な材料(例)
- ドロッパー × 1
- 溶岩(またはサボテン)× 1
- レッドストーンコンパレーター × 1
- レッドストーンリピーター × 1
- レッドストーンダスト × 数個
動作原理
- 1ドロッパー内にアイテムが入るとコンパレーターが信号を検出
- 2簡易クロックでドロッパーを断続駆動
- 3吐出口先の溶岩/サボテンに落下して消滅
作成手順
ステップ 1-2
1. 溶岩(もしくはサボテン)を安全に囲って設置
2. その手前にドロッパーを設置し、吐出口を処分先へ向ける
ステップ 3-4
3. ドロッパー側面にコンパレーター設置(出力)
4. リピーター+ダストで簡易クロックを構成し、ドロッパーへ戻す
ステップ 5-6
5. アイテムを投入→自動で連続排出されることを確認
6. 誤投入防止のため看板/色分けで明示
完成
ドロッパーに入れたアイテムが自動で安全かつ確実に廃棄されます。
注意事項
- 溶岩周りは不燃ブロックで囲い、延焼を防止
- クロックが速すぎると取りこぼしや同期ズレの原因。リピーターで間隔を確保
- 貴重品の誤投入対策(ホッパーフィルタや色分け)を推奨
ドロッパークロック回路の作り方
出典: YouTube – ドロッパークロック回路チュートリアル
クロック回路とは
一定間隔でパルスを出す回路。ドロッパー/ディスペンサーでも簡易で安定したクロックを組めます(アイテム往復式、コンパレーター減算ループ式、オブザーバー式など)。
メリット
- コンパクト
- 速度調整が容易(リピーター/減算モード)
- ON/OFF制御しやすい
- 安定動作・再現性が高い
必要な材料(例)
- ドロッパー × 2
- レッドストーンコンパレーター × 2
- レッドストーンダスト × 適量
- 任意アイテム × 1(往復用)
設計のコツ
“ドロッパー→ドロッパー”の向かい合わせ+両側コンパレーターでアイテム往復式が作れます。より精密に調整したい場合は、コンパレーター減算モードのループやオブザーバー交互のクロックも有効です。
作成手順(往復式の例)
ドロッパー配置
1マス空けて向かい合わせに設置
コンパレーター接続
各側面にコンパレーターを置き、ダストで帰還配線
アイテム投入
どちらかに1個入れて往復開始→パルス生成
速度調整の基本
- リピーター遅延でパルス間隔を明示的に延長
- 減算モード(コンパレーター)のフィードバック量で微調整
- オブザーバーの組み方を変えて周期調整
安定化のコツ
- ドロッパーは直接給電を基本に(準接続に依存しない)
- チャンク境界を跨ぐ設計を避ける/境界に制御回路を置かない
- 停止はアイテム取り出しやメイン電源遮断で確実に
ドロッパーの詰まり対策
主な原因
1. クロックと内部遅延のミスマッチ
0.2秒の内部遅延より短い周期で連打すると取りこぼしや未排出が発生。
2. 供給過多
ホッパー/水流からの供給が排出より速いと詰まりやすい。
3. チャンクのロード/アンロード
境界跨ぎや離席で回路状態が不整合になる場合あり。
予防策
1. パルス幅の確保
リピーターやコンパレーターで明示的に遅延を入れ、1動作ごとの確実性を上げる。
2. 供給レートの調整
ホッパーのクールダウン(8t)を利用し、供給側にバッファ(チェスト/ホッパー)を設置。
3. チャンク設計
装置を1チャンク内に収める/境界に制御部を置かない。
解消手順
応急処置
- 1電源を遮断(レバー/スイッチ)
- 2ドロッパー内の在庫を確認/整理
- 3供給側のアイテム流量を一旦停止
- 4再通電し挙動を確認
恒久対策
- 1クロック周期を0.2秒以上へ(リピーターで遅延)
- 2準接続に依存せず明示的な給電/更新に変更
- 3バッファチェストで流量平滑化
- 4長時間テストで境界条件(満杯/空)を確認
信号延長回路
コンパレーター/リピーターでパルス幅を伸ばし、内部遅延と同期。
流量制御
ホッパークールダウン(8t)を活用。供給>排出にならないよう調整。
チャンク最適化
装置は可能な限り1チャンク内で完結。境界跨ぎは制御信号のみ。
ドロッパーエレベーター・上向き設置
アイテムエレベーターとは
ドロッパーを縦積みし、下から上へアイテムを段送りする輸送装置。地下採掘拠点→地上倉庫や高所建築の物流に有効。
利点
- 高さ無制限(上限Y=319まで)
- 調整次第で高速搬送
- 在庫ゼロで自動停止が容易
上向き設置のコツ
設置テクニック
- 1下を向いて設置(足場/梯子を活用)
- 2Shift + 右クリックで隣接ブロックにも設置
- 3目標高さから逆算して設計
設計のヒント
最下段に検知回路(コンパレーター)を置き、在庫があるときだけクロックを供給する構成にすると省電力・低騒音で安定します。
エレベーター作成手順
基礎
最下段ドロッパーを上向きで設置、投入口を接続
縦積み
目的の高さまでドロッパーを縦に積む
制御部
最下段にコンパレーター+クロックで自動駆動
検証
連続稼働テスト→供給/周期を調整
制御のポイント
- 在庫検知で自動起動/停止
- 段間の同期周期を合わせる
- 必要に応じて上段側にも同調パルス
高効率化
- 水流/ソウルサンド上昇との併用で省資源化
- チャンク境界回避で安定化
- 周期を0.2秒以上に保つ
注意点
構造
- 可能な限り単一チャンク内で完結
- 最大高度はY=319
- 周辺に干渉するピストン等を併設しない
動作
- アイテム種類により視覚的な速度差あり(本質は1個/パルス)
- ラグ時はパルス間隔を拡大
- 長時間運転前に連続テスト
ドロッパーのランダム機能
ランダム選択の仕様
ドロッパーは“占有されているスロット”の中から等確率で1スロットを選び、そのスロットから1個排出します。スタックの個数や総アイテム数は確率に影響せず、スロット数だけが確率を決めます。
よくある確率例
- 9種類1スロットずつ:各1/9 ≒ 11.1%
- 同一アイテム5スロット+他4スロット:5/9と1/9×4
- レア1スロット+普通8スロット:レア1/9、普通合計8/9
活用例
1. 抽選装置
レア/通常/はずれをスロットで配分して抽選(ガチャ/景品配布)。
2. ランダム分岐
出力アイテムをフィルタで検出し、回路やルートを分岐。
3. ミニゲーム
開始アイテム/効果をランダム付与してゲーム性を拡張。
ランダム抽選装置の作り方(基本)
材料
- ドロッパー × 1
- ボタン/レバー × 1
- 抽選用アイテム × 複数種類
- レッドストーンダスト × 適量
手順
- 1ドロッパー設置→抽選アイテムを投入
- 2ボタン/レバーを接続
- 3排出口にチェスト/フィルタ回路を用意
確率チューニング
同じアイテムを複数スロットに入れる=当選率アップ。
連続抽選
クロックで自動抽選。停止スイッチで制御。
補充オートメ化
ホッパー/チェストで自動補充ラインを構築。
マイクラサーバー構築におすすめのサービス
ドロッパー装置の安定稼働には低レイテンシ/十分なメモリ/高速ストレージが重要です。ここでは国内向けで扱いやすい選択肢を紹介します(料金は変更されるため最新は公式をご確認ください)。
ゲーミング特化サーバー
高性能VPSサーバー
コストパフォーマンス重視
サーバー選びのチェックポイント
装置向けリソース
- メモリ: 小規模2GB~、中規模4GB~、大型8GB~
- CPU: マルチコア/高クロック
- ストレージ: NVMe SSD推奨
- ネットワーク: 安定性/低遅延
構成の目安
- 1~4人:1~2GB
- 5~10人:4GB
- 複雑回路/大規模:8GB以上
- MOD使用時はさらに増量
まとめ
ドロッパーは物流・廃棄・抽選・垂直搬送まで幅広く活用できる自動化の基礎。内部遅延(約0.2秒)とクロック周期の整合、直接給電/明示更新、チャンク設計を意識すると長時間でも安定します。
本ガイドのレシピ/回路/確率の考え方をベースに、拠点規模やサーバー性能に合わせて最適化してください。大規模装置ではサーバー選びもクオリティに直結します。
重要ポイント
- ドロッパーは1個/パルス排出・9スロット
- ディスペンサーは“使用/発射”、目的で使い分け
- クロック周期は0.2秒以上を目安に
- ランダム確率は“占有スロット数”で決まる
応用ヒント
- 水流/ソウルサンドと併用した省資源搬送
- フィルタ+抽選で報酬ガチャ/分岐路
- 在庫検知で自動起動/停止を徹底
- チャンク境界/高度上限を踏まえた配置
※本記事は2025年10月時点の仕様に基づいています。将来のアップデートで挙動が変わる場合があります。
ドロッパーをマスターして、自動化と物流を一段引き上げよう!

