冒頭の直接回答
Minecraftローカル通信は、同じネットワーク内の端末同士でマルチプレイを楽しむ機能です。統合版では全プラットフォーム対応でクロスプレイ可能、Java版はPC間のみ対応します。基本設定は「マルチプレイヤーゲーム」をONにしてワールドを開くだけで簡単に始められます。
要点
- 統合版はクロスプラットフォーム対応でスマホ・Switch・PC間でプレイ可能
- Java版はPC同士のみ、LAN公開機能で手軽にマルチプレイ開始
- ローカル通信なら外部サーバー不要で無料
- 接続トラブルは主にファイアウォール設定やネットワーク環境が原因
- より本格的なマルチプレイにはVPSサーバーレンタルが効果的

Minecraftローカル通信とは?基本概念を理解しよう
ローカル通信とオンライン通信の違い
Minecraftのローカル通信は、同じWi-Fiネットワークや有線LAN内での通信を指します。ローカル接続では外部のサーバーを必要とせず、家庭内や学校・オフィス内など限定されたネットワーク環境で手軽にマルチプレイが楽しめます。
一方、オンライン通信は世界中のプレイヤーと遊ぶ方法で、専用サーバーやRealmsサービスが必要です。ローカル通信のメリットは、月額料金不要、低遅延、セキュリティの高さが挙げられます。
対応プラットフォームと互換性
統合版(Bedrock Edition)
- Nintendo Switch、PlayStation、Xbox
- iOS・Android(スマートフォン・タブレット)
- Windows 10/11 PC
- クロスプラットフォーム対応:異なる機種間でも互換性あり
Java版
- Windows、Mac、Linux PC専用
- PC間のみ:Java版同士でのマルチプレイに限定
- MOD対応が充実
統合版のクロスプレイ機能により、Switch・PS・スマホのように全員違う機種でもマルチプレイが可能であることが確認されています。
統合版ローカル通信の設定方法
Nintendo Switch版の基本設定
- 接続モード変更
- マイクラのメイン画面でYボタンを押す
- 「ローカルネットワーク」を選択
- マルチプレイヤー設定
- 「設定」→「マルチプレイヤー」→「マルチプレイヤーゲーム」をON
- 「LANプレイヤーに表示」もONに設定
- ワールド開放
- 遊びたいワールドを選択して「編集」
- 参加者の操作で「フレンド」タブからワールドを選択
スマートフォン・タブレット版設定
- アプリ起動後の設定
- 「プレイ」→「世界」→「新規作成」をタップ
- 「マルチプレイ」項目で「マルチプレイヤーゲーム」「LANプレイヤーに表示」をON
- ネットワーク許可設定
- iOSの場合:設定アプリ→Minecraft→「ローカルネットワーク」のアクセス許可をON
- Androidの場合:アプリの権限設定で位置情報とネットワークアクセスを許可
Windows 10/11統合版設定
PC版統合版でも基本手順は同じです。重要なのは、Windows Defenderファイアウォールの設定で、Minecraftアプリの通信を許可することです。
Java版ローカル通信(LAN公開)の設定方法
LAN公開の基本手順
- ホスト側の操作
- シングルプレイでワールドを開く
- Escキーでメニューを開き「LANに公開」をクリック
- 「LANワールドを公開」で設定完了
- 表示されるポート番号(例:25565)をメモ
- 参加者側の操作
- メインメニューで「マルチプレイ」を選択
- 「サーバーに接続」または「ダイレクト接続」
- サーバーアドレス欄に「ホストのIPアドレス:ポート番号」を入力
IPアドレスの確認方法
- Windows:コマンドプロンプトで「ipconfig」を実行
- Mac:システム環境設定→ネットワークで確認
- 共通:ネットワーク設定画面で192.168.x.xまたは10.x.x.x形式のIPを確認
トラブルシューティング:接続できない場合の解決法
よくある問題と対処法
1. ネットワーク接続の確認
- 全端末が同じWi-Fi(SSID)に接続されているか確認
- 有線と無線の混在は避ける
- ルーターの再起動を試す
2. ファイアウォール・セキュリティソフト設定
- Windows Defenderでマイクラアプリの通信許可を確認
- セキュリティソフトの例外設定にMinecraftを追加
- 一時的にファイアウォールを無効化してテスト
3. ポート開放の問題(Java版)
- デフォルトポート25565の開放確認
- ルーターの設定画面でポートフォワーディング設定
- Hikicomoron.netのポート開放手順を参照
端末別トラブル対応
Switch版特有の問題
- 本体の再起動(電源ボタン3秒長押し)
- フレンド登録の確認
- Nintendo Switch Onlineの加入状況確認
PC版(統合版・Java版)共通
- Windows Updateの実行
- Minecraftアプリの再インストール
- 管理者権限での実行
セキュリティと安全な運用方法
ローカル通信のセキュリティ対策
基本的なセキュリティ原則
- 信頼できるネットワーク内でのみ使用
- 不要なポート開放は避ける
- 定期的なパスワード変更(サーバー利用時)
- バックアップの定期実行
ポート25565のリスク管理
- デフォルトポートから変更を検討
- ファイアウォールルールの最小権限設定
- DMZ機能の使用は避ける
子供の安全な利用環境
家庭内でお子様が安全にマイクラを楽しむための設定:
- 保護者アカウントでの監視設定
- プレイ時間の制限
- チャット機能の制限
- 知らない人との通信禁止
高度な設定とカスタマイズ
MODを使用したマルチプレイ(Java版)
Java版では、Forge や Fabric を使用したMOD環境でのローカル通信も可能です。参加者全員が同じMODバージョンを導入する必要があります。
リソースパック・データパックの同期
ホスト側のカスタム設定を参加者と共有する方法:
- リソースパックの事前配布
- データパックのワールドフォルダへの配置
- 設定ファイルの同期
より本格的なマルチプレイ環境の構築
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料金プラン(2025年10月現在)
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- 4GBプラン:月額1,980円(100GB SSD・4コア)
- 8GBプラン:月額3,969円(100GB SSD・6コア)
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よくある質問(FAQ)
Q1. 統合版とJava版は一緒にローカル通信できますか?
結論:いいえ、統合版とJava版間ではローカル通信できません。
統合版(Bedrock Edition)とJava版には互換性がなく、異なるネットワークプロトコルを使用しているため、直接的な通信は不可能です。ただし、Geyser プラグインなどの特別なソフトウェアを使用することで、間接的な接続は技術的に可能ですが、一般ユーザーには推奨されません。
Q2. ローカル通信で何人まで同時プレイできますか?
結論:統合版は最大8人、Java版は理論上無制限ですが実用的には4-6人程度です。
統合版のローカル通信では最大8人まで同時接続可能です。Java版では技術的な制限はありませんが、ホスト端末の性能とネットワーク帯域により実用的な人数が決まります。一般的なPC環境では4-6人程度が快適にプレイできる目安となります。
Q3. Wi-Fiの速度が遅い場合でもローカル通信は可能ですか?
結論:はい、ローカル通信はインターネット速度に依存しません。
ローカル通信は同一ネットワーク内での通信のため、インターネット接続速度とは無関係です。重要なのは、LAN内の通信品質です。ただし、古いルーターや電波干渉がある環境では通信が不安定になる可能性があります。有線LAN接続の使用や、ルーターの位置調整で改善できます。
Q4. セキュリティ面で注意すべき点はありますか?
結論:基本的に安全ですが、信頼できるネットワーク内でのみ使用してください。
ローカル通信は外部インターネットを経由しないため、基本的に安全です。ただし、公共Wi-Fiや管理されていないネットワークでの使用は避け、家庭内や学校など信頼できる環境でのみ利用してください。Java版でポート開放を行う場合は、使用後に設定を元に戻すことを推奨します。
Q5. MODを使ったローカル通信マルチプレイは可能ですか?
結論:Java版のみ可能で、全参加者が同じMODを導入する必要があります。
Java版では、Forge や Fabric などのMODローダーを使用してMOD環境でのローカル通信が可能です。重要なのは、ホストと全参加者が完全に同じMODとバージョンを導入することです。統合版ではMOD対応が限定的で、アドオンによる部分的なカスタマイズのみ可能です。
まとめ
Minecraftローカル通信は、手軽に友人や家族とマルチプレイを楽しむ最適な方法です。統合版では異なるプラットフォーム間でも接続可能で、Java版では高度なカスタマイズ性を活かしたプレイが楽しめます。基本設定は簡単ですが、トラブル時はファイアウォール設定やネットワーク環境の確認が重要です。より本格的なマルチプレイ環境を求める方は、専用のVPSサーバーレンタルを検討することで、安定した24時間稼働のサーバー環境を構築できます。まずはローカル通信でマルチプレイの楽しさを体験し、必要に応じてサーバー環境をアップグレードしていくことをおすすめします。