XboxとPC(Steam/Microsoft Store)をまたいで同じワールドで遊ぶための、クロスプレイ対応サーバー構築・運用ガイドです。
クロスプレイは「PlayFab(参加コード)」方式で動作します。 ワールド/サーバー側でクロスプレイを有効にすると、参加コード(Join Code)を共有して、異なるプラットフォーム間で合流できます。
専用サーバー(Dedicated Server)でクロスプレイを使う場合は、起動オプションに
-crossplay を付けて起動します。
目次
Valheim クロスプレイの基本仕様
クロスプレイ対応状況
- Xbox版(本体/PC Game Pass/Microsoft Store) ↔ PC版(Steam):クロスプレイ可(クロスプレイ有効なワールド/サーバーが必要)
- 参加方法:参加コード(Join Code)を共有して参加
- 専用サーバー:対応(Dedicated Serverでもクロスプレイ可)
- 同時プレイ人数:公式のゲーム説明は1〜10人を想定(サーバー運用では負荷に応じて増減)
技術的要件
- ポート:専用サーバー運用ではUDP 2456〜2458を開放(ホスティング先のFW/セキュリティグループも含む)
- メモリ:少人数(〜10人程度)の目安として4GB以上、長時間稼働・ワールド肥大化・MOD導入は8GB以上を検討
- CPU:4コア以上を目安(人数が増えるほどCPUがボトルネックになりやすい)
- ストレージ:ゲーム本体に加えてワールド保存領域を確保(NVMe/SSD推奨)
プラットフォーム別の特徴
Xbox版
- 参加は参加コード(Join Code)ベースで分かりやすい。
- Dedicated ServerをXbox本体上で動かすことはできない(サーバーはPC/VPS等で運用)。
- Xbox側の設定(プライバシー/年齢制限など)によりクロスプレイ参加が制限される場合がある。
PC版 (Steam)
- Dedicated Serverの運用自由度が高く、バックアップ/自動起動/監視などの運用がしやすい。
- クロスプレイを使うDedicated Serverは -crossplay を付けて起動する(PlayFab参加コード方式)。
クロスプレイサーバーの設定手順
1. サーバー作成時の設定
ワールド作成(またはホスト開始)時にクロスプレイを有効にします。クロスプレイ有効時は参加コード(Join Code)が発行されます。
2. ネットワーク設定の確認
VPS/専用サーバーで運用する場合は、UDP 2456〜2458が外部から到達できるように設定してください。クラウドFWやVPSのセキュリティ設定も忘れずに確認します。
3. サーバー設定ファイル
Dedicated Serverを使う場合は、起動スクリプト(Windowsなら start_headless_server.bat / Linuxなら起動用シェル等)に、サーバー情報と
-crossplay を設定します。
valheim_server.exe -name "ValheimCrossplayServer" -port 2456 -world "CrossplayWorld" -password "yourpassword" -public 1 -crossplay
同一マシンで複数のクロスプレイ用Dedicated Serverを動かす場合は、公式の案内にある
-instanceid の利用も検討してください。
4. 接続方法
ホスト(またはサーバー側)が参加コード(Join Code)を取得し、他のプレイヤーに共有します。参加側は参加コードを入力して合流します。
日本語YouTube参考動画(埋め込み用リンク)
- https://www.youtube.com/watch?v=K4hdLkEDpq8
- https://www.youtube.com/watch?v=guwpZmC6TG8
- https://www.youtube.com/watch?v=2K_5KDak6Xk
- https://www.youtube.com/watch?v=NL07tqWdWao
おすすめのクロスプレイ対応VPSサービス
クロスプレイ用のDedicated Serverを安定稼働させるなら、国内のゲーム向けVPS(テンプレートあり)を選ぶと導入が楽です。
ConoHa VPS
ConoHa VPS(申込リンク)
ConoHa系でValheimテンプレートを使う場合は、ゲーム特化の「ConoHa for GAME」のValheimテンプレートが用意されています(料金・スペックは公式ページで随時更新)。
Xserver VPS
Xserver VPS(申込リンク)
ゲーム向けの「XServer VPS for Game」では、Valheimのゲームテンプレートが提供されています。
推奨サーバースペック
以下は「10人規模までの一般的な目安」です。ワールドの進行度、建築量、MOD、サーバー稼働時間により必要スペックは大きく変わります。
| 想定人数(目安) |
メモリ |
CPU |
ストレージ |
補足 |
| 2〜4人 |
4GB |
2〜4コア |
SSD/NVMe 50GB以上 |
まずは4GBで開始し、重ければ8GBへ |
| 5〜10人 |
8GB以上 |
4コア以上 |
SSD/NVMe 100GB以上 |
常時稼働や大規模建築は余裕を持たせる |
よくある問題と解決法
Q: Xbox版からサーバーが見つからない
- 参加コード(Join Code)が正しいか確認(再起動で変わる場合があります)。
- クロスプレイが有効なサーバー/ワールドか確認。
- Xboxのプライバシー設定・年齢制限でクロスプレイが制限されていないか確認。
Q: 接続が不安定になる
- VPS側のCPU負荷・メモリ不足を確認し、必要ならプランを上げる。
- 回線品質(特に上り)やWi-Fi環境を見直す。
- VPSのリージョンを参加者に近い場所(例:東京)へ。
Q: パフォーマンスが悪い
- メモリ増強(4GB→8GB以上)を検討。
- 建築物が密集している拠点や、大量のアイテム・モブが負荷要因になりやすい。
- MOD導入時は相性や負荷を切り分ける(まずはバニラで安定化)。
Q: セーブデータが消えた
- サーバー停止中にワールド保存先をバックアップしてから作業する。
- 自動バックアップ(スナップショット)機能がある場合は有効化を検討。
- バックアップ運用(後述)を必ず行う。
バックアップ戦略
Valheimはワールドデータが資産です。最低でも「定期バックアップ」と「作業前バックアップ」をセットにしてください。
| 頻度 |
方式 |
例 |
ポイント |
| 毎日 |
自動 |
スナップショット/自動バックアップ(提供されている場合) |
サーバー負荷が低い時間帯に実行 |
| 週1回 |
手動 |
ワールド保存フォルダを圧縮して外部ストレージへ |
復元できるか(手順/権限)も確認 |
| 変更前後 |
手動 |
MOD導入/設定変更/アップデート前に必ず取得 |
「戻せる状態」を作ってから作業 |
まとめ
クロスプレイは参加コード(Join Code)方式で合流でき、Dedicated Serverでも
-crossplay を付けて起動すれば利用できます。安定運用には、ポート開放と十分なサーバースペック、そして確実なバックアップが重要です。
重要なポイント:
- クロスプレイは参加コード(PlayFab)を共有して参加
- Dedicated Serverは -crossplay を付けて起動
- VPS運用はUDP 2456〜2458の開放を確認
- バックアップは「定期」と「作業前」をセットにする
推奨環境:
- 少人数:4GB以上
- 5〜10人規模や常時稼働:8GB以上
- ストレージ:SSD/NVMe推奨