マイクラのデータ移行の要点
マインクラフトのデータ移行は、同じアカウントでのサインインやRealmsなどを活用することで、異なるデバイス間へワールドデータを移行できます。Java版・統合版それぞれに適した移行方法があり、手動コピーからRealms経由の移行まで複数の手段があります。なお、2026年からはJava版・統合版ともにバージョン表記が年ベースの「26.x」へ移行しており、2026年3月時点ではJava版26.1系のプレリリース、統合版26.0系の更新情報が公開されています。

Java版とJava版間のデータ移行
Java版マインクラフトのワールド移行は、基本的にワールドフォルダのコピーで実行できます。移行前は、対象ワールドのバックアップを作成してから作業するのが安全です。
Windows間での移行手順
Java版のワールドデータは通常 %appdata%\.minecraft\saves フォルダに保存されています。移行は以下の手順で行えます。
- 古いPCでのデータ取り出し
- Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開く
%appdata%\.minecraft\savesと入力- 移行したいワールドフォルダをコピー、またはZIP圧縮して退避
- 新しいPCでのインポート
- 新しいPCで同じ
savesフォルダにアクセス - ワールドフォルダを貼り付ける
- Minecraftを起動してワールドが表示されることを確認する
Mac環境での移行方法
Macでのワールドデータ保存場所は ~/Library/Application Support/minecraft/saves です。手順はWindowsとほぼ同様で、対象ワールドフォルダをコピーし、新しいMacの同じ保存先へ配置します。
統合版間でのデータ移行
統合版マインクラフトは、同じMicrosoftアカウントを使っていても、サインインだけでワールドが自動移動するわけではありません。主要な移行方法は、Realmsを使う方法と、端末側でワールドをエクスポート・インポートする方法です。
Realmsを利用した移行(推奨)
最も安全で分かりやすい移行方法です。統合版の端末間移行では、公式ヘルプでもRealms経由の移行手順が案内されています。
- Realmsへのアップロード
- 元のデバイスでMinecraftを起動し、対象ワールドをRealmsへアップロード
- アップロード前に、最新の状態で保存しておく
- 新デバイスでのダウンロード
- 同じMicrosoftアカウントでサインイン
- Realmsからワールドをダウンロードしてローカル保存する
補足:Realmsは「同じエディション内(統合版同士/Java版同士)」の移行に向いています。Java版のRealmsと統合版のRealmsは別サービス扱いで、Java↔統合版の直接移行には使えません。
スマートフォン間の直接移行
スマートフォン同士でも移行は可能ですが、AndroidとiPhone/iPadでは保存場所や操作感が異なります。失敗しにくさを重視するなら、まずはRealms経由を優先するのが無難です。
Android端末での手順
- ワールドデータの場所確認
- Android版は設定の「ファイルの保存場所」によって、保存先が Application または External に分かれます
Externalを使っている場合は、games/com.mojang/minecraftWorlds側にワールドが保存される構成ですApplicationを使っている場合は、一般的なファイルマネージャーから見えにくいことがあります
- データ移行プロセス
- 移行したいワールドフォルダを選択する
- フォルダをZIP圧縮する
- 必要に応じて拡張子を
.zipから.mcworldに変更する - 新端末で
.mcworldファイルを開き、Minecraftへインポートする
iOS端末での手順
- ファイルアプリでの操作
- 「ファイル」アプリや共有メニューを使って、ワールドのエクスポート元ファイルを扱います
- 共有経路はiCloud DriveやGoogle Drive、AirDropなどが使いやすいです
- iPhone / iPad はOS仕様や保存方法で見え方が変わるため、見つからない場合はRealms経由へ切り替えると安定します
- インポート作業
- 受け取った
.mcworldファイル、または展開済みワールドを新端末へ渡す - Minecraftで読み込める形で開き、ワールドが正常に追加されたか確認する
- 作業前に元データを別途バックアップしておく
異なるプラットフォーム間での移行
PC ↔ スマートフォン間の移行
PCとスマートフォン間のワールドデータ移行では、統合版同士であれば比較的移しやすいです。代表的なのは、.mcworld を使う方法か、Realmsを使う方法です。
統合版PC → スマートフォン
- PCからのエクスポート
%localappdata%\Packages\Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe\LocalState\games\com.mojang\minecraftWorldsは、Windows版統合版でよく使われる保存先の代表例です- ワールドフォルダをZIP圧縮し、必要に応じて拡張子を
.mcworldに変更します
- スマートフォンでのインポート
.mcworldファイルをクラウドストレージやAirDropなどで転送します- ファイルをタップしてMinecraftで開き、インポートします
Java版 → 統合版への移行
Java版から統合版への移行は、公式の直接変換機能が用意されているわけではありません。一部のサードパーティ変換ツールを使う方法はありますが、ブロック・エンティティ・レッドストーン・アドオン要素などで差異が出ることがあります。
- 変換ツールの利用
- Java版ワールドを統合版向けに変換する外部ツールを利用する
- 完全互換ではないため、コピー後に必ずテスト用環境で確認する
- Realms経由での移行
- Realmsは基本的に同一エディション内でのワールド移行向けで、Java↔統合版の変換用途には向きません
クラウド同期とMicrosoftアカウント連携
Microsoftアカウントの重要性
2026年3月時点でも、Microsoftアカウントは統合版のクロスプレイ、Realms、フレンド機能、マーケットプレイス利用などで重要です。ただし、Microsoftアカウントへのサインインだけでローカルワールドが別端末へ自動コピーされるわけではありません。
- クロスプレイ
- Realmsへのアクセス
- マーケットプレイス購入や購入履歴の連携
- フレンド管理などのオンライン機能
ワールド移行の基本
Microsoftアカウントへのサインイン自体では、既存のワールドデータが自動で別端末へ移るわけではありません。ワールドデータは基本的に各デバイス側に保存されるため、統合版ではRealmsへのアップロードと別端末でのダウンロード、またはエクスポート / インポートの作業が必要です。
サーバー環境へのワールドデータ移行
マルチプレイヤー環境でのワールドデータ移行は、ローカル移行より一段階だけ慎重な操作が必要です。作業前にサーバーを停止し、既存データを退避してから新ワールドを配置します。
VPSサーバーへの移行手順
VPSを利用したマインクラフトサーバーへのデータ移行では、以下の流れが基本です。
- 事前準備
- サーバーの停止
- 既存データのバックアップ作成
- ワールドデータのZIP化
- データアップロード
- FTPまたはSCPを使用してワールドデータをアップロード
- 適切なディレクトリに展開する
- 設定ファイルの編集
server.propertiesのlevel-nameを移行したワールド名に合わせる- 必要に応じてパーミッションや起動設定を見直す
XServer VPS for Game など、マインクラフト向けの解説や管理機能を用意しているサービスでは、ローカルワールドからの移行手順をまとめた案内ページが用意されていることがあります。
自宅サーバーでの移行
自宅サーバー環境では、直接ファイルを配置して移行できます。
- サーバー停止
stopコマンドでサーバーを安全に停止
- ファイル配置
- Java版:
server.jarと同じ階層、または指定したワールド保存先へ配置 - 統合版:
worldsフォルダ内にワールドデータを配置
- 設定更新
server.propertiesのlevel-nameを更新- サーバー再起動で新ワールドを読み込む
データ移行時のトラブルシューティング
よくある問題と対処法
ワールドが表示されない
- コピー先のフォルダ階層が1つ深くなっていないか確認する
- 対象エディションが一致しているか確認する
- Realmsからのダウンロード後にローカル一覧へ作成されているか見直す
データが破損している
- 元データのバックアップから復元する
- ZIP圧縮・解凍の途中で欠損していないか確認する
- 別の移行方法(Realms / 手動コピー)を試す
互換性の問題
- バージョン差による非互換
- Java版と統合版の仕様差
- MOD、アドオン、リソースパックの影響
バックアップの重要性
データ移行前には必ずバックアップを作成してください。
- 完全バックアップ
- ワールドフォルダ全体をコピーする
- 必要なら設定ファイルやMOD構成も保存する
- 段階的バックアップ
- 移行の各段階でコピーを残す
- 問題発生時にすぐ戻せる状態を確保する
マイクラ VPSサーバーの選び方
マインクラフトのマルチプレイや安定したワールド管理を行うためには、用途に合ったサーバーを選ぶことが重要です。ここでは、マインクラフト向けテンプレートや管理機能の有無も含めて見ていきます。
XServer VPS(エックスサーバー VPS)
国内向けに展開されているVPSサービスです。マイクラ用途では、ゲーム向けテンプレートや管理機能の有無、CPU性能、バックアップしやすさを確認して選ぶと失敗しにくいです。
主な特徴
- AMD EPYC採用の案内あり
- 初期費用無料のプランあり
- SSD / NVMe系ストレージ構成を確認しやすい
- ゲーム用途向けの案内ページが用意されている
XServer VPS for Game(エックスサーバー VPS for Game)
ゲーム向けの導線が強いサービスで、マインクラフトのマルチサーバー構築を始めやすいのが特徴です。
主な特徴
- マインクラフト向け案内ページあり
- 申込み後にマルチサーバーを自動構築する案内あり
- ブラウザ上で管理しやすい構成
- 初心者でも始めやすい設計
ConoHa WING(コノハ WING)
主にWebサイト向けで知られるサービスです。マインクラフト専用の管理機能を重視する場合は、通常のWINGよりゲーム向けサービスもあわせて比較すると選びやすいです。
主な特徴
- 国内向け高速Webサーバーとして知られる
- Web用途と併用しやすい
- 無料SSLなど周辺機能が充実
- 管理画面が分かりやすい
ConoHa for GAME(コノハ for GAME)
ゲームテンプレートと「Minecraft manager」が用意されている、マイクラ向け比較対象の定番サービスです。
主な特徴
- Java版・統合版・Forgeなどのゲームテンプレートあり
- Minecraft manager が案内されている
- データ移行についてのサポート記事あり
- 過去バージョンテンプレートも確認しやすい
ConoHa VPS(コノハ VPS)
柔軟に構築したい人向けのVPSです。テンプレートよりも自由度を重視する場合の候補になります。
主な特徴
- OSテンプレートが豊富
- 柔軟にサーバー構成を選びやすい
- 時間単位課金系のプランが比較対象になりやすい
- 自由度を重視したい人向け
ロリポップ! (Lolipop!)
老舗のレンタルサーバー系ブランドです。ゲーム用途を強く意識するなら、通常版よりゲーム向けサービスも比較対象に入れると判断しやすいです。
主な特徴
- 長年の運用実績
- 国内向けサポート体制
- 低コスト帯から比較しやすい
- Web用途にもなじみがある
LOLIPOP! for Gamers(ロリポップ! for Gamers)
ゲーム専用サービスとして展開されており、最新バージョン対応やバックアップ関連のヘルプも確認しやすいです。
主な特徴
- ゲーム専用サービス
- 専門知識がなくても始めやすい案内あり
- 対応ゲームのバージョン一覧やバックアップ案内あり
- 国内運用・サポートを打ち出している
mixhost(ミックスホスト)
主に高速レンタルサーバーとして知られるサービスです。日次バックアップやcPanelなど、運用のしやすさを重視する人に向いています。
主な特徴
- 自動バックアップと復元機能の案内あり
- cPanel管理画面
- 無料SSL対応
- Web運用もまとめやすい
よくある質問(FAQ)
Q1. Java版と統合版のワールドデータは互換性がありますか?
基本的に直接互換ではありません。外部の変換ツールで移せるケースはありますが、完全再現は期待しすぎない方が安全です。重要なワールドでは、変換前に必ずバックアップを取り、コピー後は別環境で確認してください。
Q2. Microsoftアカウントにサインインするとデータは自動的に移行されますか?
自動移行はされません。MicrosoftアカウントへのサインインはRealmsやクロスプレイなどに必要ですが、ローカルワールド自体は端末ごとに保存されています。移行したい場合は、Realms経由または手動のエクスポート / インポートが必要です。
Q3. モバイル端末間でのワールドデータ移行で注意すべき点は?
Androidは保存場所設定によってワールドの見つけやすさが変わります。iPhone / iPad はOSや共有方法で手順がぶれやすいため、確実性を優先するならRealms経由が無難です。どちらの場合も、移行前に元データのバックアップを残してください。
Q4. サーバー環境へのワールドデータ移行で失敗した場合の対処法は?
まずは事前に作成したバックアップへ戻してください。次に、level-name の設定、ワールドフォルダ名、アップロード先の階層、サーバー停止状態で作業したかを順番に見直すと原因を切り分けやすいです。
Q5. 大容量のワールドデータを効率的に移行する方法は?
ZIP圧縮で容量を抑え、クラウドやSCP / FTPで転送する方法が定番です。統合版ではRealmsを使う方法も扱いやすいですが、非常に大きいワールドでは転送に時間がかかることがあります。いずれも、元データを消す前に動作確認まで済ませてください。
まとめ
マインクラフトのデータ移行は、エディションごとの仕組みを押さえれば安全に進められます。Java版はワールドフォルダの手動コピー、統合版はRealmsまたは .mcworld を使った移行が基本です。2026年3月時点では、バージョン表記が「26.x」に切り替わっているため、古い1.21系表記の記事を読むときは公開日もあわせて確認すると混乱しにくいです。大切なのは、移行前に必ずバックアップを取り、元データを消す前に新環境で正常に開けることを確認することです。

