Counter-Strike 2 128tick サーバー レンタル完全ガイド 2025年7月最新版

Counter-Strike 2 128tick サーバー レンタル完全ガイド 2025年7月最新版






Counter-Strike 2 128tick サーバー レンタル完全ガイド 2025年7月最新版



Counter-Strike 2 128tick サーバー レンタル完全ガイド

競技レベルの環境を実現する最新設定方法

2025年7月最新版


目次


Counter-Strike 2と128tickサーバーの重要性

Counter-Strike 2(CS2)では、Valveが新しい「sub-tick」システムを導入しましたが、競技シーンやプライベートサーバーでは依然として128tickサーバーが主流です。本ガイドでは、CS2における128tickサーバーの重要性から実際のレンタル方法まで、プロゲーマー目線で詳しく解説します。

128tickサーバーの特徴

  • 1秒間に128回の情報更新
  • 約7.8msの高精度判定
  • CS:GOで培われた安定性
  • プロシーンの標準設定

sub-tickシステムの特徴

  • Valveの新システム
  • tick間アクション記録
  • 公式マッチメイキング採用
  • 現在も開発・改善中

sub-tick vs 128tick 詳細比較

比較項目 128tick sub-tick 64tick(参考)
更新頻度 128回/秒 64回/秒 + sub-tick 64回/秒
判定精度 7.8ms間隔 理論上より高精度 15.6ms間隔
安定性 非常に高い 開発中 高い
プロシーン 標準採用 検討中 過去の標準
レジストリ 優秀 改善中 普通

2025年現在の状況

sub-tickシステムは理論的には優れていますが、実際のプレイでは128tickサーバーの方が安定した体験を提供します。特に競技性を重視する場合、現時点では128tickサーバーが推奨されます。

なぜ128tickサーバーが必要なのか

射撃精度の向上

弾の軌道計算がより正確になり、エイムの正確性が反映されやすくなります。

移動の滑らかさ

ピーキングやストレイフィングがより自然な動作になります。

レジストリの改善

ヒットボックスの判定がより正確になり、撃ち負けの理不尽さが軽減されます。

低Ping環境

専用サーバーにより、安定した低遅延通信が可能になります。

必要なサーバースペック

項目 最小要件 推奨要件 高性能要件
CPU 2コア 2.5GHz 4コア 3.0GHz 8コア 3.5GHz
メモリ 4GB 8GB 16GB
ストレージ 20GB SSD 50GB SSD 100GB NVMe SSD
ネットワーク 100Mbps 1Gbps 10Gbps
OS Ubuntu 18.04 Ubuntu 20.04 LTS Ubuntu 22.04 LTS

プレイヤー数とスペックの目安

  • 10人以下: 最小要件でも動作可能
  • 10-20人: 推奨要件を満たすことを強く推奨
  • 20人以上: 高性能要件が必要

おすすめVPSサービス比較

Xserver VPS

高性能・安定性重視

月額830円〜

高性能CPU(第3世代AMD EPYC)搭載

メリット

  • NVMe SSD標準搭載
  • 10Gbps共有回線
  • 24時間365日サポート
  • 高性能CPU

デメリット

  • 価格が高め
  • 初期費用が必要


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ConoHa VPS

時間課金・柔軟性重視

月額682円〜

時間課金制で柔軟な運用が可能

メリット

  • 時間課金制
  • 管理画面が使いやすい
  • 自動バックアップ機能
  • 東京・大阪リージョン

デメリット

  • 長期利用で割高
  • ネットワーク制限


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さくら VPS

老舗・実績重視

月額580円〜

高性能SSDと安定したネットワーク

メリット

  • 東京・石狩で低遅延
  • 高速SSD
  • 充実サポート
  • 豊富なガイド

デメリット

  • 技術知識が必要
  • 管理画面が古い


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ABLENET VPS

コスパ重視

月額581円〜

コストパフォーマンス重視の選択

メリット

  • 優秀なコスパ
  • 豊富なOSテンプレート
  • 安定したネットワーク
  • 長期割引あり

デメリット

  • サポートが限定的
  • 管理画面の操作性


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サーバー構築手順

1

サーバーの初期設定

VPSやクラウドサーバーの契約後、OSのインストールとアップデートを行います。セキュリティ設定も忘れずに実施してください。

# システムアップデート
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install curl wget unzip -y

2

SteamCMDのインストール

CS2サーバーファイルをダウンロードするため、SteamCMDをインストールします。

# SteamCMDのインストール
sudo apt install lib32gcc-s1 -y
cd /opt
sudo wget https://steamcdn-a.akamaihd.net/client/installer/steamcmd_linux.tar.gz
sudo tar -xvzf steamcmd_linux.tar.gz

3

CS2サーバーファイルのダウンロード

SteamCMDを使用してCS2専用サーバーファイルをダウンロードします。

# CS2サーバーファイルのダウンロード
./steamcmd.sh +login anonymous +app_update 730 +quit

4

サーバー設定ファイルの編集

128tick設定を含む、サーバーの詳細設定を行います。

# server.cfg の主要設定
// 128tick設定
fps_max 300
sys_ticrate 128
// サーバー基本設定
hostname “Your CS2 Server”
rcon_password “your_rcon_password”
sv_password “server_password”
// 低遅延設定
sv_mincmdrate 128
sv_maxcmdrate 128
sv_minupdaterate 128
sv_maxupdaterate 128

5

サーバー起動とテスト

サーバーの起動テストを行い、パフォーマンスチューニングを実施します。

# サーバー起動スクリプト
#!/bin/bash
./cs2 -dedicated \
  -port 27015 \
  -tickrate 128 \
  -maxplayers 10 \
  +map de_dust2 \
  +sv_setsteamaccount YOUR_TOKEN \
  -usercon \
  +rcon_password your_rcon_password

パフォーマンス最適化

ネットワーク設定の最適化

# /etc/sysctl.conf に追加
net.core.rmem_max = 16777216
net.core.wmem_max = 16777216
net.ipv4.tcp_rmem = 4096 87380 16777216
net.ipv4.tcp_wmem = 4096 65536 16777216
net.ipv4.tcp_congestion_control = bbr
net.core.netdev_max_backlog = 5000

CPU最適化設定

# CPU governor設定
echo performance | sudo tee /sys/devices/system/cpu/cpu*/cpufreq/scaling_governor
# IRQバランス無効化
sudo systemctl disable irqbalance
sudo systemctl stop irqbalance

最適化のポイント

  • Ping値: 理想的には20ms以下、50ms以上になると明らかな遅延を感じる
  • CPU使用率: 常時80%以下を維持することが重要
  • メモリ使用量: 物理メモリの75%以下に抑える
  • ネットワーク帯域: プレイヤー1人あたり約1Mbps程度を目安に

よくある質問(FAQ)

128tickサーバーと64tickサーバーの違いは何ですか?
128tickサーバーは1秒間に128回の更新を行うため、64tickサーバーの2倍の精度でゲーム状況を処理します。これにより、より正確な射撃判定と滑らかな移動が実現されます。

sub-tickと128tickはどちらが良いですか?
sub-tickは新しい技術で理論的には優れていますが、現在も開発段階です。競技性を重視する場合は、安定性の観点から128tickサーバーが推奨されます。

サーバーの推奨Ping値はどのくらいですか?
競技性を重視する場合、サーバーまでのPing値は20ms以下が理想的です。50ms以上になると、明らかな遅延を感じるようになります。

何人までのプレイヤーが同時接続可能ですか?
CS2の場合、通常は10人(5vs5)が標準です。サーバーの性能に応じて最大32人まで設定可能ですが、128tickを維持するには十分なCPU性能が必要です。

サーバーの維持費用はどのくらいかかりますか?
10人程度のサーバーであれば、月額1,000円程度から運用可能です。より高性能なサーバーを選択する場合は、月額2,000円〜5,000円程度が目安となります。

DDoS攻撃の対策は必要ですか?
競技系サーバーでは DDoS攻撃の標的になる可能性があります。多くのVPSサービスでは基本的な DDoS対策が含まれていますが、専用の対策サービスの利用も検討することを推奨します。

まとめ

Counter-Strike 2での128tickサーバーは、競技性を重視するプレイヤーにとって必要不可欠な要素です。Valveの新しいsub-tickシステムは理論的には優れていますが、現在の安定性と実績を考慮すると、128tickサーバーが最適な選択となります。

適切なサーバー選択と設定により、公式サーバーでは味わえない高精度なゲーム体験を実現できます。サーバー選択においては、価格だけでなく、データセンターの立地、ネットワーク品質、サポート体制を総合的に判断することが重要です。

特に日本国内でのプレイを前提とする場合は、東京や大阪にデータセンターを持つサービスを選択することで、安定した低遅延環境を構築できます。技術的な設定に不安がある場合は、サポートが充実しているサービスを選択することをお勧めします。

プロからのアドバイス

適切に設定された128tickサーバーは、CS2の競技性を最大限に引き出し、より楽しいゲーム体験を提供してくれます。初期設定に時間をかけて、長期的に安定したゲーム環境を構築することが成功の鍵となります。

※本記事は2025年7月時点の情報に基づいて執筆されています。サーバー仕様や価格は変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。

※サーバー設定に関する技術的な質問は、各サービスの公式サポートにお問い合わせください。


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